世の中の動きをあきらかに

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株の売買では、価値は創造しないので、誰かが得をすれば、誰かが損をするでしょう

2024-08-12 17:10:01 | コラム

株価の上昇は、だれかがお金を出して買うから。

株価の下落は、誰かが安く売るから。

12月末に3万円だった株を、新NISAや円安の影響で、7月には4万円になった。

企業の経営状況を繁栄するわけでもなく、投資バブルに。

この辺り株価や為替が、企業や貨幣の価値をより正確に反映していなのが、今の経済の問題だと思うが、どうしていいのかは分からない。変動相場制や株式売買が制限されると、大口投資家が困るんだろうなあ。

7月、4万円の株が米国の株価下落と日銀の利上げ発言をきっかけに、売りになり、大口投資家が、大量に売り(たぶんプログラム設定で)、つづいて個人投資家が損金を少なくするため、売りに出し、さらに大口投資家がどんと売り逃げしていって、3万円になった。

いつも損するのは、個人投資家で、遅れて動くから。高くなってから買い、安くなってから売る。

同じ額のお金が行ったり来たりするだけで、なんの価値も創造しない株式売買。なんの意味があるのか。

社会全体から見れば、プラスマイナス0。所得税と手数料が引かれる分、目減り。

企業の経営に役立たなければ、何の価値もない。

為替なんか、ほんと何の意味があるのやら。

新NISAの投資型では、外国株式などが安定利益確保、ということで、それは円売りドル買いとなり、円安に一役買った。

今や、新NISAは恐ろしいとなり、撤退すれば、円安傾向にブレーキがかかるかもしれない。

円安止めようとする国が得をし、大口投資家が得をし、個人投資家だけが損をしたのだろう。

今は、昨年12月ごろの株価で、元に戻った感じ。だいたい企業の経営をそのまま反映しているころに戻ったと思う。

株価暴落で損失大、だけがいわれるけれど、それに相当する額の利益を上げた人たちがいるんだが、それは誰も言わないんだね。

大きいもの、強いものには、逆らわない、ということなんでしょう。