火曜日
https://www.ifinance.ne.jp/glossary/finance/fin130.html
Fractional reserve banking(部分準備銀行制度)とは何か
銀行では実際にreserve(準備)しているお金よりもずっと多いお金を貸し出しに回しています。
準備率を10%だとすると、100万円の預金があったときに10万円は準備として取っておき、90万円は貸し出されることになります。
このように、銀行が準備しているお金よりも多くのお金を業務に利用していることをfractional reserve banking(部分準備銀行制度)と言います。
この90万円を借りた人は何かの支払いに使い、その90万円を受け取ったCounterparty
仮想通貨の世界では、Counterpartyはビットコイン・ブラットフォーム上に作られた分散取引所搭載型の仮想通貨プラットフォームの名称を指す場合が多い。BitShares等の分散取引所搭載型の仮想通貨プラットフォームの競合に当たる。CounterParty上の基軸通貨、XCP、はProof of Burnを使って配布された。「Counterparty」はあくまでもプラットフォームの名称であり、「Counterparty Risk(カウンターパーティ・リスク)」とは関係がありません。
">カウンターパーティはその現金を再度銀行に預けるわけですから、この時点でお金が一周して銀行にお金が戻ってきたということになります。
この90万円の10%である9万円は準備金として取っておき、残りの81万円は再度貸し出されます。
このサイクルがずっと回り続けることで、最初にあった100万円の預金から何百万円ものお金が無から作られ、人々に貸し出されていくわけです。このように準備しているお金よりも多くのお金が無から作られることを信用創造と言います。
これは銀行は慢性的にinsolvent(支払い能力のない状態)の状態で運営しているということと同意義です。
つまり、取り付け騒ぎが起きて、預金の引き出しが一斉に行われたら、現金が手元になく支払い能力を超過してしまうため、銀行は簡単に潰れてしまうことになります。
結局これは人の無知を利用した不正なシステムだと言えるわけです。
椅子取りゲームで音楽が鳴っている間は人々は安心してしますが、音楽を止めたら人数分の椅子がそもそもないことに人々は気づいてしまうわけです。
音楽を止めたら、誰かが必ず負け、パニックが起きるから、音楽を止めないまま運営している自転車操業的なシステムなのです。
銀行は実際に保有している準備金よりもずっとずっと多くのお金を人々に貸して儲けているのです。
銀行を利用するときは、このような自転車操業的なシステムを採用していることを理解した上で利用しましょう。
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【私のコメント】
実際には、銀行は、預金者から現金で100万円預かれば、その100万円を準備金として、1000万円の貸し出しを行うことができる。
差額の900万円は、何もないところから銀行が勝手につくったものだ。
『銀行は、預かったお金よりも多めに貸し出しをするテクニックを身につけていく』(金融の世界史 板谷敏彦 新潮社 P5)