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ひょうきちの疑問

新聞・テレビ報道はおかしい

イギリスの大英帝国化こそが19世紀の本流……それが書かれていない 1

2017-01-04 03:01:36 | 書かれない大英帝国化

金曜日

19世紀は、ナポレオンで始まり、イギリスの帝国主義の拡大で終わる。
ナポレオンのフランスが混迷を深める一方であるのに対し、イギリスは七つの海を股にかけ、大植民地帝国である大英帝国を形成する。
イギリスの大英帝国化こそが19世紀の本流である。

しかしこのことがいくら本を読んでも書かれていない。
試しに1800年代を5年ごとの有名な事件で追ってみると、

1810年代……1812 ナポレオンのロシア遠征
              1815 ワーテルローの戦い(ナポレオン、イギリスに敗れる)
1820年代……1823 モンロー宣言(アメリカ大統領)
              1825 デカブリストの乱(ロシア)
1830年代……1830 七月革命(フランス)
              1838 チャーチスト運動(イギリス)
1840年代……1840 アヘン戦争(イギリスによる中国侵略)
              1848 二月革命(フランス)
1850年代……1853 クリミア戦争(ロシア)
              1857 シパーヒーの反乱(インド)        
1860年代……1861 南北戦争(アメリカ)
              1868 明治維新(日本)
1870年代……1870 普仏戦争(プロシア)
              1875 スエズ運河株買収(イギリス)
1880年代……1882 エジプト占領(イギリス)
              1884 清仏戦争(フランス)        
1890年代……1890 ビスマルク辞職(ドイツ)
              1898 米西戦争(アメリカ)
        
ナポレオンのあと、急激に勢力を拡大してくるのはイギリスだが、そのイギリスの能動的な動きは記述されない。
これは、フランスのナポレオン3世や、ドイツのビスマルクの動きが活発に記述されることと比べると非常に地味な記述である。
19世紀の大英帝国イギリスの顔はのっぺらぼーである。イメージがつかめないようになっている。

本当は何が起こっていたのか。
イギリスはこれより100年以上も前に、他国に先駆けて中央銀行をつくっている。イングランド銀行がそれである。
そのイングランド銀行は1815年にはイギリスの発券銀行として、正式な通貨としての紙幣を発行している。さらに翌1816年には、世界初の金本位制度を確立している。
世界の金融界を支配するイギリスの金融街、ロンドンのシティはこの頃から本格的に動き出す。
その中心で活動しているのが、イギリス金融資本家ロスチャイルド家である。ロスチャイルド家はイングランド銀行の大株主として、世界の金融に絶大な影響を及ぼしていく。
しかしこのことが全く記述されていない。

イギリスがエジプトのスエズ運河を買収したとき、首相ディズレーリに多額の資金を提供したのもこのロスチャイルド家である。
ディズレーリとロスチャイルド家は同じユダヤ人という共通項があった。

ロスチャイルド家は、戦争が起こるたび、その国が発行する国債を引き受けるという手段を通じて政治的な影響力を強めていった。


イギリスの大英帝国化こそが19世紀の本流……それが書かれていない 2

2017-01-04 02:43:18 | 書かれない大英帝国化

火曜日

1840年のアヘン戦争の記述を読んでも、そこに書かれているのは、中国側の動きだけであり、林則徐などの中国側の役人の動きだけである。しかも中国側の対応が頑ななものだったかのように書かれている。

たとえばこんなふうに、
「林則徐によってアヘンを没収された英国商人は、本国に軍事介入を要請した。」

しかしここでイギリスが中国に売りつけようとしているものがなんなのか。

イギリスは中国に堂々と麻薬を買えと言っている。そんなことを受け入れる国がいったいどこにあるのか。

そんな無理な要求を決定したのは誰だったのか。そして誰が中国攻撃を決定したのか。
そういうイギリス側の動きこそが大事なのに、そしてそれが帝国主義に向かう世界史を形成していくのに、そのことには全く触れていない。
攻撃することが当たり前のように書かれている。

このときのイギリスの外務大臣はパーマストンである。パーマストンはその後首相になり、1856年の第二次アヘン戦争(アロー戦争)を行い、中国侵略を推し進めていく人物である。
イギリスはこのとき、北アメリカでの植民地戦争に勝利し、インドでの植民地戦争にも勝利している。

イギリスは早くから植民地獲得に手を染めている。
イギリスの要求はおかしい。イギリスは中国のお茶が欲しいが、中国はイギリスのものはいらないと言っているから、というのがイギリスの言い分である。だから麻薬を買えというのである。
イギリスは中国に売るものがないのである。麻薬以外に。それでは困るとイギリスは言っている。そんな理屈があるだろうか。買ってくれないと貿易赤字になって困るというのだ。
そして中国がいらないというと、軍艦を派遣して攻撃するのである。
すごい話である。チンピラの押し売りのようなことを国家がやるのであるから。
(イギリスはもともと国の成り立ちから海賊国家である。1500年代のエリザベス女王の時代にも海賊行為は堂々と行われている。海賊を捕まえるどころか、その海賊の親分のドレイクにはサーの称号まで与えている。)

こんなことを焚きつけたのは、ジャーディン・マセソン商会のウィリアム・ジャーディンである。
ジャーディン・マセソン商会というのは、1832年に中国の広州(香港の近く)に設立されたイギリスの商社である。現在でも、イギリスで一二を争うコングロマリット化した巨大総合商社である。
設立者のウィリアム・ジャーディンは元イギリス東インド会社の社員であるが、そこを辞めて同僚のマセソンとともに、ジャーディン・マセソン商会を設立した。それが1832年である。
なぜイギリス人が中国の広州で会社をつくるのか。
このジャーディン・マセソン商会が何を中国に売っているかというと、それこそがアヘンなのである。この商社はインド産アヘンを仕入れ、それを中国に密輸することで儲けている会社である。

この会社の設立者ウィリアム・ジャーディンがイギリスの外務大臣パーマストンに手紙を送って、開戦を要請している。そしてその通り艦隊を派遣している。
この話がおかしいのは、設立間もない中小企業の親父が一国の外務大臣に宛てて、手紙を出すということ。しかもその内容が、軍艦を派遣するようにというものであること。
さらにおかしいのは、一国の外務大臣が、その要求どおり国家の軍隊を派遣すること。
そんなことは普通ありえない。

これには裏があって、このジャーディン・マセソン商会の設立の資金源になったのが、イギリス有数の金融資本家ロスチャイルド家だということである。

これで、なるほど、である。
そうでなければこんなことは起こりえない。

ジャーディン・マセソン商会 → ロスチャイルド家 →  パーマストン外相 →  イギリス政府

こういう繋がりがなければ、歴史の意味は分からない。

いくら中国側の動きを追っても、また林則徐の動きを追っても、歴史の本流は見えてこない。もともと中国は何もしていないのだから。
仕掛けたのはイギリスである。だからこれはイギリス史に位置づけられ、もっと詳細に記述すべきことだ。
しかしこのアヘン戦争は中国史としてしか出てこない。中国は何もしていなのに。だから中国史を見てもイギリスの動きは分からない。
アヘン戦争がイギリス史に出てこないのは、それを巧妙に隠すためだな。

こんなバカな歴史の記述があろうか。
ひき逃げ事件があったとき、殺された人間の傷をいくら調べても犯人は分からない。
犯人が分からなければ事故の原因も分からない。事故の原因を調べるためには、車を運転していた側の動きを調べなければならない。
しかし歴史の視点は、車にひかれた側の中国を見ているだけである。ひき逃げ事件の犯人のそれまでの動きを追おうとしていない。だから今もアヘン戦争の犯人はつかまっていない。つまり歴史のふるいにかけられていない。
アヘン戦争は中国が起こした事件ではない。イギリスが起こした事件であり、世界に衝撃を与えた事件なのだ。
しかし、この事件はイギリス史のなかには登場しない。歴史家が犯人を追っていないということである。


イギリスの大英帝国化こそが19世紀の本流……それが書かれていない 3

2017-01-04 01:38:39 | 書かれない大英帝国化

水曜日

そして1856年から始まる第二次アヘン戦争(アロー戦争)のさなかの1859年、この麻薬貿易商社ジャーディン・マセソン商会の代理人として長崎にやってきたのが、「グラバー邸」で有名なイギリス人トーマス・グラバーである。このとき21歳。日本の貿易が始まる日米修好通商条約締結の翌年である。

彼はたんなる貿易商人ではなかった。
その7年後の1866年には、グラバーは土佐の浪人坂本龍馬を使って、倒幕派の長州藩に武器を密売し、薩長同盟を結ばせている。この薩長同盟によって明治維新はほぼ達成された。
しかし日本では薩長同盟の立役者として坂本龍馬と海援隊の活躍が喧伝されるのみで、後ろで糸を引いていたグラバーの動きについては注目されない。
坂本龍馬はたんなる捨て駒である。彼は翌年の1867年には、今度は逆に船中八策を書いて大政奉還論を献策している。薩長同盟が倒幕の動きであるのに対し、大政奉還は幕府の延命策である。この相反する政策を一人の人物が行っていることは大いなる矛盾である。
しかしなぜかこのことは注目されない。
坂本龍馬に注目すべきだとすれば、それはここにある。なぜ彼はグラバーを裏切ったのか。
そしてその年に坂本龍馬は消される。
犯人は未だ闇の中である。

坂本龍馬は消されたが、グラバーと関わりを持った多くの志士たちはその後、明治新政府の高官に上りつめている。
その代表格が4度首相を務めた長州の伊藤博文だろう。
彼は薩長同盟成立の3年前の1863年、グラバーによってイギリスに密航している。後の外相井上馨ら4人とともに。井上馨も長州である。彼ら5人は現在「長州ファイブ」と呼ばれている。その渡航資金はジャーディン・マセソン商会が出している。

そのジャーディン・マセソン商会は、1865年に香港に香港上海銀行を設立している。この設立にあたっても、ロスチャイルド家の資金がつぎ込まれている。
もともとこの香港上海銀行は、ジャーディン・マセソン商会が中国との麻薬取引で儲けた莫大な資金を本国イギリスに送金するために設けられたものである。
今も香港の国内通貨である香港ドルは、香港上海銀行というイギリスの巨大銀行によって発行されている。

長崎のグラバー邸を少し下ると、それに隣接して香港上海銀行の長崎支店が大通りに面して建っている。今は記念館として。
グラバーはこの香港上海銀行の長崎代理店になる。こうして長崎にはイギリス資本がたっぷりと流れていたのである。

この資金が三菱財閥をつくる資金源になっていく。
三菱財閥の創始者である土佐の岩崎弥太郎は、同郷の坂本龍馬がつくった海援隊の前身、亀山社中で会計係を務めている。ここから岩崎とグラバーのつながりができる。
長崎には三菱重工業の巨大な造船所がある。これももともとはグラバーがつくったものである。グラバーは三菱に払い下げたのだ。
グラバー邸も長崎市の管理になる前は、ながらく三菱の所有であった。グラバーに関する資料が少ないのはこのためである。
明治維新後、グラバーは東京に居を移し、三菱財閥の重役として仕事をしていく。三菱系のキリンビールもグラバーがつくったものである。このように彼は決して表にたたない。

グラバーが東京移ったとき、その居宅を無償で提供したのは後の首相伊藤博文である。
グラバーがつくった三菱は、日本一の政商としてこのあと急速に財閥化していく。


ベニスの商人と長崎のグラバー

2017-01-03 17:44:51 | 書かれない大英帝国化

2023.11


【金目当ての結婚】
昨日の演劇会でベニスの商人があって、私もどうにか見ることができました。これは今授業でやっている株式会社や金融のことと何の関係もないように見えて、結構あるんですよね。時代が1500年代後半のベネチアですね。扱っている問題がユダヤ人でしょう。

ユダヤ人というと、まだ私が若い頃から、ユダヤ人に同情する言論はいいんですよね。ただユダヤ人に対する批判というのは、日本というのは一応は法治国家で民主国家で、言論の自由が保障されるじゃないですか。しかし、それは人間に100%の人間というのはいないから、何でも良いところと悪いところはあるんですよね。良いところだけは同情はしていいんだけど、ユダヤ人に対して不都合な記事を書いた雑誌があったんです。1995年に。その出版元は文芸春秋という最大手です。文芸春秋、聞いたことないですか。そこの「マルコポーロ」という人の名前みたいな雑誌があった。でもユダヤ人を批判したら、マルコポーロは一発で廃刊です。廃刊というのは、今月だけ出版停止じゃなくて、この雑誌自体をなくすことです。

そういうことがあって、そのユダヤ人のことに対して、ベニスの商人本人はユダヤ人じゃなかったけれど、この物語の実質的な主人公がユダヤ人でしょう。ユダヤ人のシャイロックというのは金貸しの悪役じゃなかったですか。それを言ってよい本というのは、私が知っている限りこの物語だけです。うかつにこれを言うと、雑誌が潰されたりするんです。そういうふうなことが重しになって、言いたいことが言えずに、これを言ったらまずいよなという感じがあった。もう30年も前からね。

そういうわけで、そのユダヤ人のことを言うのはけっこう難しいんですね。しかしこれは予想していたわけではないけれども、これを選んだ先生は先見の明があったね。先月イスラエル戦争が起こったじゃないですか。イスラエルというのは何人の国か。ユダヤ人の国です。あそこがいま大虐殺やってるでしょ。そしてそのことも非常に言いにくい事ではあるんですけれども、まあこういうのがあると、非常にタイムリーです。このことはなかなか言えない。去年はどこで戦争が起こったか。ウクライナでしょう。今年がイスラエルなんです。2年連続して戦争が起こっている。とてもまずい時代です。

そのベニスの商人ですけど、シェークスピアで、一番名が売れているのはロミオとジュリエットの恋の物語でしょうね。あの手の話も好きですけれども、本領はどうもこの人は謎の人です。暗部を知っている。この時代の。もともとの出だしが、1人のかわいい王女様ではないけれども、金持ちの貴族の娘さんを、多くの男が、その美貌に惚れ込んで、オレと結婚してくれ、オレと結婚してくれ、この話は結構ある。1人の女性めがけて。日本では何ですか。これは、かぐや姫ですよね。
しかし違うのは、かぐや姫の気立てにほれ込んで結婚申し込んでいるのではない。それをもう隠してない。親から受け継いだ財産です。財産目当てです。この本は売ってあります。500円で買えます。岩波文庫とか、角川文庫とか。それを読むと、男たちがやっぱり財産が欲しいとハッキリ言っている。財産目当てです。そこが違う。お金目当てです。お金の話、それを恥ずかしげには書いてないところが、日本人との考え方の違いかもしれない。

違うのはもう一つあって、かぐや姫の話は小学校の時から聞いているでしょう。結末はどうなるか。月に登っていく。それは知っている。その前はどうか。イヤだイヤだといって、結婚しない。結婚しない姫です。日本で人気があるのは。でもこれは容易く結婚する。そこらへんからストーリーの構成が違う。昔からどっちかと言うと、男が金持ちで、財力に物を言わせて、オレの嫁になれよ、そんな金なんかで嫁に行けるか、みたいな女性の方が、日本では人気が高かったけどね。


【1596年のイギリス】
舞台背景は、1500年代のイギリスです。1596年に発表された作品です。シェークスピアはイギリス人です。ベネチアは、イタリアのここらへんにある。作者は行ったことないと思う。ベネチアのことを想像して書いていると思う。ベネチアは有名、ここはイタリアです。水の都ベネチアといって、ゴンドラが浮かんで、風景がいい観光都市ですけど、あそこは泥の都、島です。ちょっと違うだろうけれど、九州にも海がある。泥の海が。その沖には島があるんですよ。そういう泥の島に、なぜか人が住み着いた。誰が好き好んで住み着くか。海の男ですよ。こういうとカッコいいけど、海賊です。もともとは。それで儲ける。それで儲けて、運河を整備する。


【遠距離貿易商】
海の上に乗っかっているから、今でも車も走れない。道がない、舟で行くしかない。そんなところの話ですよね。もう貿易都市です。貿易都市というか、都市というか、あそこはベネチアだけで一つの王国です。都市国家みたいな。海洋国家でもある。その主人公というのは、ベニスの商人で、シャイロックではなくて、アントニオという、この人の仕事は何だったかな。遠距離貿易商です。何処へ行っているか。この人は。これは世界史では、高校レベルで、世界史選択生はやってるんですけど、こんなところです。西インド諸島と言ったでしょう。西インド諸島はインドですか。君たちが習っている西インド諸島はアメリカでしょう。アメリカに行っている。

私が株式会社の発生で言ったように、宝探しのような、命知らずの男たちを操る大親分ですよ。劇中では、胸の肉を1ポンド切り取られて、殺されそうな、かわいそうな役柄だったけれども、彼の本性はそういうものじゃない。ものすごく経済的に強い人です。やがて大貿易会社の社長になろうかというような人です。

西インド諸島まで行っている。これも原本では書いてあります。4隻とも難破したという話だったでしょう。どこに行っているか。西インド諸島です。イタリア周辺をチョコチョコ行っているんじゃないです。大航海している。コロンブスがアメリカ大陸を発見したのが、その100年ぐらい前です。100年ぐらい前から、ヨーロッパ人がここら辺に乗り出していた。本当言えば、地中海を通って陸路からインドに行っていた。しかし、コロンブスが、新大陸を発見すると、大西洋側の
リスボンとか、オランダとか、こういった所が強くなる。地中海に面したベニスは没落都市です。沈んでいるところです。繁栄が終わってるところです。

そのシェイクスピアの頭の中には、当時のイギリスの、イギリスはここです。4年後の1600年には世界初の大貿易会社が、国家の肝いりでできる。ここらへんは高校レベルです。君たちも世界史で習って出てきていたかもしれない。1600年イギリス東インド会社を設立する。そして、アメリカ大陸との貿易をやってる。これは大西洋貿易です。ここに国王も絡むんです。このイギリスのエリザベス1世と言うのは、去年亡くなったのは2世のほうですけど、エリザベス1世というのは、儲けるんだったら何でもいい。だから海賊を使う。海賊に分捕って来いという。そこから税金とる。分捕りはオーケーという。たぶんアントニオがやっていたのは誰を運ぶ商売か。奴隷貿易です。時代背景からいうと。


【金貸しシャイロック】
そのユダヤ人ですけど、これはたまたま、1492年にコロンブスがアメリカ大陸を発見した時には、ここはアフリカでこうなってる。イスラエルはどこにあるか。ここです。イスラエルは。ガザ地区は、ここにちょこっとある。うちの県よりも小さい。ここで人が、もう死者が1万人軽く超えた。今起こっていることはすごいことです。堂々と、ガザの北部は、南部へ移動しろといっている。うちの県人の半分はここから南側に移動しろという。けれども隣の県から攻めてくる。うちの県の北側に済んでる人間は、移動しろといって。北半分をどうするか、オレたちのものだと言った。オレたちのものだ、オレたちが管理するんだと、2~3日前に言った。これはすごいことです。今起こっていることは。それをアメリカのバイデンは支持している。

イスラエル人、ユダヤ人は、2000年前にここはつぶれた。イスラム世界が、こういうふうに行っていた。ここらへんまで実はイスラム世界だった、スペインまでは。スペインの遺跡は、私も一度行って見たいけど、キリスト教の遺跡だけではない。イスラム教の遺跡がある。地下を掘れば、イスラム教のお寺が出てきたり、いろいろなものが出てくる。ここに住んでいたユダヤ人をですね。たまたまでしょうけれども、追放したんです。ユダヤ人は、行くところを失って、あちこちに放浪して、ユダヤ人のシャイロックというのは、こういうふうに行った可能性がある、御先祖様は。

しかし今はイスラエル戦争が起こっている。ウクライナ戦争が去年から起こった。ウクライナの大統領は誰ですか。最近、イスラエルに押されて、ほとんどウクライナ戦争は報道しないけど、まだ戦争は続いています。たぶん負けます。日本は勝つ勝つといっていたけど。このゼレンスキーは、ウクライナ人か。ユダヤ人です、実は。

なぜウクライナにユダヤ人がいるのか。ウクライナはここです。イギリス、スペイン、イタリアですよ、ギリシアですよ。この海は何か。黒海です。黒海の北にあるのがウクライナです。

このユダヤ人に2つあって、こっちをスファラディーという。スペイン系のスファラディーです。これがもともとのユダヤ人です。もう一つ、アシュケナージといって、これが謎なんです。謎なんだけど、イスラエルのユダヤ人は2000年前ですけど、黒海の北沿岸に1000年前にハザール王国というのがある。これはユダヤ教国家です。これはどのレベルの知識かというと、文系の世界史教科書には載ってないけれども、資料集には載ってる。これじゃないか、といわれる。この可能性もある。だからロシアには、ユダヤ人が多いんです。それで君たちの地図帳を見ていると、ロシアと中国と朝鮮、北朝鮮のちょうど境界、一番東の方のロシアに、何とか自治区というのがある。ユダヤ自治区というのがある。ロシア共和国にはユダヤ自治区があります、実は。

ユダヤ人は、国を2000年間失っていたけれど、2000年後の1948年に復活した国が、今の戦争をやってるイスラエルです。今年、戦争をやっている。

だからヨーロッパにいるユダヤ人というのは、外国人扱いです。それは演劇でもそういうシーンがあった。ユダヤ人のような外国人が、本国のイタリア人の命を取ろうとした場合には、その外国人の命を取ると言った。外国人扱いです。どこに行っても。まともな商売につけないから、彼らがやっていたのが、この金貸し業です。ユダヤ人には金貸しが非常に多い。これは利子をとる。金貸しというのは。今では当たり前ですけど、なぜ、これも本を読むと書いてあるけれども、シャイロックというのは、ベニスの商人のアントニオが嫌いで嫌いで仕方なかったでしょ。それはなぜかというと、商売の関係です。この人は利子をとりたい。ユダヤ人だから。アントニオは利子をとらない。キリスト教は利子を禁止していた。オレは取らないと。それがたまらず、いい顔しやがってと。歴史的な対立です。個人的な対立ではなくて。

しかしそのキリスト教もユダヤ教に押されて、1517年に利子を取っていいと、ちょうど認めた。この1517年は、ルターが95箇条の論題を貼り付けて、宗教改革に乗り出した年です。そのユダヤ人のお金の貸し方はちょっと特異で、自分たちの仲間から利子を取るなんてことは、とんでもないやつだというんです。絶対取るなという。でも外国人からは、どんどん取れという。二重基準です。身内からは取るな。外国人から取れという。これはユダヤ教の旧約聖書にそう書いてある。そういう利子ですよ。


【銀行業の発生】
彼らがこの後、ドラマはここまでだったですけどね、私が授業で言ったことはここから始まる。中心はこういう金融業者です。金融業者の中心はヨーロッパではユダヤ人です。その理由はいろいろあるけど。最初はそれだけ物騒だから泥棒いっぱいいるから、お金を預けるんですね。紙幣ではなくて金貨を。これを金匠という。ユダヤ人は泥棒に盗られないように、パリッとした運べないような大きな金庫を持っていた。それで手数料を取っていた。預かって手数料を取っていた。しかし前に話したように、それを人の金は、人に貸したらいけないでしょう、普通は。それをまた人に又貸しするんです。人から預かったものを又貸しする。又貸しして利子をとる。こうやって貸した相手がアントニオという貿易商です。金貨のことも、見せました。

次にやるのが、1万円金貨を預かったら、ハイ預かりましたという紙を、証文を書いて、サインして渡す。これが引換券になって、これ持ってきたら交換しますよ。そのうち紙幣というのは、その預り証がお金のようになって流通し出すんです。これが紙幣です。預り証が紙幣になる。おまえホントに預かり証分の金を持っているか、と言われたら、では見せましょうか、と言って、金庫の扉を開けたら、金がいっぱいある。それで安心する。見せ金です。しかしこれは何かというと、人のお金を預かって、紙幣を印刷して、それを貸し出すというのは銀行です。銀行業の発生です。

この金融業は経済を動かします。君たちは物作り中心の仕事に着くと思うけど、会社はそれも大事だけど、しかしそれだけで回っているんじゃない。こんなことをやる人がいないといけない。それが裁判に、どういう構図であったかというと、第2幕で左にシャイロックがいて、右側に、縄で縛られたアントニオがいて、3000ダカットというのがどのくらいの価値か分からないけど、お金を貸したんです。

これがもし貸したのではなくて、お前が船を出して儲けたら、分け前をオレにくれと言って出資していたら、これは株式会社になる。この人は。出資した人は、出資者または銀行です。あのドラマでは金貸しのシャイロックが負けた。しかし歴史は、そうなってないです。


【大英帝国】
そういうふうになった銀行が、では誰に次に貸すかというと、これを裁いたお殿様みたいな人がいたでしょう。女性はどうでもいいです。あの主人公の女は、お金持ちの娘さんは。結婚した。あのお殿様がいた。お殿様の元で裁判した。ベネチアというのは国です。小さな。そのお殿様に貸すんです。お金が足らないから。戦争資金です。あそこあたりは戦争がいっぱい起こるから。イスラエルでも一番不透明なのは、そのお金です。どこから、イスラエルにあれだけのお金が来ているのか、全く分からない。お金を貸せ。貸しましょう。その代わり、オレに1万円札を印刷させてくださいといったら、もう立派な日本銀行です。王様と結びついていたらこれができる。これが中央銀行です。でももともとは民間の金融業者です。もともとは。発生史的に言うと。

国王に貸したら中央銀行になる。こういうのが一番最初に、ここからは高校レベルです。高校世界史のレベルです。最初の中央銀行として成立したのが、イギリスのイングランド銀行です。1694年。名誉革命が起こったすぐ後です。最初の、と言ったらいけないけど、失敗した銀行がその前に1つあるから。しかし成功した最初の銀行はイギリスの中央銀行です。何のためか。この後、ボッコリ戦争していきます。イギリスは。そのために王様は、お金を貸してくれという。なら借用証書を書いてください。私を印刷しますから、利子ももらいますけどと。王様は借用証書を書いてください。来年返すという。これが国が発行した国債になる。

これは印刷できる。お金を。だからどんどん貸す。こういう紙のお金を一番持っていた国がイギリスです。あんな小さな国が、あんな小さなイギリスが、このあと大英帝国になる。世界の海をまたにかける。なぜかというと金融です。あのベニスの商人というのは、ここらあたりを説明する縮図です。縮図というのは、解凍しないといけないから、見ただけでは分からない。これを引っ張って、どいうことか、だいたいわかる。全部つながる。そういう事をちゃんと書いとるから、シェークスピアというのは偉いんでしょうね。文学的な評価は私は分からない。良いのか悪いのか。しかし経済的な面から言うと、すべて説明できるようなことを書いている。ここからこうなるんだと。

イギリスは、1700年代にかけて、まず1688年にファルツ継承戦争を戦う。国同士、ドイツの地方の名前です。ファルツという。そこは俺のものだ、俺のものだ、いまのイスラエル戦争で、ガザは俺のものだと言っているのと同じです。全部イギリスが絡む。詳しい事を言うと、1つの戦争を言うのに30分ぐらいかかるから、もう言いませんけれども、
次に1701年にはスペイン継承戦争
1744年にはオーストリア継承戦争
1756年には七年戦争
もう引っきりなしに戦争します。
これはヨーロッパでの戦争です。それに合わせてアメリカ大陸で、きちんと4つ戦争が起こっていく。ヨーロッパとアメリカはしょっちゅう戦争している。

そしてアメリカ独立戦争も突然起こったんじゃない。七年戦争で、ほぼイギリスが勝利して、アメリカにユダヤ人が新大陸を求めて移住していく。だからユダヤ人が一番多く住んでるのは、イスラエルの次は今でもアメリカです。特にニューヨークなんです。しかも金融街のウォール街なんです。そういう財力を持ったユダヤ人がいて、1775年にアメリカ独立戦争で、アメリカが勝つ。

そしてほぼ10年後、1789年にはフランス革命が起こって、ルイ16世が死んだ。フランスというのは実はイギリスのライバルです。イギリスの敵です。イギリスはもう敵なしです、だから。敵がどんどん潰れていく。まぁもうちょっと詳しく知っている人は、ワーテルローの戦いで、イギリスのユダヤ人のロスチャイルド家の活躍が、金融面での活躍がありますけど。
そういうことであの小さいイギリスが世界帝国になっていって、グレートブリテン、漢字で書くと大英帝国となります。こうなるとイギリスが、次はこれで終わらないんです。

次は中国です、中国の金融会社として、ジャーデン・マセソン商会、これは教科書レベルではない。しかしこれは今でも香港のお金を発行してるのはどこか。中国政府ではない。この子会社に香港上海銀行というのがある。近くの空港から飛んでいるのは、上海ですよ。この香港上海銀行はHSBCといって、ものすごく大きな銀行ですけれども、そこが香港の通貨である香港ドルを今でも発行している。この香港を拠点にして、1840年にイギリスが起こしたのがアヘン戦争です。麻薬を買えと。買わないといったら、侵略する。


【長崎のグラバー】
そしてその13年後の1853年に、ペリーが日本に来る。日本は開国させられる。しかしこの後、明治の日本で影響を持ったのはアメリカではないんです。イギリスです。アメリカのことは出てこない。ペリーのことは。あと出て来るのはイギリスばかりですよ、日英同盟でもそうです。日本とロシアの日露戦争で日本が勝てたのは、イギリスとの同盟、日英同盟があったから。

なぜそんなことになるか。1859年に長崎にグラバーが来るんです。あのグラバー邸のグラバーです。グラバー邸は知らないかな。長崎の観光名所です。1日で行けるよ。
彼が長崎に来る。この人は、日本の幕末に武器を売った武器商人です。個人でそんな大商売をできたのか。このジャーデン・マセソン商会の社員として来るんです。けっきょくイギリスなんです。イギリスと結びついている。ベニスの商人はイギリスの話です、実は。シェークスピアもイギリス人です。その跡は、今は博物館になっているけど、長崎に行けば、長崎の駅から歩いて15分ぐらい行ったところに、香港上海銀行の長崎支店跡という木造の建物が今でもあります。こういうことで日本の幕末史や近代化にも深く関係していったところです。

そういうお話でした。