自称「一般的な会社員」

どこにでもいる、一般的な会社員の日常

10月22日

2015-10-22 | 登山
シルバーウィークに体調を崩して以来、動悸と腰痛がなかなか回復しない。その状況で、また登山。仕方ないね、体調を崩す前に約束しちゃったからね。

朝4時に起床して、隣駅のレンタカー屋まで徒歩で移動。何故徒歩かと言えば、勘違いしていたから。もともとは3時に出発する予定だったので、始発がないので徒歩移動の予定でした。それが雨で予定変更となり、レンタカーも5時過ぎに変更。始発が動いている時間になったにもかかわらず、始発前だと勘違いしていたのだよ。結構歩いてから気づいたよ。今から最寄り駅に行くと、10分後の電車に乗れるな。このまま歩いて隣駅まで行けば15分だ。うん、大して時間変わらんな。

しかしアレだな、最近物忘れとか勘違いが多すぎる。いろいろとやばいのかもしれん。

5時過ぎにレンタカー屋に到着。今日は4人なので、ちょっと大き目の車をチョイス。登山バッグ4つだと、コンパクトカーだとちょっとキツイと思うんだ。セダンタイプがいいよなぁと思ったら、ハイブリッドのワゴンタイプがちょっとお安くなっていました。ワゴンタイプなら荷物も余裕やんけ!と即予約。フィットシャトルハイブリッドか、カローラフィールダーハイブリッドのどちらか。まぁ、フィットやろうなぁ…と思ったらカローラだったぜ!やったぜ!

フィールダー、荷物スペースでけぇ。その分長いけど、少し前までオデッセイ乗ってたから違和感はないな。途中で他の3人と合流して荷物を載せたけど、登山バッグ4つでもスカスカ。5人でも、誰かがテント持ってきても全然余裕だな。6人は人数的にミニバンになるけど。

しかしここからが大変で、5時間走りっぱなし。レンタカー屋から集合場所まで40分、そこから首都高と東北道で2時間、山道を2時間、あとトイレ休憩。車の運転はキライじゃないので構わないのですが、何がイヤって雨が強い。もともとは2日連続で登る予定で3時出発だったのですが、雨なので初日は散策に変更になったので5時過ぎ出発でした。だから雨は覚悟していましたが、フロントガラスが全然雨をはじかないんだよ!ワイパー全力だよ!ガラコでもしてくれよ!しかも、若干タイヤが滑るんだよ…。発進時とか、金属の上とかで。こんなに気を使った運転は久しぶりです。

5時間走って到着したのは、尾瀬です。夏がくれば思い出すところです。あんなに雨が強かったのに、尾瀬についたら止んでくれました。やったぜ。でも、めちゃめちゃ寒い。風が冷たすぎ。インナー、ジャージ、レインコートでも肌寒い。フリースも着ちゃおうかと悩んだよ。アップダウンが少ないから、体温が上がらないのも要因だね。

尾瀬と言っても尾瀬ヶ原ではなく、尾瀬沼を挟んで反対側の沼山から入山。尾瀬沼まで1時間ちょっと、木道を歩きます。峠を越えて湿原に出たときは、広大な景色に感動しました。ちょうど草紅葉でキレイでした。尾瀬ヶ原はもっとすごいんだろうなぁ。尾瀬沼まで行って、ご飯を食べて、景色を堪能して引き返し。沼を一周する時間はない。

そこそこいい時間なので、本日の宿へ。日本秘湯の会に加入しているだけあって、なかなか趣のある感じ。ちょっと建てつけが悪かったり、防音性がなかったりするけど、汚いわけじゃない。古めかしさはあるけどね。古き良き峠の旅館って感じ。お風呂は温泉で、加温のみで加水なし。思ったよりサラサラしたお湯だったなぁ。夕飯は大広間のはずが、団体さんとの兼ね合いで個室になったのもありがたいね。料理は全体的に美味しかった!『はっとう』という郷土料理とか、蕎麦を使ったすいとんとかが良かったなぁ。明日の朝は早いので、21時半に就寝。もっかい風呂入っておけばよかったな。

翌朝、4時起き。眠いよー、寒いよー。気温、7℃ですって。もそもそと準備をして、5時出発。登山道はすぐそこなので、5時半には登りはじめました。念のためヘッドライトを持ってきましたが、ずいぶん明るくなってきました。これならヘッドライト無しでもなんとか歩けそう。しかし、登りはじめはそこそこ急登。体調が万全ではない私は、あっという間に息切れ。置いていくわけにはいかないということで、私が先頭を歩く羽目に。

1時間ほどで、日の出に遭遇。山の上から登る太陽はなかなかにキレイ。そして、そんな太陽に照らされた紅葉がめちゃめちゃキレイ。人生で初めて紅葉をキレイだと思いました。今まで、紅葉はくすんだ感じでパッとしないと思っていたんです。それが朝日に照らされて鮮やかに輝き、真っ青な空とのコントラストが超キレイ。ちょっと元気になった。

序盤の急登を乗り越えると、中盤は緩やかに。ただし、地面がぬかるみまくり。昨日の雨だな…。勾配的には非常に楽だけど、気を付けないと泥だらけになっちゃう。泥が付いた靴だと、岩の上で滑ったりするしね。そして泥を越えると、終盤は木道。朽ちてたり傾いていたりするけど、格段に歩きやすい!ウッキウキで歩いていたら、盛大に滑ってあわや転倒。木道、凍ってる…!日向はいいんだけど、日陰はツルッツルでした。やべぇ。

木道が凍るくらいですが、気温は非常に低い。日差しを受けると若干ポカポカだけど、、風が吹くと凍えるよ。そりゃ水滴も凍るわ。体温調節が難しいね。登りはじめの急登では、ジャージにフリースという完全防寒だったけど、30分でフリースをキャストオフ。中盤ではジャージもキャストオフしたけど、遮蔽物が無くなった終盤ではジャージを再装備。休憩時はフリースも再装備って感じ。

ツルツルの木道を頑張って歩いたのですが、最終的には身の危険を感じて降りました。こけて怪我したらシャレにならないよ。運転手、私しかいないし。木道から外れるということは、草が非常に生い茂っていたりして歩きづらい。どっちにしても苦行でした。精神と体力を摩耗しつつ、なんとか登頂。死なない程度のペースを維持して登り続けたところ、見事にコースタイムどおりでした。みんなに褒められたぜ。

15分ほど下ったところの小屋の前で、かなり早い昼食。幸い風が穏やかで、快適にご飯を食べられました。コーヒーを沸かしてもらわなくても大丈夫だったよ。しかし景色がいいなぁ。山の上が湿原になっているの、初めて見たよ。天気も良くて、近くの山々がキレイに見える。中腹は紅葉しているしね。ちょっと元気になりました。

ここからは下り。ツルッツルの木道に戦慄し、泥濘に辟易し、急登に茫然。久しぶりに膝にきたよ。サポーター、車の中に忘れてきちゃったしね。木道も泥も滑るから、スピードを抑えるために膝に負担がかかったんだろうね。最後の急登を下るときは、足を出すのもイヤになったよ。みんながコケまくるなか、3回盛大に滑っただけで、転倒はゼロでした。滑った時の踏ん張りのせいで、膝が死んだ気がしないでもない。

下りもほぼコースタイム通り。オレ、すげーな。車に乗り込み、温泉で汗を流す。宿と同じお湯のはずなのに、こっちのほうがぬるぬる感が強いかな。途中の道の駅でおやつにきのこ蕎麦を食べて、山道をまた延々と走って、レンタカーを返して新幹線で帰宅。だって、連休最終日だから高速道路は絶対混むもん。実際、ナビ上では東北道は真っ赤で、IC入口の渋滞に巻き込まれたよ。新幹線も、2時間前にネット予約したけど、その時点で空きはほとんどなかったよ。1時間前に駅に着いたときには、空きなしになっていました。

新幹線の時間までお茶して時間つぶし。しかし、駅前に店がほとんどないぞ。あるのはレンタカー屋と民家だ。ここ、新幹線が止まる駅ですよね?いや、母方実家の新幹線が止まる駅もそんな感じだけどさ。

新幹線に乗ってみたら、私の隣は不在。アレ、満席じゃなかったのかな。次の駅で乗ってくるのかな。3列シートの窓側席でしたが、結局私が降りるまで、隣の2席に正規の客は来ませんでした。乗り遅れたのかな。しかし新幹線、乗り心地いいねぇ。スーパーあずさより揺れないし、足元広いし、リクライニングは倒れるし、ヘッドレストも動くし、背中と腰が痛くなりづらい形状でした。そして速い。高いだけあるぜ。

1時間ちょい、停車駅4駅。うとうとと覚醒を繰り返していると、あっという間に到着。車より断然早いし楽だ!在来線に乗り換えて、20時前に帰宅。比較的早い時間とはいえ、4時起きだから眠いよ。22時半には寝てた気がする。

いやー、なかなかツラい山だったけど、景色は言うことない素晴らしい山でした。下調べを全然しなかったので、そのぶん感動も大きかったかな。翌日は若干膝が痛かったけど、足が上がらないような痛みにはならず。山に歩き慣れたのかな。これからは、低山か雪山かって感じ。防寒具を見直さないとなぁ。

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