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自称「一般的な会社員」

どこにでもいる、一般的な会社員の日常

9日22日

2011-09-22 | バイク
昨日、新橋はお昼過ぎから暴風雨という感じ。それはもうやばそうな気配プンプンでしたので、帰れないかなぁ…と淡い期待を持ちつつ、仕事をこなしておりました。書類作成や打ち合わせなどをこなしていると、気づけば室内に人が半分くらいしかいないよ。それでも私に帰宅許可が下りず、ふてくされて打ち合わせのふりをして同僚と雑談をしておりました。席に戻ると、周りに人がいないよ。上司に聞いてみたら『仕事が問題ないなら帰っていいよ』とおっしゃるので、16時に退社。よし、帰って遊ぶぞ!セガなんてだせーよな!帰ってプレステやろう!

帰宅しようにも、駅は大混雑。どうやらJRが止まり始めて、私鉄に人が流れているらしい。私は地下鉄ですので、電車が止まる心配は無いので安心。問題は、最寄り駅は地下鉄直通の私鉄で地上だということ。まぁ、地下鉄の終点から1駅だから、タクシーを使ってもたかがしれているだろう。

車内は大変な混雑だったけど、幸い大きな停車もなく進み、問題なく最寄り駅に到着。うむ、私鉄は災害に強いな!しかし駅を出てからも大変だったよ。ちゃんとした傘を持っていたにも関わらず、風に煽られて折れそう。ちゃんと風上に向けて差しているにも関わらずだよ。これが台風の力か!舐めてた、とても1駅歩けるコンディションじゃないな…。強風のときは傘をコンパクトにして耐え、風が弱まったタイミングでダッシュ。それを繰り返すことで、無事に帰宅。わはは、ズボンがビッショリ。

さっそくテレビをつけて、ニュースで帰れない人たちを見て優越感に浸るよ。私鉄全滅?うわー、京王線止まってるじゃん。元同居人夫妻は残念だなー。ん?私鉄全滅ってことは…最寄り駅の私鉄も止まってた。超危ない、もう少し遅かったらオレも帰宅難民じゃないか…。ラッキーだったなぁ、とりあえずアイス食いながらビデオ見よう。

1時間経って、再びニュースを見てみると、JR中央線も死んでた。それだけじゃない、地下鉄すら運転見合わせ。どんだけっすか…これ、都内から脱出する術はあるんかい?大惨事にならなきゃいいけど…とりあえず、煎餅食いながらビデオ見よう。

なんとなーく、クレヨンしんちゃんを見たくなったので、戦国大合戦を上映。5回目だったからか家事をしながらだったからかわからないけど、ウルッときただけで号泣できなかった。うーむ、ラーメンすすりながらだったのが敗因かなぁ…集中力がなかったな。



前置きがスゲー長くなった。JSM五日目。

絆創膏に出血の跡は無し。治ったかな?微妙な朝食を頂いて、早々に出発。

まずは近場の三段壁へ。何が三段なのかわからないけど、切り立った崖がなかなかに勇壮。謎のギャル集団が『カキ氷うめぇ!』みたいなことを叫んでいるが、二日目みたいな事態を避けるため、接近しないように早々に離脱。

続きまして、やっぱり近場の海中展望塔コーラルプリンセス。海上に塔が建っていて、中に入ると海中が良く見えるというもの。どんな景色かと楽しみにしておりましたが、先日の台風の影響がまだ残っていて、ほとんど何も見えないとのこと。どうしようかと悩んだけれど、半額らしいので入ってみました。

確かに水中は残念な感じ。餌が撒かれているので魚は近くにいるのですが、視界は5mくらいしかなく、水族館的な楽しみしかできませんでした。海が澄んでいれば遠くまで見えて、海中散歩の気分も味わえたんだろうなぁ。水中は残念でしたが、水上の景色は良かったよ。これだけでも良しとしよう。養翠園より安いんだし。

まだまだ近場は続くよ。白浜エネルギーランドへ。ちょっとした遊園地というか、体験施設というか。今は潰れたユネスコ村的な感じ?平日だからガラガラだと思うけど、とりあえず行ってみよう。

映像とジオラマを使った展示物や、ディズニーランドのスターツアーズみたいなアトラクションがあるのですが、どれも声優陣が豪華すぎ。儲かってんのかしら?そして気づけば家族連れ、カップル、女子大生集団に囲まれ、肩身が狭くなる。こういうところに一人で来ると、こんな気持ちになれるのか!アトラクションのほかにも、体を使った遊具がたくさんあり、子どもが喜びそうな感じ。たっくんと来たら楽しかっただろうなぁ…。トリックアートや、錯覚を使った建物とか、超楽しいよ。子どもとか元同居人とかが来たら全力で遊ぶこと間違いなし。いや、ホント、一人で来るところじゃないけど、家族連れにはオススメ。

いたたまれない気持ちに押し潰されたので、次の目的地へ転進。決して撤退ではない。目指すは本州最南端。照りつける太陽に心地よい海風、絶好のツーリング日和だぜ!これで道路が順調に流れていればなぁ…。もみじマークの車が多く、30~40km/hでしか流れていないのよ。ずーっと追い越し禁止だし…。まぁいい、音楽と海風を楽しみながら、のんびり行こうじゃないか。

ちょっと時間はかかったけど、本州最南端の潮岬へ到着。目に入ったのは広大な広場。望桜の芝生というらしいが、そりゃもうかなりの広さ。いい感じのラフ具合で、ゴルフしたくなった。のんびり散歩していると、釣り場へ下りる階段を見つけたので、海岸へ。海岸っていても岩場なんだけどね。一見穏やかなんだけど、滑って落ちたら洒落にならんので、あまり海には近づかず。満潮のときに海没するらしい潮溜まりでちょっとだけ遊んで、戻るよ。この上りがキツイ…。日差しの強さもあいまって、汗だく。この旅で一番汗かいたかもしれない。ヒーヒー言いながら広場へ戻って、散策を継続。最南端の碑があったので、記念撮影。ビックリするくらい観光客がいないので、気兼ねなくセルフタイマーで自分撮り。ソコ、寂しいとか言うな。

そのままお散歩を継続して、潮岬灯台へ。え?入場料取るの?まぁ、いいですけど…。中は大変狭く、階段も急でちょっと危ない。外に出ると、眼前に海!雑賀崎と違って、目の前はもう外洋。雄大だなぁ…視界の端に、バイクで来たであろうカップルさえいなければなぁ。この辺りは遮るものが何も無いので、風が強い。特に灯台の上は結構な風量で、超涼しい。気持ちがいいなぁ…下から、観光バスで来たお年寄り集団が昇ってきてさえいなければなぁ。灯台は広くないので、お年寄り集団に譲って下りるよ。とっくにお昼過ぎてるから、のんびりせずにご飯食べに行こう。

そして潮岬観光タワーへ。ここの展望塔のウリは『地球が丸く見える』らしい。さっそく上ってみるよ。うーん、言われてみれば丸く見えるかなぁ…といったところ。灯台よりも高いので、より遠くまで見えるのは爽快。あー、気持ちいい。でも今は空腹が深刻。2階のレストランへ。むむ…養殖マグロを使った料理がオススメか…ちょっとお高いな。明日の昼にマグロを食べる予定だし、どうしたもんかな…。お、このマグロバーガーってのが美味しそう。

うんま!激ウマ!ほんのり甘いパンに、カレー風味のマグロカツと千切りキャベツ、あとはマヨネーズかな?これが絶妙な組み合わせで最高だ!マグロの味とカレーの風味が口に広がり、ちょっと濃い感じがするけどパンがそれを程よく中和してくれて、油っぽさもキャベツのサッパリ感のお陰で全然感じない。ステキすぎる。お値段は280円。某社の魚バーガーより10円高いけど、それより味は格段に上だしボリュームもある。魚バーガーも好きだけどね。東京でも販売してくれないかしら。

大変満足したので、次の目的地へ。お隣の紀伊大島へ。何にも無い山の中を走っていると、突然現れるアパートに驚いた。こんなところに住む人なんていないだろ…と思ったけど、近くに空自の駐屯地があるのね。しかし景色が面白い。南側は岩礁地帯で海が荒れているのに、北側の熊野灘は凪で、養殖が盛ん。こんなにも違うもんなんだねぇ。あとMapFan、何にも無い山の中でルート案内を終了するのはやめなさい。一本道とは言え、不安になるだろうが。3kmも手前じゃないか。

そして紀伊大島の東端、樫野崎に到着。ここは明治時代にトルコ軍艦エルトゥールル号が座礁・沈没した場所。その際の住民の必死の救助作業と手当のお陰で、トルコとの友好関係が深まったとか。イラン・イラク戦争のときに、イラクに取り残された日本邦人をトルコ航空が救出してくれたのは有名だよね。

で、そんな因縁の場所には当然、トルコ記念館があります。もちろん中を見るよ。引き上げられたエルトゥールル号の備品とか、兵士の遺品とかが飾ってあるよ。しかし、台風の影響で観光客が来ないらしく、暇を持て余した受付のお姉さんに絡まれたよ。見終わってから話しかけてくれればいいのに…。なんかこう、もっとうまいことお姉さんとコミュニケーションを取れたのではないかと後悔を残しつつ、樫野崎灯台へ。ここも外洋がよく見えていい景色。エルトゥールル号が座礁した辺りは、岩礁地帯で白波が立っていて、見るからに荒々しい感じ。これで台風だったらそりゃ沈むな…。景色もそこそこ堪能したので、早々に移動。さらば、お姉さん。

次は馬坂園地へ行くよ。潮岬につながっている串本町はちょっと特殊な形をしており、それを一望できるらしいよ!しかし困ったことに、MapFanとGoogle Mapsで指している場所が違う。とりあえず、MapFanの案内に従って進んでみると、確かに公園っぽいところに出たけど…駐車場とトイレとちょっとした広場があるだけ。これが観光情報に載るかなぁ?とりあえず、それっぽい景色が見えるので写真を撮るよ。停まっている車の中で、若い男女が寝ているのは見ないフリをするよ。一戦終えた後かっつーの。

続いてはGoogle先生が教えてくれた場所へ。音声案内が無いので、バイクに取り付けて地図を見ながら向かう。いやー、ホントこれは便利だ。物凄い住宅街を走っていると、目的地へ到着。公園なんて見当たりません。おっかしいなー、やっぱりさっきのが馬坂園地なのかなー、とiPhoneを取ろうとして手を滑らせる。胸の前でお手玉した結果、道路へ落下。そしてお手玉の際にバランスを崩して、見事に転倒。やっちまった…そういやこの旅ではまだ一回もコケてなかったわ…。ツーリングに行くと必ずコケるジンクスは、まだまだ継続中か…。幸い、iPhoneもバイクも問題なく動くけど、傷つくなんて最悪や…。ま、iPhoneはもうすぐ5にするから許してやろう!

紀伊半島南端を過ぎたので、今度は北上。少し進んだところで、橋杭岩という奇岩があるよ。読んで字の如く、橋の支柱のように岩が連続している、不思議な光景。なんでも、弘法大師が海を渡ろうとして天邪鬼に橋を作らせたんだけど、天邪鬼が面倒になって杭を作ったところで逃亡してしまったため、杭だけが残ったと。ふむふむ、なるほど、明らかに人選ミスというわけか。人を見る目無かったんだな。むしろこの程度の深さだったら自分で渡れよ。どこまで行くつもりだったか知らんけど、歩ける深さじゃん。楽すんな、弘法大師。まるでダメな上司じゃないか。

そのまま北上を続けて、本日の終着点、那智勝浦へ到着。お昼にマグロバーガーを食べただけなので、めっちゃ空腹。宿に夕食は無いので、この辺りでご飯を食べるよ。ネットで調べたお店で夕飯。郷土料理のめはり寿司を頂く。高菜?野沢菜?で包んだおにぎりだね。なかなか美味しい。セットのマグロ丼もいける。ん?なんだこの串カツ、うまいぞ!マグロの串カツとは珍しい。レア気味のマグロが柔らかくてめちゃめちゃ美味しいぞ!お店の雰囲気は微妙だったけど、この串カツだけでも来てよかったわぁ。

さて、宿に行くか。とりあえず泊まれる宿ってことで一昨日押さえたから、どんな宿だか心配。店からバイクで3分で着いた。先に宿に行って、バイク置いてくればよかった…。古いけど、なかなかに立派な宿だ、古いけど。大事なことなので二度言いました。規模は小さいけど、昭和のちょっと高級なホテルって感じ。昨日まで水が出なくて大変だったんだって。フロントのお兄さんはちょっとお疲れ気味だったよ。そのお兄さんが『この辺は漁港でマグロが有名ですから、宜しかったら夕飯は近くのお店で食べてください』とパンフレットをくれたよ。……やっぱり夕飯より先にチェックインしておくべきだったな…。なんだよー!さっきより美味しそうなお店がいっぱい載ってるじゃんかー!

部屋自体は洋室のツインなんだけど、同じ洋室でも初日とは高級感が雲泥の差。驚いたのが、お茶のサービス。旅館とか、お茶と茶菓子が置いてあるでしょ?ここはインスタントだけどコーヒーまで置いてある。お茶菓子もちょっと多目で、大変嬉しい。うむ、珍しく当たりの宿じゃないか。

ご飯も食べ終わっているし、お風呂に入るさ。宿のお風呂と、系列ホテルのお風呂両方に入れるらしい。とりあえず系列ホテルに行ってみよう。移動手段はなんと船。60人乗りくらいの船で移動するよ。系列ホテルの敷地に停泊するところをみると、専用なんだろうなぁ。すごいな。船の中には私のほかに4~5人のお客さん。私のようにお風呂に入りに行くわけではなく、宿泊客らしい。その中の一人が、某携帯会社のTシャツを着ておりまして。ファンなの?関係者なの?とヤキモキしていたら、お電話を始めました。聞き耳を立てたわけではないのですが、漏れ聞こえてきた中に、明らかにこの業界でしか使わない単語が。間違いない、関係者だ。台風の影響で不通区域が出ているから、その対応に来たんだ。復旧のために仕事で来ている人がいるのに、同じ業界の片隅の私は遊びに来ていると。なんか…申し訳ない。

系列ホテルのお風呂は、広いけど古臭い感じ。まぁこんなもんかな?とにかくガタイのいいお兄さんが多かった。復旧関係者の拠点になっているのかな。サクッと上がって宿に戻ろうと思ったら、船がいなかったよ。往復運転だからね…20分近くも待ったよ…。結局宿のお風呂の方が、規模は小さかったけどキレイだったな。客が少ないお陰で途中まで貸し切りだったし。

さて、明日の予定はどうすっぺかな。相変わらず、るるぶのスマホサイトは使いづらいな。本来であれば田辺市の温泉で一泊して、次の日に関西在住の従兄弟と飯でも食いに行こうと約束していたけど、宿に泊まれないし、その近辺の観光地へも入れなさそうな感じ。和歌山市に戻って一泊ってのもあるけど、わざわざ行くのもどうかな…宿泊費とか云々とかで余計に金かかるし…。マグロ食えなくなるけど、ルート的には頑張れば東京に帰れる感じだな。よし、予定を一日繰り上げて、明日帰ろう!ドナルド…じゃない、となると明日はかなりの長距離移動だ、体力の回復をしておかないと…うむ、寝よう。

そぎゃん感じで、予定を繰り上げて明日が最終日。一週間早いなぁ。

9月20日

2011-09-20 | バイク
連休明け、超眠い。何故か早朝に目が覚めたのが原因だ。おじいちゃんじゃないっての。たっくんとの約束を守るため、バイクの洗車をしたんだけど、晴れているのに雨が降ってきやがった。さらに昨日も予報より早く雨が降りやがって…。ピカピカのバイクでたっくんに会おうと思ったのに!

とは言え、台風は仕方がない。豪雨に備えて、ノートパソコンはベッドの上に退避させておこう。



ゴルフってきた。色々あったけど、個人的には満足のいく内容だったので大変よろしかったよ。JSMをまとめ終わったらまとめよっと。



JSM四日目。

朝スゲー寒い。空調点けっぱなしは失敗したなぁ…。寒いおかげか、寝汗はかかなかった!代わりに体調はよくない!二日目はお昼過ぎに体調回復したので、今日もそれに期待しよう。朝食はまぁ、こんなもんでしょ。今日の観光はタイムリミットがあるので、サクッと行くよ!とは言え、身だしなみはちゃんとしないとね。剃刀が無かったので、持参した電気シェーバーで髭剃り。そして大出血。口の左上が切れた。えぇ!?電気シェーバーだよ!?外刃が欠けていて、肌を傷つけたらしい。血止まんねー。急がなきゃならんのにぃ。

数分で落ち着いたので、とりあえず出発。アレ、なんだろう、この道走った気がする…と思ったら、昨日の鮎茶屋を通り過ぎる。なんと、来た道を戻ってる…。直前での予定変更なんて、こんなもんだよね。目指すは有田みかん資料館。和歌山は愛媛に次ぐ蜜柑の産地だからね。有田蜜柑って聞いたことあるもんね。どれだけ広い資料館なんだろう?と思ったら、市民会館の一角だった。ぐぬぬ。まぁ、ゆっくりするにはちょうどいいよ。

続きまして、白崎海洋公園。ダイバーたちが集まるらしいんだけど、景色もいいんだって。道の駅にもなってるから、休憩がてら見に行くよ。再び鮎茶屋の前を通過しつつ、海沿いをずーっと走る。景色が良くて、潮風が気持ちいい…。山道もいいけど、海沿いもいいな!そしてすぐに通行止めだよ。えー?どうすればいいんだ?警備員のおっちゃんが、『今は国道くらいしか無理。少し戻って右折すれば国道に出られる。』と教えてくれる。ありがとう!と少し戻って右折したら、超住宅地。迷いに迷った結果、警備員のおっちゃんに再会。やぁ、10分ぶりだね!これにはおっちゃんも苦笑い。右折が早かったらしい。よくよく話を聞くと、来た道を戻れば国道に戻る案内板があるらしい。仕方ない、戻るか。

MapFanが『Uターンしろ』とうるさいけど、無事に国道に出られました。国道を順調に南下し、MapFanの案内に従ってまた脇道へ。一方通行だらけの住宅地へ突入。MapFanが休む間もなく右へ左へ案内するけど、狭い道でGPSの感度が悪化して、もうめちゃめちゃ。やっとの思いで住宅地を抜けたら、ほんの500m先に国道を見つけて脱力。なんだよ…無理して住宅地走らないで、少し遠回りすれば良かったんじゃん…。

物凄い疲労感をおぼえたけど、無事に白崎海洋公園に到着。ここに来るまでに2回ほど、朝切った傷から出血したよ。口の中は鉄の味。

白崎海洋公園はすごい!景色がすごくいい!石灰岩の白と、海の青の対比が素晴らしい…。ちょっと疲れたから少しのんびりしよう。みかんソフトクリームを食べたけど、ちょっと酸っぱくてオレンジな感じ。みかんっぽくないけど、爽やかで美味しい。日差しが暑いから尚更美味しいよ。のんびり公園を散歩して、海へ下りる。台風の影響でゴミが多いのが残念。でも水自体はとてもキレイ。調子に乗ると水の中へ落ちるのが私ですから、あまり近づかないように…。

1時間半くらいのんびりしたけど、次の予定もあるので出発。次は日の岬パーク。ずーっと海沿いを南下して、紀伊半島で四国に一番近い場所、日の岬パークに到着!超さびれてる!何これ…オレは廃墟ツアーに来たんじゃないんだけど。恐る恐る進むと、休憩所と思わしき建物が。え?営業してんの?だいぶさびれてはいるけど、休憩所と宿泊施設は営業しているみたい。ここでお昼を食べようと思ったけど、ガッカリ感が半端無いので見送り。それでもせっかく来たから多少は観光したい。近くに神社があるらしいので、そこへ行ってみるよ。鳥居をくぐって200mくらい歩いたところで挫折した。無理。クモの巣多すぎ。引っ掛かると『ブチッ』って音がするんだぜ?どんだけ立派なんだよ。よく見りゃクモもめちゃめちゃでかいし。女郎蜘蛛ってやつか?もうね、色々と心が挫けたので、景色だけ堪能して早々に退散した。

またまた海沿いをひたすら南下。景色が良くて、ついついスピードが落ちてしまう。いかんいかん、予定より遅れてしまう。そしてわき見運転は危険。でも気になる。もどかしい!道自体は車が少なくて、思っていたよりも快適に走れているよ。一度道を間違えたけど、MapFanがリルートしてくれたよ。どうやら、ルートから外れたと判断した時点で、その場所からの最短経路を探すみたい。だから60km/hくらいで走っていると、曲がれと言われた時点で交差点を過ぎていることもザラにあるよ。脇道が多いと大変なことになる。

『ルートから外れました。リルートを行います。ルートから外れました。リルートを行います。ルートから外れました。リルートを行います。間もなく右方向です。その先右方向です。ルートから外れました。リルートを行います。ルートから外れました。リルートを行います。間もなく右方向です。その先左方向です。続いて右方向ですルートから外れました。リルートを行います』

アホか。スピードが速くなくても、通信に時間がかかったりして同じことが起きるし。文字に起こすとアレだけど、ホントにイライラしてくるよ。流石に辟易した。あと、普通のおばちゃんに煽られた。いや、たぶんおばちゃんは煽っているつもりはないんだろうな。前のバイクに着いて走っているだけなんだろう。しかし車間距離が狭いよ。結構なスピードを出しても、逆にスピードが落ちても車間距離が変わらない。おそるべし。

そんなトラブルに見舞われつつ、到着したよ紀州梅干館。やっぱり和歌山と言えば梅干だよね。ここは梅干屋さんが運営している、工場兼資料館兼お土産屋。要は工場見学が出来るわけです。情報量は少ないけど、わかりやすい説明。そして加工工場が見られるのは面白い。しかし3Dシアター、貴様はダメだ。社長が『これからは3Dだ!』と言ったのか、若手が『3Dで集客力をアップ!』と言ったのかは知らんが…3Dありきでコンテンツを作るのはやめなさい。

長時間の運転でちょっとお疲れ気味。ここは梅パワーで体力回復よ。特製梅ジュースを頂きます。当然美味しいよね。梅好きとしてはたまらない味。梅よろしより美味しいよ!アレ?ちょっと鉄の味が…また出血だよ…。ティッシュで抑える→血がちょっと固まって止まる→ティッシュを取る→固まった血が剥がれて出血。どうすりゃいいんだ…。

道路が順調だったため、タイムリミットまで少し時間があるぞ。予定を変更して、帰りに寄れたら寄ろうと思っていた、みなべ梅振興館へ行こう。展示内容は振興館の方が本格的。梅や梅干の歴史を知りたいなら、梅干館よりこっちだね。ただ、お土産売り場は規模的にもやる気的にも梅干館の方が良いよ。

いつも気になるんだけど、こういう資料館とか博物館的なところって、大きな人形というかロボットがあったりするのよ。みなべ梅振興館には大きなウグイスがいたし、去年の岐阜にはトリケラトプスがね。それが動くのは愛嬌があったり迫力があったりでとてもいいんだけど、モーターとかギアの駆動音はなんとかならんのかね。結構萎えるよ。

さぁ、タイムリミットも迫ってきましたので、本日の最終目的地、千畳敷へ。千畳敷ってどこにでもあるのかね。青森にもあったもんなぁ。しかし夕日が眩しい。サングラス忘れてきちゃったんだよなぁ。事故らないように安全運転しないとね。何故か何にも無いところでMapFanが案内を終了。これは困ったぞ。眩しさに案内板を見落としたりしつつ、なんとか到着。

千畳敷はその名のとおり、畳が千枚敷けるくらいの広さがある海岸。砂ではなくて岩だけどね。西向きなので、海に沈む夕日が見えるんだよ。しかし、ちょっと着くのが早すぎた。夕日に輝く海はキレイだけど、沈むまではまだまだ時間がありそう。そして周りはカップルばかり。ロマンチックだしね…。大量のカップルと、大量のカップルによる落書きに全力で萎えたため、写真を撮って早々に退散。宿がすぐそこなので先にチェックインして、沈む直前にまた来よう。

しかし宿が見つからん。何故か地図に出てこない。住所を打ち込んでも該当無し。15分ほどウロウロして、ようやく発見。うむ、今夜も合宿所だった。まぁ、超割安だったもんなぁ。荷物を置いて、日没まで予定の立て直しをするよ。そして気づいたら日は沈んでいたよ…。/(^o^)\ナンテコッタイ

輝く海は見れたので、潔く諦めよう。どうせカップルばっかりだろうし。気を取り直してお風呂!は温泉らしいけどしょぼい。いやいやご飯!はステーキ御前って、ホントにステーキだけなのね。ファミレスじゃないっつーの。うーむ、特にご飯が残念だったなぁ。昼食を食べ損ねただけに期待していたんだけど…。ま、値段相応だよね。

系列の日帰り温泉の無料券を頂いたので、入りに行こう!徒歩5分だし、きっと宿のお風呂より凄いに違いない!うん、宿の温泉と大して変わらなかった。屋内と露天にこじんまりとしてお風呂が1つずつあるだけ。こっちは源泉掛け流しらしいので、違いはそれくらいかな。客が私しかいないから、のんびりできるのはいいな。露天風呂で超のんびり。海は見えないけど、星空はなかなかにいい感じ。田舎ほどじゃないけど、東京では絶対に見られないよ。ボーっと空を眺めていたら、輝く一筋。人生で初めて流れ星を見たよ!スゲー!感動!

宿に戻って、予定の立て直しの続き。とりあえず明日は予定変更はほとんど無し。明後日行く予定だったみなべ梅振興館に今日行っちゃったから、代わりにどこに寄ろうか。そして宿をどうしようか。和歌山まで戻ればビジネスホテルくらいあるだろうから、そこで一泊すればいいかなぁ。とりあえず明日考えてみればいいよね。気づけば今日で旅も折り返し。なんか焦燥感を感じつつ、明日に備えて就寝。念のため、口の上に絆創膏を貼っておいたよ。

9月16日

2011-09-16 | バイク
最近、ゴルフの練習に行ってもイライラするばかり。1日に2回はクラブをへし折りたくなるよ。ゴルフは紳士のスポーツで、自分との戦い。短気な自分が憎い…。明日最終調整をして、明後日ラウンドしてくるよー。今回は何が起こっても安全牌しか切らないよー。



JSM三日目。

昨夜もスゲー汗かいたなぁ。でも体調は悪くないし、天気も快晴。フハハ、悪くない、とても悪くないぞ。朝食はいたって普通。フツー。フトゥー。昨日の夕飯がめちゃうまだっただけに、期待しすぎた。

今日の目的地は高野山、世界遺産ですよ。熊野古道とか、そういうところ。それなりの長距離移動で、ようやくいつもの旅っぽくなってきたよ。

走り出してすぐに電話が鳴りました。知らない番号からだ。仕事じゃないな、なんだろ。まさか宿に忘れ物でもしたか?コンビニに停まって折り返してみると、五日目に泊まる予定の宿からでした。水道が止まっていて、お客さんを泊められる状態じゃないとのこと。うーん、コレはまいったなぁ。どうしたものかと悩んでいると、不審者に声をかけられました。

不審者「どうした兄ちゃん、昨日は大丈夫だったか?」
ア「あ?はぁ…?(誰だコイツ)」
不審者「ホレ、ちゃんと駐輪場停められたか?」
ア「え?あ!駐車場の管理人さん!?なんでこんなところに?」
管「オレんちこの辺だもんよ。昨日はどこ泊まったんだ?」
ア「昨日は花山温泉に泊まりましたよ。これから高野山に行ってきます」
管「そうかぁ、気をつけてなぁ」

まさか駐車場から10kmも離れたコンビニで再会することになるとは…こういうのがあるから旅は面白い。宿の方は、夜にでも考えよう。

和歌山暑い。気温が高いというよりは、日差しが強い。日の当たる場所は暑いんだけど、日陰ではそんなでもない。バイクで走っていると風がとても心地いいよ。この旅の間、『移動中は快適だけど、観光中は汗だく』という現象に悩まされることになるよ。

最初の目的地は丹生都比売神社。1700年の歴史を誇るらしい。山の中にあるだけあって、流石に涼しいっつーか肌寒い。朱塗りの門構えで、THE 神社って感じ。『お経?祝詞?が聞こえてくるなぁ。朝のお勤め的な感じかな?』と考えながら、敷地内へ。本殿に近づいて驚いた。100人前後のお坊さん?宮司さん?がお経だか祝詞だかを唱えている。圧巻だよ、アレは。とても近づける雰囲気じゃない。普段からそうなのか、台風の被災者のための鎮魂なのかはわからない。遠巻きに写真を撮らせてもらって、退散。

続いては山を下って慈恵院なるお寺。国宝があるらしいんだけど、公開してなかった。あんまり見るところもないので、サックリと観光終了。しかし暑い…。立地上階段が多くて、もう汗だくや…。

そしてここでまた謎の電話。六日目に泊まるはずだった宿もキャンセルだって。ホント、どうなるんだべさ、この旅は。

いい感じでお昼なので、ご飯を食べよう!少し行った所に地元の食材を使った小料理屋があるらしく、そこで食べるよ!中に入ってみると、やや高級感が…。なんか場違いな感じ。出てきた仲居さんっぽい人に『ご飯、大丈夫ですか?』とついつい聞いてしまったよ。なんか一見さんお断り的な感じがしたのよ。カウンターに案内されて、放置プレイ。さっきより場違い感が増したよ。そして出てくるご飯。おいおい、オレまだオーダーしてないっつーか、メニューすら出てきてないよ?さも当然のように出されたので何も言えず、黙っていただく。

うーん、高そうだし上品な味だけど、やっぱり感動するレベルじゃないなぁ。ネットには御当地料理も食べられるって書いてあったけど、メニューがないんじゃなぁ…。どうすっぺかなぁ…2500円くらいまでならなんとか出せるかなぁ…。色々と不安で感情を出さずに食べていたら、女将さんが話しかけてきました。当たり障りの無い会話から、旅行の話になり、一人旅ってのが息子さんに近いものを感じたらしく、結構入りこんだお話まで。メニューが出なかった話をしたら、『説明も無くてごめんなさい』と言われ、お詫びに鮎の南蛮漬けをサービスしてもらったよ。塩焼きや開き、刺身はよく食べますが、南蛮漬けは初めて。これが美味しい。揚がっているので香ばしく、骨まで食べられ、甘酢が食欲を刺激してくれるんだわ…。御当地料理は食べられなかったけど、これはこれで満足。

そしてお会計。2500円超えてたら泣く…!と密かに覚悟していましたが、御代は1000円でした。いわゆるランチ御前的なものらしい。ホッと一安心。『一人旅で1000円は高いでしょう』と言われたけど、充分許容範囲です。

御当地料理が食べられなかったので、どこかで買って食べよう。柿の葉寿司ってのがあるらしく、専門店へ。柿の葉寿司は酢で締めた魚の押し寿司。下見程度に考えていたのですが、入ってすぐに試食を勧められ、買わないわけにはいかない雰囲気に…。まぁ、美味しかったからいいか。今日は夕飯がないから、ここで買って宿で食べてもいいんだけど、酢で締めているとは言え生ものは怖いよなぁ…。結局お土産セットを実家に送り、自分の分は見送り。買っておけば良かったかなぁと今でもちょっと後悔。

さて、腹も膨れたし、本格的に山を登るよ。一路、高野山へ。怪しげな、裏道っぽい最短ルートをナビされたけど、早々に通行止めの看板が。戻って国道から行けってさ。看板に従って国道に出ると、MapFanがしきりにUターンを勧めてくる。VICSが無いから仕方ないんだけど…。数キロ進んだ辺りで諦めてくれたよ。

山道を走っていると楽しくなるね。私のバイク旅はやっぱりこうでなくちゃ。山道は車がほとんどいないから自分のペースで走れるし、風が気持ち良いから大好きです。寒いけど。気持ちよく走っていたら、目の前にダンプが現れました。他の道が通行止めなので、復旧作業車はこの道を使うのかな。急ぐ旅でもないので、のんびり後ろを走るさ。埃が煙たいけど。途中で少し開けた道に出ると、ダンプは道を譲ってくれました。お互いクラクションを鳴らして、手を挙げて挨拶。こういうのいいよね。

高野山は真言密教の総本山らしい。弘法大師が修行したんだか帝から統治を認められたんだか、そんな土地。因みに我が家は真言宗らしいので、一応聖地巡礼になるのかしら?

いやー、広い。広すぎる。主だったお寺を見るだけでももの凄い時間がかかるよ。正直、歩きつかれてヘトヘトだよ!歩数計によると約1万6千歩、10km歩いたらしい。しかし、その価値はあったよ。大伽藍とか、すんごかった。時間がなくて金剛峰寺の中を見学できなかったのは残念。奥の院とか、荘厳だったし。道中右見ても左見てもお墓で、それが2~3km続いているのは圧巻というかなんというか。パナソニックとかグリコの社長のお墓があって笑った。社名を刻むなよ。必ず隣に社員一同的なお墓もあるし。九州の島津家とか、織田信長とか、胡散臭いお墓もあったなぁ。

当然のように全部は見て回れませんでしたが、日が暮れる前に退散。全部見るには丸々二日は必要だよ。当初の予定では、これからあらぎの里へ行ってキャンドルナイトというイベントを見るはずでしたが、台風の影響で中止。このイベントを中心に予定を立てたのに!と腹も立つけど、これ程の被害じゃ仕方ないよね…。おかげで夕飯の予定も消し飛んだ。しかし、代替案は考えてあるんだぜ!日帰り温泉に行って温まって、併設のレストランでご飯を食べる!っつーわけで暗くなる前に出発!

大雨の影響で通行止めが多く、迂回路がないんだよね。本当は龍神スカイラインを走るつもりだったんだけど、通行止めだったから国道を走っているんです。そして先頭の車が泣けるほど遅いんです。大行列だよ。一応、60km/h制限なんだけど、30km/hしか出てない。大型車が追いついて行列に加わるレベル。山道だから追越も難しい。さすがに3台まとめて抜くのは無理だよなぁ。途中の分岐でも遅い車と同じ方向だったときは絶望した。

そんなこんなありつつも、MapFanの案内に従って順調に走るよ。そして気づけば、センターラインも無い、住宅地を走らされているよ。おいおい、ふざけんなよMapFan。こんな擦れ違いもやっとな裏道を走らせやがって…!とふてくされた私の目に入った道路標識には、確かに国道の文字が。え?ここ国道なの?実家の前の道路の方がよっぽど広いよ?そんな狭い道を、大型バスが走っているんだから、そりゃもう渋滞にもなるわ。頼むから立ち往生はしないで欲しかったなぁ。ようやくセンターラインが現れたときは、何故か『戻ってきた!』という良く分からない感想を抱いたね。

基本的に、私が走った国道は片側1車線だったなぁ。『祝!国道昇格!』っていう道路が多かったから、元々は地元の方しか使ってない道路だったんだろう。あわせて『国道の早期整備を!』っていう看板も多かった。確かに路面状態はあんまりよくなかった。

日もどっぷり暮れきったところで、日帰り温泉『鮎茶屋』に到着。受付のお姉さんが凄くタイプだった。やっぱり温泉は幸せ。30℃くらいの低温と、40℃くらいの高温に交互に入るのが和歌山の流行らしい。花山温泉でもそうだったもんな。平日の夜なので人も少なく、超快適。運転で疲れた体に温泉が沁みるわぁ…これがあるから旅はやめられないよ。

夕飯は、よくある温泉併設のレストランで頂く。お、和歌山ラーメンがある。御当地料理はサンマ寿司と鮎寿司か。鮎の寿司なんて聞いたことないけど、鮎自体は親父殿が釣ってくるから比較的食べるんだよなぁ。よし、サンマにしよう、安いし。ってことで、和歌山ラーメンとサンマの押し寿司を頂きました。おほほ、コレで1200円か、全然悪くないぞー!

あんまり遅くなると明日の朝がつらいので、そろそろ宿に向かう。やっぱり受付のお姉さんはタイプだった。さて、本日はお城に泊まるよ。湯浅城なる、面白い宿があるのだ。とりあえず知り合いの湯浅さんに写メを送っておいた。外はお城だけど、中は非常に残念。合宿所っつーか青年の家的な感じ。せっかくだからと入ったお風呂も、ガッカリ感満載。しかし悪いことばかりじゃないよ。テレビはこの旅の中で一番だった。32インチくらいのAQUOSだったんだけど、他の宿は海外製の小さいヤツで動作が遅くてねぇ…。そして何より、バスタオルの肌触りが最高だった。意味も無く感動したわ。

さて、五日目の宿を決めないと…。キャンセルの電話をしてきたおじさんは『那智勝浦だったらなんとかなるかも』って言ってたな。iPadとiPhoneを駆使して、宿を探すよ。闇雲に泊まれる宿を探してもダメ。行く予定の観光地も変更になるからね。Google Map、るるぶ、MapFanを駆使しまくり。iPadとiPhoneのメモリがフローしまくり。るるぶのスマホサイト使いづらすぎ。結果、大きな変更をしなくて済む宿が見つかったよ。ちょっとお高いので夕飯を無しにして、近くの料理屋で食べることにしよう。六日目の観光予定地は被害が大きい地域だから、大幅な変更が必要だな…。和歌山市に戻るルートで…明日考えよう。

さ、明日のために今日はもう寝よう。明日はまたいっぱい走るぞー。空調を点けっぱなしで寝たら、翌朝すげー寒かったよ。

9月15日

2011-09-15 | バイク
HDDレコーダーのWEB画面が改悪されてお怒りです。番組表から録画が出来るのですが、この使い勝手が超悪化した。

今までは番組名だけのラテ欄に、番組ごとに【詳細】ボタンと【+】ボタンがありまして。【詳細】ボタンは番組内容や出演者情報の表示と細かな録画設定画面が開き、【+】ボタンは番組内容だけをラテ欄に表示させることができたんです。私はザーッとラテ欄を見て、気になる番組があったら【+】ボタンで内容を確認するっつー使い方をしていたんです。

ところが、ところがですよ。この【+】ボタンが廃止されました。設定を変えればラテ欄上に番組内容を表示することは出来るのですが、見たい番組だけでなく全番組の内容を表示してしまうんですよ。一週間遅れくらいで見ている私にとってはネタバレの宝庫。え?遠野教官撃たれてんの?サジたちは矯正施設に潜入できたんだ…ふーん、そう。オレの楽しみを返せ。

じゃあ番組内容の表示をオフにして、気になる番組は【詳細】ボタンで確認すればいいじゃんっていう話ですが、番組内容の表示をオフにすると、番組名すらまともに表示しなくなるんですよ。Panasonic様にはもう一度考え直していただきたい。



JSM二日目。せっかくだから写真を貼ろうかと思ったら、画像サイズでかすぎと言われてアップロードできなかった。加工するのめんどいし、諦めた。

天気はやや曇り空だけど、空気は澄んでいるみたいで和歌浦湾がよく見える。さすが台風一過。心配していた体調も大丈夫そうだ。可もなく不可もない朝食を頂いて、出発の準備。今日は和歌山市内を観光するよ。

さて、荷物だけど…レインコートとジャンバーは乾いている。お札やカード類も乾いているな。しかし上着とジーンズはダメダメ。財布も靴もまだダメや…。上着とジーンズはまだ換えがあるからいい、しかし靴は参ったなぁ。履いて数分で靴下が湿ってくるのがわかるよ…。

どんなに頑張っても気を取り直すことができないけど、ウジウジしていても仕方がないので出発。海が近いから、とりあえずよく見てみようと思いまして、雑賀崎灯台へ。

おぅふ、なんというさびれ具合…。観光地じゃないの?るるぶの嘘つき!しかし景色は抜群。海がキレイだ…。台風の影響で、河口周囲は茶色く濁っているけど。淡路島と、うっすら四国が見えるよ。海は雄大でいいなぁ。写真を撮ろうとリュックに手を突っ込んだら、スゲー濡れてた。しまった…こいつは盲点だった…。カメラ、湿っているけど大丈夫かな…?結果的にはダメでした。写真を整理してみたら、汚れだか水滴だかがついてたよ…。

これからも嫌というほど海を見るので、そんなに長居しても仕方がない。次の目的地へ向かうよ。それにしても暑いなぁ…いくら台風一過とは言え、もう9月だよ…。あまりの暑さにだるくなってきたわ…。と思って車載温度計を見たら、30℃。そんなに高いわけじゃない。アレ…もしかして…風邪ですか…?

続いては養翠園。雑賀崎から目と鼻の先。紀州藩お抱えの日本庭園なんだけど、ここの池は海とつながっているんだって。どんなもんだか楽しみね。バイクに上着とジーンズをくくりつけて干しつつ、入場。600円は高いな…。

中は本当に、よくある日本庭園。のんびりするには丁度いい感じ。すごくだるいので、ベンチに座ってボーっと池を眺めておりました。あー、死ねる。池では魚が跳ね、カニが走る。フジツボとか牡蠣の貝殻とか、海とつながっているんだなぁと思わせるものも。園内の神社に、旅の安全と体調改善を祈願して、次の目的地へ。

次の目的地っつっても、思いのほか時間が余った。予定では和歌山ラーメンを食べるはずなんだけど、まだ10時半だよ…。予定を繰り上げて、先に和歌山城を見よう!そして上着もジーンズもまだ乾いてないよ。

バイクで走っている間は涼しくて楽だね。和歌山城まで30分もかからない距離だけど。無事に到着したけど、案の定駐車場がない。ぐるっと一周して見つけた駐車場は『バイクは停めることができません』だってさ。ハイ出たー、出ましたー、バイク差別です。『満車の場合は市役所の駐車場をご利用ください』と書いてあるので、とりあえず和歌山市役所に行ってみたよ。警備員に案内されるまま駐輪させてもらったけど、本当にここに停めていいのかな…。気にしてもしょうがないので、和歌山城を観光。お城ってワクワクするよね。体調も回復したし、気合入れて回っちゃうよ。

感想としては、とにかく石垣が高い。防御を重視していたのかな?手入れも思いのほか行き届いているなぁ。さすが徳川御三家の紀州藩。ちょっとした動物園が併設されていて、子供連れの家族がチラホラ。なんか声がするなーと思ったら、オウムが踊りながら『オハヨゥ』と繰り返していた。せっかくだからビデオに録ろう!と思ってカメラを向けたら黙りやがった。ぐぬぬ。足を使って器用にみかん食いやがって…!天守閣には入りませんでした。どうせお金払って入っても、中は武具とかが飾ってあるだけだろうし。

岐阜城のときもそうだったけど、どうもお城とか資料館とかだとテンション上がっちゃうんだよなぁ。写真を撮りまくっていたら女子大生っぽいグループに『あの人一人で何やってんだろう…』って言われたよ。

観 光 だ よ !

聞こえてるよ…丸聞こえだよ!一人で観光しちゃ悪いのか、あぁん?どうせ友達いねーよクソが!大変気分を害しましたので、お昼ご飯を食べに行こう。もう1時半だよ、2時間以上も和歌山城に居るよ。

お昼は和歌山ラーメンを食べようと心に決めておりました。有名店に行こうと思っていたのですが、また駐輪場を探すのが嫌なので、市役所近辺で食べることにしました。お店を探してウロウロしていたら、バイク無料の駐車場を発見。これはラッキー、急いでバイクを動かすよ。しかし…中に入ったのはいいけど、バイクが1台も停まってないし、バイク用のスペースも見当たらない。管理人にどうすればいいか聞いてみたよ。

ア「バイクなんですけど、どうすりゃいいですかね?」
管「さっきの黄色いバイクかい?今どこに停めてるの?」
ア「屋上です」
管「そのままでもいいし、無料がいいならあっちの駐輪場に停めて」

おーぅ、駐車場とは別の入り口でしたか…。とりあえず入ってしまったので、15分の駐車料金100円を支払って、駐輪スペースへ。『原付のみ』って書いてある気がするけど、見なかったことにするよ。管理人がいいって言ったんだし。

iPhoneによると、ラーメン屋は徒歩範囲に3店舗。もう2時だからどのお店も空いているだろう。とりあえず迷わなそうな場所にあるお店にしよう。5分ちょい歩いて着いたお店は、案の定ガラガラ。お値段が相場よりちょっと高めなのが気になるな。味は美味しいけど、和歌山ラーメンってこんなんだったなって感じ。感動するレベルじゃなかったなぁ。もう少し歩いて別のお店の方が、同じ値段でサイドメニューも食べられたな…。和歌山ラーメンの特徴であるはずのカマボコが入ってないし…。やっぱり超有名店にすべきだったかなぁ。

宿へ行くにはまだ時間があったので、市街地をブラブラ。商店街が超寂れてる。まぁ、一言なにかを言うとしたら、オレはフォトショップに勝てなかったよ…!完敗だ…こんなはずじゃ…!!

本日の宿は、花山温泉。なんだろう、日帰り温泉に宿泊施設をつけてみましたって感じ。あまり期待していなかったからいいけど。市役所の駐輪中に干していた甲斐があって、上着もジーンズもほぼ乾いたよ。今晩、エアコンをドライで運転しときゃ完全に乾くな。

お風呂はお湯が茶色。泥水かってくらい茶色。硫黄とはまた別の匂いだなぁ。炭酸系のすごいお湯らしいよ。

いい感じに温まったので部屋に戻ってテレビを点けてみると、台風12号の被害状況について話していた。死者33名…?そんなすごいことになってるの…?土砂崩れに停電に断水?明日以降の旅程はどうなるんだろう…。不安を覚えながら、夕飯を食べに行きました。 この日記を書いている時点で、死者行方不明者合わせて100人超。被害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

食事には大きく裏切られたね。何コレ。めちゃめちゃ美味しいじゃん。刺身うめぇ!イノブタ焼きうめぇ!小鉢も超うまいし、何より絶品なのは野菜の煮浸し?このサツマイモがホントうまいっ!茶碗蒸しも美味しかったけど、銀杏は入れちゃダメだろ…それも2個も。

大変満足して部屋に戻り、明日以降のルートを確認。とりあえず明日と明後日に泊まる予定の宿に電話をしてみたら、どちらも普通に営業しているとのこと。よかったわぁ。明日に備えて、今日はもう寝よう。そしてやっぱり大量の発汗で目が覚めたよ。この旅、無事に終わるのかな…。

3月23日

2011-03-23 | バイク
洗濯物干したら雨が降る。今日は大物を選択していただけに、ショックもひとしおだぜ…。


誰得な、バイクちゃんのお話。

忘れもしない、3/10の夜。3/11の早朝に拝島駅まで行かなければならなかったため、実家に泊まろうと家を出ました。『最近エンジンのかかりがよくないなー』とは思っていたのですが、寒さでセルの調子が悪いだけだと思っていました。我が家を出発して20分弱、秋葉原駅の南に差し掛かったところ、靖国通りと中央通りの交差点で事件が発生しました。

エンジンがかからない。

信号待ちでアイドリングストップしていたんですよ。そろそろ信号が変わりそうだなーとエンジンをかけたのですが、セルがキュンキュン唸るばかりで、一向に始動しない。仕方なく路肩までバイクを押して安全な場所に退避して、色々いじくっていたらセルに元気がなくなる。チクショーー!完全体にさえなればー!ってそっちのセルじゃないよ。あー、これ2年くらい前になったわー。マジで。バッテリー上がったときの症状じゃないかしら?

こうなったら個人ではどうしようもないので、天下のJAF様を召喚。1万5千は高いけど、背に腹は変えられない!場所を教え、金額も了承する旨を伝えました。

ア「大体どれくらいで来られますか?」
J「今混みあってまして、30分くらいですね」
ア「…作業はどれくらいかかりますか?」
J「大体30分くらいですね」

合計1時間。1時間あれば電車で実家に行ける時間。時間がもったいないので丁重にお断り。すぐそばにコインパーキングがあったため、停めさせてもらう。念のため電話で許可貰っておくか。

ア「バイクが壊れちゃいまして、1日置かせてもらえませんか?」
管理者「困るんですよねー」

あっさり拒否られた。そのまま放置してやろうかとも思ったけど、さっきの電話が引き鉄で見回りとか来たら嫌なので移動。泣く泣く路駐。駐禁くらいは覚悟している。

あとは大量の荷物を担いで、帰宅ラッシュの総武線へ。乗り換え時間がシビアだったりしましたが、日付変更前に無事実家に到着。良かった良かった。あとは翌日の予定を済ませて、12日にバイクを取りに行けばいいんだぜ。


で、11日。東北地方太平洋沖地震発生。私はヤージーと共に埼玉県で被災。幸い、そこはそれなりに揺れたものの大した被害は無く、楽観視しておりました。会社の災害用システムが立ち上がったため、おかしいなと震度確認のためにワンセグ見て、驚きました。東北で震度7、都心は震度5強。震度7ってなに…?初耳だよ…。慌てて予定を切り上げて、帰宅作戦を開始。

が、大渋滞。地震で関越道も圏央道も通行止めなので、渋滞が発生して当然なのですが…。二人ともそこまで頭が回っていなかったのです。え?高速使えないの?とか言ってるんですよ。焦りすぎだろ…。最近のカーナビは頭がいいね、渋滞情報が更新されるたびにリルートしてくれるので、途中からは大きな渋滞に捕まらずに進めました。それでも3時間ちょっとかかりましたが。

ようやく地元に到着。ヤージーは急いで帰宅しなければならないため、私は西武立川駅で下車。まぁ、案の定西武線は動いていないよね。ケータイは繋がらないので、公衆電話から実家へ連絡して、お迎えを依頼。災害時は公衆電話が無料だから助かる。私は有給を貰っていたので帰宅できましたが、会社は大混乱だったらしい。徒歩帰宅とか、一晩泊まったりとかだったらしいよ。


で、12日。とりあえず秋葉原に行って、バッテリーを外して近くのバイク屋へで充電してもらう予定。が、電車大混乱。どうやって秋葉原まで行こうか…。ここでまた幸い、冬みかんが救援を申し出てくれました。流石にこっちまで来てもらうのは申し訳ないので、新宿で合流よ。ところがね、電車は遅れまくってるわ、バイクの鍵は忘れるわで大遅刻。結局、秋葉原で合流。ホントゴメン…。

1日半ぶりに再会した愛車は、駐禁を切られることも、いたずらされることも無く、無事でした。地震の影響で近くのビルの破片を被ってたけどね。冬みかんのバイクのバッテリーと私のバッテリーを繋いで、ダブルでエンジンを始動。冬みかーん!オラに電気をわけてくれー!しばらくはアイドリングでバッテリーを充電。こいつ…動くぞ!素晴らしい、駐禁7000円?+バッテリー充電費3000円は覚悟していたのに!最悪、JAF呼び直しも考えていただけに、本当に感謝!いつか借りを返さないとなぁ。

バッテリーがフル充電された愛車は、普段よりも大変軽快でした。最近随分ふかし気味だなぁと思っていたのは、バッテリーを充電しようとしていたのか…。ごめんよ、SKY WAVEちゃん。


これでなんとか動くようにはなったのですが、バッテリーを空にするとダメになりやすいんだって。私は2回もバッテリーを空にしてしまったので、さすがに交換しておきたい。ついでにリコールの修理もしたい。馴染みのバイク屋に持っていったら、1週間待ってくれと言われてしまいましたので、泣く泣く帰宅。そこで新たな問題が発生ですよ。そう、ガソリンです。

ガソリンメーターが半分になっているんです。表示を信じるのであれば、残っているのは6L。150kmは走れる計算。バイク屋は実家の近所ですので、我が家から往復で90km。さらに旧我が家の片づけでさらに20km。計110kmで40kmお釣りが来る!メーターを信じるなら…ね。実際にはメーターよりちょっと少なそう。5Lとすると走行可能距離が125kmで余裕が減るし、ガソリン残量が少ないとエンジンにうまく届かなくて、エンストするかもしれない。ちょっと微妙。

一週間待ったけど、状況は改善されるどころか悪化してます。近所のスタンドのおじさんは『入るのは週明けだなぁ』とか言い出す始末。仕方ない、バイクを信じて走り出す。

馴染みのバイク屋で入院ついでにガソリン残量を量ってもらったら、4.5L残っていたって。100kmは走れるから、少し安心。あとは旧我が家に行って帰るだけだから、60kmも無いはずだからね。肝心のリコール内容は、バッテリーに関するものでした。なになに、熱を持って充電が出来なくなってエンジンが止まる恐れだって?今回、まさにそれじゃね?まぁ、放電したのは事実だから、バッテリーの買い替えに不満はないけどさ…。

不安だったガソリンも、旧我が家に向かう途中、府中街道沿いの旧JOMOが奇跡的に空いていたので、給油することが出来ました。めちゃめちゃ高かったけどねっ!


こうして、愛車の問題は解決することが出来ました。色々あったけど、とりあえず何事も無く片付いてよかったよ…。

もうアイドリングストップなんてしないよ!

12月7日

2010-12-07 | バイク
この前、SKY WAVEちゃんに『バイク買います』というチラシが貼ってあったんですよ。
『社員全員マナー研修云々』と書いてあったのですが、マナーのある人は他人の敷地に勝手に入って、他人のものに勝手に何かを貼ったりしないと思います。
わざわざ建物の裏に入ってまでバイクが無いかチェックしているとか、気持ち悪くて依頼するわけねーだろ。
この前の『大切なバイクに失礼します』チラシよりひどいわ。
マジでバイク買取業者は常識無さ過ぎ。
バイク王の一人勝ちの理由がよくわかる。
 

岐阜5日目にして、最終日!
 
起床朝食はいつもどおりなので省略。
まずは白川郷へ!
目指すは合掌造り生活資料館なのですが、どう見てもお食事処です。
間違えたかと思ったけど、iPhoneのGoogleマップさんは、確かにここを指しています。
さすがに入る勇気は無く、とりあえずいくつか合掌造りの建物があるので写真だけ撮って移動。
 
昨日下見した道の駅白川郷でお買い物です。
ここでは主に会社の付き合い用のお土産を入手するんだぜ。
ほんのり甘くて美味しい、栃の実せんべい。
同僚オススメの栃餅は、お土産用のショボイヤツだったけど、とりあえず入手。
朴葉味噌が思いのほか美味しかったから、実家に1つ持っていってみるか。
んー、とりあえずこんなもんで。
併設された合掌造りの資料館を見学して、ここは終了!
iPad様の力によって、白川村のいわゆる観光地化した集落を発見。
とりあえずそこ行ってみるべ。
しかしなんか今日は車が多い気がするな…。
 
で、合掌造りの群生地へ到着。
ものすげー人の量!
邪魔!隅っこ歩いて!轢いちゃうよ!
カップルとかうじゃうじゃいるし、何なんだよ、世界とか滅びんのかよ。
あ…今日は土曜日なのか…普通の観光客がいっぱいいるのか…。
何かスゲー嫌な予感がするけど…とりあえず駐車場探し。
しかしどこの民営駐車場でもバイクはお断り。
困っていたら、お店のおばs…お姉さんが『あっちに行けば臨時駐車場があるから』と教えてくれました。
ありがとう、お姉さん。
その臨時駐車場は、朝一発目で迷子になった場所のすぐそばでした。
なんか時間を無駄にした気分…。
 
気を取り直して観光だ!
しかしホントに人が多い!
目に付く合掌造りをパシャパシャ撮りつつ、荻町城跡へ。
高台にあるのだけど、車両通行止めなので頑張って登るよ!
到着してビックリ、駐車場あるじゃん…。
反対側からは車で来れるのかよ…。
しかし集落を見下ろせる絶好のロケーション!
気合入れて写真撮りまくりだぜ!
麓に下りて、食べ物屋を探す。
岐阜出身の上司から『五平餅と岐阜城(のリス村)だけは外せない』と言われていたのだが…。
リス村をパスしてしまった以上、五平餅を食べないわけにはいかない!
けれど、どこかのお祭りで食べられそうな出店でしか売っていないんだよなぁ。
結局、この近辺で五平餅を出しているお店は1件だけで、しかも閉まってた。
観光としては合掌造りの中にも入れるんだけど、300円だか500円だかが必要だったので今回はパス。
別にケチったわけじゃなくて、ものっそい混んでたから。
次の目的地へ移動したほうがいいと判断したのよ。
そういえば、twitterにソフトバンクからメッセージが届いてた。
昨日の電波ダメ発言に反応したご様子。
休日なのに仕事しているんだなぁ、ご苦労様です。
 
続いての目的地は郡上八幡城!
当初の予定には無かったんだけど、凄いプッシュされているパンフを見て、丁度次の目的地の大滝鍾乳洞にも近かったから寄ってみることにしましたよ。
ぐぐっと高速道路と平行して南下。
高々100kmで高速道路を使うとか、ブルジョワのすることだよね!
郡上市に入ると、流石に道が混み始める。
今までの峠の国道とは違って、信号もあれば歩行者もいるし遅い車もいる。
しまったな、やっぱり高速使ったほうが良かったかもしれん。
さらに郡上八幡城の城下町がさ、道が細くて入り組んでいるんだわ…。
迷子になりつつ、有料駐車場を見つけたのでバイクを停めて散策!
 
郡上八幡城も山の上にあるのかよ…今回の旅は登ってばかりだなぁ。
せっせと山を登って、登っている途中で気付いた。
山の上に無料駐車場があるんじゃん…。
休日だから車は無理かもしれないけど、バイクを停めるスペースくらい空いてたんじゃなかろうか…。
はぁ…300円と山を登る労力を無駄にしたな…。
なんか今日はハズレばっかり!
肝心の郡上八幡城はなかなかに外観がキレイ!
中は…まぁ、普通のお城と同じで、博物館状態。
鵜飼の映像を延々と流してたけど、それはむしろ岐阜城でやるべきじゃないかと思いました。
ここの城主が山内一豊だったらしいのだけど、この人は龍馬伝で活躍中の山内容堂公のご先祖様だった!
ちょく川家康…じゃなくて長宗我部を追いやって土佐の実権を握ったのはこの人だったのか!
ちょっと知識があると、こういう発見が楽しいな。
ありがとう、龍馬伝と戦国鍋TV!
寄り道した甲斐はあったかなぁなんて思いつつ下山していたら、途中で立ち往生している車を発見。
麓に『小型車推奨、運転の慣れてない人はやめたほうがいい』的な看板があったのに、ミニバンなんかで登ってくるからこういうことに…。
停まってはいられるんだけど、登ろうとすると空転して進めなくなってた。
こりゃ一回下がってからもっと大回りで曲がるか、サイドブレーキ使ってゆっくり登るしかないわ。
後ろの車やバイクの人たちも集まって、大わらわ。
ま、ドンマイ!
 
さーて、次の目的地は大滝鍾乳洞!
郡上八幡で五平餅を探し忘れたアレックス君は、超空腹だよ!
30分ほどで目的地に到着!
受付でETCカードを見せ忘れたせいで割引を受けられなかったよ!
今日はもうなんか、ダメだなっ!
入り口まではトロッコで行くんだけど…同乗者がひどい。
カップル、カップル、サークルか何かの大人数男女、私。
空気になることしか出来ない。
なんだろう、世界とか滅びろという元気も無く、死にたいというか消えたい。
魂が半分くらい抜けかける頃に、ようやく鍾乳洞入り口に到着。
サークルの人たちが写真を撮っていて邪魔なので、先に中に入らせてもらう。
しかしアレだな、思っていたのとちょっと違うな。
鍾乳洞なんだけど、人工物が多くて雰囲気がちょっと。
柵とかしないと触るバカがいるから仕方ないんだろうな…。
写真を撮っていると、先ほどのサークルが追いついてきました。
ホントに見ているのかっつーレベルのスピード。
追い立てられるのもイヤなので、先に行ってもらう。
順調に進んでいったのですが、前で大渋滞。
鍾乳洞内の滝で先ほどのサークルが写真を撮っているらしい。
ホント邪魔…。
ここで追い越しても、後で追いつかれそうでイヤだな…。
5分くらい、先へ進んでくれるまで待ったよ。
滝のあとはあまり写真を撮るようなものが無くて、結局サークルの人たちより歩きが早くなったよ。
チクショウ!追い越しておけばよかった!
さらに私の前はカップルで、ものすごいイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャ。
今すぐ地震が起きて、鍾乳洞潰れてくれないかな。オレも死ぬけど。
 
そういうわけで、主に外部要因で大滝鍾乳洞にはがっかりだよ!
トボトボと駐車場に戻ったけど、軽食屋があったので冷やかし。
おぉ!ちょっと残念そうな感じが漂っているけど五平餅がある!
お腹も空いたし、食べないで帰るよりいいよね。
五平餅と飛騨牛飯おにぎりを購入。
おばちゃんが100円おまけしてくれたよ!
五平餅は渇き始めているし、飛騨牛飯おにぎりはレンジでチンだけど、美味しいよ!
苦しゅうない!
ちょっと気分がよくなったぞ、おばちゃんありがとう!
 
お次は岐阜市に戻ってお買い物。
岐阜市や大垣市で有名な柿羊羹と、恵那川で有名な栗菓子を買うんだぜ!
岐阜市にはどちらもお店を出しているからね。
色々あって2時間確保していたんだけど、色々するには2時間じゃ足りない上に土曜日は混むと言われたので、色々は諦めたよ。
その分郡上八幡城に時間を割いたわけさ。
数日前に迷子になった道を通って、岐阜城に到着!
まずは柿羊羹の両香堂だ。
 
ア「この柿羊羹(1番安いやつ)2つください」
店「ごめんなさい、1つしか残ってないの…」
 
な、なにぃ!!
どうしよう…柿好きな元同居人に食べさせてやろうと思ったのに…。
 
店「でも折角来てくれたんだし、1つ上のヤツを2つでいいかしら。お値段は1番安いのでいいわ」
 
なんと、あなたが天使か。
お言葉に甘えて、1つ上のサイズを購入。
400円得しちゃったよ。
さらに、美味しそうな栗菓子があったので、ついでに購入。
ちょっとお高いし、栗菓子は別のお店で買うつもりだったけど、おまけしてもらったからね。
 
店「袋の中に、栗どら焼き入れておいたから。おやつに食べてね」
 
なんと、あなたが女神か。
今日は色々と散々だったけど、白川郷でも鍾乳洞でもここでも、おばちゃんの優しさに救われたなぁ…。
ありがとう、おばちゃん!
 
栗菓子も買ってしまったので、お買い物終了。
案の定、荷物がトランクに入りきらなくなったので、ゴム紐でシートに固定。
スゲー手間取って20分くらい無駄にしたわ。
さて、ちょっと早いけど次の目的地へ。
最後の観光地、うぬまの森!
夜景がキレイらしいんだわ。
予定より早いけど、思ったよりも日が暮れるのが早いから今から行っても大丈夫だろう。
いやー、アレックス君、いい判断だったよ、これは。
予想外の大渋滞だもの。
何これ?ここって通勤時間の甲州街道だっけ?それとも新青梅街道?
まったく動かないよ!
気付けば日がどっぷりと暮れ、辺りは真っ暗。
がんばれ、アレックス!もうすぐでキレイな夜景が見られるぞ!
 
渋滞のおかげで、当初の予定より1時間も遅れて到着したうぬまの森は、入り口が閉まってた。
え!?ウソ!?なんで!?
夜景がキレイとか言っておきながら、19時前に閉まっちゃうのかよ!
少し周りをウロウロしてみたけど、公園の入り口的なところを発見できず…。
オレは何のために渋滞に耐えてここまで来たんや…。
帰宅してから調べたのだが、公園ではなく住宅街から夜景を見るらしい。
やっぱり下調べは大事だね。
 
旅の最後の観光地がこんなことになり、失意のズンドコです。
しかしクヨクヨはしていられない。
すでに19時、これから東京に帰らなければならないのだから。
高速の長距離走行に備えて、岐阜県最後の立ち寄り場所、日帰り温泉 天光の湯へ!
温泉に入って温まってから帰るよー。
 
既に1時間も時間を押しているけど、気にしたら負け。
どうせ明日は日曜日だし。
温泉は、ラジウム泉質?中々広くて、これぞ大浴場!という感じ。
最後の最後で温泉らしい温泉に出会った気がするぞ。
泉質がいいかはわからないけど。
ジェットバスの強力な水圧に内臓をやられたり、寝風呂でたれぱんだ状態になったりと、かなりリラックス。
もうちょっとのんびりしたいけど、時間が押しているので30分ちょっとで上がり。
暑い!扇風機の前を陣取りたい!けど、これからイヤでも体が冷えるので我慢。
もちろん、コーヒー牛乳を美味しく頂きました。
 
時はすでに21時。
順調に行けば2時くらいには東京に着くぞ。
渋滞は無いだろうから、気にするのはガソリン残量だけだー!
ヒャッハー!
温泉効果+レインコートで、全然寒くないぞ!と思ったのも30分だけ。
トンネルを抜けて長野に入ると、身を切る寒さ。
行きも帰りも…長野さん、手加減してくださいよ。
少しでも早く帰りたい私は、普段はSAごとに休憩を取っているのに一個飛ばしました。
すごく軽い気持ちだったんですよ。
30分ごとに休憩しているところを、1時間ごとに変えるだけじゃんと。
SAを通過して10分くらいかな、猛烈な眠気。
100km/hの猛烈な風。
外気は8℃で、100km/hくらいで走っているから猛烈に寒い。
そんな状況なのに、とてつもない眠気。
半ば朦朧としながら『あ、やばい、死ぬかもしれない』と思ったよ。
歌を唄おうが、体を伸ばそうが、眠気がどこかへ行くことはない。
途中で何度かカクッときたから、ホントに場所によっては死んでいたかもわからんね。
無事に次のSAに到着したときは感涙でしたよ。
違うよ、あくびじゃないよ。
 
SAのお茶で体を温めつつ、どら焼きと非常食のパンで夕食。
和菓子屋のおばちゃん、ありがとう!栗がゴロゴロで超美味しいよ!
念のため売店でBLACKBLACKを購入して再出発。
体が温まったおかげなのか、ゴルゴも目覚めるBLACKBLACKのおかげなのか、無事に眠気を撃退。
予定通り2時ちょっと前に、我が家へ到着。
 
最終日は色々と残念だったけど、岐阜の旅がこれで無事終了。
色々と得るものがあった旅だったなぁ。
今度改めて振り返ってみようっと。

11月15日

2010-11-15 | バイク
docomoから、SH-08C TOUCH WOODが発表されましたね。
前から凄く気になっていたので是非欲しいのですが、機能のカットが多すぎて泣く泣く断念。
アンテナ周りでいろいろ大変なんだろうなぁ…。
今回のdocomoも個人的には中途半端で残念。
T-01CやSH-03CはAndroid2.1だし、L-04Cはワンセグに対応していないし。
TOUCH WOODでレコーダー連携しかないかなぁ、対応のレコーダー買わないといけないけど。
私はいつまで903を使い続けるんだろうか。
 

岐阜4日目。
 
今日も今日とて7時半に起床して、朝食を頂く。
朝食は昨日のいずみ荘のほうがちょっと豪華だったな。
女将さんから『昨日はライトアップを見に行ったのか』と聞かれたので、紅葉は残念でしたとお返事しておきました。
本日乗る予定のロープウェイの割引券を頂いた上、売り物であるはずの飴ちゃんを頂きました。
本当に飴ちゃんって書いてあるんだよ、コレが。
結局女将さんとしか会ってないけど、いい人だったなぁ。
とりあえず部屋のテレビは直しておいたほうがいいよ。
 
天気予報では晴れのはずだったのですが、どうみてもどんより曇り空です。
本当にありがとうございました。
これから山に登るんだけど、景色は絶望的だな。
 
目指すは新穂高ロープウェイのしらかば平駅。
標高2156mまで、一気に登れるんだって。
宿からわずか20分でしらかば平駅に到着。
駐車料金とロープウェイの往復で3,000円くらいをお支払い。
なんでロープウェイってお高いんだろうね。
改札に並んでいたら、昨日のブラジルのお爺さんと遭遇。
そういや登るって言ってたけど、私より早く宿を出たと思ったんだけどなぁ。
危惧していたお天気ですが、日ごろの行いって大事だね。
ロープウェイのロープが300mくらい上で突然消えている。
霧っていうか雲だよ、アレは。
乗り込んで数十秒で視界はゼロ。
周りは全部乳白色。
ガッカリだよ。
 
山頂まであと少しというところで、突然視界が開けた。
どうやら雲の上に出た様子。
もうね、圧巻だよ。
雲海の上に顔を出す、日本アルプスの山々。
神々しい!
写真を撮りまくりつつ駅の周辺をウロウロするが、すぐに『ここから先、登山装備者以外立ち入り禁止』の看板に阻まれる。
登ったのはいいけど、観光するところが少なすぎる…。
1時間も経たずに下山。
ドンマイ。
 
るるぶだかじゃらんだかで人気観光地として上がっていたので、2時間も確保していたんですよ。
1時間以上も時間が空いてしまったではないか。
どうしようかとウロウロしていたら、ロープウェイ40周年の記念展示を行なっていたので見学。
こういう展示系に弱いんだよね、たいして興味なくてもついついパネルを読んでしまうんだ。
たいした広さじゃないはずなのに、気付けば1時間経っていました。
頑張って開業したんだなっ!
 
飛騨牛まんと五平餅に物凄く惹かれるけど、お昼ご飯のために我慢。
今日のお昼ご飯はなんと、飛騨高山ラーメンです!
確かに昨日も食ったんだけどさ、丁度次の目的地までの途中にあるんだよ。
高山へ向かう途中で大問題が発生。
いわゆるひとつの立ち往生です。
いままでどおりMapfanの案内で、広さは一通、崖にガードレールは無し、街灯も無しの県道に突入したのですが、これまでとは様子が違う。
路面状態が最悪です。
アスファルトが剥がれていて、基本的に砂利道状態な上に穴だらけ。
さらに昨日の雨で水溜りもたくさん残っている。
考えられる最悪の状況は、穴にはまる→体制を戻そうにも砂利道で思うようにいかない→ダイブ。
もしくは、水溜りで滑る→体制を戻そうにも砂利道で思うようにいかない→ダイブ。
または、穴とか水溜りでこける→砂利道でズルズル滑る→ダイブ。
つうか、何もしなくても普通に砂利道でバランス崩す→ダイブ。
アレ?オレ死ぬの?
しかし、アレックスは良く言えば楽天的、直球で言えばバカでした。
『ま、なんとかなるだろ。そのうち路面もよくなったりするって』と考えてそのまま突き進んだんですよ。
わずか10分の間に全力で後悔したけどね。
行けども行けども路面は悪く、またこういうときに限って対向車が来たりして。
もうコレはモトクロスのコースだろってくらい穴だらけだったときは、マジで半泣きだったよ。
ようやく普通の道に出たときは、ヘトヘトで喉カラカラでしたよ…。
生きているって素晴らしい!
 
なんとかかんとか高山駅に到着。
今日は昨日のような失態はしないように、ちゃんと調べたぞ!
市役所だかの駐車場に、バイクは無料駐輪が可能!
駅からはちょっと離れるけど、贅沢は言わないさ!
さらにお店もピックアップ済み!
甚五郎ラーメンというのが、地元の人オススメとして載っていたから行ってみるぜ!
で、すぐ後悔した。
駐車場が駅から離れているうえに、件のラーメン屋は駅の反対側。
20分も歩く羽目に。
途中でいくつかラーメン屋を見つけてしまい、『もうここでよくね?』と思う自分との戦いでした。
お店に着いたのが13時過ぎだったせいか、お店は空いていました。
肝心のラーメンは、やっぱり旨い!
味音痴な私には、昨日のつづみとの違いを説明できないのですが、とにかく旨い。
ちょっとチャーシューが残念な感じだったけど、あんまりチャーシュー好きじゃないから気にしない。
 
大変満足してお店を出たのですが、ちょっと時間に余裕あり。
折角なので高山の古民家の町並みを観光。
明治初期なイメージの町並みに感激していたのですが、近くにいた観光客と思しきおっさん2人組のせいで気分台無し。
商売が下手だのなんだの、文句ばかり言ってましたよ。
だったら他のとこ行けや。
 
続いての目的地は、ひるがの湿原植物園。
去年青森で湿原に行って感動したので、大変期待しておりますよ!
ひたすら高速道路と併走する一般道を走る。
たかだか50kmで高速を使うとか、ブルジョワのやることであって庶民のやることじゃないよね。
2日目のアレックス君は反省すべきだよね。
相変わらず『田舎で暮らそう』の看板が目に付くわ。
迷うことなく、無事にひるがの湿原植物園に到着!
 
【閉園いたしました】
 
なにーーー!!!!!!!!!!!!
どうやら中に入れるのは10月上旬までらしい。
今日は10月下旬です。
ナンテコッタイ/(^o^)\
営業しているのはお土産屋さんだけ。
途方に暮れたね、マジで。
10分くらいどうすべきか悩んだもの。
このまま大人しく撤収するか、この辺りで何か観光するか。
調査の結果、分水嶺公園なるものがわずか200m先に存在しているらしいので、ダメ元で行ってみるか。
 
分水嶺公園は、公園内を流れる小川が日本海と太平洋に分岐する場所らしい。
確かにY字に分岐していて【←日本海 太平洋→】と書いてある。
しかし川が小さすぎて胡散臭ぇ…。
観光バスも来たから本当だと思うけど。
小川だけ見ても仕方がないので、公園内の遊歩道をお散歩。
奥に進んでいくと踏み板がボロボロというか、固定されていなくて置いてあるだけに。
それでも構わず進んでいくと、もはや遊歩道ではなく草原な感じ。
草が私の背丈より高いんですけど。
このまま進んだら湿原に入ってしまう気がする。
それはそれで興味があるけど、戻れなくなったらイヤなので引き返し。
時間はタップリ余っているので、もみじで写真の練習とかしていました。
 
後は宿に行くだけなのですが、ちょっとだけ時間が早い。
明日行く予定の、道の駅でも下見しておくかな。
再びお猿さんと遭遇しつつ、道の駅白川郷に到着。
思ったよりも時間がかかってしまったので、本当に下見しか出来ないぞ。
地図で合掌造りの集落を調べたり、お土産を下見したり。
お、同僚オススメの栃餅があるじゃん。
朴葉味噌も売っているのか。
ある程度目星をつけたので、早々に撤収。
 
本日のお宿は、大白川温泉【静心庵】です。
おぉ!旅館というか、観光地のホテルっぽい!
今までの民宿っぽい旅館と違ったサービスに期待!
ロビーはちょっと狭いけど、小奇麗な感じ。
人のよさそうなお兄さんに受付をしてもらって、部屋の鍵をもらう。
案内とかしてくれないんだね。
お部屋はちょっと古いけど、許容範囲。
なんつーか、全体的に90年代っぽい感じ。
部屋の片隅に、なんか白いものが積んであるのが気になるぞ。
 
【当ホテルでは、お客様のプライバシーに配慮して、係りのものは一切入室しません。お手数ですが布団はセルフサービスにてお願いします】
 
うん、どうやらコレは布団らしい。
プライバシーに配慮って、言い方はいいけど要は人件費削減ですね。
やっぱりね、宿はちゃんと調べないといけないね。
 
ご飯まで時間があるので、お風呂に行くんだぜ!
初日以外はみんな温泉宿だから、これも楽しみの一つ!
ま、初日もある意味お風呂で楽しんだんだけどね。
お風呂へ行く途中、ふとロビーを見回すと『ひぐらしのなく頃に』のマンガが全巻揃っておりました。
おいおい、こんな人里離れた宿で何の冗談だよ…怖いじゃないか…。
フィギュアも飾ってあったから、単にオーナーか誰かの趣味だとは思うんだけど。
魅音?のスク水はどうかと思うわぁ。
 
で、お風呂。
大浴場と言っても許されるくらいの広さで、一安心。
ちょっと古そうなのが残念。
早速体を洗って温まるぞ!としたいところですが、ここで大問題。
シャワーからお湯が出ない…!!
もう!なんなのよ、毎日毎日!
どんだけお風呂と相性が悪いんだよ!
別館に露天風呂があるので、そこのシャワーに期待しよう…。
 
露天風呂に行く前にお食事。
恒例の飛騨牛鉄板焼きに、季節野菜の天ぷらなどなど。
普通に美味しかったよ。
しかし格別だったのは食前酒。
リンゴのワインだったのですが、ワインが苦手な私でも大変美味しくいただけましたよ。
ほんのり甘くて、フルーティーな香りで、アルコールの嫌な苦味が無いのよ。
お土産に買おうかと悩んだもの。
しかし飛騨牛はある意味不安になるわ。
どこへ行っても飛騨牛飛騨牛…そんなに飛騨牛っていっぱいいるのかよ。
 
食事を美味しくいただいたので、別館の露天風呂へ。
別館は、洋風のロッジっていう感じ。
ちょっとオシャレじゃん!
肝心のお風呂は…シャワーからお湯がちゃんと出る!
水圧も問題ない!
なんて素晴らしいんだ…。
ただ、これは露天風呂って呼んでいいの?
確かに空は見えるけど…屋外じゃなくね?
シャワーが出るだけで満足ですけど。
 
部屋に戻って布団敷き作業。
同じ大きさの布団が2つあって、どっちが敷き布団でどっちが掛け布団かがわからずに四苦八苦。
どっちも敷き布団で、掛け布団は押入れの中にあったよ…。
明日の予定でも確認を…とiPadを立ち上げたのはいいけれど、電波が入らない!
これはまずい…。
部屋をウロウロした結果、窓際なら辛うじてiPadは電波が入るぞ!
何故かiPhoneはダメだけど。
ボディのサイズとか、ケースの関与とかがあるのかもしれないな。
ちょっと腹立たしかったのでtwitterで愚痴を呟いといた。
 
こうして4日目も終了。
残すは最終日のみ。
明日は白川郷、郡上八幡、大滝鍾乳洞、うぬまの森、そしてお土産購入だ。
明日で終了か…青森は長く感じたけど、岐阜は早かったな。
さあ、明日も満喫するぞ!

11月9日

2010-11-09 | バイク
1日に3回も4回もExplorerに落ちられたら仕事になんねーんだよっ!
 
そんなこんなで岐阜3日目
 
今日も7時半に起床だよ。
天気予報では曇りだよ。
朝食は至って普通。
朴葉味噌が出たくらい。
満腹まで食べるとお昼ご飯に、ひいては夕食に響くので軽くにしておきました。
そもそも普段はほとんど食べないしね。
1日目2日目と予定が押しまくりだったので、ちょっと早めに出発だよ。
下呂の温泉街を一望してから、高山市を目指して出発。
高山ラーメンを食すんだよ。
 
天気予報では曇りだったけど、凄く嫌な空模様だったのでレインコートを装備。
風を通さないから暖かいというメリットもあるんだよ。
走り始めて10分も立たないうちに、雨です。
そして30分も経たないうちに土砂降りです。
NHKの嘘つき!曇りって言ったじゃない!
 
悪いことに、今日のコースは峠道…。
まぁ、毎日どこかしらの峠道走っているんですけどね。
土砂降りの中、鈴蘭高原を走る。
上のほうにくると相変わらず寒い。
しかし、色づき始めた紅葉と、沢がすごくキレイ。
ついつい写真を撮ってしまう。
 
山の中にポツンとENEOSのガソリンスタンドが建っていて、ちょっと不気味だった。
ゴルフ場以外になーんにもないとこなのに、お兄さんがいたから営業しているんだろうなぁ。
ゴルフ客だけで営業できているのだろうか。
ゴルフ場を超えると別荘地。
『売ります』とか『売地』とか『田舎で暮らそう』とか、そういう文字ばかりが目に付く。
不景気なんだね。
 
別荘地を越えたところで『工事中のため迂回』の看板。
へー、こんな山道でもちゃんと整備しているんだね。
大人しく迂回路へ入ると、超砂利道。
どうやらスキー場のようだけど、お兄さん涙目だよ!
本線に戻ってビックリさ、工事っていうか崖崩れじゃないか!
ガードレールがブランコになってたよ。
ブルーシートは敷いてあるけど、工事している形跡が全くないのはどういうことだろう…。
そういえば岐阜の山道は工事ばかりで、1日に3回も4回も工事現場に捕まったなぁ。
 
国道に出て、あとはこのまま真っ直ぐ高山だぜ!ってところで、再び山道へ案内するMapfan for iPhone。
言われたとおりに山道に入って、すぐ後悔したね。
広さは一通、崖にガードレールは無し、街灯も無しだよ。
またこのタイプの県道だよ!
昼だから街灯はいらないけどさ。
他に車がいないからまだいいけど、路面が雨で滑りそうで怖い。
それにさえ気をつければなんてことないさ、昨日と違って暗くないもん。
しかし、猿がいたんだぜ。
轢かれた後のヤツもいたんだぜ。
 
結局あのまま国道を走っていたほうが早かったんじゃないかというくらいの時間で、高山市に到着。
途中で写真撮ったりしたわりには、ほぼ時間通りだよ。
無事に雨もあがったし、よかったよかった。
高山駅に着いたのはいいけど、駐車場が見つからない。
いや、訂正、駐車場はスゲーいっぱいあるんだけど、バイクが駐車可能な駐車場が見つからない。
駅前の交番に駆け込んで、お巡りさんに相談だ!
『え?知らんなぁ、パーマ屋の奥に駐車場があるから、そこなら停められるんじゃないかな。あとは知らん』
市民の味方お巡りさんは、市民じゃない観光客の味方ではありませんでした。
パーマ屋の奥にはお店の駐車場しかないし!
牛乳に相談したほうがまだマシだよ!
 
ウロウロすること十数分、諦めた。
路駐できそうな場所を探していたら、パチンコ屋の駐輪場を発見。
お店の方向に頭を下げて、停めさせていただきました。
平日でガラガラとはいえ、本当にごめんなさい。
 
いざ高山ラーメン!
お店は事前に調べてない!
今ここでググる!
なんか【つづみ】って店が出てきたからそこへ行こう!
平日とはいえ、お昼時なのでちょっと不安。
不安以前に、また迷子になったけどね。
なんでこんな市街地でGPSが暴走すんだよ、高層ビルなんてないぞ!
お店は確かに混雑していたけど、丁度人が出たのですんなり入れた。
ワンタンメンに凄く惹かれるけど、初めて入ったラーメン屋ではオーソドックスを頼むのがオレのジャスティス。
中華そばをチョイス。
大盛りを頼みたかったけど、夕飯が心配だったので我慢。
 
で、肝心のお味ですが、超旨い!
アッサリしょう油でツルツル入るぜ!
オレはコッテリ系よりアッサリ系のほうが好きなのかもしれん。
細縮れ麺が、ちょっとインスタントラーメンを髣髴とさせるけど。
あっという間に完食。
物足りないけど、夕飯のために我慢だぜ。
市街地観光をしたいところだけど、夜遅くなるといろいろと厄介なので我慢して出発。
いつまでもバイクを停めておくわけにもいかないしね。
ガソリンの残量が半分くらいになったけど、高山市は高いのでスルー。
リッター138円とか、ハイオクじゃねぇっつーの。
 
続いては宇津江四十八滝。
実際に48も滝があるわけじゃないけど、いっぱい滝があるらしいので。
サクッと1時間弱で到着。
観光バスが1台停まっていたけど、それ以外には観光客はいないみたい。
ゆっくり観光できるぞ!時間無いけど!
そもそも、ちょっと空き時間が出来そうだからと予定にねじ込んだわけでして。
滝ってさ、当然高いところから低いところへ落ちるんだよね。
つまり、滝がいっぱいあるってことは、高低差が結構あるってことなんだよね。
先ほども言ったけど、あんまり時間がないんだよね。
40分で山を登って30分で下るという、ちょっと大変なコース。
基本的に走る。
走って登る。
で、滝が見えたら写真を撮る。
撮りまくる。
撮りまくったらまた走る。
肌寒いはずなのに、超汗ばむ。
見事に時間通り観光完了。
ちゃんと写真も撮れたんだぜ!
出来は不安だけど。
あー、アクエリアスうめー。
 
続いては、偶然にも私と同じ名前の駅を観光。
よくわからないけど大興奮。
駅舎とか、郵便局とか、激写しまくり。
元同居人から『読み方がちょっと違うじゃん』と突っ込みのメールが来たけど、そんなの関係ないから!
しかもWikipediaによれば、60年前は私と同じ読み方だったらしいから!
無意味に30分も時間を潰してしまったぜ!
 
今日の観光はこれでおしまい。
再び峠道を越えて、新穂高にある奥飛騨温泉郷中尾にて一泊。
峠道は相変わらずの超過疎地域。
山を越えたと思ったら、2~30軒の集落があって、また山へっていう感じ。
こんなところに人が住んでるの!?っていうような集落もあるんだよ。
猿に警戒しつつ、目的地の旅館『郷の湯』に到着。
 
このあたりは数軒の旅館がひっそりと佇んでいる感じ。
大体の人はもう少し奥の新穂高温泉へ行ってしまうんだって。
中に入ると、厨房に人影が2つ。
すいませーんと声をかけても、返事無し。
板前さん以外に人がいないのかな?
呼び続けること3分くらい、厨房からようやく人が出てきたよ。
新潟の祖母に雰囲気が似ている人でした。
そのまま部屋に案内されてわかった、この旅館は夫婦で経営していて、この人は女将さんだと。
まぁ、旅館だしね。
因みに本日の宿泊客は、私ともう1組だけらしい。
 
ご飯までちょっと時間があるので、お風呂!
昨日のお風呂よりもさらに小さい、小浴場な趣。
ただし、露天風呂は一味違った。
よくある高い塀に囲まれて空しか見えないっていう風呂じゃなく、開放感バッチリ!
天気が良ければ周囲の山々が良く見えるんだろうけど、霧っぽい曇りだったので残念ながら堪能できず。
とりあえず体を洗おうと思ったのですが、ここもシャワーが壊れ気味。
水とお湯が別々の昔懐かし方式はともかく、水圧が低すぎる。
なんでこう、残念なんだ!
体を洗っていると、お爺さんが入ってきまして。
体を流さずにそのまま浴槽へ。
マナーがなってないなぁと不愉快さマックスですよ。
体を洗い終えて露天風呂へ。
そこで件のお爺さんに声をかけられました。
 
爺「若そうだけど、どこから来たの?」
ア「東京から、バイクで」
爺「へー、遠いねぇ。観光?」
ア「えぇ、岐阜を一周してみようと思いまして」
爺「そうか、山登りじゃないのか。この辺りに泊まる人は、日本アルプスに登る人が多いから」
 
そういえば、宿の説明にも『登山用にお弁当をサービス』って書いてあったわ。
お爺さんは若干の関西訛り。
正直、ちょっと無愛想に返事をしていました。
 
ア「そうなんですか、貴方は登山で?」
爺「昔は何回か登ったよ。今回はロープウェイだけどね」
ア「どの辺りにお住まいなんですか?」
爺「昔は大阪で、今はブラジルだよ」
 
ぶ、ブラジル!?
お爺さん曰く、戦後しばらくして商社に入社、すぐに転勤でブラジルへ移ってからもう50年とのこと。
『若い頃は今と違って不便でね、始発の汽車で2回も3回も乗り継いで、やっと麓に着いたんだ。登る前に疲れちゃうよ』と笑ってお話しておりました。
いやいや、私が食いついたのはそこじゃないよ!
いろいろ楽しい話を聞かせてもらいましたよ。
当時は海外は憧れで、海外転勤が決まったときは凄く嬉しかったこと。
ブラジルまで飛行機を乗り継いで48時間もかかったこと。(今は20時間くらいらしいよ)
退職祝いに義理の弟が旅行を手配してくれたこと。
仕事で日本に来ても商談や接待でゆっくり出来なかったから、今回の旅行は楽しみだったこと。
近頃の日本の若者は海外に出たがらないようで心配していること。
中国・韓国を日本が甘く見ていること。
お爺さんとの会話だけで日記2本は書けるよ。
それだけたくさん話をすれば、当然時間もかなり経っておりまして。
見事に湯あたりしました。
手足が痺れる!目眩がする!
 
夕飯は、昨日よりちょっと豪華。
飛騨牛の朴葉味噌焼き、めっちゃ美味しかった!
それにお刺身やら何やらがついて、もうお腹いっぱい。
女将さんの話し方とか気の使い方が、やっぱり祖母にそっくりでちょっと笑った。
良くも悪くも田舎に帰ったみたいだ。
 
食後はのんびりしようと思ったのですが、女将さんから『ここからバスでちょっと行ったところでイルミネーションをやっている』と聞いたので、お出かけです。
無料送迎バスで5分、会場に着いたのはいいけど、凄く微妙!
紅葉がメインだったのですが、山は少し黄色がかっているだけで、青々と言っても差し支えないレベル。
きれいな月が見える予定だったらしいのですが、曇りのためにそれも適わず。
30分ほど待てば地元の和太鼓演奏が聴けるらしいのですが、30分も何して時間を潰せばよいのやら。
諦めて帰るさ。
天体のシミュレータか何かをプロジェクタで表示していて、帰りのバスを待っている間に眺めていたら係りのお兄さんに捕獲されました。
ついつい話が盛り上がってしまい、気付けばもうすぐ太鼓の演奏。
折角だから太鼓聴いていくか。
太鼓演奏は地元の方々が行ないましたよ。
以前聴いた鬼太鼓を想像していたので、ちょっと違って残念。
鬼太鼓はプロだから、違って当然だわな。
そういえば、周りは洋服ばかりで、浴衣の私が浮いてました。
旅の恥は掻き捨て、旅の恥は掻き捨て…。
 
あとは宿に戻って、もう一回お風呂に入って就寝。
今日はちゃんと周りに人がいないことを確認してから唄ったよ!
 
明日の天気予報は晴れ。
同宿のお爺さんと同じくロープウェイで山に登るので、晴れてくれると嬉しいぞ。

11月5日

2010-11-05 | バイク
岐阜2日目。
本日は岐阜城・関が原・伊吹山・下呂と回る予定でございます。
 
7:30に起床、ホテルの朝食を頂く。
朝食と言っても、パンが4種類におにぎりが3種類、漬物と付け合せとお味噌汁のバイキング。
ビックリするくらいショボイ。
ドリンクバーにココアとコーンポタージュがあったので、まぁ許すけど。
ささっと頂いて、ささっとチェックアウトです。
フロントのお姉さんが昨晩と一緒で、お仕事大変なんだなぁと思いました。
相変わらずいい笑顔です。
こんなクズにも笑顔をくれるなんて、いい人や…!
 
最初の目的地の岐阜城までは、バイクで20分弱。
ささーっと着くはずが、あっさり迷子。
Mapfan for iPhoneの音声を頼りに走っているのだが、一向に到着しない。
画面を確認して見てビックリ。
岐阜城は金華山という小さな山の上にあるのでロープウェイか登山道で行くのですが、登山道を登らせようとしておりました。
冗談ではない。
ふもとの岐阜公園にバイクを停めて、観光開始。
 
岐阜県民って水が好きなのかな。
岐阜公園内に大小様々な川やら池やらがたくさん。
岐阜駅の南口にもよくわからない人工川があったし。
しかし思いのほか公園が広くて、ちょっと迷子気味。
時間を無駄には出来ないので、本来の目的である岐阜城へ行くためにロープウェイに乗り込みます。
 
ロープウェイで昇ること5分、そこからゆっくり徒歩で10分弱で、目的の岐阜城。
岐阜城は鎌倉時代に建立されたお城で、かの織田信長が一時期城主として治めていたそうな。
その後、江戸時代の1藩1城政策によって取り壊されたのだけれど、昭和に復元されたそうです。
中はいたって普通のお城。
小田原城とかと同じで、資料が展示されていて、天守閣が展望台になっておりました。
ロープウェイ代と入場料を考えると、ちょっとお高い気がします。
山の上にあるお城なので、眺めは素晴らしいよ。
岐阜市内が一望できて、長良川も良く見える。
ロープウェイの駅のすぐそばにリス園がありまして、リスの餌やり体験が出来るのですが、この日は幼稚園か保育園の遠足らしく、子どもたちでいっぱいだったので諦め。
再びロープウェイで岐阜公園へ戻ります。
 
いろいろあって、予定時間より押し気味。
岐阜公園、いろいろ微妙なんだよ、うん。
急いで次の目的地、関が原へ出発です。
移動時間を考えると、お昼を食べる時間がないんですけど…。
 
一般道を西へひた走り、大垣市から関ヶ原町へ。
微妙な渋滞にはまりながらも、遅れを多少取り戻して関が原へ到着。
『関が原歴史民俗資料館』を観光です。
大きなパネルを使って関が原の合戦を解説してくれたり、当時の馬の大きさを体験できたり、いろいろな火縄銃が展示されていて、意外と楽しい!
火縄銃にもショットガンやスナイパーライフルがあったことに驚き。
ただ、受付のおばちゃんたちの雑談がうるさくてげんなり。
 
時間が押し気味だけど、せっかくなので合戦場跡地を見学。
しかし、畑のど真ん中に石碑と幟があるだけでした。
諦めずに近くの石田三成陣地も見学。
ここは馬止めがあって、ちょっとそれっぽかった。
本陣は高台になっていて、周囲を見渡せる感じ。
まぁ、しょぼかったけど。
出来ることなら歴史の転換点となった小早川の陣地も見学したかったけど、ちょっと遠かったので断念。
説明を聞いたり資料を見ていると、どうも西軍を応援してしまう自分に驚き。
 
予定は押したまま、次の目的地へ。
すぐそばにある、伊吹山を登るんだぜ。
伊吹山ドライブウェイでございます。
標高1,260mまでの有料道路。
通行料高いな…数百円くらいだと思ってたぜ…。
料金所のおじさんに『頂上付近は霧かも』と言われて、ちょっとげんなり。
 
気にせず登り始めたのはいいんだけど、車が全然いない。
まぁ、平日で天気も悪けりゃ来ようとは思わないよね。
前にも後ろにも、反対車線にも車がいないまま上り続けること数キロ。
寂れた休憩所に到着。
 
休憩所は廃墟だわ駐車場はボロボロだわうっすら霧がかかってくるわで、もの凄い不安感を煽るシチュエーション。
さらに何故かカラスが1羽だけいて、廃墟のアンテナや街灯の上で鳴きまくり。
何コレ、ホラー映画?怖くなってきたんですけど。
時間も押していることだし、ささっと出発。
標高が900mを超えたところで、遂に霧に突入。
視界は100~200mってところかなぁ、走れるけど景色はまったく見えない。
まぁ、走りに来ただけだからいいんだけどね。
なーんて言ってられたのは数分。
すぐに霧が濃くなり、周りがまったく見えなくなりましたよ。
もしかして、青森のときの霧よりすごいんじゃないかってレベル。
霧というより雲の中かもしれん。
ハザードランプを点けながら安全運転。
ゆっくり走ってなんとか展望台に到着。
 
展望台に着いたところで、霧が晴れるわけでもないんだけどね。
歩幅で計ってみたところ、視界は約40mってところ。
やや大股で40歩ほど歩いて振り返ると、バイクは見えなくなっていたよ。
スゲーな。
なーんにも見えないので、昼食に非常食用のパンをかじって下山。
もう16時だから、昼食というよりおやつなんだけどね。
 
パンをかじっていると、ちょっと風が強くなりまして。
気付いたら展望台周りの霧が晴れていました。
すげー、こんなに駐車場広いんだ。
こんなに広いのに、10台くらいしか車が停まってないってのが凄い。
どうりで他の車と出会わないわけだ。
このまま霧が晴れてくれるんじゃないかと期待して下山したけど、すぐに霧に突入。
晴れたのは一瞬だけだったのか、展望台だけだったのか…。
 
この下山ではちょっとしたイベントがありました。
待避所という、下りでスピードがつきすぎた車が突っ込むスペースがあるのですが、写真を撮るためにそこに停まったんですよ。
本当はいけないんだけどね。
既に先客の車が停まっていたのですが、この車の中でカップルがイチャイチャしておりましたよ。
ジロジロ見るのは失礼だと思ってチラッとしか見ていないのですが、うん、ヤってたっぽい。
何かはよくわからないけど、ヤってたっぽい。
京都ナンバーの車の中で、よくわからないけど。
京都人、すげーな。
停まれない車が突っ込んできたら面白いのに。
 
世界とか滅びろと思ったりもしましたけど、前日の自分を反省し、気を取り直して出発。
のんびり走っていたつもりでも結構スピードが出ていたらしく、前の車に追いついてしまいました。
私は心が広いので、前の車を煽ることなく安全運転。
麓についたところで、前の車が猛ダッシュ。
信号が黄色だったために急いだらしい。
なんだろう、お前のペースに合わせてのんびり走っていたのに、お前は信号を強行突破するのか。
お前がもう少しスピードを出してくれれば、オレも信号待ちをしなくて済んだのではないだろうか。
何故か敗北感。
私の個人的な感想ですが、岐阜の信号は変わるのが遅く感じるんですよ。
青信号が長いので順調に走れることも多いけど、その分赤信号で捕まると待ち時間も長い。
それがなおのこと敗北感を強調してくれて…まぁ、心広いから許すけど。
 
個人的な感想といえば、岐阜の信号デカいよ。
国道だけだと思うけど、片側5車線もあれば信号もデカくないと見づらいのだろうな。
 
この時点で既に1時間押しでして、このままだと夕飯の時間までに宿に着かない。
流石に夕飯無しはないと思うけど、宿に迷惑かけるのはいくない。
止むを得ん、禁じ手を使うぜ!
必殺!高速道路!
関ヶ原ICから名神高速に乗り、ひたすら東へ。
途中で東海北陸道に乗り換えて、美濃ICで一般道へ降りる。
渋滞らしい渋滞もなく、かなりのショートカットに成功!
2,000円を犠牲にしたけどな!
 
美濃からは一般道という名の山道をひた走る。
既に日も暮れきっていて、あたりは真っ暗。
かなり走ったつもりなのに【下呂まで50km】という看板が見えて心が折れそう…。
そんな中でもMapfan for iPhoneは順調に案内を続けてくれます。
一方通行くらいの広さしかなく、街灯もなく、ガードレールもない山道を案内してくれます。
一応県道なんだよ、コレが。
ホント、この旅ではこんな道ばっかり走ったよ…。
 
闇夜を走ること2時間弱。
ようやく下呂温泉に到着。
下呂駅の高架をくぐったときに見えた景色が、テレビで見る下呂温泉の温泉街で、なんか感動した。
暗い道を走り続けたから、安心感もあったんだろうな。
温泉街を北へ進んだところに、本日の宿【いずみ荘】に到着。
うん、まぁ、旅館だね。
 
宿はちょっと古めで、部屋もそれなりな感じ。
料理は飛騨牛が出てきたよ!
美味しかったわぁ。
お風呂は大浴場というより中浴場な感じ。
シャワーが壊れ気味で、水が拡散しまくりでちょっと不便だった。
ただし、他に客が入っていなくて貸しきり状態。
これは気分がいいね。
中庭に無理矢理造りました感が満載の露天風呂も満喫したよ。
 
お風呂上りは部屋でまったり。
テレビを見ながらiPadで仕事をしておりました。
流石に疲れたみたいで、22時ごろには瞼が重い。
もう一風呂入って寝るべ。
 
お風呂は相変わらず誰もいなくて貸切。
気分がいいね。
あまりに気分が良すぎて、マッキーの『もう恋なんてしない』を唄っちゃうくらい。
そのまま気分良く風呂から上がると、脱衣所に中学生くらいの少年が二人。
そして少年の持つiPhoneから流れるマッキーの『もう恋なんてしない』。
き、聴かれてたーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あまりの恥ずかしさにそそくさと着替えを済ませて脱出。
布団に潜って『旅の恥は掻き捨て、旅の恥は掻き捨て……』と繰り返し呟いておりましたとさ。
 
明日の天気予報は曇りだけど、晴れるといいなぁ。

10月27日

2010-10-27 | バイク
47都道府県制覇プロジェクト第二弾。
岐阜県に行ってきました。
昨年は本州最北端の青森でしたから、南へ行こうと思いまして。
遠いと移動で疲れてしまうので、比較的近そうな岐阜で…って岐阜遠いよ!

休みがなかなか決まらず、移動スケジュールも前々日まで決まりませんでしたよ。
おかげで宿の選択肢が狭くなっちゃって…。
青森は半分しか回れませんでしたが、岐阜は一周するつもり。

有給を頂いて、4泊5日の旅です。
岐阜って言って、何を思い出します?
私は関が原だけでした。
ご当地発見の旅になりそうです。

今回の旅ではデジタル一眼とiPadをいろいろいじり倒すのも目的。
デジタル一眼はこのために買ったので、写真を撮りまくるつもりさ!
充電式エボルタも買って、予備用のSDカードも持って、準備万端!
エネループじゃなくてエボルタにした理由は、エネループプレゼントの抽選から外れたからなんだぜ。
iPadは正直不安だった。
電池の持ちとか、使い勝手とか。
ノートパソコンでは当たり前に出来ることがiPadでは出来ないと思うけど、屋外でもインターネッツに繋がる利点を信じる!


で、初日。
どう考えても初日は移動だけで終わってしまいそうな気配。
それでは寂しいので、岐阜の西のほうにある『サイエンスワールド』を目指します。
岐阜県って、かの有名なスーパーカミオカンデを有する科学の街なんですよ。
そんな岐阜県にある、サイエンスなワールドですから、期待も高まるってものです。

普段よりゆっくり目にお目覚め。
洗濯をして、風呂…は洗わなくていいか。
とりあえずノルマは達した。

朝食を頂いて、9:00に出発。
本日のルートは、国立府中ICから中央自動車道に乗り、瑞浪ICで一度降りてサイエンスワールド。
再び中央自動車道に乗って名神高速に乗り継いで岐阜市を目指します。
とりあえず、ガソリンが心配だから談合坂SAを目指すんだぜ。

中央道は平日も通勤で渋滞しているのですが、流石に時間的にも方面的にもガラガラとはいかないけどスイスイ走れる。
大型車による混雑は多少あったものの、順調に談合坂へ到着。
天気は曇りで、やや肌寒い感じ。
それでもiPadからBluetoothで音楽を飛ばして、テンションを上げて行くぜ。

大変残念ながら中央道ではちょうど集中工事を行なっていまして、所々で減速を強いられてしまいました。
それでもビックリするくらい順調に双葉SAに到着。
SAのすぐそばに民家がある、ちょっと不思議なSAに興奮。
大体SAって山の中にあるからね。
で、興奮しすぎたのもありますが、ちょっとゆっくり走りすぎてペースが押し気味。
やばい、サイエンスワールドが閉まる前に行かないと!
颯爽とバイクに飛び乗り、本線へと合流!
しかし寒い!!
何コレ、冬なの!?
しばらく走ってから気付いた、この辺は避暑地として有名な八ヶ岳なのね。
冬は豪雪に埋もれるという噂の八ヶ岳、そりゃ寒いわけだわ。

それでもなんとか遅れを取り戻して、諏訪湖SAへ到着。
ここでお昼ご飯です。
さくら丼という、馬刺しの丼が名物らしいよ!
早速頂くんだぜ!
うん、超馬刺し。
甘辛いタレと大葉やショウガの香りがいいアクセントになってうまい!
うまいけど、3/4くらい食べたところで、飽きてきちゃった…。
ハーフサイズとうどんのセットみたいなのがあるとベストかも。

でっかい諏訪湖を眺めながらお昼休み。
諏訪湖SAには温泉が併設されておりまして、冷えた体が温泉を欲しまくる。
入りたい欲求になんとか堪えて、予定通りに諏訪湖SAを出発。

その後も寒さでペースが上がらず、駒ケ岳SAで申し訳程度に休憩。
黙々と瑞浪ICを目指す。

長野と岐阜の県境、神坂山のトンネルを抜けて、無事に岐阜に到着。
岐阜、暖かい…!
逸る気持ちと暖かさに、自然とペースが上がっていくぜ。
恵那峡SAで最後の休憩を取って、無事に瑞浪ICに到着。
ほぼ予定通りにサイエンスワールドに到着!

いやね、サイエンスワールドに到着はいいんですけど、館内暗いよ?
大丈夫なの?
『本日の展示はタウニュートリノのみとなります。体験も地元の学生が使っているため、使えません』
えー?マジで?
『ごめんなさい、基本的には土日がメインなので…』
超ガッカリ。
タウニュートリノという、観測の難しいものの研究らしいんだけど、まぁようわからん。
展示っていってもパネルと増幅器くらい。
映像系は動いてないし、並列システムはPentiumだし。
ぐるっと回ってみたけど、ホントにこれしか展示がないし。
がっかりだよ、超がっかりだよ。
これがスーパーカミオカンデを有する岐阜の科学施設かよ。
まぁ、機会があったら休日に来て見たいと思います。

このまま次へ行くには時間が余りすぎているし、この敗北感を何とかしたい。
当初の予定にはなかったけれど、近隣施設の『地球回廊』へ寄ります。
元々は防空壕だったものを、展示施設として使っているんだって。
展示内容は、地球の誕生から生物の進化について。
ショボイところも多々あったけど、比較的良かったと思います。
トリケラトプスとか、モーター音にげんなりだったけど、迫力はあったよ。
こういう展示物って、ついついゆっくり見ちゃうんだよね。
気付けば予定時間で大慌て。

再び瑞浪ICから中央・東名・名神へ。
通勤時間とぶつかってちょっと混雑しているけど、順調に流れてはいるので一安心。
岐阜羽島ICで高速を降りて、一般道。
17時半くらいですが、既にあたりは真っ暗。
イヤになっちゃうわ。
しかしさすが中京、道路がすごい。
片側3車線で、交差点では片側5車線。
びっくらこいたよ。
車社会なんだなぁ。

予定よりちょっと遅れて目的のビジネスホテルに到着。
フロントのお姉さんの笑顔に癒されたよ。
アレックスはそのまま岐阜駅南口に消えていったらしいけど、よくわからない。
まぁ、すごかったよ、ホントに。

幸先が良いんだか悪いんだかわからないけど、岐阜一周の旅が始まりました。