ゆーりんさんの書評における『有機農法の大半は未熟な堆肥を
使用していると、筆者が思い込んでいることです。』という点に
ついて、説明させていただきたく。
この文章に象徴される書評を読ませていただいて、根本的に誤解
されているのではと思ったのは、この本が有機栽培の歴史を説明し
有機栽培の方法にもいろいろな方法があることも章立てして説明
しているにもかかわらず、ゆーりんさんが その事実をある意
味意識的に無視されて評論を進めておられることです。
第7章 誰が日本人から食料と健康を奪ったのか
第8章 いい有機栽培、悪い有機栽培
第9章 安全な野菜の選び方・食べ方
第10章 家庭で安全な野菜づくりに挑戦しよう
この本には、上記の章もあるのです。
その章立てからもわかるように、この本は有機栽培を攻撃するもの
ではありません。
この本の本質は、『有機農法の大半は未熟な堆肥を使用していると、
筆者が思い込んでいることです。』なのではなく、有機栽培に使用
されている有機の種類や量、施用回数の基準を作ろうというところ
にあります。
それはこの本が多くの有機栽培者の皆さまから賛同をいただいてい
ることからもわかります。
それはとりもなおさず、『有機栽培には、その栽培法にいろいろな
ものがあるにもかかわらず、それぞれの栽培法についてきちんと評
価されてこなかったという現実』に対して不満をもたれている有機
栽培者が、たくさんおられるという事実の証明でもあります。
今回は ゆーりんさんと同じ立場のブロガーの一人として、説明さ
せていただきました。
今回の参考資料といたしまして、いただいているブログ書評のなか
から、有機栽培者さまのブログや、学術系方面のブログをご紹介さ
せてください。
こういった見方も存在するということを、ゆーりんにご理解いた
だけたら幸いです。
その上で、本の著者の一人として、まずは本に興味を持っていただき
ブログに取り上げていただいたことについての、感謝とお礼をもうし
あげます。
参考資料 ↓
・m-easyさま
日ごろ自分が抱えている世間の有機農業に対する不満がここに表現
されていたのでオススメです。
・田舎元気本舗さま
至極まともなことが書かれているので驚いた。著者は有機農業その
ものを非難しているわけでなく、内容は未熟な堆肥や生の家畜糞を
大量に使用している有機農家とそれを野放しにしている有機JAS
法やリサイクル法、有機農業推進法に対しての警告であった。
・熊猫通信さま
タイトルを見て、なんだとお?と思い、取り寄せたのですが、予想
していたような独断と偏見の書ではありませんでした。
・やさしいバイオテクノロジーさま
家畜の糞や堆肥が「安心・安全」だって、誰が言い始めたのでしょ
うか?
かといって、有機なら全部ダメ、といっているわけではありません。
・SHOちゃん徒然日記
タダの鶏糞を田んぼに撒き、できた作物を有機農産物としてお店で
売っている農家があります。消費者は、有機=安全と思って買って
いるのでしょう。私は詐欺以上だと思います。
ちび子さま
昔ながらの焼き畑農法などがなくなり、リサイクルされた輸入食材
などからの汚染肥料による有機栽培の危険性を教えてくれている。
SAPIOさま
「有機リサイクル農業」と呼び、本来の伝統的な有機農業とはっき
り区別して見るべきだと指摘する。
▼〔パンデミックといわれはじめた〕口蹄疫で問題となっている家畜の埋設の法制化を事前に提案しています。
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「 本当は危ない有機野菜 」 「<emoji code="h420" /> 夢で終らせない農業起業」