赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

菅義偉官房長官の心中 current topics(260)

2017-06-30 11:19:34 | 政治見解



current topics(260):菅義偉官房長官の心中



官邸の事情に詳しい方からの情報が寄せられましたのでお伝えします。


菅官房長官は一連の大臣や議員による失言、不祥事について、
官邸での記者会見のたびに記者の質問に答えています。

記者会見から戻ってくると
「尻ぬぐいばかりじゃやってられない」「もう辞めたい」
とつぶやいています。

都議選終了後すぐに予定している内閣改造人事で、安倍総理は官房長官の継続を希望していますが、菅官房長官は「自分の名前を入れないでほしい」と考えています。

官房長官自身が都議選の大敗を予感し、その後の政局運営が厳しいものとなることを知っています。

そんな事情から、記者会見には身が入らずやや投げやりの発言になっています。





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自民党逆風の意味 current topics(259)

2017-06-30 07:31:46 | 政治見解




current topics(259):自民党逆風の意味



国政選挙に影響を与える都議会議員選挙、自民党は国会議員を動員していますが、それが逆効果となり、応援弁士が行くたび票を減らす異例の展開となっています。

その典型が元都連会長の石原伸晃氏です。

「うちのオヤジなんて、小池さんにいじめられてかわいそうですよ、本当に」と愚痴ともとれる演説に終始し、せっかく集まった自民党支援者をがっかりさせました。

石原伸晃氏は都知事選の際、自民党候補者を敗北に導いた張本人ですが、その責任を取ろうともせず小池都知事の悪口を言うだけの演説では説得力がありません。周辺から身の程知らずと評されても仕方がありません。

彼は、議員とか大臣とかの肩書抜きに、「あなたは誰ですか?」と問われたとして何も答えられない人です。肩書と自分を同一視しているため本当の自分自身を見失っています。だからこのようなトンチンカンな話ししかできないのです。
俺は大臣だという認識だけで、自分が今どのような流れの中に置かれているのかが見えないのです。


一方、小泉進次郎氏は石原伸晃氏とは対照的な応援演説をしました。

小泉進次郎氏は「自民党に対する今の逆風は否定しようがない。自民党自身がまいた種だ」「いつでも自民党は野党になる立場にあることを忘れてはいけない。いつまでも応援してもらえるのが当たり前だとは思ってはいけない」と演説しました。きちんとした自己分析が出来、有権者の視点を正確に認識していました。

有権者がどちらに好感を抱くかは目に見えています。

自民党では現職議員による不祥事が続出しています。自民党議員は、自分たちの人格と人間性が都議選や国政選挙を左右することを肝に銘ずべきです。

また、都議選で戦っている都民ファーストの会の候補者たちもこうしたことを心に刻んでおくことが大切です。





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新しい報道概念をつくるJX通信社 current topics(258)

2017-06-29 15:33:04 | 政治見解




current topics(258):新しい報道概念をつくるJX通信社



メディアは政党や商業主義との相関関係によって存立しています。

朝日新聞、毎日新聞、東京新聞は野党勢力と密接な相関関係が存在し、記事の内容で国民を左側に誘導しています。
一方、産経新聞や読売新聞は保守政党との強い相関関係にあり、その記事で保守的な思考を国民に与えています。

両者に共通するのは、国民のための公正な報道という視点ではなく、政党のエゴの発露としての存在であるということです。

しかも、それぞれに商業主義が混ざり合ってしまいます。

商業主義は左右どちらの側にも投資するので、当然金を出すスポンサーの意向が記事に反映されます。したがって、既存のメディアに中立性や公平性を期待することはできません。


今回、当ブログで注目したいのは、独立系のJX通信社です。

「記者も支局もない、でもニュースがいちばん速い」通信社として、メディア業界の常識を覆えそうとしています。

JX通信社は、どこの組織の利得にも縛られていないため、情報の公平性と中立性が保たれています。さまざまな転換期にある現代社会にあって、既存の体制や組織から自由であることは最も貴重な条件だと思います。

さらに、特筆すべきは、JX通信社の出現で、本当の意味での情報化社会をもたらす可能性があることです。

従来は、既存のメディアが入手した情報にメディアとしての価値観を付与して配信しているため、メディアが情報を使い人々を支配する形となっていました。

一方、JX通信社は、公正で中立な情報を即時に配信するため、読者や視聴者は自分で考え、判断することになります。

バイアスのかかった情報やフェイク情報に惑わされることなく、事実を事実として観察することが可能になるのです。当たり前のようですが、これは情報化社会としての画期的な形なのです。

情報の世界に新たな概念をもたらすJX通信社の出現は注目に値すると思います


https://news.yahoo.co.jp/byline/yoneshigekatsuhiro/20170626-00072583/ 





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都議選、自民党を危うくする要因 コラム(230)

2017-06-28 16:07:31 | 政治見解




コラム(230): 都議選、自民党を危うくする要因



都議選が最終局面に入ろうとしていますが、自民党は巻き返しを図ることが可能なのでしょうか。

自民党候補の現状

4年前の都議選の最終日、民主党の候補者が街頭遊説を放棄し、道端の縁石に座り込む姿を目撃したことがあります。実は北区の自民党の有力候補者の姿が当時の民主党候補と重なって見えたのは私だけだったのでしょうか。

自民党は、国政上の問題と自民党都連が抱えている根本的な体質が複合的に絡み合い、負のスパイラルに入っているようです。

国政では、加計学園問題における国会運営の対応ミス、萩生田官房副長官のように総理の名前を持ち出し自分の権勢欲を満たそうとする側近の存在。失言や妄言を繰り返す議員。稚拙な答弁の大臣たち。また、議員による相次ぐ不祥事などが続出しています。

一方、選挙を戦っている自民党東京都連は、豊洲や五輪を始めとする様々な利権や違法行為を隠蔽するために労力を割き、新しい政策の提示は何もできていません。そのため小池都知事のアラさがしと悪口に終始しているのが現状です。


批判と悪口の差

安倍総理は、利権に関わった現職都議たちが落選するのは構わないが想定以上に議席減予想を深刻に受け止めています。

メディアは「自民党対小池陣営の批判合戦」と報じていますが、この認識は誤りです。なぜなら、批判とは政策に関わることへの評価を示すことなのですが、自民党都連が言っていることは、単なる嘘と悪口の羅列での個人攻撃で、批判と言うレベルのものではありません。

自民党都連の過去の間違いを明確に指摘している小池陣営が真っ当な批判をしているのです。

メディアは批判と悪口の違いがわからないのかもしれません。


都民のニーズを知らない自民党

都民の求めていることと、自民党議員の考えが大きく乖離しています。

選挙では「東京を世界で一番の都市に!」を掲げてはいますが、政策の重点課題は何かを展望することが出来ず、何をしたいのかさっぱりわかりません。

都民が求めているのは、公平で不正の無い行政、安全で清潔な街づくり、働きやすい労働環境、子育てや老人介護がしやすい施設や環境整備、愛情豊かな地域社会やストレスの無い社会をつくることです。これらのニーズに自民党都連は真剣に取り組んでいません。

自民党国会議員と都議の皆様は、こうした様々な要因が都議選での結果を危うくしていることを認識しなければなりません。






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都議会議員選挙の情勢 コラム(229)

2017-06-22 21:38:46 | 政治見解
コラム(229): 都議会議員選挙の情勢




6月23日告示、7月2日投開票の東京都議会議員選挙について、当ブログでは、選挙分析チームによる全候補者分析を行いました。6月6日時点での当落判定をもとに、一部に追加公認などがありますので修正の上、再掲載します。

(※ 一番下のスクロールバーを左右に動かして下さい。)














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小池都知事は最良の選択をした コラム(228)

2017-06-22 09:39:41 | 政治見解




コラム(228): 小池都知事は最良の選択をした



「築地は守る、豊洲を活かす」と小池都知事が方針発表をしました。メディアや評論家はそれぞれの思惑で批判的な意見を展開していますが、どれも本質を捉えることができないと思います。


問題点の指摘ばかりの評論

現代という時代は激しい変化がつきものです。しかし、物事を過去からの延長線上でしか考えられない人びとは変化に対応する柔軟な考えを持ちません。その典型がメディアや評論家と言われる人で、昨日の言葉で今日を語り、昨日の言葉で明日を批判することが仕事だと思っています。これまで築いてきた自らの立場を守るために、いま起きている変化を直視することから逃げているのです。

とかく多くの知識を獲得したと自認している者ほど、創造性よりも問題点の指摘にエネルギーを集中させます。

今回の小池都知事の市場問題の決断を深く考えもせず「具体性がない」「素人考え」「遅すぎた」など、具体的な経緯を無視した乱暴な意見を言う人たちが後を絶ちません。しかし、移転問題の経緯をきちんと検証している人から見ると、極めて正当で公平な結論を導き出したものであることは間違いありません。


批判はなにも創造しない

批判ばかりする人の最大の過ちは、未来への認識力が欠けていることです。未来に予期せぬ変化が訪れる以上、浅薄な予断で判断し、批判してはなりません。わずか5年先の未来であっても、人口動態は変化し、需要への考え方も変わり、なによりも、人びとの意識、感じ方、考え方は変化します。変化が起きることを考慮せず、現状の考え方で判断し、批判することは愚かであるとしか言いようがありません。

自民党都連サイドが小池都知事を批判し続ける理由は、現状を変更させられることへの反発、すなわち、利権を断ち切られることへ恐怖心から批判を強めています。


小池都知事の判断を支持


都民の安心や安全が確保できなかった豊洲市場と、老朽化著しい築地市場という二つの閉塞状況に風穴を開けたのは小池都知事の決断でした。前知事や元知事ではこうした決断はできませんでした。

他の知事では豊洲移転に関わる不透明な利権問題を放置したり、安全対策を全くしないまま移転していたはずです。また、築地の跡地利用についても、丁寧な検討をせずに安易に売却すればよいとの結論になっていたはずです。しかも、他の知事では、安全性をないがしろにするため、安全が保障されないままの食材が、都民の食生活を脅かすことになります。さらに、他の知事では、おびただしい金額の税金が利権や無駄な経費に流れ、金に卑しい体質がこれからもずっと続くことになります。


筆者は都民の一人として小池都知事の方策に全面協力していくことこそ、都民としての矜持を示すものだと確信しています。







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萩生田光一氏は政治家ではない current topics(257)

2017-06-18 09:01:27 | 政治見解




current topics(257):萩生田光一氏は政治家ではない



官房副長官の萩生田光一氏は、加計学園問題などで「総理の意向」と騙り、官僚たちを操り支配した人物です。いま、国政で黒い噂が出ている萩生田光一氏こそが、実は、小池都知事への激しいバッシングを指示している張本人です。

萩生田氏は都議会議員出身で、あらゆる利権活動に首を突っ込む人物として有名です。かつては都連のドン内田茂氏の側近を務め、1期目の半ばで衆議院議員に転出した後、当時自民党幹事長だった安倍晋三氏に擦り寄り党内での地位を固めてきました。

2009年の総選挙で落選した際は、加計学園が経営する千葉科学大学の客員教授をつとめ、その後の選挙で返り咲いてからは、下野中の安倍晋三自民党総裁の下で総裁特別補佐になっています。そして第3次安倍内閣で官房副長官に起用されてからは、内田茂氏の側近時代に培った独特の威圧感で周囲ににらみを利かせていました。

一見してわかるように、萩生田氏は安倍側近の立場を利用し、安倍総理の威を借りて動き回るタイプです。特に、役人の前では自分の意見を押し通すためにことさら総理の名前を利用します。加計学園問題で文科省側の役人が反発した理由は、日頃の萩生田氏の言動に最大の原因があるのです。

萩生田氏は役人に威張り散らすだけでなく、立場を利用して私腹を肥やす自民党都連の国会議員と都議会議員たちの典型とも言える人物なのです。

また、荻生田氏と石原伸晃氏が共謀してメディアに働きかけ、小池知事に対する中傷記事を書かせたり、コメンテーターにネガティブな印象操作をさせる理由は、何としても都民ファーストの躍進を阻止し、自分たちが隠蔽している既得権益を守りたいからです。

加計学園問題で萩生田氏の人となりが明らかになった今、萩生田氏が都議選の応援に立つことは自民党立候補者にとって逆効果となります。萩生田氏の名前がニュースに出てからは、自民党の立候補者たちにはますます逆風が吹き戸惑いを隠せません。

萩生田氏は、虎の威を借りて人を支配し利権を得ることを「政治力」と勘違いしている古いタイプの議員です。真の政治家とは言えません。

きたる都議選では、こうしたタイプの候補者が一掃されることを強く望みます。






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都議選で岐路に立つ自民党 コラム(227)

2017-06-16 09:22:57 | 政治見解




コラム(227): 都議選で岐路に立つ自民党



自民党都議サイドからのメール

当ブログで『都議会議員選挙の情勢』について発表したところ、名前こそ出しませんが複数の現職の自民党都議陣営より、当ブログに対するご意見を頂戴いたしました。その中の何通かには、建設的な意見が無く、自己弁護や小池批判に満ちているものばかりでした。

批判の内容は、小池都知事に対する罵詈雑言が並び、都政をどうする、都民のためにこのように働くという精神は無く、まことに残念なものでした。

都政のことよりも、自分の立場を守ることに汲々として、何が何でも今の地位を守りたいという悲壮感が漂っていました。


自民党の選挙戦略ミス


都議会議員選挙の基本的な構図は、小池都知事率いる都民ファーストの会と既得権益を守ろうとする自民党都連の対決にあります。このままで都議選が進んで行った場合、自民党都連は都知事選の例を見るまでもなく一方的な敗北を喫することは明らかです。

そこで、自民党都連は、自民党本部に協力を要請し「自民党vs小池」の図式を演出しました。

本来、自民党本部は地方議会には深く介入しないのが通例です。例えば、2015年の大阪のダブル選挙で、自民党大阪府連と維新の戦いになったとき、こともあろう共産党と手を組んだ自民党大阪府連に対し党本部は介入しませんでした。

しかし、今回、自民党本部が都議選に介入しているのは、最大勢力である自民党都連に配慮しなければならないからです。


候補者を選択するのが選挙の本質

自民党はメディアや評論家を使って反小池キャンペーンを繰り広げているのですが、思ったほどの効果はありません。むしろ、有権者の自民党に対する嫌悪感が増幅してしまったようです。

投票所に足を運ぶ有権者の大半は、自民党であろうがなかろうが、候補者の人となりを見て投票します。そのため口汚く小池都知事を批判する人たちを選択しないのです。

有権者は、清々しい心持ちで都民のための政治をする意欲のある候補者に共感するのは当然のことなのです。

有権者が投票行動を起すとき、選択は立候補者個人に対して行う確率が高く、必ずしも政党に対して行うものではありません。自民党も、評論家も、メディアもこうした基本的な事実を見誤っています。


自民党本部は決断の時

都議選の結果、利権体質の自民党都連を擁護した自民党本部は決定的なダメージを受けます。

安倍総理が「日本を取り戻す」として戦後日本のしがらみを取り払おうとする流れに逆行し、自民党都連の「古い利権体質を取り戻そう」とする動きに、大多数の都民が反発しています。

自民党は都議選の敗北をきっかけに、国政選挙でも地盤沈下が始まるのではないかと思います。

これを打開する方策はただひとつ、獅子身中の虫となった自民党都連を自らの手で浄化すること以外にありません。自民党が国民の幸福のための政治を推進する政党で、既得権益を守るための存在ではないことを証明することです。

今回の都議選は、自民党という政党が終わりの始まりを迎えるのか、あるいは真の国民保守政党として生まれ変わるのかのターニングポイントになるのではないでしょうか。







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既成政党による政治概念の退潮 コラム(226)

2017-06-13 14:23:24 | 政治見解




コラム(226): 既成政党による政治概念の退潮



自由主義を掲げる主要な国々では、政治に対する国民の関心に変化が出てきています。


脱政党政治の時代

アメリカではトランプ氏の既存の政治概念を無視した行動に、民主党だけでなく共和党内部からも批判が出ています。一方で、アメリカの政党やメディアの評価とは別に、トランプ氏の発言や行動を半数近い国民が一定の評価をしていることも事実です。この現象の理由は、既成の政党に対する国民の不信が根底にあることに起因しています。

また、最近では伝統的に左派色の強いフランスで、マクロン大統領が誕生して以来、国民議会総選挙では、マクロン氏率いる新党「共和国前進」が、左派や右派の政党に大差つけ勝利しています。

マクロン氏は、「信頼と意欲、勇気」を掲げました。左右の根強い対立があるフランスで、「左派と右派という認識は時代遅れ」と訴え、「国民が何を信じ、何を望んでいるか」を真剣に問うマクロン氏が多くのフランス国民の心を捉えたのです。


既存の政党に国民を幸せにする力はなくなった

いま、世界的に政治の潮流と国民の政治参画意識が変化しています。

一番の原因は、特定の企業や組織の利益のために存在していた政党が、すでに国民に受け入れられなくなっていることにあります。

従来の政治家と政党は、自分たちと自分たちの票のための政治家であって、必ずしも国民全体の幸せに貢献する政治家ではないからです。

これは与党も野党も否定できない事実です。


既成政党にはない新鮮な政治感覚

日本では昨年の夏、既存の政党政治と決別した小池都知事が誕生しました。小池氏は基本スローガンに「都民が決める、都民が進める」を掲げ、既成政党では発想出来なかった政策を打ち出しています。

メディアは、知事選を小池氏と自民党の対立図式で面白おかしく報じましたが、都民にとっては、東京の未来をどう切り拓き、何が必要なのかという論点が重要な関心事でした。

小池氏は政治目的のための政策を一切排除し、都民のための視点を強調し、既成政党にはなかった新鮮な政治感覚を都民に与えたのです。


民主主義の理想形

小池都知事とフランスのマクロン大統領の共通項は、既成政党にある様々なしがらみや、特定の組織や人のための既得権益のために働くのではないと宣言していることです。

そして、人々や国家のために進んで貢献するとの意思を明確に示し、有権者とともに実現していこうと呼びかけたことにあります。人びとの積極的な貢献の意思が幸せな国家を形成し、また、人々が世の中を良くしようとするから満足感や誇りも生まれます。

従来の一方通行の政党政治スタイルとは異なる、本来の民主主義政治を提起したのです。

政党や組織にこだわる過去の遺物を排除し、人々の幸福ということに主眼を置き、その実現のために都民や国民とともに歩むという小池都知事とマクロン氏の政治姿勢は高く評価されています。


都議会議員選挙で問われるもの

フランスの選挙と同様、都議選では既成政党や特定の組織とのしがらみのない都民ファーストの会が有権者の共感を呼び勝利が確実視されます。

逆に、国民の幸福という視点をなおざりにして、既得権益に固執、政治を政争の具としている既成政党には厳しい結果となりそうです。

都議選の本当の争点は市場の移転などではなく、都議会議員としての根本的な政治信念そのものが問われているのです。

来る都議選で、政治家や政党のエゴによる政治に終止符が打たれることを期待したいと思います。






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野党がテロ等準備罪に反対する本当の理由 コラム(225)

2017-06-09 21:06:42 | 政治見解




コラム(225): 野党がテロ等準備罪に反対する本当の理由



過激派テロ組織中核派の大坂正明が逮捕されました。大坂は、1971年の渋谷暴動事件で、当時新潟県警から派遣されていた中村恒雄巡査(殉職後警部補に昇任)を鉄パイプで殴るなどして殺害、その後46年間逃走していた人物です。

過激派テロ組織が問題になるたびに、彼らと関わりの深い国会議員の名前が思い起こされます。


過激派テロ組織との密接な関係のある民進党

現職の国会議員で過激派組織とつながりのある人物は、民進党では枝野幸男氏です。枝野氏は過激テロ組織革マル派からの資金援助を受けているだけでなく、選挙の際、同派幹部と「推薦に関する覚書」を交わしていた事実があります。

同じく民進党の辻元清美氏は赤軍派のシンパであり、秘書給与1840万円詐欺事件の際、内縁の夫の北川明氏が日本赤軍のヨーロッパ担当員であったことが判明しています。

旧民主党元総理大臣の菅直人氏は東工大時代、学生運動に身を投じていただけでなく、総理時代に菅氏の資金管理団体が、よど号ハイジャック犯のリーダー田宮高麿の長男が設立した市民運動グループに資金提供をしています。

民進党参議院議員の有田芳生氏は、朝鮮総連やしばき隊などと密接な関係を持っています。

紙面では書ききれませんが、民進党の幹部議員の多くは、過激派テロ組織やテロ国家とも言える国の利益代表者として国会議員になっているのです。


社民党、自由党の参議院議員は過激派テロ組織の構成員

社民党参議院議員の福島瑞穂氏は、沖縄訪問の皇太子同妃両殿下(当時)に火炎瓶を投げつけた犯人を名護市議選に擁立するほどの密接な関係にあります。また、夫である弁護士の海渡雄一氏は中核派と深いつながりがあります。

自由党参議院議員山本太郎氏は、中核派の機関紙『前進』に取り上げられるなど、直接的な関係にあります。


野党やメディアがテロ等準備罪に反対する本当の理由

日本の左翼過激派は日本共産党から生み出された組織です。70年安保当時、ブント各派(戦旗、赤軍など)、中核派、革マル派、や社会党系の革労協などの過激派組織が日本革命の名のもとに国家転覆をめざしていました。中核派と革マル派との内ゲバで約100人の死者を出したり、連合赤軍の浅間山荘事件、三菱重工ビル爆破事件などで、テロ組織色を鮮明にして、国民から忌避される存在となりました。

そんな過激派テロ組織と密接な関係にある野党にとっては、テロ等準備罪が彼ら自身に適用されると考えるのは当然です。国会質疑で、「組織的犯罪集団との何らかの関与を疑われる場合、一般の人も捜査の対象となるのか」と執拗に問うているのですが、彼らの言う「一般の人」とは自分自身のことを指しているのです。

また、過激派テロ組織の出身者が多数集まっている朝日新聞などのメディアも同様で、捜査対象に自分たちが入る可能性を自覚しているので猛反対しているのです。

野党やメディアがテロ等準備罪に反対していること自体が、実は自分たちがテロ組織の一員またはシンパであることを自ら表明しているのです。

彼らの不安や恐怖心は、一般の国民にはまったく無関係な話なのです。

安全な国家のために本法案の一日も早い成立を強く望みます。






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都議会議員選挙の情勢 コラム(224)

2017-06-07 09:00:26 | 政治見解
コラム(224): 都議会議員選挙の情勢



6月23日告示、7月2日投開票の東京都議会議員選挙について、当ブログでは、選挙分析チームによる全候補者分析を行いました。6月6日時点での当落判定を公開いたします。

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