グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

レッドロビンの垣根に迫る危機。

2021-04-17 23:24:20 | Weblog
​​​レッドロビンの垣根に迫る危機。
15cm程のレッドロビンの苗・50本を植えてから まる3年。

 

東西に20本・南北に30本の並木状に植栽した苗は、高さ2m
ほどの、まあまあの並木になりました。

夏の干ばつや幾度もの台風などの気象条件、そしてミノムシや葉
巻虫にカメムシ、加えて なんといっても最大の危機をもたらす
ルリカミキリ脅威に耐えて よくここまで育ってくれたな・・と
見上げる青空。


       


 青空にレッドロビンの新芽の赤いろは、よくマッチするなあ

などとひとり感慨にふけっていたそのとき・・・その青い空の
したにひろがる新芽の枝のあいだを ふわりとした飛行物体が
通り過ぎていくのに、わたしはきづきました。

 んんっ、あの飛び方ってルリカミキリっぽかったけれど
 まだ4月だし、新世代の個体ズが出てくるには早過ぎな
 時期だよね

などといった希望的観測をもちつつ、目を凝らして樹の上部を
みつめていると

    

けっこうな数の飛行物体 ↑が往来しているのが確認できるではあ
りませんか。

嫌な予感を覚え、そこかしこの レッドロビンの樹の新芽の部分を
かきわけつつ、祈るような気持ちでよくよく観察してみれば・・・


    

    

    

なんということ。。  そこにいたのまぎれもないルリカミキリ。
困ったことにはそこだけではなく、そこにもここにもかしこにも
ルリカミキリ、ルリカミキリ、ルリカミキリ。すでにたくさんの
数のルリカミキリが 樹の影や葉の裏側に張りついていたのです。    

しかも春なので あちらでもこちらでも

              
しっかり メイク♥ラブ。  

ざっと見渡して、これだけの数のルリカマキリをいちどに目の当
たりにするのは、さすがにはじめてのこと。なぜに今年はこんな
にも発生が早いんだろう、なぜに今年はこんなにも個体数が多い
のだろう・・・ などと考えてもせんなきこと。

これが現実なのですから、受け入れるしか道はない。

この状況を表現するとすれば

 宮川大輔の御祭り男ふうの表現をかりれば あかーん、
 ねずみ男の表現をかりれば これを大事といわずしてなんという

てきな、そんな危機的な状態が せっかく育ててきたレッドロビン
に迫ってきているのはまちがいないこと

のようなのです。

うーむ、どうするべか・・と 思案しつつ、次回へつづく。


晴れ これだけ数がいても準絶滅危惧種っていったい[こちら​]。
  ということで今回は 準絶滅危惧種でイタイというおはな
  しでした。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜