北海道探偵(興信所)社長の独り言 (株)アイシン探偵事務所

北海道の探偵が、日々の出来事を綴っていきます。

三笠市・興信所(探偵)のつぶやき話 母の日と28羽のおり鶴

2018年05月18日 | 三笠
(株)アイシン興信所(探偵)  代表の高橋です。

当社は三笠市を含め、北海道全域で様々な調査を承っております。

探偵という仕事は人の醜い部分を見ることが多いのは事実です。

でも、人っていいな・・・親子っていいな・・・と思うことも多いのです。

先日、依頼人のN子さんからお電話をいただいた。

楽しそうに、そして泣きながら母の日のことを教えてくれました。

N子さんは今年の初め、夫の浮気調査をご依頼された方です。

やはり夫の浮気が確認され、紆余曲折があったが、今年の3月に離婚が成立した。

そして、N子さんは小学校2年生の娘さん(Y子ちゃん)と二人で生活をしている。

元夫からの「養育費」と「一人親手当て」とスーパーのパートの仕事の収入で生計を立てている。

けっして生活は楽ではなく、毎日を追われながら過ごしている。

N子さんはパートの仕事もできるだけ入れてもらい、必死で働いていた。

経済的にも精神的にも余裕がなかった日々である。

5月14日・・・・母の日。

N子さんは仕事を終えて、学童保育所にY子ちゃんを迎えに行く。

夕食後、Y子ちゃんはテレながら、紙袋から折り鶴を出して、N子さんに渡す。

N子さんはどうしたの?とY子ちゃんに聞いたそうです。

そうするとY子ちゃんが涙をうかべながら言った。

「願い事を願いながら鶴を折るとお願いが叶うと聞いたの」

「だからY子、お母さんが元気になるようにお願いしながら鶴を折ったの」

「本当は100羽の鶴を折りたかったけど、28羽しか折れなかったの」

Y子ちゃんは離婚後、お母さんが働きづめで元気がないと思っていたのだ。

Y子ちゃんは学童保育所でお母さんが元気になるように願いを込めて折り鶴を折っていた。

そして、母の日に家に持ってかえってきたのだった。

28羽の折鶴・・・・N子さんは一生の宝物だと泣きながら言っていました。







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