ひょうきちの疑問

新聞・テレビ報道はおかしい。
2020年のアメリカ大統領選以後はムチャクチャ

いまだ小沢批判…野党結集を邪魔する野田前首相に非難噴出

2016-03-06 06:51:10 | 小沢一郎

2016.3.6(日)

日刊ゲンダイ より
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/176719


                 政権転落のA級戦犯(C)日刊ゲンダイ


いまだ小沢批判…野党結集を邪魔する野田前首相に非難噴出
2016年3月5日


 一体、いつまで昔の個人的な恨みをグチグチと口にしているのか――。
“野党結集”を邪魔する野田佳彦前首相に批判が噴出している。


 ようやく新党結成に動き始めた「民主」と「維新」は、野党勢力の結集を目指し、他の野党や無所属議員にも幅広く参加を呼びかけている。
実際、民主と維新が合流しただけでは、自公政権に選挙で勝てない。


 ところが、野田前首相が、野党結集に水を差しているのだ。


 3日、連合の春闘決起大会に参加した野田前首相は
「一番(私の)足を引っ張った(小沢)元代表さえ来なければ、あとは全部のみ込もうと思っている」
「方針が決まってもゴチャゴチャ言うのが民主党の悪いクセだ。一番ゴチャゴチャ言ったのは(小沢)元代表だ」
と、5年以上前の個人的な恨みつらみを理由に、小沢一郎を排除すると宣言した。


 しかし、民主党の岡田代表も、維新の松野代表も、ホンネでは小沢一郎の力を借りたいと考えていることもあって、
心ある野党議員は全員、野田前首相を白い目で見ているという。民主党関係者がこう言う。


「そもそも野田さんは、民主党を政権から転落させたA級戦犯です。最悪のタイミングで解散を打って、民主党を大惨敗させた。
あの男には他人を批判する資格はありませんよ。
足を引っ張られたと恨み言を口にしていますが、小沢さんは足を引っ張ったのではなく、財務官僚にだまされて消費増税をやろうとしている野田さんに対して、
『消費税率をアップしたら日本は大不況に陥る』と増税に反対しただけです。
結果は、小沢さんの警告通りになった。
野田さんは『自分の考えが間違っていました』『小沢さんのアドバイスに従うべきでした』
と頭を下げるのが当然なのに、足を引っ張られたなんて、あまりにも勝手な言い分ですよ」


 2月19日、野田前首相は、予算委員会で
「安倍総理、お久しぶりです、覚えていますか」
と切り出して質問したが、安倍首相に
「私たちは選挙に勝ち、皆さんは負けた。そのことを噛みしめて欲しい」
とバカにされ、大恥をかいている。
「あいつは嫌いだ」「こいつはイヤだ」と野党結集を邪魔する男は、クビにした方がいい。

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【私のコメント】

同じ民主党政権でも、
鳩山内閣と、それに続く菅内閣・野田内閣では全く性格が違う。
菅直人と野田佳彦は、アメリカに担ぎ出された首相。
彼ら二人は首相になるために毒まんじゅうを食らった人間だ。
にもかかわらず悔い改める気配は全くない。
両者ともに小物だが、こういう小物政治家を使って、野党共闘を妨害しようとする輩がいる。


【対談】小沢一郎×小林節 こうすれば安倍政権は倒せる!

2016-01-03 08:45:04 | 小沢一郎

日刊ゲンダイ より
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/172507



【対談】小沢一郎×小林節 こうすれば安倍政権は倒せる!

2016年1月1日


小沢一郎氏(左)と小林節氏(C)日刊ゲンダイ
小沢一郎氏(左)と小林節氏(C)日刊ゲンダイ


国民の怒りは間違いなく持続している(小林)


――まず、2015年をどう総括しますか。

小林 
9月19日の暴挙まで国民の反対運動は大変盛り上がりました。
やはり、安倍さんの異常性が際立ち、憲法が、9条が、議会制民主主義が、国民主権が危ないということで、国民の中にあった怒りと恐れが表に出てきたのだと思います。

小沢 
国会議員のひとりとして、議会制民主主義がまったく機能しなかったことは残念です。
選挙で明確に国民と約束していない「新」安保法制を、しかもほとんどの人が憲法違反だと言っている中身を強行した。
国民に対する背信行為です。
多数決は否定しませんが、数の暴力に対し、何もできなかった野党側の責任も非常に大きいと思っています。


――新安保法成立後、国民の怒りが少し引いてしまったかのように見えます。
野党が安倍政権への対抗軸をつくれていないことも大きいと思いますが。

小林 
いま私の手帳、この先6月までほとんど講演で詰まっています。
つまり、参院選に向け、怒りは持続している。
反対運動では、これまで外へ出たことのない学者や元裁判官だった法律家まで立ち上がった。
子連れのママや学生たちも。
みんないろんな議論をしながら、知的に怒りを確認して、決意を固めたと思うんです。
選挙でこの政権を生んでしまったのだから、選挙で取り返さなければ、と。


小沢 
いままでほとんど政治活動の前面に出ていらっしゃらなかった各分野の人たちが危機感を持って顔を出し、名前を出し反対の主張をするという状況は、これまでの日本になかったことだと思います。
その気持ちと主張をきちんと受け止めて、自公に代わる受け皿をつくり上げることが政治家、政党の当然の責任です。
年内にきちっとした野党統一の形がつくれなかったことは残念で、ある意味、安倍さんと同じような国民に対する背信行為になってしまうのではないかと、深刻に思っています。


小林 
私はそこまで深刻に考えていません。
7月の選挙の1週間前までに野党はまとまればいいと思っています。
理想は1つの政党ですが、各党それぞれいきさつがあるし、過去の軋轢の記憶もある。
そう簡単ではありません。
ですから我々が先陣を切る。
野党の政治家を包囲するネットワークを1月にブチ上げる予定です。
樋口陽一先生(東大名誉教授・憲法学者)らと一緒に、年齢、性別、分野もさまざまですが発言力がある200人くらいでまとまって、緩やかな応援団として野党を追い込んでいく。
最後は「安倍政権を存続させるよりはいい」ということで、まとまると見ています。



ベターな選択をするのは「野合」ではない(小沢)



小沢 
先生のおっしゃる通りで、僕は新党は現実的には難しいと思っています。
統一名簿方式、俗にいうオリーブの木の方式しかない。
それは選挙の直前でもいいんですが、問題は候補者調整です。
これが意外に難しい。


小林 
私は複数選挙区、つまり大選挙区と比例区は各党それぞれ我を出して戦って、1人区だけで協力すればいいぐらいに思っています。


小沢 
最善の策が新党、次善の策が統一名簿とすれば、先生がおっしゃる候補者を1人に、というのは三善の策なんですが、そこまでだとしてもなかなかまとまらないと思います。
候補者調整をするテーブルがないんですよ。
個々にやりだすと、この人は民主系だ、維新系だとか揉める。
候補者調整は時間がかかるので、統一会派でも何でもいいから調整のテーブルづくりを急がなければなりません。
そこで共産党が方向転換して各党に声を掛けているんですが、みんな嫌がってねえ。


小林 
あの反応はひどいですね。
テレビニュースで見たのですが、民主党幹部が共産党について、「革命政党とは一緒になれません」と言っていました。
しかし、「革命」といえば米国の独立戦争もそう。
明治憲法から日本国憲法に変わったのだって革命です。
仏の人権宣言も革命で出てきた。
革命というのは単に不連続に体制が変わることです。
過去の革命はみな、内容的にいい方向に変わっています。


小沢 
しかも、共産党は現在の日本国憲法の体制を革命でぶっ壊そうと言っているんじゃないですよね。
護憲政党ですし、安保や自衛隊も仕方ないというところまで踏み込んでいる。
今度の通常国会、天皇陛下が臨席する開会式に志位さんが出席すると表明しましたが、僕もそれを勧めようと思っていたんです。


小林 
志位さんの出席、大賛成です。
護憲派だったら天皇制も認めなきゃ。


小沢 
日本国憲法の第1章は「天皇」なんですから。
これまで欠席していた開会式に出席すれば、共産党のイメージもガラリと変わる。
僕と一緒に行こうと言って、無理やりでも志位さんを引っ張り出そうと思っていました。


小林 
どうも、共産党が出てくると構えてしまう人が多いんですよね。
先日出席した宇都宮でのシンポジウムのパネリストに共産党の県委員長がいたのですが、
会場の年配の女性が立ち上がって、
「共産党は信用できない。あなたたちは自衛隊違憲、日米安保違憲と言っている。あの中国を見たら、あなたたちに国を委ねるわけにはいかない」
と怒るんです。
それで僕が、
「共産党は独自の政策は凍結と言っているし、護憲派だから自衛隊は使うと志位委員長もはっきり言っています。安倍首相こそが、この国を戦争に持っていこうとしているんです。共産党の方がいいに決まっているでしょう」
と言うと、女性はストンと腹に落ちたようで、「ごめんなさい」と納得していました。


小沢 
日本では野党が連携するとなると、すぐ「野合だ」「選挙目当ての数合わせだ」って批判しますよね。
あれもおかしい。
この間のフランスの地方選挙を思い出して下さい。
極右の「国民戦線」を排斥するため、いままで喧嘩していた右派連合と左派連合が協力したんですよ。


小林 
あれはすばらしい教訓でしたね。


小沢 
民主主義で、よりベターな選択をするのが選挙です。
それを、特に大きなメディアは、「野合だ」と野党ばかり責める。
自公の方がよっぽど野合じゃないかと思います。



小林節氏(C)日刊ゲンダイ
小林節氏(C)日刊ゲンダイ


志位委員長は政治生命をかけている(小林)


小林 
公明党の山口代表は「連立合意の中に憲法(改正)は入っていない。自民党と公明党は別の党だから政策が違うのは当たり前」って言っていました。
政策が異なるのに連立を組むのは、権力をエンジョイするためなんですか。
これこそ野合じゃないですか。
我々が求めている野党連携は、安倍首相と公明党によって破壊された憲法を回復するという最低限の大義です。
野合だなんて言うのは失礼です。


小沢 
志位さんとは、そこまで深い付き合いではありませんが、純粋な人柄にびっくりしました。
党首会談をした際、お互いの事務局が10人くらいいるところで、「共産党もこういう大転換をしたけれども、我々は政権というものについて全く知らない。教えてくれ」ってみんなの前で言うんです。


小林 
私も志位さんのことは疑う必要ないと思います。
もうルビコンの橋を渡った。政治生命をかけています。

■民主党は若いのに頭が硬直(小沢)

――やはり連携のネックは最大野党の民主党ですね。

小林 
選挙が近づけば、民主党も目を覚ますと思います。
このまま安倍政治が続いていいのか、となれば、共産党の助けを借りてでも勝たなきゃいけない。
共産党と協力するしか選択肢はないんです。
民主党のずうずうしいところは、自ら協力を求めるのではなく、共産党が候補者を出さないでくれれば我々が勝てる、なんて言う人がいることです。


小沢 
民主党は年代の若い議員が多いのに、ものすごく頭が硬直しているように思います。
共産党だけじゃなく社民党に対しても、名前を聞いただけで毛嫌いする人がいる。
政治を変えていこうという野党の政治家としては、旧来の感覚や発想ではダメだと思います。


――その点、自民の方がはるかにしたたかです。

小沢 
そりゃあ政権を取るために村山富市さんを首相に担ぎ、社会党内閣をつくったんですからね。
党内には反対もあったけれど強行した。
手段を選ばないということの善し悪しは別として、権力への執念が違う。
だから長期政権なんです。野党はそこが全然ダメです。



学者や市民団体も入って「候補者調整委員会」(小林)


小林 
でも野党が本気になれば、ドリームチームがつくれるんですよ。
安倍さんに代わり得る首相候補が野党にいるのか、とよく聞かれますが、岡田内閣だったらどうでしょう。
岡田さんは東大卒の元官僚で、自民党代議士の経験もある。
そういう意味では敵の手の内を知っているし、頭もいい。
財閥の御曹司だからお金で転ぶこともない。
しかも当選9回。
安倍さん(当選8回)より立派な首相候補です。
そして、その内閣には、数々の修羅場をくぐってきて、いまは毒気が抜け、国会の生き字引みたいになった国会最長老(勤続年数)の小沢さんが付いている。
維新の党の松野代表と社民党の吉田党首は良き調整役。
共産党の志位委員長も頭の良さと人柄の良さで調整役になる。
そして維新の江田憲司さん(前代表)。
橋本龍太郎首相の秘書官を務めたのに自民党と一線を画している。
この頑固さと頭の良さは別格です。
それから、社民党の福島瑞穂さん(前党首)もチームの中に置けば、表現力と訴える力が出ます。
このドリームチームをいまの安倍内閣と比べてみて下さいと言うと、みんな納得するんです。


小沢 
いまの野党には、政権を取って自分たちの政策を実行するんだ、という強いエネルギーがないんですよね。
結局、民主党政権のトラウマというか、役人に操られて何もできず失敗した、という諦めがあるんじゃないかと思う。


小林 
議員にも有権者にも民主党政権失敗のトラウマがありますね。
自民党と、そしてそれと50年以上つながった役人と業界の鉄の三角形に手玉に取られた。
しかし、だからといって、自民党がいいという話にはならないはずです。
政権復帰した自民党は、以前より悪い政党になってしまったわけですから。
一方、失敗によって、民主党の議員も賢くなりました。
だから、今、国民も頭を切り替えなきゃいけない。


小沢 
神様仏様じゃないんだから、絶対的な正義や善はない。
結局、選挙は相対的な選択。
マシな政権に投票する以外にないんです。
そういう意味で、国民は棄権しちゃいけない。
14年の総選挙では09年に比べ、実に2000万人が棄権しています。
この票がどの党であれ野党に入っていれば、自民党の圧勝はありませんでした。


小林 
シールズとかママの会など、これまで棄権していた層が今度は選挙に行く環境ができている。
やっぱり受け皿をつくらなきゃダメですね。


小沢 
僕は、なんやかんや言っても、悲観はしていないんです。
ただ、せかす人がいないと、候補者調整の実務は間に合わなくなる。
衆参ダブル選挙になる可能性もあるわけですし。


小林 
世論が民主党を追い込んでいくしかないですね。
例えば、党首クラスで候補者調整委員会というのをつくったらどうでしょう。
学識経験者枠で僕もそれに入れて欲しいな。


小沢 
それはいい考えですね。
ある程度の連携ができれば、そういうところに先生方や市民団体の人にも入ってもらって、候補者調整委員会をやる。
そうすれば、政党同士がエゴを出して揉めることもなくなる。


小林 
老若男女だから、シールズもママの会も入るといい。



小沢一郎氏(左)と小林節氏(C)日刊ゲンダイ
小沢一郎氏(左)と小林節氏(C)日刊ゲンダイ


選ぶときの条件は一点、勝てる候補(小沢)


小沢 
そうですね。
参議院はいま自公が135議席。
今度、野党が80議席以上取れば、自公の多数をひっくり返せる。
これは本当に可能なんです。
野党がまとまれば1人区ほど強くなりますから、32選挙区を全部勝てる。
残りの15の複数区は各党で頑張れば、最低でも野党は1人以上取れる。
そうすると47議席は絶対取れるんですよ。
野党がまとまって統一名簿にすれば、比例も20以上取れる。
07年、僕が代表だった民主党は20議席獲得しています。
今回はその時以上に安倍政権批判が強いから、20以上取れると思う。
そうすると共産党以外の野党で70議席です。
共産党も10以上取るでしょうから、それで80議席以上になるんです。
自公が過半数を割ったら、安倍さんは退陣するしかない。
そこを国民のみなさんも、国会議員も意識すれば、みんなが幸せになる。


小林 
そういう数字を聞くと、望みが出てきます。


――候補者調整の基準は一点、勝てる候補ですよね?

小沢 
そう。絶対に情を挟んではダメ。
僕は自民党の総務局長になって選挙を任された時、田中派(出身派閥)の会合には一切行かなかった。
行って、仲間に頼まれでもすれば情に引かれてしまうから。
みんなから恨まれるけれど、誰かが泥をかぶって決めなきゃならない。
でも、独自の世論調査をして、その選挙区に入って、候補者の活動状況や周囲の評判を調べれば、どの候補者が強いかすぐ分かります。


小林 
「泥をかぶる」という感覚。いまの政治家にないですよ。
久しぶりにいい言葉を聞いた。


――候補者調整が肝だということですね。
小林先生の対談は、この後、共産、民主、維新、社民の4野党の党首とも行う予定です。
小林先生に仕掛けていただいて何かきっかけになればいいですね。


小沢 
野党がまとまらないのは、本当にくだらない理由なんです。
目先の利害や、好き嫌い。
もっと先に宝の山が待っているのに、と思うんですが。


小林 
民主党などがためにする。
だから、無知な連立反対の根拠をこれまで一つ一つ真面目につぶしてきました。
これからもつぶしていきます。
やはり、政治の力学とアカデミズムの力学と両方必要だと思います。
“バカの壁”を取り払ってあげないといけませんので。


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【私のコメント】

もし野党共闘がマスコミのいうように野合だとするなら、
昔教科書で習った大正時代の第一次護憲運動も、第二次護憲運動も全部野合になってしまう。

政党政治は憲政の常道としてここから始まるのに。


小沢一郎代表が、東京テレビ番組「週刊ニュース新書」に出演、「政権交代」と「総理大臣就任」に意欲示す

2015-06-14 17:59:36 | 小沢一郎

板垣英憲の『マスコミに出ない政治経済の裏話』
http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/4076cb7c9e3f47f703aa9cf3bb126f9c


小沢一郎代表が、東京テレビ番組「週刊ニュース新書」に出演、「政権交代」と「総理大臣就任」に意欲示す

2015年06月14日 05時32分42秒 | 政治
◆生活の党と山本太郎となかまたちの小沢一郎代表が6月12日午前11時30分からの東京テレビ番組「週刊ニュース新書」(番組ホスト:田勢康弘・日本経済新聞社客員コラムニスト、番組進行役:繁田美貴・テレビ東京アナウンサー、中川聡・テレビ東京アナウンサー)にゲスト出演した。
この日のテーマは「安保法制、そして野党再編は・・・“小沢一郎”が動く!」-
内容は
「安保法案をめぐる与野党の攻防が激しくなっているが、野党の足並みが揃っているとはいえない。強力な安倍政権に野党は共闘して立ち向かえるのか。そんな中、2大政党制を目指し何度も政界再編を試みてきた小沢一郎氏が、いま動き始めた。来年夏の参院選の比例代表で複数の野党で「統一名簿」を作る案を維新の党や民主党幹部に打診したという。野党再編をどう目指すのか。小沢一郎氏に聞く」
というものだった。

「1強多弱」下、自民・公明連立与党の安倍晋三政権が、「憲法違反の疑義」が濃厚な「安全保障法制整備関連法案」を国会で強行採決しようとしているなか、
小沢一郎代表の見解に耳を傾けるとともに、これまで2度の政権交代を実現した小沢一郎代表が、3度目の政権奪還に向けて、どんな「戦略・戦術」を打とうとしているのか、国民の多くが注視している。


◆小沢一郎代表は、4つの質問に答えた。

 ①「生活の党と山本太郎となかまたち」の党名は気に入っているか・・・〇(気に入っている)
 ②現在審議中の「安全保障法制整備関連法案」は、「合憲か違憲か」・・・×(違憲)
 ③「再び政権交代を果たすまで政治家を続けるつもりか」・・・〇(続ける)
 ④「ズハリ総理大臣になって欲しい、または総理大臣にしたい人物はいるか」・・・〇(いる)
 これらの質問に対する「答え」で、小沢一郎代表は、「安全保障法制整備関連法案」を強行採決しようとしている安倍晋三首相を退陣に追い込もうとしており、政権交代の暁には自ら総理大臣に就任する強い意欲を滲ませていた。

◆番組ホストの田勢康弘・日本経済新聞社客員コラムニストが、「維新の党の橋下徹最高顧問(大阪市長)をどう思うか」と聞いたのに対して、
小沢一郎代表は、「かつて2人でかなり話し合った。行動力、構想力、突破力があり、素晴らしい人物だ。国政に出て欲しい」と高く評価。

 「民主党の前原誠司元代表(元外相)が、小沢一郎さんを追い出したのは、失敗だったと言っていた。これから野党再編に当たって、指南役を果たすことが期待されている」
との質問したのに対して、
小沢一郎代表は
「野党各党は、それぞれの政党のままイタリアで行われたようなオリーブの木に集まり、選挙の届け出政党の傘のなかで、統一比例名簿をつくって戦えば、ごくごく簡単に勝てる。二重国籍でよい。来年7月の参院議員選挙に勝ち、次期総選挙に勝つ。ホップ・ステップ・ジャンプして政権交代を実現していく」
と強い決意を示した。

 これは、いわば「オーソドックスな戦略・戦術」である。
しかし、自民党、民主党、維新の党の各党内部で「小沢一郎総理大臣待望論」が、徐々に湧き上がってきており、単なる野党再編ではなく、大きな政界再編により「2大政党政治」が実現する可能性が大である。
つまり、各党を横断的に2つに捌いて、「2大政党」をつくるということだ。

「小沢一郎を消せ」と命じた本当の黒幕は誰か?~鳥越俊太郎氏×長谷川幸洋氏~週刊ポスト2012/07/13号

2014-08-18 06:57:33 | 小沢一郎

大友涼介です
http://ameblo.jp/heiwabokenosanbutsu/entry-11292056542.html より

「小沢一郎を消せ」と命じた本当の黒幕は誰か?~鳥越俊太郎氏×長谷川幸洋氏~週刊ポスト2012/07/13号

<書き起こし開始→

国際謀略から闇献金、果ては家庭問題まで、徹底した執拗な小沢バッシングは20年に及ぶが、いずれも空振りに終わり、政治家・小沢一郎はまだ生きている。それだけでも稀有な存在だが、なぜ小沢氏だけがこれほどまでに狙われるのか。20年前から「この男を見続ける」と注目し、ウォッチしてきた鳥越俊太郎氏と、一線を画して小沢氏の政治手法に批判的な立場を取る長谷川幸洋氏は、しかし「小沢叩きの異様さと黒幕」で意見が一致した。


◆ 検察が作り上げた”疑惑”


鳥越:私が小沢一郎という政治家に注目したのは20年以上前、たしか官房副長官だった頃で、自分の番組『ザ・スクープ』で直撃取材したことがある。47歳で自民党幹事長になり、私は日本を動かす政治家としての存在感を感じ、番組で、「この男をこれからも見続けていきます」と宣言しました。その通り、彼は政治の節目節目で必ず大きな役割を演じ続けてきたけど、こんな政治家は過去にはいなかったし、アメリカや諸外国の政治家を見渡しても珍しい。


長谷川:私は小沢氏に会ったことはないし、鳥越さんほど長く注目してきたわけではありません。私が注目したのは西松建設事件や陸山会事件そのものより、むしろマスコミの異常ともいえる小沢バッシングからでした。一方、それでも政治の中心に居続ける小沢氏のタフさには正直、驚きます。それが小沢神話に繋がっているのかもしれません。


鳥越:私も報道は常軌を逸していると感じました。


長谷川:秘密の捜査であるはずなのにこれでもか、と毎日のように小沢批判記事が出た。明らかにネタ元は検察です。マスコミがあそこまで情報を当局に依存することも異常だし、今となってみると、捜査報告書はデタラメ、西松建設からの違法献金は訴因からも外れ、陸山会事件では、どうでもいいような「期ズレ」が争点だった。はっきり言えば検察がデッチ上げたような事件だったと思います。


鳥越:異様さの象徴といえるのが、ゼネコンへの一斉家宅捜索でした(2010年1月)。検察は胆沢ダム建設で「天の声」があり、その見返りとして小沢氏にカネが渡ったというストーリーを描き、大手ゼネコンにも一斉捜索をかけた。テレビも新聞もその様子を大きく報じたが、その後どうなったかの報道は一切ない。何も出ないまま立ち消えになりました。しかし国民には”大捜査を受ける小沢”というイメージだけが植え付けられて残る。

長谷川さんが指摘されたように、西松事件はおろか、微罪に過ぎない陸山会事件ですら、検察は2回も不起訴決定をした。つまり何も犯罪行為は認められなかったわけです。それと国民が受けたイメージはあまりにも違う。


長谷川:検察審査会が小沢氏を「起訴相当」と議決する根拠のひとつになった田代政弘検事の「捜査報告書」は完全なデタラメ。特捜部長に宛てた副部長の報告書も佐久間達哉・前特捜部長が自分で書いていた、と報じられた。それに小川敏夫・前法相によれば、田代報告書にも文体に不統一な点があって、実は佐久間部長の手が入っていた可能性がある。こうなるともう検察による重大な犯罪です。本来なら大阪の郵便不正事件で証拠を捏造して実刑判決を受けた前田恒彦・元検事より罪刑が重くなる可能性がある行為です。


鳥越:そもそも検審に対して検察が説明すべきは、なぜ自分たちが不起訴にしたのかという理由でしょう。それなのに逆に「小沢はこんなに悪い奴だ」と印象付ける報告書を作った。これを検察の内部処分で済ますことは許されない。



◆ 官僚が警戒する「危険人物」


鳥越:検察が事件を作り上げたのは「小沢だから」という面があると思います。

1993年に自民党を割った小沢氏は、わずか2日で新生党を結成して細川政権を立ち上げ、自民党を野党に転落させてしまった。そういう政治勘を恐れる者は少なくない。もし彼が権力の座に就けば、これまでいい加減な事をしてきた検察、司法にも手を突っ込んでくるかもしれない。そういう危機感から始まっているのかもしれません。


長谷川:同感ですが、少し違う点も指摘したい。ずばり言って、小沢氏は「霞が関」の虎の尾を踏んだのではないか。そこには「暗黒捜査」を続けてきた法務・検察も含まれるでしょうが、本質的に小沢氏は霞が関にとって危険人物だった。

1993年に上梓した『日本改造計画』は、今読んでも色褪せないことが書いてある。まず官邸機能の強化や、政府と与党の一元化など、政策決定プロセスをがらりと変えようとしていた。さらに地域主権を主張し、地方分権基本法を提唱している。


鳥越:「官から政へ」という小沢氏の理念はその頃から変わっていないし、民主党政権になってから事務次官会議を廃止するなど、一部はその方向で動いた。今はそういう政権の姿ではなくなってしまったが。


長谷川:官僚がそれを絶対に許さないからです。

これは堺屋太一さんに教えてもらった話ですが、彼は通産官僚として1970年の大阪万博を推進した。それが省内から猛烈な反発を受け、省の部屋に閉じ込められたこともあった。なぜか。霞が関にとって、もっとも重要なのは東京一極集中であり、中央集権体制の維持だからです。1960年代というのは、そうした官僚の悲願が成就された時代で、その中で「大阪万博」などもっての外だった、と。

小沢氏は1993年の時点で官僚システムを根本的に変えようと主張していた。霞が関にとっては前に立ちはだかった最初の力ある政治家だったのでしょう。小沢氏が「中央集権を壊す可能性がある脅威」と映ったのは間違いない。実は、霞が関には世間にはよく知られていない最高レベルの秘密会合もあるんですよ。


鳥越:それこそ事務次官会議でもあったし、官房長が横の連絡を取り合ったりすることもありますね。


長谷川:それはもちろん重要です。が、実は非公式の”最高会議”が別にある。それは財務省と法務・検察の首脳、それに官僚の最高ポストである事務担当の官房副長官が集まる会合です。財務・国税と法務・検察は事務次官をはじめ、さまざまなレベルで日常的に連絡を取り合っていて、人事の交流もある。


鳥越:それが事実だとすれば「この政治家は危ないから排除しよう」「あの政治家のスキャンダルを探しておいてくれ」といった官僚による政治支配の談合になる。


長谷川:その結果かどうかはわかりませんが、私は3年目の政権交代直前から、鳩山政権は駄目だろうと思っていました。

なぜかというと、鳩山氏は2009年2月に「政権を取ったら霞が関の局長級はいったん全員、辞表を書いてもらう」と言っていたのに、政権交代前の6月には辞表の件を撤回した。あれっ、と思ったら、ちょうどその頃、鳩山氏には「故人献金問題(※注1)」や母親からの「子ども手当(※注2)」などのスキャンダルが表沙汰になった。それで折れてしまったに違いありません。

小沢氏に対しては同じ頃に西松建設事件が起き、霞が関はこれで脱官僚路線を止められると思ったでしょうが、こちらは不発に終わったわけです。

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※注1 故人献金問題 2009年6月、鳩山由紀夫元首相の資金管理団体・友愛政経懇話会の政治資金収支報告書(2006~08年)に、既に亡くなっている人や実際に寄付していない人から個人献金があったかのように虚偽記載されていることが発覚。4年間で計193件、2177万円。

※注2 子ども手当 2009年11月、鳩山元首相や弟の鳩山邦夫・元総務相が、実母から巨額の資金提供を受けていたことが判明。利息を払っておらず、贈与税逃れを指摘された。後日、鳩山元首相はそのうち12億4500万円を贈与税として申告し、6億円の贈与税を支払った。

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◆米国の虎の尾も踏んだ?


鳥越:これは直感的なものでしかないが、霞が関や法務・検察に加え、「小沢問題」にはどうもアメリカが関わってるんじゃないかという気がしてならない。

戦後の日米関係は、歴代の自民党政権がそうであったように、アメリカの言いなりでした。毎年、アメリカから日本に「改革要望書」が突き付けられ、アメリカに都合の良いように日本の制度や法律がどんどん変えられていきました。例えば、アメリカの大手小売店が日本進出したいと思えば「大規模小売店舗法を廃止せよ」と”要望”し、日本はそれを”お説ごもっとも”と聞き入れる。その結果、日本中にシャッター通りができた。

小沢氏は、自民党時代に厳しい日米交渉を経験している。官房副長官としては異例の政府特使になり、建設交渉、電気通信交渉でアメリカとガンガンやり合ったタフ・ネゴシエーター。アメリカは警戒すべき人物だと思ったことでしょう。


長谷川:そこは、どうでしょうか。先ほどの話と合わせて言うなら、霞が関にとって日米基軸は絶対不可侵の話です。だからアメリカを怒らせる政治家は危険人物ですが、『日本改造計画』の頃の小沢氏ははっきりと日米基軸を主張しています。いつから日米中の「正三角形論」になったのかはよくわかりませんが、そうしたわかりにくい政治姿勢が不信感を招いたという見方はできます。


鳥越:小沢氏は今でも日米基軸でしょう。ただ、言いなりではなく、主張すべきは主張する点がこれまでの親米派と違う。期待感からそう思うのかもしれないが、普天間問題でもオスプレイの配備計画でも、もし「小沢総理」なら違う展開を見せたのではないですか。


長谷川:政治家としての小沢氏については、私は批判的です。著書や会見などでの主張は筋が通っているし、傾聴に値する点も多い。でもそれは表の話。裏では違う顔を見せることがある。

党と政府の一体化は従来からの主張で、鳩山政権では幹事長として政府の政策に深く関与した。例えばガソリン税の暫定税率廃止をひっくり返したのは当時、幹事長だった小沢氏でした。これはマニフェスト破りの第1号です。ところが、小沢氏はその決定について自らきちんと説明していない。著書では幹事長は入閣すべきだと主張していて、そこはまだ実現していなかった、というのかもしれませんが、それならそれで幹事長の自分が説明しなければならない。理念と実際の行動に差がある。


鳥越:細川政権で実験済みなのでしょう。その時は、政権の主導権を握りたい新党さきがけの武村正義代表と角突き合わせる関係で、小沢氏は思うようにならないとすぐに雲隠れした。

国民福祉税も、本当は小沢氏と大蔵省の斎藤次郎事務次官が練り上げた政策で、細川総理の突然の発表が猛批判されて潰れたが、そういう黒幕のように動くやり方がマイナスイメージを招き、実際より巨大な悪役に見せている面はある。


長谷川:表できれいなことを言うのなら、政策決定のプロセスと結論はきちんと説明してもらいたい。斎藤元次官は鳩山政権発足直後に日本郵政の社長に就きましたが、これだって国民新党の亀井静香氏と小沢氏の差配とされている。この一発で官僚は大手を振って天下りできるようになってしまった。脱官僚路線はあれで壊れたといっていい。


◆「奢らない」と恨む記者


鳥越:「夫人の手紙」はどう見ますか?私はあまりにも”うまくできてる”印象と、消費増税の採決直前という報じられたタイミングから、これは誰かが仕組んだなと感じました。


長谷川:心情の記述などはよく書けていて、これは本物かなと思わせる内容ではありましたね。


鳥越:その”小沢ならあるだろう”という多くの人の気持ちに合わせて作られたストーリーであるところが怪しい。少なくとも、あのような私的な内容を、真偽の確認もないまま新聞までが報じることは疑問です。

やはり小沢氏は必要以上に恐れられているような気がしてなりません。


長谷川:簡単に言えば「記者に嫌われている」ということでしょう。霞が関は本当に恐れているかもしれないが、例えばマスコミの人間はもっと単純に、ネタをくれない、仲の悪い記者はシカトする、気配りをしてくれない、というような理由で小沢氏を嫌っているんじゃないですか。

小沢氏の側近は議員も記者も切られてしまうと、切られた理由もわからず、電話にも出てもらえなくなるんだそうですね。「20回もメシを食ったが、1回しか奢ってくれない。あいつはケチだ」といった高名な評論かもいます。(笑)

それに霞が関が嫌う人間を良く書く記者がいないことも事実。新大臣の人物評などは、実は官僚がくれた話とか評価をそのまま書く。逆に官僚が「あいつは駄目だ」と言えば、そのまま悪口を書いたりする。


鳥越:それでも生き残るところも小沢氏の稀有な点。今回も小沢支持票ではないにしろ、57人もの民主党議員が造反に同調した。逆説的だが、特捜部に徹底的に狙われ、マスコミに叩かれ続けたことで、それでも潰されない小沢ってスゴイなという人もいる。


長谷川:そこに殉教者のような雰囲気を感じる国民もいるでしょうね。

なぜ小沢氏が政治にこだわるか?それはもちろん、権力への欲望でしょう。それは別に否定も批判もしませんけど、あれくらいの「重要人物」はもっと国民の前で語ってもらわないといけないと思います。


鳥越:小沢氏はこれまでも総理大臣になろうと思えばなれた。それをせず、しかしここまで叩かれても政治に身を置き続けるのは、やはり日本に足りないもの、政治家として成し遂げたいものが残っているからではないか。その志があることは、私は信じたい。

←書き起こし終了>


集団的自衛権行使を容認する閣議決定を受けて 小沢一郎

2014-08-01 08:17:51 | 小沢一郎

生活の党
http://www.seikatsu1.jp/activity/declaration/20140701ozawa-seimei.html より

集団的自衛権行使を容認する閣議決定を受けて

平成26年7月1日
生活の党
代表 小沢一郎

本日、安倍内閣は集団的自衛権行使を容認することを閣議決定しました。

わが国の自衛権は、それが個別的であれ集団的であれ、日本が直接攻撃を受けたときに限りこれを行使できるのであって、それ以外のわが国と直接関係のない国・地域の紛争に関し、集団的自衛権の名の下に自衛隊を派遣することは憲法9条によって許されておりません。

だからこそ歴代内閣も、集団的自衛権については「保有しているが行使できない」との憲法解釈を行ってきたのであります。

それにもかかわらず、今回、安倍内閣が閣議決定で集団的自衛権行使を容認するのは、正に立憲主義と憲法の精神を根底から否定し、戦後日本の平和国家としての歩み、信頼を著しく毀損するものであり、到底容認できるものではありません。

本件は、戦後の日本の安全保障、国のあり方を根本的に変えるものであり、一内閣の一時的な判断で変更できる性質のものでは全くありません。安倍内閣がどうしてもこれを行いたいとするならば、憲法9条の改正を発議して、国民に問うべきであります。

言うならば今、これまで憲法が高らかに謳い上げてきた国民主権・基本的人権・平和主義・国際協調のすべてが危機に瀕しています。

生活の党はこのような議会無視、国民無視の安倍政権と全面的に対峙していきます。平和主義を規定する憲法第9条の理念を堅持し日本の平和と安全を図るとともに、日本と直接関係のない紛争については、国連の決定に協力し、世界平和の維持を目指します。


このたびの消費税率引き上げについて 小沢一郎

2014-04-03 04:49:07 | 小沢一郎

生活の党 より
http://www.seikatsu1.jp/activity/declaration/20140401ozawa-danwa.html


このたびの消費税率引き上げについて

平成26年4月1日
生活の党
代表 小沢一郎

本日から消費税率が引き上げられました。生活の党は、政治が何らやるべきこともやらず、年金、医療、介護など肝心の社会保障制度改革が不十分な中での安易な消費税率引き上げには反対してきました。今回の消費税率引き上げについては全く評価できません。

まず、今回の消費税率引き上げは生活者の家計を直撃することになります。政府が物価上昇こそ景気回復の決定打であるかのように喧伝し、表面的な物価上昇に向けて猛進してきたこともあって、既に消費者物価指数は1.3%上昇しています。そこに今回の3%の消費税率引き上げが重なり、悪い物価上昇が更に加速します。

今年の春闘でベースアップがありましたが、それは一部大企業のしかも正社員だけの話であり、それ以外の全労働者の9割近い非正規社員や中小零細企業の社員はその恩恵に浴するまでに至っていません。そうした中、消費増税にとどまらず、医療や年金でも負担増、給付減になります。

つまり、今回の消費税率引き上げとそれに伴う悪い物価上昇は、国民の所得と生活水準を格段に低下させ、個人消費を冷え込ませ、我が国の景気を大きく悪化させかねないのです。

また、安倍政権は、消費増税を行う一方で、無原則な公共事業を大盤振る舞いしようとしています。今回の消費増税は「社会保障と税の一体改革」のためのものであったはずですが、これでは何のための増税なのか全くわかりません。

生活の党は、景気回復のためには、まず、個人消費のもととなる国民の所得を増大させることが肝心であると確信しております。そのため、最も有効な経済政策として、現在労働者全体の4割近くに達している非正規雇用を正規雇用へと転換させるため、今の安倍政権の考え方とは逆に、雇用に関する規制を強化すべきであると考えております。

また、内需拡大のためには、個人消費を増やすとともに、地域主権改革の断行が不可欠です。それにより行政の無駄を全廃し、地域経済を活性化させ、雇用の拡大と雇用者所得の増大をもたらし、内需の振興を実現させることができます。

私たち生活の党は、すでに行き詰まりを示しているアベノミクスから「国民の生活が第一」とする経済・社会政策への転換をめざし、必要な行動を起こしていきます。


小沢一郎を「刑事被告人」にした「検察審査会」新たな重大疑惑(週刊ポスト)…

2013-04-09 10:34:10 | 小沢一郎

阿修羅 より

小沢一郎を「刑事被告人」にした「検察審査会」新たな重大疑惑(週刊ポスト)…スクープ全文 (日々坦々) 

http://www.asyura2.com/13/senkyo145/msg/920.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 4 月 04 日 00:25:00

小沢一郎を「刑事被告人」にした「検察審査会」新たな重大疑惑(週刊ポスト)…スクープ全文
http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-1917.html
2013年04月03日 日々坦々


先日エントリーした、
■≪小沢一郎を「刑事被告人」にした「検察審査会」新たな重大疑惑≫(週刊ポスト)
市民 VS 腐れ最高裁事務総局のスクープ記事の全文が出ていたので紹介する。

このスクープ記事は、徐々に最高裁事務総局を追い込んでいける要素をはらんでいると思う。

資料ブログにも載せたが、元毎日新聞記者の古川利明氏が自身のブログ『古川利明の同時代ウォッチング』に、この記事のことを次のように書いている。

≪著者の志岐武彦という人は、今回、初めて知ったんだが、「一市民が斬る!!」というブログを開設しておって、タイムリーに記事を打っておったんだな。
ケンシンに何度も足を運んでおって、ハナシのキモは
「そのケンシンのメンバーは、本当に存在したのか」
「2度のキソ相当のギケツによる強制キソだが、そもそも『空ギケツ』ではないのか」
ってことなんだな。 
いやあ、ワシが睨んでおった通りのことを、情報公開請求によってゲットしたブツをもとに、検証していった大労作だなあ。≫


そして、その著作が出たことを知らなかったとも書いている。

≪今回、初めて知ったんだが、要は、志岐武彦、山崎行太郎『最高裁の罠』(K&Kプレス)っていう本が、去年(=12年)の12月に、既に刊行されとったんだなあ。
ホンマ、恥ずかしながら、こんなチョー大事な本が出ておったってことを、知らなんだあ。
コイツは、無知極まりなかったってことで、もう、アタマを丸めんとだワ(恥)≫


先日のエントリーでは外回り(タイトルとリード)しか紹介しなかったが、『文殊菩薩』さんが記事の主要部分を掲載されているので転載させていただく。


(以下、転載)

『文殊菩薩(ブログ版)』
http://iiyama16.blog.fc2.com/blog-entry-4197.html
Weekjy POST com.平成25年3月25日(月)発売


小沢一郎を「刑事被告人」にした「検察審査会」新たな重大疑惑

 三権分立のひとつ「司法権」を持つ裁判所に「検察審査会」という機関があることは、数年前までは誰も気に留めなかった。
最高裁の事務総局が管轄するこの組織を有名にしたのは、
10年9月、東京第5検察審査会が小沢一郎・民主党元代表(現「生活の党」代表)の強制起訴を決めたことがきっかけだった。
それによって小沢氏は刑事被告人となり、約2年間にわたる裁判闘争に労力を費やした。
小沢氏に対する好悪はあろうとも、政権党の実力者が政治活動を制約された事実が、この国の政治に大きな影響を与えたことは間違いない。

 その小沢起訴を決めた検察審査会が「存在しなかった」としたら──。
 情報公開請求を重ねて検審の疑惑を追い続けた『最高裁の罠』(K&Kプレス刊)の著者・志岐武彦氏が、驚愕の資料を公開する。


 私の手元に、2種類の書類の束がある。
本来ならば2種類が存在すること自体がおかしいのだが、それに気づいたのは、昨年末に上梓した『最高裁の罠』の膨大な資料を整理していた今年初めのことだった。

 書類とは、私が11年11月に東京第5検察審査会に情報公開請求し、12年2月に開示された2010年分の「東京第5検察審査会の審査員候補者名簿」の複写だ。

 これを請求した理由は後述するが、名簿は請求者を小馬鹿にするかのように全面的に黒塗りされていたため、資料としては役に立たないと思い込んで、当時は注意深く見ることはなかった。

 だが、改めてチェックすると奇妙な点に気づいた。

 09年11月に作成されたはずの名簿に、(2012/2/15)という日付が印字されていたのだ。何かの間違いだろうか……

 改めて同じ名簿を請求した。すると、2度目の驚きがあった。
今年3月に開示された名簿には (2009/11/9)の日付があり、12年に開示された名簿に見当たらなかった「綴じ穴(フアイルするためのパンチ穴)」の跡が写っていたのである。

 全く同じ請求に、異なる書類が開示されることなどあり得ない。
情報公開請求という国民の権利を根幹から否定するからだ。

 この2種類の名簿は、検審について「当初から指摘されていた疑惑」をさらに深める新証拠ではないか。

 名簿の問題を読み解く前に、小沢事件と検音の関係について簡単に振り返っておく必要があるだろう。

 政治資金規正法違反で告発された小沢氏を、
東京地検特捜部は10年2月に嫌疑不十分で不起訴とする
それを覆したのが「市民」から選ばれた検事だった。

 検察の「不起訴」決定に対する不服申し立てを受けて、間もなく東京第5検審の審査が始まり、
4月と9月に、それぞれ11人の審査員は「起訴相当」の議決を下した(強制起訴には2度の「起訴相当」議決が必要となる)。

 それに従って翌11年1月に小沢氏は強制起訴され、無罪が確定する12年11月まで、

「刑事被告人」として政治活動を制約される。
検審の強制起訴は、日本の政治を大きく左右する重大なファクターだったといえる。

 しかし、それほどの重責を担った検審には、当初から疑惑が囁かれていた。
審査員は実在していたのか
架空議決ではなかったのか」──というものだ。

 検審の審査員は国民(有権者)から抽選で選ばれるが、審査の議事録はもちろん、どんな人物が審査員を務めたのかさえも一切公表されない。

 それでも「疑惑」が囁かれた理由は次のようなものだった。

 まずは「審査員の年齢」だ。
検事事務局は2回目の議決(10年9月)を行なった審査員の平均年齢を当初は「30・9歳」と発表したが、
「驚くほど若すぎる」と指摘されると、小学生でもできる計算だというのに、
検審事務局は「間違いがあった」として「33・91歳」、
さらに「34・55歳」と2度も修正した。
が、東京都の有権者の平均年齢は52歳だから、修正後であっても不自然に若すぎる。

 しかも違うメンバーで行なわれた1回日の議決(10年4月)の審査員平均年齢も「34・55歳」と修正された。
約1000万人の都内の有権者から無作為に11人を2回抽出し、いずれも平均年齢が34・55歳になる確率は、統計の専門家によると100万分の1以下だという。

 もう一つ挙げてみよう。
 2度目の議決日(9月14日)は、小沢氏が出馬した民主党代表選投票日で、投票の約30分前に「起訴相当」が議決されたことも不可解だった。
そのわずか6日前(9月8日)、主要6紙が横並びで
「小沢事件の2回目の審査が本格化した」
「10月下旬に議決が出る公算」
と報じたばかりだっただけに、〝迅速すぎる議決〟には
「小沢氏の手足を縛る狙いがあった」
「議決がなされたかさえも怪しい」
との指摘が相次いだのだ。

 お断わりしておくが、ごく普通のサラリーマンだった私には、小沢氏個人や小沢氏の政治活動との接点があるはずもないし、同氏を政治的に支持する立場でもない。
それでも、特捜検察が不起訴にした事件を、法的知識のない一般市民が「起訴相当」としたことに違和感を覚えざるを得なかった。
何しろ、小沢事件は検察が手抜き捜査した末の不起訴ではなく、「政治介入」批判を覚悟の上で、なりふり構わぬ捜査の末に起訴できなかった案件だ。
にもかかわらず小沢氏は検審に強制起訴され、
しかもそこには前述のような「あり得ない説明」「不可解な動き」がつきまとう。

 そこで私は情報公開請求を繰り返し、最高裁や検事事務局に何度も足を運んだ。

そして、それで判明した数々の疑惑を『最高裁の罠』にまとめ、その後もブログで公開してきた。
その過程で遭遇したのが、「2種類の黒塗り名簿」だった。

※PROFlLE/1942年、京城(現ソウル)に生まれ、終戦とともに引き揚げ。東京都立大学理学部卒。66年に旭化成に入社し、技術総括部長、品質管理部門長などを歴任0阪神大震災の際には同社の復興復旧本部長を務めた。04年に過払「小沢事件」に関心を抱いたのをきっかけに、09年からプログ「一市民が斬る!!」(http://civilopinions.main.jp/)を主宰。

●取材協力/石川克子(「市民オンブズマンいばらき」事務局長)

図① 図②
http://blog-imgs-50-origin.fc2.com/e/t/c/etc8/2013040305471712c.jpg

検審の「起訴相当」議決掲示と、それを受けて会見する小沢氏(いずれも10年10月)

 名簿が存在しなかった可能性

 検審の審査員は、次のような手続きで選ばれる。
 まず、毎年11月に自治体の選挙管理委員会が選挙人(有権者)名簿から無作為に400人をリストアップし、
検審はそれを翌年の「審査員候補者」として名簿化する。
その後、検審はその400人を4群(100人ずつ)に分け、
3か月ごとに各群からコンピュータによる無作為抽選で10~12人の「審査員」を選ぶ。

 東京第5検審で小沢事件の審査を担当したのは
「2009年の第4群、2010年の第1、第2、第3群」
だったので、私はこれらの審査員候補者名簿を請求した。
「若すぎる審査員平均年齢」を調べるためだ。

 請求は11年11月だった。
 だが、翌12年2月に開示された名簿は、「個人情報保護」を理由に、全面的に黒塗りされていた。
私が必要としたのは生年月(日)の情報だったので、「生年月のみの公開が個人情報に当たるはずがない」と主張したが、
検審事務局は「我々の見解では個人情報」との説明を繰り返すばかりで取り合わない。

 結局、黒塗り名簿の中身は『最高裁の罠』で触れることはできず、冒頭で触れた「奇怪な日付」にもその時は気づかなかった。

 では、2種類の名簿の話に戻らせていただきたい。

(2012/2/15)の日付がある「12年開示名簿」と、
(2009/11/9)の日付と綴じ穴の痕跡がある「13年開示名簿」
の2種類がなぜ出てきたのかという問題である(図①)。

 ちなみに「小沢事件」の捜査が始まる以前の08年11月に作成された「09年の第4群の名簿」には、
12年開示分と13年開示分のいずれも同じ日付(2008/11/11)が印字され、同じ位置に綴じ穴の跡がある(図②)。
つまり、同一の名簿をファイルから外して複写したと考えられる。

 では、その後の「10年の第1~3群」の名簿が、開示時期によって異なるのはなぜか。検審事務局に質すと、耳を疑う返答だった。

「12年に開示した『10年第1~3群の名簿』はパソコンから出力したので、出力日の2月15日)が印字された」
というのである。
しかし、13年の開示名簿では作成時期に合致する(2009/11/9)の印字と綴じ穴の跡がある。
順当に考えれば、「ファイルに綴じられた紙ベースの名簿」が存在していたことになる。
ならば、なぜそれを12年に開示しなかったのか。
あるいは、開示できなかったのか。
また、「09年の第4群」の名簿は紙ベースのものを複写したのに、「10年の第1~3群」の名簿はなぜパソコンから出力したのか─。

 それらの疑問について、検事事務局は説明しない。

 ここから浮上するのは、12年の開示時点までは、
「第5検事の審査員候補者名簿が存在しなかった」という疑惑である。

 名簿がなければ、コンピュータによる無作為抽出もできない。
だとすると、検審事務局は、恣意的に〝都合のいい審査員〟を選べただろうし、
さらにいえば〝架空の審査員〟を作り出すことさえ可能だ。
それならば、「小沢事件での2度の議決の審査員平均年齢が全く同じ」という天文学的な確率が実際に起きたことも説明がつく。

 もちろん、この仮説は私の推測の域を出ない。ただし、開示資料がハッキリ物語るのは、検審には2種類の名簿があったということだ。
有り体にいえば、「片方が本物であれば、片方は偽造である」ということである (さらにいえば「両方とも偽造である」上いう疑いもある)。
かねてより指摘されていた「架空議決」疑惑は、さらに色濃くなったといえる。

 議決日に「審査員が不在」!!

 別の「あり得ない記録」も出てきた。

 小沢氏の「西松建設ダミー献金」と同様の捜査で不起訴となり、後に検審で審査された二階俊博・自民党代議士側への違法献金疑惑である。

 この審査を行なったのは東京第3検事だった。
詳細ほ割愛するが、二階氏や同氏の秘書らが告発対象となった2つの事件(いずれも政治資金規正法違反の疑い)で、
それぞれ09年の6月16日と7月21日に、「不起訴不当」の議決が下された。

「起訴相当」と「不起訴不当」は同じ意味に思えるが、全く異なる。
前者が強制起訴となるのに対し、後者は起訴の強制力を伴わないので、
事実上〝起訴はしなくてよい〟という結論になる。

 私と一緒に検審疑惑を調査した「市民オンブズマンいばらき」の石川克子・事務局長の情報公開請求で判明したのは、以下の2つである。

●2つの事件は「わずか1回」の審査で議決

●7月21日議決の事件では、決議日に審査員が出席した形跡がない

 石川氏が請求したのは、審査員の日当旅費の支払い記録だ。
審査員は霞が関の東京地裁に出向くため、審査日ごとに交通費の請求をする。
つまり、その請求日に「審査会が開催された」と見なすことができる。

 ところが、6月に議決された事件では、検審への不服申し立て日から議決日までの問に、議決日(6月16日)以外の支払い記録が存在しない。
7月議決の事件でも「7月7日」の1日のみ。

 さらに驚くことに、議決日の7月21日には支払い記録が「ない」のである。

「政治資金規正法違反は判断が難しく、しかも『ダミー献金』という複雑な疑惑について、わずか1日で審査して議決できるものでしょうか。必要な審査がなされたとは思えず、最初から〝二階氏は起訴しない(不起訴不当)〟の結論を決めていたとしか考えられない。特に7月議決の事件では、審査員が出席していないのに『不起訴不当』が議決されたことになる。大物政治家の起訴、不起訴を決める判断だというのに、極めて不可解です」(石川氏)

 西松献金疑惑では、小沢氏以外にも、二階氏をはじめとする自民、民主両党の政治家の関与が取り沙汰されたが、
当時の自公政権の政府高官が「自民党まで波及しない」と発言して大問題になった経線をご記憶の方も多いのではないか。
高官の〝予言〟の根拠が、この不可解な二階審査を指すとすれば、実に「わかりやすい話」ということになる。

 いずれにしても、疑惑まみれの検察審査会、そしてこの検審が決めた「小沢強制起訴」は、日本政治の流れを大きく変えた。
強制起訴で刑事被告人となった小沢氏は発言力を失い、小沢氏を排除した民主党は総選挙で惨敗する。
そして小沢氏も、今や少数野党の党首に転落した。
無論、その原因のすべてが裁判闘争にあるというつもりはない。
だが、与党の実力者であった小沢氏が「刑事被告人」を口実にして、政権から排除された事実はあまりに重い。

 それ以上に重要な点は、検察審査会が三権の一つである裁判所の管轄にあるということだ。
その組織が、極めて怪しげなプロセスの中で「政治家の抹殺」に加担したとするならば、三権分立という民主主義国家の根本さえ揺るがしかねない大問題というはかない。p-53

(以上、転載)

市民が一人でもこれだけのことができるという証明であり、政治家だけに頼るのではなく、一人一人ができることをやっていけば必ず「道は新たに拓ける」ことの証左である。

まず、やれることを批判せずにやっていきましょう!