今日7時のニュースを見ていたら、
川端達夫文科相は文科省を視察したらしい。
電子黒板の必要性を調査するための視察であったが、
テレビを見ていると授業形式であった。
授業は今問題の小学校英語の授業であった。
先生役は、この四月から前任の菅正隆氏に代わり文科省調査官になった直山木綿子氏であった。
(ちなみに菅正隆氏は某私立大学に大学教授として天下りしている。)
もともと目立ちたがり屋の直山氏だが、すごくハイテンションで、強引に生徒を自分のペースに乗せていくその授業スタイルが映し出されていた。
そして生徒役の川端大臣は
『はーい川端君、答えて』と名指しされていた。
私は電子黒板そのものよりも、川端達夫文部科学大臣があの小学校英語の授業を見てどう思ったのだろうか、という方が気にかかった。
調査官のペースに載せられることなく冷静な目で授業を見つめることができたのだろうか。
あのような授業が全国の小学校で小学校英語教育として繰り広げられていくことに、何か違和感を感じるものはなかったのだろうか。
電子黒板の設置うんぬんよりも本当に大事なことは、そのことなのだが。
大臣としての目が試される視察であった。