AKB48をめぐる妄想

AKB48にハマった私「カギ」が、好き勝手なことを述べるブログです。

まだ公演を見ていないので

2006-08-22 01:21:32 | Weblog
 A-3rd 初日はあいにくカフェ観覧、月曜は昼夜とも私事で見に行けなかったので、つまりステージについての感想を書くべき状態になっていない。とりあえず、現時点で書けることを、ぽつぽつと。

 まだゲネプロと、カフェでモニター 1 回しか見ていないが、もういくつかの曲のサビ近辺が脳内で回り始めた。A-2nd では劇場内 2 回 + カフェ 1 回で同じ状態になって驚いたのだが、K-2nd では覚えやすそうな印象とは裏腹に、初日 + カフェ 1 回の時点でそうなっていたのは「転がる石になれ」の「♪We're the Team K」のあたりだけだったような気がする。A-3rd の曲は頭に入りにくい印象があったのだが、そうでもないのかな。

 聴いた曲について、すぐ「どれがシングル向け」という話ばかりするのは、いささか邪道かも知れないが、とりあえず現段階での感想としては「バード」「制服が邪魔をする」( いずれも表記の文字遣いは不明 ) と最後の「♪頬伝う涙買ってください」という曲 ( タイトルは未発表 ) の 3 曲がシングルカット候補、かなあ。

 その最後の曲の「♪まるでマッチ売りの少女…」というあたりについて、昔の吉沢秋絵の曲に似ている気がする、と友人に言ったら、あっさりと「ああ、『なぜ? の嵐』でしょ。それはみんな言ってるよ」との答え。そうか、私でも気付く程度のことはみんな考えているのか(^_^;)。ほかにも、決して悪い意味ではなく、どこかで聞いたことがあるような印象を持つ曲がいくつかあった。まあでも、A-2nd の時にも、既視感ならぬ既聴感を覚える曲は多かったわけだが。

 今のところ、ネットで見かける A-3rd の評価はふるわないようだが、私はそうした評価は半月から 1 箇月でかなり変わってくるのではないかと思っている。各曲の出来はかなり良いので、やや刺激的な歌詞にファンが慣れ(笑)、また一方では公演を重ねるうちにメンバーの表現力がさらに上がって、今の「1 つ 1 つを走り高跳びで越えていく」状態が「ハードル走としての流れ」になった時、私たちファンは、改めてあのセットリストに篭められた深謀遠慮を目の当たりにすることになるのだろうと思っている。

 そして「ライダー」については…。一般論は前のエントリに書いたが、個人的な思いとして言えば、正直、まだこれを泣かずに聴く自信がない。ゲネプロでは歌の途中でそれと気付いて、大泣きしてしまった。初日は泣くまいと思っていたのに、しかもカフェ観覧だったのに、それでも涙があふれるのを止められなかった。少なくとも私には、歌詞のあちこちで、彼の姿が、声が思い出されて、ぐさぐさと突き刺さりまくる。遠くを走り去るバイクを見送って手を振るあたりの振り付けは、もう胸が締め付けられる思いがする。メンバーが泣かずに明るく歌ってくれているので、私も何とか我慢しようとは思っているけれど、あと何回かは泣いてしまうかも知れない。

事実と物語、もしくはあの曲について

2006-08-22 00:39:22 | Weblog
 A-3rd には「ライダー」という曲がある。紛れもなく「」のことを歌った歌、と言って良いだろう。

 彼はおニャン子クラブ以来のアイドルファンで、某 SNS の自己紹介欄では「好きな音楽」として「秋元康先生が作詞の楽曲」を単独で挙げているほどだった。その秋元先生の手になる詞によって、彼は物語となり、永遠の命を得たのだ。彼の供養として、これに優るものはないと思う。友人の一人として、深く感謝している。

 中立的に聴いても、かなり良い曲だと思う。彼のことや、背景となっている事情を知らない人でも、それぞれが持つ「別れ」の経験に照らして、共感できると思う。いや、かえってそういう人の方が、素直な気持ちで聴けるのかも知れない。そういう意味ではむしろ、彼と特に親しくはなかったけれど、存在は知っていた、事情は知っている、くらいの人にとって、微妙に居心地の悪い曲になるのかも知れないなあ、という気はする。

 ただ、歌詞を詳細に聴けば分かる通り、あの曲は事実そのものではなく、事実を基にしつつも、あくまでも「作品」として、フィクションに仕上げられている。だから、普通の 1 曲として、手拍子やコールをしながら、楽しく聴く方が良いと思う。もし他のファンの人たちに「せっかく俺の推しメンが参加しているユニットなのに、ワケありの曲じゃ盛り上がるわけにも…」などと思わせてしまったら、それこそ彼は恐縮してしまうだろう。そういう人だった。