グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

庭木がでかくなるとおおごと!

2022-03-12 15:39:45 | Weblog
庭木がでかくなるとおおごと!
2020年5月分ですが、次回の資料編としてよろしかったら。
 ⇩

10年ほどのあいだ 剪定することをサボっていたために、家屋
の高さをはるかにしのぐ高さにまで徒長させてしまった樫/カシ
の樹。

       

風が吹かなければ心配することもないのだが、用心しなければ
なのは台風襲来時の暴風。なにせ台風常襲地の宮崎。しかもこ
このところの台風の大型化を考えた場合には強風対策を考えて
おかねばならない。

なにせ昨年には 徒長枝の1本が台風の強風にあおられ折られて
地上に落下したばかり。

 昨年に折れた枝は、家屋やヒトにあたらず良かった

と思いつつ、しかし同時に・・・台風の強い風の影響を受け、
もしこの徒長枝が 家屋のある方向に向かって倒壊していたと
したら、勢いがついた枝は 建物の屋根の瓦を打ち砕いて屋根
を突き破ったり、建物に引きこまれている電線を切ったり、サ
ッシの窓を叩き割ったりしたにちがいないと、思いかえすたび
に冷や汗をかく思い。

ざっと数えて10本強ある徒長枝ズの冬の間の[台風がこない間
の]対応策は緊急の課題であったのです。そこで必要に迫られる
形で始めたのが 伐採です。

4メートルほどの高さのカシの樹の最上部に陣取って、チェー
ンソーを使い、10本ほどもある立ち枝ズを順番に調子よく 
切断・伐採していったのですが、最後に残ったのがこの大枝


     

家屋の屋根の上に張りだし、さらには引きこみの電線の真上
にあるという厄介な代物。しかも林立していた枝の中ではい
ちばんでかい/苦笑。。

とはいったものの写真でみるかぎり、さほど大きくは見えま
せんでしょう?地表からみるかぎりせいぜい2メートルくら
いの長さで、重さもせいぜい10キロ程度にみえてたんです。

ということで、くだんの枝を 実際に樹上で切断し、折っ
て 無事に地上に降ろした写真が こちら。


 

せいぜい2メートルくらいの長さで、重さもせいぜい10キロ
なんて、まったくの見当違い。でかすぎ[カシですが/笑]。

   
   

長さが4メートル、重さも60キロを超えてました。

 こちらが枝の切断面 →  

とにもかくにも台風がやってくる季節になるまえに、事故
なく切断できて ほっとしています。


        

それにしてもの樹木です。 切断前には 1本30キロから
60キロの立ち枝が10本ちかくあったわけですから、ざっと
考えて500キロちかい重量の枝が樹上にあったわけですよ。

ということで、こんなに伸びる前に毎年きちんと普段から
管理しておかないと、いざというときにたいへんなことに
なるなって、改めて思いました[かりに隣家などの方向に枝
が伸びたりしていたらそれは心配ですよ]。


晴れ 建設業などの2倍近くの事故率がある農業。その
  農業における事故よりも、さらに多くの事故の事
  例を見聞きすることの多い林業。その林業の事故
  の多さは、取り扱う樹木の大きさ・重さ&作業時
  の高さや足場の悪さに影響されているのでしょう
  ね。今回はしみじみそう思わされました。
  
51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」