赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

情報トピックス

2024-03-10 00:00:00 | 政治見解



情報トピックス :240310情報


国際情勢の全体像をつかむため、国際政治学者のピンポイント解説を記載します。トピックスですから短い話ばかりです。


① 前から申し上げていたミシェル・オバマの担ぎ出しという話がアメリカのマスコミの表面にも出てくるようになりました。とりあえず、予備選はバイデンを走らせておいて、予備選挙に勝ったという名誉を与えて、8月の民主党の党大会の場でバイデンは人気があるけど、本人の意思で「健康状態が良くないからリタイアする」と言わせる。

そこで一挙にブームを作ってミシェル・オバマに持っていこうという話が以前から囁かれていましたが、これをオバマ元大統領チームがやっているのです。“バイデン政権”ならぬ“オバイデン政権”という言葉が、アメリカの一部で囁かれています。

去年の12月だったと思うのですが、ホワイトハウスの記者会見で記者の1人が質問のときに「オバイデン政権」と言ってしまって、会場から失笑が漏れたということがありました。この関係者全員が知っていたことであります。オバマが後ろにいて糸を引いている政権で、表向きはバイデン政権だからオバイデン政権だということです。

その昔、中曽根内閣ができたときに、裏の実力者は田中角栄だというので“田中曽根内閣“という言葉が流行ったことがありますが、それと同じでしょう。それだけバイデンのボケがひどくなっているということです。


② チャイナ経済の崩壊が明確になりました。これは単なるバブルの崩壊ではありません。日本やアメリカだったらバブル経済崩壊して、そこの債務問題を片付ければ調子が良くなってブームが来ますが、そういうことではないです。チャイナの場合は、システムそのものが崩壊に近づいています。映画の書割のような経済システムそのものが崩壊中であると言って良いでしょう。

これは低開発国で高度成長していたものが中心国になって、高度成長から安定成長に移っていく節目の問題だと言っている人がいます。この発言は問題を過小評価しているだけでしょう。そうではなく、今までのチャイナ経済を支えていたシステム・制度そのものが崩壊過程に入っているということです。それを掴んでおく必要があると思います。一時的なことではありません。


③ ウクライナ戦争におけるロシアの勝利が見えてきました。


④ バイデン政権が総崩れになってきました。テキサス国境問題や本人のボケ問題もあります。彼の老人ボケと言えばそれまでの話ですけど、ひどくなってきていているのは確かです。国境でも国の半分が、バイデン政権と相対立するということになってきました。国防長官が具合を悪くして、前立腺がんの予防手術の跡が良くなかったので再び入院しています。国防長官も新しい人間を指名しないといけなくなっているでしょう。そのようなこともあってバイデン政権はガタガタです。

これはアメリカが応援していたウクライナがロシアとの戦争に勝てないという状況がはっきりしてきたことと関連していると思いますが、バイデン政権が総崩れになってきています。


⑤円安で日本が栄えるという経済シナリオがはっきりと見えてきました。


⑥水素洋上風力の大失敗ということが世界的に明らかになってきています。それと全面的なEV化、これも失敗するだろうということもはっきりしてきています。


⑦CO2排出規制による畜産業や農業いじめがひどいということがヨーロッパでも明らかになり、農民反乱が起きています。日本でも水田がメタンガスを発生させるから「けしからん」という、何千年来の日本の農業を否定するようなことを似非環境主義者が述べているのです。

また、世界的に農業機械(トラクター)はディーゼルエンジンが多く、化石燃料ガス/ディーゼルを使うから駄目だということが起きてきています。これら農業畜産業いじめに対して、牧畜民や農民たちが立ち上がって反乱を起こしているということが世界的に、はっきりと見えてきているということです。


⑧昨年のアメリカの天然ガスの生産と石油生産は史上最高でした。バイデン政権が何と言っても実需があるわけだから、石油や天然ガスの生産というのは引き続き活発に行なわれるでしょう。また、日本の方には輸出が当面できなくても、ロシアも石油や天然ガスの生産を引き続き活発に行なっていくと思います。このCO2排出規制は全く意味がないということが非常にはっきりしてきているのです。

実際に今年の冬は日本も例年通り寒かったし、カナダ、アメリカ、ヨーロッパは今までにないような寒波が襲っています。どちらかというと、寒冷化の方が心配なくらいです。史上最低気温を記録したところがカナダやヨーロッパで発見されています。そういう気候状態であるということもわかってきました。CO2神話の崩壊も近いということが言えると思います。



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