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これだけ肺炎の患者が出たインフルエンザは初めてだ。

2014-02-06 22:30:16 | Weblog
これだけ肺炎の患者が出たインフルエンザは初めてだ。

本日の「クローズアップ現代」にて、09年に新型インフルエンザとし
て流行した“H1N1”の患者が急増、子供たちのあいだに肺炎を発症
し重症化するケースをとりあげていましたね。 ということで当ブログ
2010年2月14日の記事を再録しみました。
ご参考までによろしかったら。

 ↓

これだけ肺炎の患者が出たインフルエンザは初めてだ。

1月31日のニュースです。

『日本小児科学会(会長・横田俊平横浜市立大教授)は31日、都内で
 記者会見を開き、新型インフルエンザに感染し重症肺炎となった子ど
 もが29日までに400人に上ったことを明らかにした。 
 同学会新型インフルエンザ対策室長の森島恒雄岡山大教授は「重症肺
 炎患者のほとんどがウイルス性肺炎とみられる。これだけ肺炎の患者
 が出たインフルエンザは初めてだ」と話している。
 同学会は小児の新型患者のうち、肺炎の所見があって酸素の投与を必
 要とし、1週間以上入院したケースを重症肺炎と定義して、学会に届
 け出るよう会員の医師に求めている。29日時点で届け出は400人
 。最も多いのは6歳の63人で、5歳の50人、7、8歳がそれぞれ
 45人と続いた。』

このウイルス性肺炎は、細菌の二次感染とは異なり、新型インフルエン
ザウイルスが肺を直接攻撃して炎症を引き起こすもの〔季節性インフル
エンザではあまりない〕とされています。
また、インフルエンザによる急性脳症の発生報告が、例年に比べ急増し
ていることも、今回の新型インフルエンザの特徴のようですね。

『脳症は、体内に侵入したウイルスへの免疫反応が過剰になって起きる
 とされる。インフルエンザ発症後1~2日で発症し、長く続くけいれ
 ん、幻覚などの意識障害が特徴だ。感染研が全国約5000医療機関
 からの報告をまとめたところ、「新型」の流行が始まった昨年7月以
 降の脳症患者は285人(1月24日現在)で、新型によるものが
 84%を占めた。年齢は7歳が39例(13.7%)と最多で、5~
 9歳が中心
だった。病院側から回答があった118例のうち8人が死
 亡、14人に後遺症が残った。』

という報告がなされています。

急に暖かくなったり、寒くなったりと、大人でも体調管理がむずかしい
本年の2月
。とくに10歳以下のお子様がおられるご家庭では、新型イ
ンフルエンザを軽視することなきよう〔世界の状況は、いまから集計・
報告がはじまるとみたほうがよいのですから〕に充分注意されてくだ
さいね。

付け加えて・・感染研感染症情報センターの安井良則・主任研究官の
お話として「新型の感染者は減少傾向にあるが、子どもの様子を注意
深く観察し早めの受診を心がけてほしい」という注意もなされていま
したよ。


◎ それにしても子供さんを狙うウイルスとは・・・まるでヘロデ王  
  のようでもありますね。そして 新型インフルエンザ発生
  に関係するそもそもの原因についての考察の回が こちら

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜