北海道探偵(興信所)社長の独り言 (株)アイシン探偵事務所

北海道の探偵が、日々の出来事を綴っていきます。

赤平市・興信所のよもやま話 たかが人生、されど人生

2015年12月27日 | 赤平
(株)アイシン興信所  代表の高橋です。




当社は赤平市を含め、北海道全域で様々な調査を承っております。




探偵の好きな言葉、「たかが人生、されど人生」




この言葉は僕が探偵になった頃、依頼人のKさんから教わったもの。




Kさんからの依頼は家出をしていなくなった、




妻のB子さんと2歳の息子 C君を探してほしいとの内容であった。




探偵が調査を始めて2週間後、B子さんとC君を確認した。




二人はB子さんの浮気相手の男性 Dさんの家にいたのだ。




紆余曲折があり、KさんはB子さんとの離婚を決断した。




C君の親権を最後まで主張したKさんであったが、




最終的に調停でB子さんが親権者となった。




調停を終え、最後にKさんが探偵に言われた。


「正直、辛いですよ」


「たかが人生ですよ、でもね、俺は最後まで人生を諦めませんよ」


「されど人生ですよ」




その言葉を言われたKさんが探偵にはすごくかっこよく見えた。




先日、そのKさんが探偵を訪ねてくれた。




Kさん  「お久しぶり、高橋さん、元気だったかい」




探偵   「去年、少し入院しましたが、今は元気でやっています」




Kさん  「そうかい、人生、いろいろあるさ」


      「ところで俺、今年、定年になったのさ」


      「それで来月、沖縄に引越しをするのさ」




Kさんの話を要約すると、今年の3月に定年を迎えたKさんは、




予てから計画していた沖縄移住を実行するとのことらしい。




探偵  「本当に沖縄に行くんですね」




Kさん  「これも人生の節目さ」


      「人生、何があるか分からない」


      「だから、たかが人生と覚悟している」


      「でもね、同時に生きているうちは一生懸命に生きなきゃね」




      「されど人生ってね」




そうしてKさんは帰っていかれた。




相変わらず、かっこよいKさんでした。







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