AKB48をめぐる妄想

AKB48にハマった私「カギ」が、好き勝手なことを述べるブログです。

新セットリストについての第一印象・その1

2006-04-17 12:07:06 | Weblog
 初日を見た後、祝杯のつもりで何軒かハシゴしつつ飲んだくれて ( 結局のところ私は理由は何であれ飲んだくれる生き物なのだ ) 朝帰りをしたら、さすがに日曜は目覚ましをセットしてあったのに起きられず。切った形跡がないので鳴り続けていたはずだが、まったく気付かないほど熟睡して、起きたら昼の部が終わっている時間。朝から秋葉原に行っている友人に電話で聞くと、おそらくチケットは売り切れているだろうとのことだったので、夜の部はカフェ観覧のつもりで出かける。開演時間ぎりぎりに着いたが、さすがにカフェの椅子には空きがあった。

 ということで、まだ初日の 1 回と、カフェでモニター 1 回しか見ていない。今日は見に行くつもりなので、感想はその後にしようかと思ったのだが、とりあえずファーストインプレッションを書いておくことにした。印象の箇条書きに近い形で断章を並べるような、雑多な書き散らかし方になる点はご容赦を。後で整理して、文章としてきちんとまとめる…かどうかは分からないけれども。

 ここで警告。以下は、部分的にネタバレありなので、まだステージを見ておらず、自分の目で見るまで内容を知りたくない、という人は、ここまでで読むのをやめておくことをお勧めする。…なんて言わなくても、こんな偏屈なブログをわざわざ読みに来てくれている人なら、そんなことを人のせいにして文句を言うようなお子ちゃまはいないと思うが、まあ誰が迷い込んで来るか分からないので、念のためということで。

 新セットリストの全体としての印象は、直球ど真ん中、剛速球ばかり投げ込んで来たなあ、というもの。いわゆるアイドルらしいアイドル像をきっちりと打ち出して来た感がある。アップテンポな曲が多いが、ここ数年の女性アイドル曲にしばしば見られたノリと語呂合わせばかりの楽曲と違って、どの楽曲もメロディーと歌詞のクオリティが高く、どれを取り出してもシングルカットできそうなほど。それが次々と繰り出されるので、観客はもう圧倒されるばかりで、良い意味で「息をつく暇もない」というところ。これが 2 時間以上続くと、見る方もちょっと苦しくなって来るところだが、1 時間 20 分ほどの公演時間だと、音と熱気と彼女たちの魅力とを浴びるように楽しんで、火照ったような幸福感に包まれて劇場を出ることができる。

 個々の楽曲については別の機会に譲るが、前述の通り、どれも相当クオリティが高い。アップテンポな曲が続くこともあって、初見では取り立ててこの曲、という印象を持ちにくいのは事実だが、とは言え劇場を出た後には、どの曲も確実にサビや、締めでタイトルとほぼ同じ言葉が歌詞に出て来る部分などを口ずさむことができるし、おそらく聴き慣れて来れば、歌詞がそれぞれの物語世界をきっちり描き出しているのも分かるはず。新セットリストの中心曲と言えそうな「だけど…」は「桜の花びらたち」に比べると印象が弱い気もするが、これは「桜の花びらたち」がとんでもない名曲だったというこで割り引く必要があるし、テーマの違いもあるかな。「だけど…」は淡い恋心と、その切なさを隠すいじらしさが表現されていて、これはこれで佳曲。一方、ポジティブな未来志向はアンコール 1 曲目「未来の扉」で表現されている。私は第一印象ではこちらの方が好きかなあ。

 構成面では、1 曲目からいきなりユニット曲というのが驚く。正直に白状すると、私は 1 曲目は引き続き「PARTY が始まるよ」を使うんじゃないかと予想していたのだが、良い意味で見事に裏切られた。「涙のフィギュア」はフィギュアという語を使っているので、ちょっとアキバ寄りを意識したのかなと思ったが、その単語以外は萌え系との接点はなさそう。フィギュアをドールないし人形と言い換えれば、テーマとしてはわりあい普遍的。次の「涙の湘南」は楽曲も衣装もグループサウンズを踏まえたものになっている…と私は思うんだが、若い人に GS という記号は通じないらしく(笑)、「何か湘南っていうイメージに合わないヘンな衣装ですよね」だそうだ(^_^;)。で、こうやって曲ごとに語っているときりがないのだが、とりあえず次まで語っておくと、「会いたかった」は夏らしい水色のミニワンピースで全員が弾ける若さを感じさせてくれて楽しい。「会いに行ける」アイドルへの思いを募らせて劇場へ行き、いきなりこれを聴いたら、脳天ガツンと殴られたようにハマっちゃうだろうなあ。そういう意味では、これをオープニングにしても良かったのかな、という気もした。

 演出面で一番驚いたのは、何と言っても「あのせり上がりはあんなに高く上げられたのか」という点。劇場が休みの 2 日でパワーアップしたのか、もともとそうだったのか分からないが、もともとそうだったんなら、前のセットリストの時、客席の改装をする前に、ステージを「全体に」1 ~ 2 段上げるという工夫の仕方もあったのではないかと思った。まあ今さら言うことではないか。で、新セットリストでは、その舞台の高低差が動的に、効果的に使われているのが良い。特に 1 曲目では、スポットライトの効果的な利用と相まって、室内でフィギュアの置かれている場所 ( おそらく書棚であったり、パソコンラック(笑)の上であったり ) をうまく暗示しているし、その他、まだ言語化できないのだが、歌詞が表現する情景の描写に寄与していると思える場面がいくつかあった。まあ強いて言うと、かなり高く上がっている時には、メンバーが天井ないし頭上構造物に頭をぶつけないかなと、観客までちょっと心配になってしまうのがやや難点か(笑)。

 もう 1 つ演出面で言うと、入れ替わりの多さと、それを舞台上の動きに溶け込ませている巧みさにも感嘆した。「恋のPLAN」の後、MC に入るところでさりげなく小嶋陽菜さんがハケていたり、次の「背中から抱きしめて」以降、曲ごとに人が増えてゆき、「JESUS」でいったん全員になった後、赤襟チームがハケていったり。全員曲「だけど…」も最初は 2 人だけで歌い出し、だんだん全員が揃っていく。見ているだけの観客にとってさえ目まぐるしいほどの出入りなのだから、きっとメンバーは、そしてスタッフも含めて楽屋は大変ことになっているんだろうなあ。しかし 20 人がそうやって入れ替わり立ち代わりで客に息もつかせないほど圧倒して来るステージの、何とぜいたくなことか。

 というわけで、とりあえずいったんここまで。続きもできるだけ今日中に書くつもり。

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2 コメント

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土・日・月 (うさみすと。)
2006-04-18 12:56:54
結局、4公演とも観てしまいました。圧倒されました!



4人の板付きに始まり、各曲でのフォーメーションやかみ手、しも手への出入りが絡み合った今回のステージ構成だと、もし誰かが欠席の場合でも「ちょっと代役を…」という対応は出来るのかな?と、心配になってしまいます。



月曜は、宇佐美さんも観覧されていたようです(姿は見えなかったのですが)。
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コメントありがとうございます (カギ)
2006-04-27 04:49:01
 うさみすと。さん、いつもコメントありがとうございます。宇佐美さんは卒業してしまいましたが、宇佐美さんと共に歩んで来た A チームの子たちを、これからも応援してあげてください。って私が言うことでもないんですが(^_^;)。



 ステージ構成の複雑さと代役の難しさは、私も感じました。毎日公演ではなくなるとはいえ、学生さんは定期試験などもあるでしょうし、病欠ということもあり得ますよね…。代役だけでなく、他のユニットメンバーがカバーするだけでも、なかなか大変そうな気がします。

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