生育不良なら 作物の状況をみてとる対策を考えよう。K
本年の天候が高温であるのに加え、やや日照不足の傾向であるために、
なんとなく勢いのない生育をしているハウス作物が多いようです。と
いうことで今回はそんな場合に取り組む対策についての回となります。
が・・・よくよく考えてみれば、定植したばかりなのに生育不良とい
うのは、おかしな話です。
そんなときの原因として考えられるのが・・・具体的にいえばですね、
たとえば とりあえずそのあたりの土をサッと取っただけの、なおざ
りの土壌検査の結果を鵜呑みにされて土づくりや施肥設計をされてい
ませんでしたか。
たとえば チッソやリンサンやカリは少ないというのに 塩素やカリ
に反応してしまったECメーターの値をみて肥料分を減らしているの
ではないですか。
たとえば腐植が少なく塩素やカリが多いにもかかわらず相変わらずの
家畜フン主体のきゅう肥で土づくりされてしまったのではないですか
・・という話になんですね。
だからそんなときはまずは観察。いまの作物の状態をみて その状態
におうじた対策をかんがえましょう。
↓
『生育不良なら、作物の状況をみてとる対策を考えよう。』
「まずは土づくり。肥やしなさい・肥やしなさい。」といった 農業に
対する考えがあります。いっぽう、「土を肥えさせるのは悪。土を肥
やすのはもってのほか」という考えもあります。
迷いますよね。どうすればよいのでしょう。
答えは簡単。
土の原則論に頼るのではなく 植物に訊けばよいのです。たとえば
トマトでは作物の生育状況からこんな健康診断ができるんですよ。
トマトの状態のののののののののののののののののの診断
葉色淡い。花小さく、着果不良。果実肥大不良。の→ 栄養不足
葉が厚く・葉色が良い。葉が立ち、受光態勢が良。→ 健全
葉色濃く葉面凸凹。鬼花増加・奇形果多。ののの→ 栄養過多
このような作物の状態をみて、つぎのような対策をとります。
栄養不足の→の生長を促す対策をとる。たとえば不足した成分の追肥。
栄養過多の→の生育を抑える対策をとる。たとえば水分を押さえる。
という具合です。
このように一般的な農業の現場では〔土に対する原則論ではなく〕
それぞれの植物の生育の状況や状態をみながら、その生育に応じた
対策がとられているんですよ。
いじょう、植物の生育がいまひとつである場合は、植物の状態をみて、
とる対策を考えてみようというおはなしでした。くわしいはなし は
当ブログの記事へのリンクしておきますので、よろしかったら。
土壌の採取法の例について は こちら 。
分析値の考え方について は こちら 。
塩素やカリ の貯まりすぎた土壌の土づくり例 は こちら 。
実際の圃場での不作例と対策例は こちら とこちら 。
人間であっても、そうですよね、まずはそれぞれの患者さんの
様子・容態が、診察診断の主題となる。医療行為もなしのいきなり
のカロリー摂取や、カロリー制限のはなしなどにはならない。
まずは個別の患者に対するお医者さまの診察・触診があり、体温
や脈・血圧などの基本的な機器をつかっての検査、そしてそのうえ
での診断があります。農業やガーデニングだって同じことだとおも
うのです。
「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」
本年の天候が高温であるのに加え、やや日照不足の傾向であるために、
なんとなく勢いのない生育をしているハウス作物が多いようです。と
いうことで今回はそんな場合に取り組む対策についての回となります。
が・・・よくよく考えてみれば、定植したばかりなのに生育不良とい
うのは、おかしな話です。
そんなときの原因として考えられるのが・・・具体的にいえばですね、
たとえば とりあえずそのあたりの土をサッと取っただけの、なおざ
りの土壌検査の結果を鵜呑みにされて土づくりや施肥設計をされてい
ませんでしたか。
たとえば チッソやリンサンやカリは少ないというのに 塩素やカリ
に反応してしまったECメーターの値をみて肥料分を減らしているの
ではないですか。
たとえば腐植が少なく塩素やカリが多いにもかかわらず相変わらずの
家畜フン主体のきゅう肥で土づくりされてしまったのではないですか
・・という話になんですね。
だからそんなときはまずは観察。いまの作物の状態をみて その状態
におうじた対策をかんがえましょう。
↓
『生育不良なら、作物の状況をみてとる対策を考えよう。』
「まずは土づくり。肥やしなさい・肥やしなさい。」といった 農業に
対する考えがあります。いっぽう、「土を肥えさせるのは悪。土を肥
やすのはもってのほか」という考えもあります。
迷いますよね。どうすればよいのでしょう。
答えは簡単。
土の原則論に頼るのではなく 植物に訊けばよいのです。たとえば
トマトでは作物の生育状況からこんな健康診断ができるんですよ。
トマトの状態のののののののののののののののののの診断
葉色淡い。花小さく、着果不良。果実肥大不良。の→ 栄養不足
葉が厚く・葉色が良い。葉が立ち、受光態勢が良。→ 健全
葉色濃く葉面凸凹。鬼花増加・奇形果多。ののの→ 栄養過多
このような作物の状態をみて、つぎのような対策をとります。
栄養不足の→の生長を促す対策をとる。たとえば不足した成分の追肥。
栄養過多の→の生育を抑える対策をとる。たとえば水分を押さえる。
という具合です。
このように一般的な農業の現場では〔土に対する原則論ではなく〕
それぞれの植物の生育の状況や状態をみながら、その生育に応じた
対策がとられているんですよ。
いじょう、植物の生育がいまひとつである場合は、植物の状態をみて、
とる対策を考えてみようというおはなしでした。くわしいはなし は
当ブログの記事へのリンクしておきますので、よろしかったら。
土壌の採取法の例について は こちら 。
分析値の考え方について は こちら 。
塩素やカリ の貯まりすぎた土壌の土づくり例 は こちら 。
実際の圃場での不作例と対策例は こちら とこちら 。
人間であっても、そうですよね、まずはそれぞれの患者さんの
様子・容態が、診察診断の主題となる。医療行為もなしのいきなり
のカロリー摂取や、カロリー制限のはなしなどにはならない。
まずは個別の患者に対するお医者さまの診察・触診があり、体温
や脈・血圧などの基本的な機器をつかっての検査、そしてそのうえ
での診断があります。農業やガーデニングだって同じことだとおも
うのです。
「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」