ひょうきちの疑問

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2020年のアメリカ大統領選以後はムチャクチャ

【石破内閣誕生】麻生と高市を外して「脱麻生・脱安倍」体制へ!石破・岸田・菅同盟成立、森山幹事長と林官房長官が要に〜権力構造の大転換、10月9日解散・27日投開票の超短期決戦へ

2024-09-30 16:36:26 | 政局

【石破内閣誕生】麻生と高市を外して「脱麻生・脱安倍」体制へ!石破・岸田・菅同盟成立、森山幹事長と林官房長官が要に〜権力構造の大転換、10月9日解散・27日投開票の超短期決戦へ


いま日本で最も最悪の事態「アレ」を阻止せよ!各界の著名人が咆哮!/ #堤未果 #川田龍平 #原口一博 #山口敬之 #井上正康 #水島総 2024/9/28 東京臨海廣域防災公園 有明デモ集会

2024-09-30 14:41:59 | ワクチン

いま日本で最も最悪の事態「アレ」を阻止せよ!各界の著名人が咆哮!/ #堤未果 #川田龍平 #原口一博 #山口敬之 #井上正康 #水島総 2024/9/28 東京臨海廣域防災公園 有明デモ集会


「選挙をして→首相を選ぶ」 ではなく「首相を選んで→選挙をする」、というおかしさ

2024-09-30 12:43:03 | 不正選挙

「選挙をして → 首相を選ぶ」
これが本来の形だが、

ところが今は、
「首相を選んで → 選挙をする」。

順番が逆だ。
前回の総選挙が2021.10月、その3年間がどうだったか。
それを見て次の総選挙に投票する。

その3年間の岸田政権を良い政権だったと思う人は少ないだろう。
政治とは結果責任である。
その結果を見て多くの人は投票する。
悪い政権は当然国民の審判を受ける。

ところがどうだ。
総選挙もしないまま、自民党内で首相の首がすげ替えられた。
そしてその後に総選挙を打つという。

順番が逆だ。
学校でも総選挙の後の国会で、新しい首相が選ばれると習ったはずだ。
ところがそうなっていない。
新しい首相が選ばれた後に、選挙がある。

こういう政治手法がこのところ続いている。
そしてマスコミはそれを批判しない。
それどころか、多くのマスコミは国民による総選挙なしで選ばれた新しい首相に、コビを売る始末だ。

これは前首相の失政を、新しい首相への期待にすげ替えている。
日本の首相には政治責任が問われないようにしている。
イヤそのことを表面化させず、国民の目から隠す構造になっている。

そのことをマスコミは「岸田では戦えない」という言葉で表現するが、
そこには自分がしたことに対して責任を取るという潔さがない。
しかし政治とは本来、結果責任だ。

もちろん国民もバカではないから、そのことを決して忘れていない。
私は、今までの衆議院選挙(総選挙)の結果自体も不自然であやしいものだと思うが、

彼らにすれば、首相を替えて、元の首相への責任追及から、新しい首相への期待へと論点をずらしたほうが、
あとで
選挙結果の説明がしやすくなる。

総選挙で、新首相が国民からの信任を受けるという不自然な結果は、
元の首相の責任が追及されたままでは説明がつきにくい。
なぜ日本国民は、こんなひどい政治をされたままで、自民党を信任したのかと。

それよりも、それを新しい首相への期待へと論点をすり替えれば、彼らとしても後の説明がしやすい。
そうやって不自然な選挙結果に対して国民を納得させてきた。

日本人はこの手法にずっとやられてきた。
誰も元の首相を信任してはいないし、新しい首相に期待してもいない。

それでも総選挙では自民党が勝ってきた。
我々の肌感覚とは違う、とても不自然な勝ち方だ。
今回もそれと同じようなことが起ころうとしている。



授業でいえない「公共」 番外編2 日銀の金融政策

2024-09-30 07:18:57 | 高校「公共」

【信用創造】
前回は信用創造をしました。お金の総額が1000億になる。でももともとのお金は100億です。ここでポイントとなるのは、いくら銀行の金庫に残しておかないといけないかというのが、これは銀行の読みで上下するけれども、試験問題の場合にはこれを指定する。これを支払準備率という。私が100万円の貯金を持っているとして、しかし100万円の束は必要ないから、月々10万ぐらいチョビチョビおろしている。そのためのお金です。私の月々の生活費です。そういうお金をおろしに来る人がいる。そのためのお金、それが支払準備率です。それが10%ということは、10%で、当初の預金の100億円を割るんですよ。支払準備率10%は、これを小数に直すと0.1です。それで割る。0.1分の100億ですよ。つまり100億÷0.1です。0.1で割ることは、結局10倍を掛けることでしょう、これたぶん小学校で習う。0.1で割るというのは小学生レベルで、計算自体は難しくないですよ。言っている意味は難しいけど、計算が分からないことはない。お金が増えた量が信用創造の額、という定義なんです。だから全体の金が1000億円だったら増えた量は、もともとの100億円を引かないといけない。1000億-100億、それで900億になる。


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誰かが「信用創造額の900億円は緑色の融資額の900億円と同じなんですか」と質問に来たけれども、確かにこの900億円という数字は緑の融資額と同じなんだけど、私の説明は、これとは少し違うんですよね。でも本当は融資額と同じで、よく考えたらこうなるんです。私の説明は全体の1000億から最初の100億を引く。これが信用創造した額ですけど、これは実は銀行の融資額と同じになる。
いい質問だと思います。つまり信用創造額というのは、銀行が他人のお金を自分のお金のようにして、人に貸し付けた額と同じなんです。だからお金というのは、借金のこと、つまり負債と同じなんです。変なことですね。昔はお金というのは金(キン)の価値のことであった。でも今はお金は借金で成り立っている。理解しにくいことですけど事実です。


※【管理人注】
この信用創造には、もっと変な話があって、
100億÷0.1=1000億、について、
100億円の「10分の1」の10億を支払準備金として銀行の金庫に保管するぐらいなら、預かった100億円を丸ごと支払準備金として保管し、その9倍の900億を他に貸し付けたらいいではないか、という話があります。
このような貸し付け方法ですべての銀行が同じことを行えば、その信用創造額は、上の計算の10倍になります。
しかし、その際に問題になるのが、銀行の金庫に保管されている支払準備金が不足するということです。具体的には1万円札のことで、これは日本銀行しか発行できないから、日本銀行が発行を許可しない限り、市中銀行は支払準備金不足に陥り倒産する。
いま金融界が、さかんに現金以外のカード決済やデジタル通貨決済を進めるのは、実はこの問題を回避するためではないか。
カード決済やデジタル通貨決済は現金が不要です。1万円札を見ることがほとんどありません。現に今でも、100万円のクルマを買ってその支払いをするときに、現金100万円を手に持ってクルマ会社に支払いに行くかというと、行くのは銀行で、そこで自分の普通預金の100万円出金伝票と、100万円の振込伝票を書いて、それを振り替えて、クルマ会社に送金するだけです。現金を引き出すことはありません。

カード決済やデジタル通貨決済になれば、これがさらに徹底されるわけで、現金は実質的に不要になります。
現金が不要になれば、この現金とは支払準備金のことで、これを準備しなくていいということだから、これが不要になれば、銀行は支払準備金に縛られることなく、実質的にいくらでもお金を貸すことができるようになります。
今キャッシュレス社会が進められていることの裏には、そのような金融界の利益が潜んでいるのかもしれません。単にお金を持ち歩く必要がなくなり、利用者の利便性を高めるということではないようです。


「現代社会」というか、この「公共」で、あまり数学は要らないけど、算数がいるという場所はここですね。あと何ヶ所かあるけれども、確かに言葉は難しい。しかし算数を使って、しかしその数式自体は難しくない。でも話が複合していくから、頭の中が混乱して、何を考えていいか分からなくなる。考え方を分けてください。算数まで持って行けば、あとは小学生レベルです。でもそこに行くまでが難しい。だから算数が分からないわけじゃない。計算が分からないと言ってるのも、たぶん分かってないから言葉が見つからなくてなくて、算数が分からないとか、計算が難しいとか言っているけど、分からないことはないです。理系の高校生が。

これが信用創造です。でもトリックみたいでしょう。本当は納得できない人が半分ぐらいいないといけないと思う。私も初めてこれを聞いたときには、何か手品にかかっているような気がした。これはあやしいな、ホントかなと思いながら。納得するのにちょっと時間がかかると思うけど、でもこれはちゃんと教科書に書いてあることです。けっこう難しいことを昔からやってるんですよね、現代社会とか政治経済は。今は「公共」ですけど。

それで前に通貨制度のことを言いました。金本位制も言いました。いま金(キン)が不気味に跳ね上がってることは、いったい何なのか。この先まで言ったらいけないかも知れないけれど、この金本位制の話は潜在的に消えてはいない。生まれては消え、生まれては消え、戦後ずっと続いている。結局この90年間、実現できてないけれども、ずっと話がある。しかしこの90年間で一番金が暴騰しているのは、今です。不思議に思うかも知れないけど、そのビットコインで私が損したとか、儲かったとか、そんな話はどうでもいい話だけど、2万円のビットコインが800万円になる。400倍になる。これは異常ですね。今そういう世の中です。

ビットコインと金は、全然違うみたいですけども、経済学の考え方では似ているんです。ビットコインというパソコンの中のものを、金だと思ったらいい。金の代わりにビットコインと1万円を結びつける。1万円札は紙代とインク代で10円ぐらいの価値しかないけど、あれを金と結びつけるか、ビットコインと結びつけるか、その考え方は同じです。金と結びついたら金本位制です。これは空想上の世界ですが、ビットコインと結びついたらビットコイン本位制になる。現実にはありえないことかも知れないけれど、頭の中の考え方としては成り立つ。昔は本当に金本位制だった。お願いします、と1万円札を銀行に持って行けば、ハーイと1万円金貨が来た。金貨なんか、今ないじゃないか。でも前に金貨を見せたでしょう。あれは本物です。金貨はあります。まあ今は金本位制の名残としてですけど。

1万円札は日本銀行が発行する。100円玉は造幣局が発行するけど、これは政府が発行する。これは昔の政府紙幣の名残です。お金は昔は基本的には政府が発行していた。でも200年前の資本主義が成立するころから、中央銀行が発行するようになった。法律的には、政府は硬貨を発行できると書いてあるだけ。100円玉とか、500円玉とか、そんな細かいことまで書いてない。それなら、政府が10万円硬貨を発行すればいい。コインに10万円と刻印して。これは考えられないことではない。そうすれば政府硬貨が優位になる。200年前のような政府紙幣ならぬ、政府硬貨ができる。紙であろうと金属であろうと、考え方として、頭の中で起こっていることは同じです。お金というのはけっこう難しい。

お金とは何なのか。私は、3歳の頃、幼稚園に行く前、お金の意味が分かってなかったのを覚えている。昔、私は1日のお小遣いが10円だった。ある日、10円玉がなくて、ウチのばあちゃんが、1円玉を10枚くれた。それで「スズメのタマゴ」というお菓子が20個、村の駄店で買えた。バラ売りで。それでいつもの駄店に買いに行ったら、いつも居るおばちゃんがいなくて、そこの高校生のお姉さん、綺麗なお姉さんが出てきた。お姉ちゃんが、何を買うの、幾ら買うの、というから、1円玉10枚で10円になるということを知らないで、1円買うと私がいうと、そのきれいな高校生のお姉ちゃんは、怒ったような顔で、1円では何も売れない、もう帰りなさい、という。私は泣いて帰った。そして道端にうずくまって泣いていた。1円玉10枚で10円になるということを知らなかった。1円玉は10枚あっても1円だと思っていた。それを知ったのはもっと後だった。でもあのときの高校生のお姉さんの恐い顔は一生忘れないね。

私はお金の意味を私は分かっていなかった。ハナタレの3歳児が分からないほど、10円の意味が分からないほど、お金は難しいです。でも3歳児をいじめたら一生怨まれるよ。3歳は記憶がある。あの高校生のお姉ちゃんは今では80歳を超えているだろうけど、80歳を超えてまでこうやって授業のネタに使われたりするから、子供をいじめたらダメだよ。1歳まではいい。でも3歳からの記憶は消えない。「三つ子の魂百まで」というでしょう。しかも一生消えない。あなたいくつね、3歳、と言われたら、よく考えて付き合わないといけない。80過ぎても怨まれるから。



【金利政策】
それで、金融機関は景気を調整するために、いろんな事を行うんですけど、もともとは、むかし日本の経済が健全であった頃は、銀行の金利が今みたいに0.1%じゃなくて、1%台でもなくて、今は0.1%ぐらいですけど、2%、3%、さらに健全であればこ5%ぐらいあれば、それが本当の姿なんです。本当というか、今からそれに戻ると思うけど、でも戻る戻るといって、もう20年過ぎたから、20年前から私はそういうことを言っているから、今からどうなるか分からないけど、普通に銀行金利が5~6%あれば、その銀行金利の上げ下げで景気を調整するというのが本来の正常な姿なんです。これを金利政策といいます。

不景気の時、不況の時は、みんな物が売れなくて、社長は第2工場を増設しようとか思わないから、お金を借りようとしないんです。でも銀行はお金を貸さないと倒産するでしょう。だから借りて欲しいわけです。相手が借りようとしないのに、借りて欲しかったら、銀行は5%の金利を上げるか、下げるか。上げる銀行はない。それだったら誰も借りない。借りる方から見れば、5%で借りるのと、10%で借りるのとどっちがいいか。銀行は、では10%で借りてください、とは言わないでしょう。それでは理屈が合わない。逆に3%でいいから借りてください、とお願いするでしょう。こうやって金利を下げるんですよ。つまり借りやすくする。景気が悪い時、つまり不況の時は金利を下げる。1990年からこういうことが始まって、これがバブル崩壊です。どんどん金利が下がって、今では限りなくゼロ金利です。ゼロ以下は異常です。この異常なことを、マイナス金利と言って、これも実際にやったんです。今年の3月31日にやっと終わってまだ半年しか経ちません。日本はこんなことまでしている。これも教科書に載ってます。

逆に景気が良い時、これを君たちは知らない。私がハナタレ時分です。あのころ1960年代は、日本は高度経済成長期で、とっても景気がよかった。モノが売れるから、会社の社長は第2工場を増設しようとして、そのためのお金を銀行から借りようとする。お金を借りようとする人がいっぱいいるんだったら、いっぱいお金を貸すけれども、5%で貸すかというと、バナナの叩き売りと同じで、30円から始めて5人が手を上げたら、40円、50円、60円と値を釣り上げていく。これと同じように、銀行金利も上がっていく。これが金利引き上げです。これで調整していく。こういうふうに金利は上下するんです。


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1990年がバブル崩壊、折れ線グラフのここですよ。折れ線が3つあるけれども、代表してこの赤いラインで行こう。この動きが何かというと、全国銀行の金利、つまり例えば福岡銀行の貸出金利です。やっぱり7%ぐらいあるでしょう。貸出金利が7%あるということは、預金金利はそれより低くて5%ぐらいです。これが今は0.1%ですよね。それがどうなるか。ここが2000年でしょう。下がる一方です。2%切ったら異常と思った。それでも上がらない。いよいよ1%、異常事態です。それでも上がらない。今はずっとゼロに張り付いている。

金利をあげたら、今日本は不況で、それがますます不況になるんですよ。それを狙らわれたのが今年の8月3日の株価暴落でしょう。日銀が久々に金利を上げようとした。そこを狙いすましたように、仕手筋が絡んで、バーンと目の覚めるような落ち方だった。私はあんな落ち方は初めてみました。私が今まで見たのは、1日1500円の暴落が最大だった。それが4000円以上落ちた。3倍近く落ちた。そんなことになるから、金利はなかなか上げられない。かといって限りなくゼロだったら、もう下げられない。ゼロ以下にするのは異常なんですよ。その異常なマイナス金利というのを日本はやっていた。
こんなに低いから、ここで何が言いたいかというと、金利操作が効かないということです。そういう国になった。

1990年がバブル崩壊。大きな流れをいうと、ここ2001年が9.11事件です。あれも体育祭が終わった直後で、一体何が起こっているのか、すぐには分からなかった。2008年、これがリーマンショック。経済は政治と絡んで翻弄されます。いろいろな絡みで動きます。経済が経済だけで動いたら、まだ単純なんですよ。しかし人間社会は、金だけでも動かないですね。権力でも動く。さらに外国との力関係とか、いろんな複合要因が絡まって動く。それを腑分けの解剖学みたいに、肝臓だけの働きとかだけを取り出して見ても、ダイナミックな動きは分からないですね。しかし何でもかんでもいっしょにすると、初めての君たちには分かりにくい。教科書はパーツに分けて部分部分は分かるけれども、全体として何なのかが分からないように書いてある。政治と経済を分けてあるし、国内経済と国際経済も分けて書いてある。しかし国内経済と国外経済を分けていたら、いまの日本経済は説明できない。

世界最大の自動車会社はトヨタでしょう。トヨタの車は半分以上、外国でつくっている。外国でつくっているのに、日本だけで考えて分かるわけがない。君たちも県内、県外企業とか、色々な就職があるでしょうけど、理系であろうと技術者で、工場の組み立てラインの責任者とか、東南アジアに行ったり、中国に行ったり、そういう人がけっこう居る。地元企業でも、しばらく顔を見ないなと思ったら、おまえ、どこに行ってたのか、と聞くと、3年間、単身赴任で中国に行っていた、それで中国に工場を建設した、オレが担当しないといけなかったとか、言っている。



【公開市場操作】
今はゼロ金利で、本来の金利操作ができないから、どうしようもなくなって、次に何をするか。お金の量で景気を調整しようという方法がメインになってくるわけです。本来は金利です。でもそれができないから、今度はお金の量です。これを横文字でオープン・マーケット・オペレーションという。これは外国からきた方法だから、銀行自体が外国から来た制度だけど。翻訳すると、オープンは公開でしょ。マーケットは市場です。オペレーションは手術みたいな、操作することです。だから公開市場操作という。

では、それをするのは政府なのかというと、日本銀行です。日本銀行が何をするか。ここでまだ言ってない言葉が出てくる。日本政府の借金、これが絡んでくる。日本政府はどういう形で国民から借金しているか。日本国民に国債という借用書を売る、という形で借金するんです。国債のことはもっと後で出てくる。しかしその国債を説明しないと、ここでの意味が成り立たない。

国債とは、政府の借用証書、分からなかったら横に、国の借金と書いていてください。これを日本銀行が売り買いして、日本の経済市場の資金量、つまりお金の量を調整するということです。次の無担保コールレートはカットします。これは難しい。無担保コールレートとか、専門用語ですね。銀行員でも新米の銀行員は知らないと思う。


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この公開市場操作のことを説明すると、この図は教科書でなくて、ネットから取ったものです。わかり安いと思って持ってきたものです。日本政府は例えば100万円を借金するときに、昔は、今はすべてパソコンの中ですけど、昔は実際に100万円の紙の国債を売る。10年後に100万円を返すよ、だからこれを今買えば90万円で売るよ。こういう感じです。これらの利息は2~3%になる。こういう形で、国民に売る。その売り方は、市中銀行というのは福岡銀行のこと、一般の銀行のことです。これらの市中銀行に国債を売って、次に国債を買った福岡銀行が、さらにわれわれ国民に売る。それはお金を持っていたら誰でも買える。そうやって国民に売る。福岡銀行に行けば、私も買えます。私は何でも一度は試すんです。国債買いに来ましたと言って。普通のお金持ちは100万円とか買うんですけど、私はお金を持たないから、1万円だけ買った。1万円の国債をくださいと。1万円の国債でも買えた。銀行の人はちょっと迷惑そうだったけど。私はお金ではなくて、買うことが目的だから、こうやって何でも試すんです。

では政府が直接が福岡銀行に買ってくれと言っているかというと、まず日本銀行に頼む。国債を買ってくれと。日本銀行は分かりましたと言って、一旦は日本銀行が買うんです。国債を。
買うということは、日本銀行は政府にお金を払わないといけない。日本銀行がそんなにお金を持っているんですか。日本銀行はお金を持たなかったら、印刷すればいい。これが発券銀行です。それで現金を払えばいい。でも、こういうのは国債の直接引き受けといって、法律では禁止です。これでよかったら、政府はいくらでも借金していい。日本銀行はいくらでも印刷機を回せば、1万円札刷れるのだから。これは一時的にはいいけれども、これだけで終わったら法律違反です。日本銀行は次にこれを福岡銀行に売らないといけない、必ず。これを市中消化の原則という。市中銀行に消化させる、つまり買わせるわけです。
このこと、日本銀行がこれは国債を福岡銀行に売ることを、売りオペレーションという。

日本銀行は直接、政府の国債を引き受けたらダメです。そのまま持っていたらダメなんだけど、これから先が不思議なんです。日本銀行は、一度福岡銀行に売った国債を、買い戻ししていい。これを買いオペレーションという。これも教科書用語です。でも考えてみてください。日本銀行の直接引き受けはダメでしょう。でも1度売ったものを買い戻すのはオーケーです。お金の流れは、結局何も変わらない。でもこれはオーケーです。でもこれは不思議ですね。これが政治的な手法なんでしょうね。売ってから買い戻すのはいい。でも預かったままはいけない。でもこれは何もしないのと同じでしょう。でもそれはオーケーで違法ではない。違法でないことになっていることは、言っておきます。こういうことを日本銀行はしています。今ここまで行くのが第一段階で、日本銀行がまず国債を売った。そこでひとまず終わりです。

次は、さっきちょっと言ったけど、景気が悪い時には福岡銀行がお金がないと、現金がない、という。ではお前が持っている国債をオレが買ってやる、と日本銀行が言うわけですよ。日本銀行にとって、これを買いオペレーションという。教科書に「買い」の意味を書いてある。これは教科書どおりです。日本銀行が国債を買うということは、福岡銀行に現金を払うということです。福岡銀行にお金が増えるということは、日本の経済圏にお金が増えるということなんです。だから資金供給オペレーションという。こういう二つの言い方があります。難しいけれども、教科書事項です。

では過熱期というのは景気がいい時です。お金がわんさかあるとき、福岡銀行はお金が余ってるときです。福岡銀行にお金が余っていたら、日本銀行が持ってるこの国債、これを福岡銀行に、おまえ買え、という。おまえ買え、オレ(日本銀行)が売ってやる。この日本銀行が主語だから、売りオペレーション、売りオペという。お医者さんでも、手術、オペしてきた、と言うでしょう。オペとは手術です。操作すること、人間の体を。
ということは、日本銀行が福岡行に国債を売るということは、相手の福岡銀行からその代金のお金をもらうということだから、資金を市場から吸収、つまり吸い上げたことになる。だから資金吸収オペレーションという。難しいね。こうやって資金を吸い上げたり、日本銀行がお金を福岡銀行に供給したりして、お金の量を調整する。現金の量を。これを公開市場操作といいます。公開だから、隠れてやってないです。公開してやってるんです。

でも今やってるのは、日本は30年間ずっと不況でしょう。ほとんどこの買いオペ、つまり資金供給オペレーションですね。日本銀行が国債をボンボン買っている。福岡銀行の国債をボンボン買っている。そして福岡銀行にお金を渡して、そのお金を民間に貸し出せ、貸し出せと言っている。


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それで、上が教科書に書いてある部分ですけれども、表の見方は、ここで書いた日本銀行はここですよ。この日本銀行と政府の関係がこの図にはないでしょう。
しかし国債が出ているから、国債の説明を、政府がないこの図ではできないでしょう。出てないことを先に出されると説明しにくい。
この日本銀行が、国債を買い入る時には、左図ですね。逆に国債を売るのが、右図です。表の見方は。キーワードは「買い」です。主語は福岡銀行じゃない。政府でもない。日本銀行です。日本銀行はどこにあるんですか。福岡にはある。日本銀行福岡支店といって。一般の人は入れない。近くの他の県にはないけど、他県の銀行の本店でよく見ていたら、日本銀行事務取り扱い店とか書いてある。日本銀行の支店ではないけど、地方銀行の中に日本銀行の代行をしている部署がある。



【日本の対外純資産】
こういうことをやって、これで日本経済がよくなったのかというと、承知の通り、日本経済は先進国中最低です。教科書にも出ている。そのことは2年前から一般のセブンイレブンなどで売っている雑誌などに出はじめて、去年から教科書に出てきた。それまではあまり言ってなかったけど、ものの本を読めばちゃんと書いてあった。ただマスコミがあまり言わなかっただけです。先進国中で最低です。ずっと。残念ながら。その原因は日本人がサボっているから? そうじゃないんですよね。少なくとも、30年前の日本人よりも今の日本人はよく働いている。私が見た感じでは。この高校の先生たちでも、我々のころも忙しかったけど、今の先生たちがよけい働いている、と思う。みんないつでも仕事している。我々は、もうちょっと余裕があって、時々無駄話していた。無駄話と言っても、こういう情報交換がないと、なかなか人間関係とか、生徒との関係がうまく回らないですね。今はみんな、先生たちは忙しそうにして、だから、日本人がサボってるとか、そんなんじゃないんですよね。他に何か原因がある。

こうやって日本は国債を発行して、政府はお金がないけれども、下に書いてください。
日本の対外純資産、難しい言葉ですけど、日本が外国に貸してるお金です。そんなものあるんですか、日本政府は貧乏で借金まみれじゃないですか。それは事実です。しかし日本は、それ以上に外国に貸している。これが世界一位です。変でしょう。巨額の借金をしてる日本政府が、日本全体としては世界一外国にお金を貸している。そして日本人の給料は下がってるでしょう。ということは、どういうことか。
日本政府は、確かに国民から借金している。お金を借りてる。しかしそのお金が、どこに回っているか。日本に回っていない。外国に回っている。外国に貸してる。
そうじゃないと、日本の対外純資産が世界一になったりしない。ではどこに貸しているか。ここから先は分かるね。もっと借金している国は、アメリカですね。
昨日も、岸田さんがゼレンスキーと会った。また何兆円か、戦争資本を援助するかもね。日本人のために使われてないんじゃないかな。働いても働いても日本人は楽にならない。昔よりも、我々がハナタレのころよりも、勤勉ですよ。今が。1960年代は、もっと変な人がいっぱいいた。学校も荒れていた、校内暴力が吹き荒れて。今はマジメです。でも景気が悪い。おかしいです。

景気は良くならなかったけどれも、景気が悪い時には、それまでは、政府が仕事を作る、公共事業というのがあったんです。しかし、バブル崩壊以降、この公共事業が悪者にされて、だんだんと減少していった。そして国内にお金を使わないで、アメリカを中心とする、戦争資金でもそうですけど、外国への貸付、これが増えている。資料集では少し書いてある。原因は何なのか。それでは景気が良くならないというのが事実です。


XユーザーのFinalGathering™さん:「
【騙されるなかれ】いまだ世界一の純資産を持つ 超大金持ち国家が🇯🇵日本。
それを国民に回していないだけ。
https://t.co/kbUg7urU1V」 / X (twitter.com)

動画




【非伝統的金融政策】
ではどうするかというのが次です。もっとお金を増やそうという政策に乗り出す。
その前に、2013年から、今までのことをいうと、バブル崩壊、これは1990年ですが、そこから金利を下げたんです。
下げて下げて、今のクラブで見たように、最終的にほぼゼロ金利、0.1%であって、1%以下は通例的にゼロ金利という。ゼロではないけど、小さいこと気にするな、誤差の範囲です。昔は私が100万円が預金して、金利4~5%で、普通は年に4~5万円の利息があったけど、今はたった5円だった。去年のことです。100万円預けて5円。ちょっととんでもなく低いですね。こういうふうにどんどん金利を下げて、景気をよくするためという名目で、ゼロ金利政策をした。1990年というのはバブル崩壊です。その前のバブル期の1980年代はみんな浮かれていた。こういう好景気が未来永劫に続くと思っていたけど、50代の年配の先生が、バカ、いつまでもこんな景気が続くものか、と言っていた。それが当たっていた。年の功というか。そんなもんですかね、と私は分からなかった。まだ若くて経験不足だった。

それから経済が行き詰まって、景気が良くならなかったから、さっきいったように公開市場操作、量的、この量はお金の量です、これを緩和する。つまり増やすということです。その増やし方は、この意味は、これも教科書用語で書いてある。市中銀行がもつ日銀当座預金の残高を減らすと。これでは分からないでしょう。私が福岡銀行に100万円預けている。福岡銀行に口座を持っている。それと同じように、日本銀行は銀行の銀行だった。だから福岡銀行は日本銀行に、自分の口座を持っているんです。だから銀行の銀行、福岡銀行はただの市中の銀行です。
お金の増やし方というのは、その日本銀行が福岡銀行から国債を買ったとすれば、例えば100万円の国債を買ったとすれば、わざわざ持って行かない。日本銀行の福岡銀行の口座にワンタッチで、パソコンのリターンキーをポット押すだけです。100万円を入力して押すだけです。それでお金が動いたことになる。
それがお金を増やすということです。福岡銀行の国債を買って、福岡銀行がもつ日本銀行の当座預金、当座預金というのは個人の普通預金ではなく、一種の銀行専用の口座です。これは利子がつかない。当座預金は会社用の口座です。そういうのがある。それを増やす。これが買いオペレーションです。公開市場操作の買いオペレーションをする。
でもうまくいかなかった。20年間やったけど。1990年と2013年の間には23年間の開きがある。

2013年というのは安倍晋三さんが、暗殺された安倍晋三さんが総理大臣になった年です。というか、その2ヶ月前2012年12月末になったけど、誤差の範囲です。実動は2013年から。ここで、マスコミがこぞってこれをアベノミクスだ、アベノミクスだと言い始めたんです。すると本人もその気になって、私がいうアベノミクスを実現しましょうと、自画自賛し出した。
この安倍晋三の相棒として日本銀行が出てきた。総裁は黒田東彦です。去年までずっと総裁で10年間続けた。10年は異例です。普通は5年です。長かった。やりますよ、といって、インフレ目標を建てた。今はデフレです。でも景気を上げてみせますと言って、インフレ率2%、これを目標にした。目標はターゲットです。だからインフレターゲット政策という。2%物価を上げる。インフレを狙う。そのためにはお金の量を増やせばいいんだ。これをマネタリズムという。でも、それだけでうまくいくものかという話はずっとあるけど、しかしそれが政府の決定です。

これを何と言ったか。考えられないほど金融緩和ですけど、これを「異次元の金融緩和」と言った。異次元、というふうに新聞に大々的に見出しがついた。異次元、というと、良いことみたいですけど、物は言いようですよ。異常なほど、異常なほど国債を買って、現金を市中にバラまく。それだけです。異常な金融緩和です。それをどうするかというと、これも教科書用語ですけど、量的質的の、質的の意味は説明するのは難しいけど、要は現金を増やすんですよ。教科書に書いてあるから一言いうと、日銀当座預金の残高まで増やす、これが質的の意味だと教科書には書いてある。要はお金の量を増やすことです。お金をバラまく、世の中に。日銀を通じて。

そして福岡銀行にお金をいっぱい与えて、その福岡銀行のお金を、お金の足りない民間会社に貸し出せば、世の中の景気が上がるはずだという。でも上がりはしなかった。10年経って。いや、上がったじゃないか、と最後に言ったけど、あれはウクライナ戦争が起こって、石油が輸入できなくなったからです。石油の値段が上がって、石油が上がれば何でも上がる。それは悪い上がり方です。それで上がったと言った。それはおかしい。そんなことがインフレターゲットの目標じゃなかったはずだ。実際そうなんです。戦争が起こる前までは上がってない。

とにかく貸し出しを促進した。それでもお金を借りる方は、利息がつくでしょう。だから中小企業の社長は借りたくないんですよ。大人の社会では、100万円借りたら100万円返して済むわけじゃない。そんな甘い世界じゃない。100万円借りれば110万円返す。利息がつくんです。だから借りないです。頭がいい社長は。それでも政府は貸せという。では貸すためにどうするかというと、日本銀行にある福岡銀行の口座に、例えば100万円あった預金が、200万円に増えた。本当は、一定量以上と書いてある。カットしているけど、100万以上で200万あったら、その部分にマイナス金利をつけるぞ、と言った。日本銀行が福岡銀行に対して。

すると福岡銀行は日本銀行に200万預けていたら、190万しか戻ってこない。だから預金を減らさないといけない。減らすということは他に貸し出すということです。これがマイナス金利です。もう脅しですよ。ここまでくると。借りたくない人間に、無理やり貸し出せという。貸さなかったらペナルティーで預金を10万円減らすということです。これがマイナス金利ですね。これを今から半年前までしていた。2024.3.31日まで。市中銀行が持つ当座預金の金利をマイナスにすると言った。普通は金利をマイナスにできません。こんなこと私は初めて見ました。普通、金利はプラスです。100万銀行に預けたら、102万か103万円で戻ってくるのが普通です。マイナス金利3%だったら、100万円預けて、97万円しか戻ってこない。誰が預けるか。預けないでしょう。タンス預金していたほうがマシです。そんなことまでやる。それがイヤだったら貸し出せという。でも借りるほうは借りない。

だから、マイナス金利というのは、私が福岡銀行に100万円預けて97万円しかもらえないわけではない。福岡銀行が日本銀行に預けていた100万円が97万円しか戻ってこないことです。福岡銀行の預金がマイナスです。私の預金がマイナスになったら、みんな怒る。さすがにこれはしなかった。


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そういうことまでして福岡銀行に貸し出しを促したんだけど。結局、日本の経済成長は上向かなかった。成長率は0.数%ですね、先進国中最低であることには変わりないです。
それは金利を見ても、日本の金利はこれです。0%。こんな金利がベターと2000年から、24年間、ゼロ近くに張り付いている。どこの国でもそうですか。例えば日本の親分のアメリカは、日本があの9.11事件があった2001年でさえ、アメリカは緑のラインですが、金利が6%を越えている。でも日本はゼロです。日本は1%以下であることは間違いない。普通の金利は5~6%、これぐらいあるんですよ。イギリスだってある。アメリカだって上下はするんだけれども、普通はこの5~6%ぐらいある。パッと見て日本だけ飛びぬけて低いでしょう。銀行金利がつかないのです。これは国民のせいじゃないと思う。国民は昔以上に働いている。
終わります。


自民党、石破総裁 日本はどうなる

2024-09-29 08:31:00 | 自民党政策

1回目
    高市早苗  石破茂  小泉進次郎
議員   72                 46                75
党員   109                108                61
計            181                154               136


決選投票
                石破茂   高市早苗
議員          189                 173
党員             26                  21
計              215                 194



決選投票で石破を支持したのは、小泉岸田
3位の小泉進次郎は、決選投票で石破茂を支持。

首相の岸田も、石破支持。

高市を支持したのは麻生
副総理の麻生は、同じ派閥の河野太郎(8位)を支持せず、高市早苗を支持。
上川陽子(7位)も失速。


結果は、石破が逆転勝利。

岸田路線の継承。
石破を支持した小泉進次郎が嬉しそうに笑っている。

どうする気だろう。

岸田と小泉が支持した石破政権。
当然、岸田と小泉には、バックがいる。
石破政権もその言いなり。

今のメインテーマは、

ウクライナ戦争
イスラエル・ハマス戦争
ワクチン推進
消費税増税
防衛費増大
緊縮財政
マイナンバー推進
LGBT推進
移民推進
太陽光推進


いったい何が変わるのか。

たぶん10月27日に総選挙。
またマスコミにダマされるのか。

約1週間後の
11月5日にアメリカ大統領選。

また不正選挙が行われるのか。

結果次第では、世の中が大きく変わる時なのだが。

昨日のワクチン有明デモを見ても、気づく人はだんだん増えている。
マスコミのデタラメ報道がどこまで持つか。


【自民党総裁選】3位の小泉進次郎氏がコメント 「決選投票での動きは、ここで答えるべきことではない」

2024-09-27 20:00:28 | 不正選挙

【自民党総裁選】3位の小泉進次郎氏がコメント



(記者質問) 石破氏と高市氏の決選投票で、どう動いたか。
(小泉の答) それはここで答えるべきことではない。

なぜ質問に答えなくていいんだろう?
答えたら何かマズイことでもあるのか。


授業でいえない「公共」 番外編1 信用創造と金本位制

2024-09-26 05:31:33 | 高校「公共」

2024.9.24

昨日まで、もうたまらない暑さでした。9月の下旬で気温が38度とか、私も長く生きてきたけど初めてです。しかし、明日、明後日、朝と昼の温度差が、10度を越えるというのは滅多にないけど、明日は21度~32度、差が10度を越える。これもあまりない。これもきつい。君たちはそんなに感じないだろうけど、年とると、この一日の寒暖の差というのも体に染みて染みて、これは体に応える。異常気象のなかで本当に十分注意してください。9月下旬になっても38度とか、私も初めての経験で、こういうのは本当に心してかからないと体が持たない。何が原因か知らないけど異常ですね。


でも岸田さんは、先週に能登に行って「頑張りましょう」と言ったかと思うと、またしても能登の豪雨災害で肝心なときには、アメリカに行って居なくなっている。今年の1月1日の能登の震災から、何が起こっているのか、私もよく分からないけど、台風が逸れたと思っていたら、鋭角にカーブして能登を襲った。何十度のカーブですか。90度のカーブでも驚くけど、こんな台風のカーブは見たことない。たぶん100年生きていても見たことないんじゃないかな。何が起こっているのか。


首相は外国に行って、あの二人、バイデン岸田文雄はダメな凸凹コンビですね。今度のアメリカの大統領選、普通はバイデンは一期目だから、二期目にも出るんですよ。でもバイデンは撤退した。岸田文雄は3年目だから、安倍さんとかは8年以上だった。いま総裁選をやっているけど、それに岸田文雄は出ていない。この終わった二人が何かを話している。一体何なのか。そこにウクライナからゼレンスキーが来たという。一体何をしているのか。たぶんまた日本のお金が何兆円かが飛ぶでしょう。これだったら。そして能登半島の復興は遅い。本当に遅い。国は国民を助けないなと、身に染みて感じるぐらいに助けないです。復興も遅々として進まずです。そんなことが日本の政治の中心では起こっています。

アメリカではバイデンが撤退して、バイデンの代わりの候補者は誰になったか。女性の。知らないかな。一応君たちも受験で、勉強で忙しいとは思うけれど、有権者だからね、来年から。私の一票と全然変わらないんですよ。私は君たちよりも、少しは政治に詳しいと思うけど、知ってても一票、全く知らないポンでも一票です。民主主義の恐ろしさは、これです。このポンが一カ所に集中するんです。ああそうかと。君たちも一票です。成人だから。かといって私が2票で、君たちが1票だったら、これもまたおかしい。民主主義のルールに反するでしょう。

バイデンの代わりが、カマラ・ハリスです。それに対抗するのが、二度も暗殺未遂にあったトランプ前大統領です。このカマラ・ハリスがおかしいのは、高校の教科書には書いてないけれど、一般の新聞の常識として、アメリカには党の予備選がある。アメリカは民主主義の国だから、国民が選ぶんです。バイデンの民主党などの代表選びは、国民が選びます。予備選がある。

言ってみれば、いま日本で自民党の総裁選をやってるでしょう。関心ないですか。やってるんですよ。今週の9月27日に決まる。あれで日本の総理大臣が実質的に決まるんです。政権を取っている与党で、国会議員の半分以上は自民党でしょう。自民党のリーダーである総裁が、Aさん、Bさん、Cさんが立候補して、例えばBさんが総裁に選ばれたら、それを国会の議決に持っていって、そこでは自民党が半分以上の議席を持っているから、Bさんに入れないと自民党議員は党議拘束で除名されるんです。国会議員も除名は恐いです。そこで選ばれるのが内閣総理大臣です。つまり現状では、自民党の総裁が内閣総理大臣になる。

それに我々は関係しているのか。憲法上、我々は内閣総理大臣を選べません。でも選べると思っている人がいるんです、高校3年生になっても。中学校で習ったはずだけれども。我々が選べるのは立法府の国会議員だけです。自民党の総裁選に我々国民の声は届きません。そこに9人が立候補するという異常事態です。候補者が多すぎて、肝心なことの議論まで届きません。そこにおもしろおかしくマスコミが介入して世論を誘導している。とんでもない人Kが首相になりそうな雰囲気です。我々はそれを黙って見ているしかありません。我々が立法府の国会議員を選ぶ段階ですべてが決まってしまうのです。

それに先立つように行われた先日の立憲民主党の代表選では、Nさんが選ばれた。10年以上死んだように生きてきた人が突然出てきて、立憲民主党の代表になった。もと首相ですけど、彼の政治も不思議だった。政権を自民党に売り渡すようなことをした人が、10年経ってまた立憲民主党の代表になる。彼はもう終わった人だと思っていたら、また生き返った。立憲民主党も何も変わりませんね。自民党の総裁選びもそれとリンクしているような気がします。国民にとってはとても厳しい。

国民が行政府の長を選べるのは、アメリカのような大統領制です。アメリカではそれが徹底しているから、本選挙の前に党の予備選というのをやって、民主党の代表を決める。もう一つの党の共和党は共和党で予備選をする。これがトランプだった。これはちゃんとやっている。民主党で選ばれたのはバイデンです。でも途中で撤退した。こんな異常なことを見るのは初めてです。そのアメリカ大統領選挙があるのが、2024.11.5です。

では今の民主党候補のカマラ・ハリスというのは誰から選ばれたのか。バイデンから指名されただけ。国民からは選ばれてない。これが民主主義なのか。そういう、おかしいことが起こっている。その一方で、対抗する共和党の大統領候補のトランプが、一回のみならず二回も暗殺未遂が起こる。こんなことも今まで見たことがない。いったい何が起こっているのか、とても疑問に感じる。

でも、今授業でやってることはこれとは全然違います。



【銀行の信用創造】
今お金のことをやってますね。経済の金融のところをやってるんです。金融のところをやって、今、信用創造のことをやろうとしていたんです。

銀行に100万円を預けた人は、自分のお金が、預けた銀行の金庫の地下の奥深くに、ちゃんと保管されてると思って人がいます。保管されてないです。私が近くの銀行に預けた100万円のお金は、その銀行の金庫にありません。極端にいうと、銀行の金庫は空っぽです。全部、人に貸している。     

これが良いのか悪いのか、という話があります。例えば、私が本1冊を、ちょっと貸してと言われて、B君に貸したとする。タダで。するとB君は、C君から1日100円で貸してくれ、と言われて、私に無断で貸したとする。こんなことしていいですかね。

           私  →  B  →  C

これと同じことを私はむかし学生の時に実際にされたことあって、腹を立てたことがある。オレの本だろう。おまえが頼むからオレも必要だったけど、お前がかわいそうだから無理してお前に貸したんだ。それを、なんでオレに無断で人に貸すのかと。ホントに腹を立てた。私の本を勝手に他人に貸している。
本じゃなくてもいい。クルマでも何でも、私がクルマを貸した人が、1日貸してくれといって、そのクルマを私に無断で1日5000円のレンタカー代をとって人に貸したら、ふつう頭に来ませんか。そんなことしたらそれまでの人間関係崩れるでしょう。まず非道徳的です。

それと同じで、銀行は100万円を預かってそれをちゃんと金庫に保管しているか。保管していません。大事に預かったAさん、Bさん、Cさんのお金。常識的に考えれば、人から預かったお金は、大事に預かって持ち主に返す。それが普通です。人から預かった子供さんとか、自分の子供よりも、ケガしたら大変だからとか、動物でも、犬でも猫でも同じです。人から預かったものは、自分のものよりも大事に保管しておく。常識的にはそうでしょ。でもそうじゃない、ということを言っているんです。これが資本主義です。金貸しは江戸時代の日本にも確かにいました。しかし日本の金貸しは自分でお金を貯めて、それを人に貸していた。人から預かった金を他人に貸したりはしてない。でも今はそうではない。これが資本主義の特徴です。

もう一つの資本主義の特徴は、自分が会社を起こして倒産した。そのとき100万円の借金をしていた。当然この会社の代表者は、その借金した100万円を返さないといけない。それが、どうだったですか。株式会社というのは、社長が返すのか。返さなくてよかったでしょう。これが何責任ですか。これも教科書用語です。これが有限責任ですよ。有限とは何か。社長がこの会社に1万円だけ出資していた。これは戻ってきません。それだけです。これが有限です。

では人から借りた100万円、社長は、これはオレが借りたのではなくて、会社が借りたんだから、オレは関係ないという。これが資本主義です。我々の常識と違うでしょう。だから日本から発生してない。ヨーロッパから来ている。なぜこういうことになったのか。ヨーロッパの歴史を少しはやったけれど、十分わかったとは思わないけれども。もともとそこにおかしいことが潜んでいるということです。

                                        私   →   B     →  C
                                                            ↓
                                        A  →  Bank  →  C

もとの話にもどると、銀行はB君がしたことと同じことをしているわけです。これを続けていくと、結論は前回に言いましたが、おまえ、いくら持っているかと聞かれて、Aさんは100万円もっていると言う。銀行に持っているという。Cさんは銀行から借りて100万円持っている、という。
お金に色はつかないから、誰のお金かは分からない。世の中に尋ねる人が居て、Aさんに、お前いくら持っているのかと。するとAさんは100万円と答える。次にCさんに、お前はいくら持っているかと尋ねる。するとCさんは100万円という。すると、この世界のお金の量はいくらになったか。
AさんもCさんもウソは言ってない。Aさんは銀行に100万円持っている。Cさんは銀行から借りて手元に100万円持っている。これはウソではない。だから合計で200万円になった。世の中のお金の量が100万円から200万円になった。AさんもCさんもウソを言っていない。本当のことでしょう。合計で200万円になった。こういうことが連鎖していくんです。ここからが経済学の論理になっていく。

その信用創造の額を計算でやるんです。銀行の信用創造というのは、例えば、私が100万円持っていて、近くの銀行に100万円を預けているとする。100万円を家に持ち帰ったら泥棒にあったらパーでしょう。だから家に置いておくと危ないから、今月の9月の生活費だけ、チョビヂョビおろすわけです。そのおろした額が10万円です。だから銀行はこの10万円は他人に貸せない。私がおろしに来るから。でも残りの90万円はおろしに来ない。でもそのお金を金庫に寝かせていたら利子を生まなくて、儲けにならないから、人に貸すんです。この金庫の中にある100分の10のことを支払準備率というんです。その言葉を覚えてください。

ここではこの支払準備率を0.1とする。預金の10%は金庫に置いておかないといけない。この10%というのは、お金使いの荒い人は20万円おろしたり、景気がいいときには30万円おろす人もいる。その時々の状況次第で一定しないです。これは銀行の読みです。銀行はこの支払準備率をなるべく小さくして、逆に貸し出すお金を大きくしたいから、状況に応じて銀行の読みは変化する。読みで支払準備率が上下する。これら支払い準備率が0.1のときは、10%というのは0.1のことです。これは説明しなくても分かるでしょう。高校の理系が、10%は0.1だと分からなければ大変です。これは分かるでしょう。


会社というのは、1ヶ月後に払うとか、3日後に払うとか、取引の後にお金を払って決済をします。お金には売り買いと、貸し借りがある。今は売り買いが少なくて、貸し借りが増えている。貸し借りは、日本人あまり得意でないけど。


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図のA社は100億円の工場を建てて、その費用の100億円B社という建設会社に払った。するとB社は会社に置いていたら泥棒に入られたらパーになるから、普通は銀行に預けるんです。問題は、そうするとこの最初の100億円がどうなるかと言うことです。
すると銀行は支払い準備率10%つまり0.1だったら、銀行の金庫に保管しておくのは、預金100億の10分の1の10億だけでいいです。あとは全部、人に貸すんです。お金貸して欲しい会社に貸す。ここではC社に90億円を貸す。
するとC社は90億円借りて、明日支払わないといけない材料費があって、その支払いが明日だったら、その材料を買ったD社に90億円を払う。
するとD社はその90億円をまた銀行に預ける。家に置いておくと危険だから。すると今度は銀行は、90億円の10分の1の9億円だけ金庫に置いておけばよい。その残りの81億(90億-9億)は、またお金を貸して欲しいというE社に貸す。
すると81億円を借りたE社は、そのお金で材料費の支払いでF社に81億円を払うんです。
するとそのF社は受け取った81億円をまた銀行に預ける。こうやって同じことが繰り返される。すると銀行は81億円の10分の1の8.1億円だけ金庫に保管して、差し引きの72.9億円(81億-8.1億)は、またお金を貸して欲しいというG社に貸すんです。


それぞれこの段階で、このピンク色のB社に、あなたはお金をいくら持っているかと聞くと100億という。D社にお金をいくら持っているかと聞くと90億という。F社に聞くと81億という。これはウソではない。銀行に預けているんだから。現金しか信用しないとかいったら経済は分からないです。通帳にそう書いてあるんだから。
例えば私が100万円持っていても、100万円の現金はここ数年見たことがない。普通見るのはお母ちゃんからもらう2~3万円です。では私が見たこともない自分の通帳の100万円はウソなのか。ウソではないでしょう。なぜなら私が本気で100万円を銀行におろしに行ったら、ホントに100万円を手にすることができる。そういう必要がないからしないだけであって。私は100万円を持っている。まだ信じてないね。持ってるでしょう。私の通帳を持ってきてもいいけど、100万円と書いてある通帳がある。だから私は100万円持っている。
それがウソだと言われたら、私は明日から生きていけなくなる。生活が成り立たない。100万円があるからどうにか生活が成り立っているのに、ポケット中の1万5000円だけでは今月生活できない。もしそうなら絶望して泣いてしまう。だから私は持ってるでしょう。


これを延々とやっていった人がいる。私これ以上はしないけれども、どうやっていったら、最終的にこの信用総増額がどうなるか、計算した人がいるんですよ。暇だったら君たちもやってください。暇だったらね。何百回もやってください。すると1000億円になる。預けたお金の量、このピンク色の合計が1000億円になる。つまり10%の支払準備率で、元のお金の10倍にお金の量が膨れるんです。何かトリックにかかったような感じでしょう。私も最初に聞いたときは、手品みたいだと思った。だからウソだと思うならやってください。でも何回やってもそうなる。

定期試験では、その金額を君たちに答えてもらうんです。銀行が生み出したお金、このお金というのはウソのお金ですか。私の財布の中に入ってる1万円札だけが本物で、私が見たこともない銀行の通帳に入っている100万円はウソのお金ですか。ウソじゃないんですよ。ウソじゃないというのは分かるかな。私が銀行に行けばホントに100万円おろせる。これはウソのお金じゃないです。こうやって最初の100億円が1000億になった。これだけでお金が増えた。10倍に増えた。こうやって銀行と貸し借りを繰り返す。これだけでお金が増える。これが資本主義です。これを銀行の信用創造というんです。

試験問題に出すのは、銀行の信用創造額はいくらかです。この場合だったら、当初の預金額の100億÷0.1、です。この0.1の意味は支払い準備率10%が0.1です。これを計算すると10倍の1000億になる。でもここで聞いてるのは増えたお金だから、あとはちょっとしたことです。もともとのお金の100億を引くだけです。ここで間違った人が去年は5~6名いた。そして、これを引いたら、つまり100億円を引いたら、1000億-100億=900億になる。これが答です。答の信用創造額は900億円です。去年は最終的に合ったのは4~5人しかいなかった。ケアレスミスで最後の100億円を引くのを忘れていた人が4~5名いたけど。私が説明していることは難しいと思う。しかしこの計算自体は小学校4~5年レベルです。難しいことではない。

問題は、なぜこういう事ができるのかということです。結局、人から預かったお金は大事に保管しないといけないという常識が崩れたんです。崩れたのが1848年のイギリスです。銀行法の改正です。200年間、銀行は預かったお金を人に勝手に貸していた。それで裁判が起こった。そんなことしたらダメじゃないかと。200年間、裁判に次ぐ裁判が起こった。
でもイギリスの裁判所が1848年に決定したのは、していいんだということです。この瞬間に、この金貸し業つまり今の銀行業は、何を作る権限を手に入れたか。お金が増えたでしょう。つまりお金を作る権限を手に入れたんです。もともと他人のお金を人に又貸ししたらいけない。それがそれまでの常識だった。しかし、いや又貸ししていいこととなった。その結果、お金を作る権限が手に入った。これが銀行の信用創造です。これが資本主義です。

江戸時代の日本では、こんなことをしたらダメだった。人様のものはちゃん保管しろ、というのがみんなの常識だった。でもイヤいい、又貸ししてしていい、そういうふうになってしまった。

ここで何が起こったのか。もう一度いうと「銀行に信用創造する権限が発生した」ということです。信用創造というのはお金を作る権限です。これがどれだけ巨大なものか。

例えば、私が月10万円稼ぐためにどれだけ苦労しているか、どれだけ汗をかいて働いているか。しかしこれだと、紙に貸し借りの10万円と書くだけで10万円が発生する。この権限です。これが銀行の仕事なんです。だから何もしなくて儲かっているとは言えないけれども、紙に書くだけでいい。
これが1848年のイギリスの判決です。このルールが日本に入ってくる。ペリーがその5年後に来ます。それから10年そこそこで明治維新です。そこで大きく日本のルールが変わるわけです。



【中央銀行】
そういう銀行の機能が発生している。その銀行の親玉、これを中央銀行という。日本銀行のことです。これが銀行の親玉です。銀行のルールは日本銀行が決める。
この中央銀行の権限とは何か。何回も言うけど1万円札の正式名称は何か。日本銀行券です。日本銀行券は政府が発行するんですか。日本銀行が発行するから日本銀行券なんです。この日本銀行がお金を発行する。1万円を発行する。でもそれにかかる費用は、実は10円程度です。紙代とインク代だけです。

いいよね、これでよかったら。これを印刷するだけで1万円の通貨発行益が発生する。それでいいのか、という話はずっとあります。2000年以上も前に、マケドニアのアレクサンダーが金貨を作った。長い間、お金は国が作るというのがルールだった。お金はずっと国が作ってきた。だから金貨を表には王冠かぶった王様の肖像が彫られている。しかしこのルールが変わったんです。200年ぐらい前から。これが資本主義なんですよ。

でも銀行が国を差し置いてお金を発行をしていいのか、という疑問はずっとある。例えば、金の話とか、ビットコインの話も教科書に載っている。ビットコインの話と少し絡むんですが、お金というのは本来誰が発行すべきなのかというのが、今も実はよく分からない。
だからいくつか考え方がある。ただ、今は日本銀行が発行している。少なくとも政府ではない。ただし100円玉はどうですか。これは造幣局といって日本政府の発行です。政府がお金を発行していたことの名残でしょう。でも100円玉は1万円の100分の1でしょう。経済的にどっちが力を持つか。1万円が強いです。それが日本銀行の仕事です。それが中央銀行の力です。

でも世界で一番強い通貨は実は日本の円ではないです。常識的にどこが強いと思うか。今後は分からないけれど、戦後はずっとアメリカドルです。これを発行できる銀行は強い。日本銀行の数倍は強い。これを何と言いますか。これが分かりにくい名前なんです。新聞でFRBとしか書いてない。漢字に直すと連邦準備制度理事会という。銀行なのに銀行と名前がついていない。だから何なのか、ますます分からないです。でもこれが日本でいえば日本銀行のことです。これがアメリカの中央銀行です。しかも、日本銀行は政府が55%はお金を出しているけど、このFRBは100%民間銀行です。

ではその株は誰が持っているのか。これが謎なんです。非公開です。お金というのは分かりにくい。人の財布の中は分からない。お金というのは、歴史のなかでもそうなんですけど、物がどう動いたか、人がどう動いたか、これは分かる。でもお金がどう動いたか、これはなかなか分からない。歴史を教えていても、明治維新で、なぜこんな下級武士が京都の芸者を上げてドンチャン騒ぎできるのか。その資金源はどこなのか。人の財布の中身は分からない。それと似て、銀行のお金の動きも分からない。まして株、これは非公開です。だから分からない。わざと隠しているような所もある。ただ貧乏人がもっていることはないでしょう。普通は大金持ちが持っている。その大金持ちとは誰なのか。それが分からない。


こういうのがドルを発行するFRBです。100%民間出資です。民間の人が株を持ってる。この銀行が世界で一番強いです。これがアメリカの中央銀行です。FRBの意味が分からなかったら、アメリカの中央銀行と書いていてください。

でもここでは日本のことを言ってます。では日本銀行の役割です。これには3つある。一つ目は「銀行の銀行」。銀行が余ったお金を預ける銀行、または銀行にお金がない時は銀行にお金を貸す銀行。つまり「銀行の銀行」です。ということは、一般人の私が日本銀行に訪ねていって、100万円預けたいという。これはできるんですか。私が100万貸してくださいという。これはできるんですか。できません。普通の人は中に入れません。

それから二つ目が、我々は税金を取られている。その税金は、政府が金庫にしまっているわけではない。やっぱり預ける。もし取られたら大変だから。どこに預けるか。日本銀行に預ける。これが「政府の銀行」です。


でも一番大きいのは、次の三つ目の「発券銀行」、これだと思う。なにせ1万円を作れるんだから。発券銀行です。この「券」の意味が分からなかったら、日本銀行券と書いていてください。唯一、日本銀行券の発行が認められている。これはお金を作ることと微妙に違う。お金だったらさっき信用創造で、銀行はいつの間にかお金を作れる。ここは物としてのお金、目に見える1万円札、これを作れる、ということです。



【金本位制度】
こういう制度の中で、通貨制度の変更は、なぜ1万円札が1万円の価値を持つか。これ当たり前のようで、実はけっこう難しいんですよね、何回も言うけど、1万円は紙代とインク代で12~3円しかかからない。12~3円の価値しかないものが、なぜ1万円の価値があるのか。これは昔は価値があったのです。昔は金貨だったから。江戸時代は、日本でも大判・小判といって金貨だった。金だからお金になって、金とお金はいっしょだった。そういう金貨だった。本当は金貨だったんですよね。お金は金貨を貸し借りしたんです。でも100万円だと重たい。

それで、お金を貸してと言われた時に、金貨を100枚貸すよりも、この金貨の引き換え券を発行して、いつでも1万円金貨と交換しますよという。昔の1万円札はそう書いてあった。今は制度が違うからそうではないけど、金貨の代わりに紙幣を100万円貸す。この紙幣を持ってきたら、いつでも本物の金貨と交換しますと言って。こういう制度から紙幣が始まったんです。日本も一時はそれを守っていた。日本も昭和初期までは。これを金本位制度といいます。

こうやって紙幣を発行できる。これは偽札ではない。これで本当に売り買いできる。お金であることには間違いないから、みんなが信用すれば、スーパーに行って何でも買える。でもやっぱり金貨がいいと思ったら、交換してくれと言って銀行に行けば金貨が手に入る。そういうふうに紙幣は金貨との交換券として始まった。こういう紙幣のことを兌換(だかん)紙幣と言います。難しい言葉ですけど、これは教科書用語です。この兌換紙幣の意味は、提示されたら必ず交換しなければならないということです。交換できなかったら、どうなるか。銀行失格です。銀行認可の取り消しです。つまり銀行の倒産です。だから絶対に交換しないといけない。

この交換という意味は、このあいだ金貨を見せたでしょう。あれは10年前に10万円で買った。紙幣の1万円札10枚で金貨を買ったら、これは交換じゃないか。今でも金と紙幣は交換できるじゃないか。でももし金貨を売る人が、お前には売らないと言ったら売らないこともできる。拒否できる。でも金本位制では拒否できないです。交換できるではなく、必ず交換しなければならない。mayではなくてmustです。


ということは、この時には、金が100万円しかないのに、その交換券である紙幣を300万円刷ったら、あとの200万円は交換できなくなる。これくらい分からないだろう、と思って紙幣を発行していたら、銀行は潰れる。だからこの場合には、紙幣の発行量というのは金の量と同じか、またはリンクしてる。勝手に大量に発行できない。お金を。言っている意味わかりますか。勝手に大量に紙幣を発行して、それを金と交換できなかったら終わりです。この銀行は。

そういうお金の量の縛りがあったんだけど、これが1929年の世界大恐慌で、君たちも中学で習ったはずですが、あれで壊れたんです。日本は1年後の1930年に金解禁というのを行った。日本史でも習います。世界史でもやります。これで金本位制という制度が潰れたんですよ。

そして金と交換しなくていいから、急場をしのいで、倒産を防ぐために300万円でも400万円でも、いくらでも紙幣を発行していいぞとなって、そのうちにまた金本位制に戻すからといっていたけど、その後は二度と戻らない。あれから90年、ずっと今の制度です。これを管理通貨制度といいます。

政府はお金の量を管理しているという意味ですけども、実態は見て分かるように、あまりうまく管理できていない。今年の日本経済などは、景気がこんなに大きくブレている。今年の株の動き、あの動きは何ですか。日銀が金利を上げるぞといって、利上げしようとした。普通は金利を上げたら株は落ちるんですよ。そこを狙いすましたようにパーンと株が落ちた。そうでなくても、あるグループが協力して一斉に売ったら、株は本当に暴落する。これは仕手筋と言って、あまり言ったらいけないけど、あの動き見ていたら、ああこれはやってるな、という感じがしますね。こんな時に新NISAとか、素人が手を出すものじゃないですよ。ウチの娘みたいに。バカじゃないかというくらい危険です。

通貨制度がこういうふうに変わったということ。これは紙幣は、金との交換性を持たない。交換しなくていいということです。しなくてもいいです。これを不換紙幣いう。反対に金本位制は兌換紙幣という。今は不換紙幣には金の裏付けがないです。
これは、金と交換しなくてもいいから、経済状態によっては日本銀行がいくらでも発行できます。発行量は自由です。これで大穴あけたのが30年前の日本のバブルです。ボンボンお金ばかり刷って。刷るというのは、さっき説明した信用創造も含めてです。お金の発行の仕方というのは、そういうのもあるから。さらに今から約10年前の2012年、安倍晋三になったときからやってるアベノミクス、つまり量的金融緩和というのもまさにそれです。お金の量を増やす。あと3時間後ぐらいにこのことは触れます。

もともとお金は金ですが、その金がお金と切り離された。その結果、ここ10年ばかりで、切り離された金がすごいですね。2000年には1グラム1000円だった。去年2023年に1万円になって、みんなビックリした。今いくらですか。13000円です。これは大変なことです。しかし、あとで出てくるビットコインはもっとすごい。ビットコインが約10年前に出たときに、こういう仕事をしているから私は試しに買った。そのとき2万円だった。1ビットコインが。仕事柄、どういうものかと思って何でも試しに買うんです。すると2年後に20万円になった。10倍になった。
こういうのを持っていると、だんだん欲が出てきて買ったものを売りたくなるんですよ。でも売らなかった。すると10万円に落ちた。損したような気分になった。だんだんそういう気持ちになっていく。するとまた20万円になって、そこで思わず売ってしまった。でも今いくらですか。800万円です。異常でしょう。400倍です。ここ10年で、金は10倍になる。ビットコインは400倍になる。これが正しい経済なのか。何が起こっているのか。とても変な動きだと思います。恐いくらいです。並みじゃない、起こっていることが。こういうことが教科書に出ている。ビットコインは文系は作れない。作っているのはパソコンに詳しい理系です。

これは何が起こっているのか、色々な見方があるけれど、一方では金に対して紙幣つまり1万円札の価値は、上がってるんですか、下がっているんですか。金が上がっているということは1万円の価値は下がっているんです。紙幣の価値が下がっている。紙幣の価値は何が支えているか。政府の信用です。でも今戦争が起こっている。戦争で政府の信用が落ちると、紙幣の価値は落ちる。日本が戦争に負けたときがそうだった。

色々な考え方があるけど、とにかくここ10年ばかり、動きが急です。ちょっと逆立ちしても、こんなことは予想できなかった。ビットコインが20万円か30万円になるぐらいだったら予想できたけど、20万円が800万円になるとか、逆立ちしたって想像できなかった。そんなことが実際に起こっている。これはスマホで見れる。ビットコインの動きは。すごいよね、この変化。

それで世の中は平和かというと、戦争です。2022年にウクライナ戦争、2023年にイスラエル・ハマス戦争、そして今年は日本もアメリカも選挙で混乱し、夏場すぎても気温が38度だし、能登半島では地震が起きて豪雨に見舞われた。その間、日本の首相はアメリカでゼレンスキーと会っている。いったい何が起こっているのか。
終わります。



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2024-09-24 05:52:03 | 小泉竹中改革

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