AKB48をめぐる妄想

AKB48にハマった私「カギ」が、好き勝手なことを述べるブログです。

A賞イベントの私的記録・その2

2006-08-11 03:25:07 | Weblog
 今さら何を書いているんだ、というツッコミが、もはや誰からも入らないのではないかと思うほど、このブログはマイペース過ぎるので、まあそういうことでご容赦願いたく。実を言えば、個人的にはもう A-2nd を見に行くことはないだろうと思っていたので、そろそろ総括でもしようかと思っていたのだが、よりによって千秋楽の購入予約メールが運良く当選したので、総括はまた後日。それならそれで、書いていないことはいくらでもあるよなあ、と。

 えーと、前回おにぎり大会の話を書いたが、その後は、バス移動のための抽選会になったのだった。事前に友人と「劇場集合ってことは、全員バスで移動させるんじゃない? いったん解散、現地再集合ってのはないと思うけど」なんて話はしていたのだが、友人は「うーん、それは一理あるけど、バスで移動させるには近過ぎるでしょ。あっという間に着いちゃうし、人数を考えれば最低でもバス 6 台は必要なわけで、さすがに無駄過ぎない?」と否定的だった。私も一般的というか常識的というか、普通だったら友人の意見に同意する、というよりむしろ彼以上にそういう考えに与するのだが、ここの劇場の場合、良い意味で常識破りとでも言えば良いのだろうか、ちょっと桁の違うことを笑いながらやってくれるのが楽しくて仕方がない。

 ま、そんなわけでバスの抽選である。これは壇上にビンゴマシンが用意され、メンバーが A・K 混合の 50 音順で回していき、1 号車から 8 号車まで、それぞれが乗るバスを決めるというものだった。ちなみにファン側には、おにぎり大会の前、劇場に入る時点で 1 から 8 までの番号札が渡されていた。これは単純に入場の早い方から渡されていたようだ。で、35 人 ( 1 人欠席のため ) が 8 台に分乗するということは、メンバー 4 人のバスと 5 人のバスができるし、誰と誰が一緒かも分からない。このあたり、チーム A とチーム K の両方に推しがいる人など、悲喜こもごものドラマがあったらしいのだが、まあそれは人それぞれということで。また、A メンバーばっかり、K メンバーばっかりというバスができる可能性もあったわけだが、実際にはそれほど偏ることはなく、うまく配分されていたようだ。

 ちなみに私は 7 号車の札を持っていたので、中西さんが 7 号車を引き当ててくれた時には「よっしゃああっ!」と雄叫びを上げていた(^_^)。もっとも、その後にトレーディングタイム(笑)が設定され、ファンどうしでの乗車番号の交換ができたので、積極的にアピールすれば、それなりに何とかなっていた模様。私は内気な性格のため ( そこで笑わないように )、そういう場面で頑張れないので、何もしないで良いのは助かったかな。ただ、交換会の様子を眺めていると、もちろん直接トレードでうまくいく人もいるけれど、三角トレードとか段階トレードとか、そういうのを上手にこなしていく人が最終的に満足できる札を手にしているようで、なかなか興味深かった。一方「こちら○号車と×号車の交換ありませんか」といった声をハタで聞いていて、逆パターンを希望する知人に「あの人と交換できるよ」などと教えたりもしたのだが、そうするともう、それまで「まあ良いですよ、無理しなくて」とか言っていた表情が一気に緩んで、それはそれはうれしそうな笑顔に変わるのがおもしろかった。やっぱり、みんな一推しの子と乗りたいんだよね。

 で、その後、1 号車の人から順にバスへ向かう。バスへの乗車順は、各号車とも概ね劇場から出る時に並んだ順だったようで、ガッツき気味の人も少なからずいたようだし、逆に後でブチブチ言う人も少しいたらしいのだが、まあ細かいことを言えばきりがないというか、そんな細かいところまで抽選で公平を確保してもらわないと満足できないってのもどうなのか。ガッツく連中がみっともないと思えば自分はガッツかなければ良いのだし、うらやましいと思うなら一緒にガッツけば良いのだ。もちろん、ガッツく行為があまりにも迷惑だったり、他人の安全を侵害するようなことを仕出かせばまた別の話ではあるが。私は無理をしない程度に、しかし程よく前の方(笑)。まあ 7 号車は乗ったメンバーの顔ぶれのこともあってか、エゲツないファンが極めて少ないバスだったような気はするが。

 ちなみに日曜日ということで、中央通りは歩行者天国だったため、ファンは末広町の交差点付近で待機しているバスまで隊列を組んでぞろぞろと歩く。本当に観光ツアーか遠足のような雰囲気(笑)。着席位置は、おそらく各バスとも大差ないと思うが、7 号車について言えば、横に 4 人がけの前 3 列を空けて、ファンは 4 列めから好きな場所に着席。7 号車では助手席も一部使われたようだ。遠慮がちに最後から乗り込んで来た ( 狙っていたわけじゃないと思うんだが ) 某有名里菜ヲタ氏が助手席の最前に着座して、周囲から「そこおいし過ぎ!」の声も飛んでいた模様(笑)。

 待つことしばし、メンバーが乗り込んで来ると最前列に後ろ向きで膝立ち。花やしきまであまり長い時間ではなかったとは言え、窮屈な姿勢でお疲れさま(^_^;)。で、バスの中では前にもちょっと書いたように、簡単なゲーム、カラオケ、そしてメンバーからのお菓子配り、といったことが行われたのだが、盛り上がりは号車によって温度差があった模様。7 号車はチーム A から浦野さん・中西さん、チーム K から佐藤さん・早野さんという構成だったので、年長でもあるチーム A の 2 人が仕切る感じで進行。バスに備え付けのカラオケ歌詞本に「演歌しか載っていない」とのことで、メンバー 4 人がアカペラで「青空のそばにいて」を歌ってくれた。お菓子配りは助手席が埋まっているせいで、前からファンどうしで手渡していく形。最後にしりとりをやったが、ややぐだぐだ気味(笑)。何しろすぐ秋葉原と浅草が近過ぎるので、あっという間に終了。まあいささか盛り上がりには欠けたが、それも手作りっぽくて良かったんじゃないか、というのが正直な感想。メンバーどうしも誰と乗り合わせるか、抽選で決まっている以上、打ち合わせができるわけでもないし、いわゆる「宴会部長」的な性格の子が各号車にいるとは限らないわけで。

 バスを降りた後もぞろぞろと隊列を成して花やしきへ。ステージ前で待っていると、MC の宇佐美さんとメンバー数人 ( 確か、A の高橋さんと K の大島さん) が説明役でステージ上に顔を出し、そのステージのある建物の屋上から残りのメンバーが顔を出して手を振る。ファンをしばらくステージ前で足止めした状態で、メンバーが数人ずつ ( 4 人程度 ) のグループで園内に散ったところで、ガッツきタイム開始(笑)。ファンがお目当ての子のいるグループほ探して園内を右往左往。そしてお目当てのグループを見つけると、そこに張り付いて写真撮ったり、金魚のフンのようにぞろぞろとついていったり。ちなみに私はもちろん中西さんのいるグループにガッツいたわけだが、ほかのメンバーが戸島さん・秋元さん・高田さんだったかな ( 間違えていたら失礼 )。見ていると、とにかく秋元さんが強過ぎ(笑)。戸島さん・中西さんの方が歳も上で AKB48 でも先輩のはずなのに、次に何をするかはほとんど秋元さんの意見で決まっていたように見えた。おかげで、いきなり高く吊り上げられる乗り物に乗るわ、お化け屋敷…なのかどうか、怖がらせ系のものに行くわ、ついにはジェットコースターにまで乗るわで、その辺りが苦手な戸島さん・中西さんが次第に目に見えてぐったりして行くという…(^_^;)。いや、かく言う私もその様子を面白がって見ていたわけなので、共犯だという自覚はあるが。

 グループ単位での行動にファンがガッツくという形態については、ずいぶん批判があったようだが、私としてはぎりぎりアリかなあという気がした。確かにガッツく客をどう捌くかとか、安全上どうかといった問題はあるわけで、正直なところ「良くこの企画を通したなあ」という気がした面があることも事実。ただ、あまりガチガチにし過ぎたら、そもそもファンとの交流イベントなどできないし、一方ではまた、人数と時間のバランスなどを考えれば、ファン全員がアイドルと心ゆくまでたっぷりと遊園地デートを楽しめるわけがないのも当たり前のこと。もうちょっとここがこうだったら、と思う部分が多少あったとしても、全体として見れば、良くやってくれたと思っている。特にメンバーにとっては、浴衣と下駄という窮屈な格好で、小雨混じりの中、むさ苦しい男どもに至近距離で囲まれ続けながら遊園地をそぞろ歩き、乗り物に乗るというのは、かなり大変なことだったはずだが、実に良く頑張ってくれたと思う。また、会場が花やしきという狭いところだったのも、良い面と悪い面があったと思うが、あまりに広いと他のグループの様子も見えなくなり、イベント全体としてのまとまり感がなくなるので、あの狭さは良かったような気がする。

 雨が少し強くなったタイミングで、ステージ前での撮影会に。これについても写真を撮る趣味のない人たちからは文句があったようだが、あの時期に屋外の遊園地で雨混じりになって、ほかに何ができるか考えれば、やむを得ないところだろう。私もコンパクトデジカメしか持っていないし、腕前もひどいので、私の性格と普段の行動様式で言うと、そういう時は一歩引いて醒めた目で見ている方なのだが、この日はせっかくの機会を、あえて楽しみ尽くしたかったので、どうせ大した写真が撮れないのは分かっていても、後ろから必死にシャッターを押し続けた。後で見てみると、確かに写真はひどかった(^_^;)が、そういうことも全部含めて、まあ少年の心に戻って楽しんだ思い出としては良いじゃないか、という気分。ちなみに、チーム A メンバーの写真はトリミングして掲載したが、チーム K について同じことをしないのは、決して手間を惜しんでいるわけではなくて、ただ K メンバーの何人かの写真が、どうにもしようがないほどの失敗カットだけしかなかったので、同じ物を作りようがなかったのだ。うまく撮れなかったのはあくまでも偶然で、A ヲタだから K は一生懸命撮らなかったとかいうことではないのでご容赦いただきたい(^_^;)。

 メンバー個々人の撮影タイムが終わった後、ステージ下にファンが終結して、全体写真の撮影。これも私のいつもの行動様式だと写らないように逃げるところなのだが、あの人数ではどうせ「たくさんの人がそこにいました」程度の写真にしかならないだろう、という予測もあって、一緒に写っておく。イベントの途中では、バスの号車ごとの集合写真、などという話もあったようなのだが、雨に加えて時間が押したことで中止になった模様。ケツカッチンでありながら、天気に応じて流動的にイベントを動かしているんだから、それも仕方がないところだろう。むしろ私としては、破綻のない範囲でうまくまとめ切ったという印象。最後はいささかあわただしく追い立てられる感じの退園となったが、私としては本当に 1 日を通して楽しかったし、満足して花やしきを後にしたのだった。