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農業の現場の おはなしなどなど。

特別措置法”についてのおもいで。

2021-01-29 21:20:35 | Weblog
特別措置法”についてのおもいで。
新型コロナウイルス対策を強化するコロナ特別措置法と感染症法の
改正案は29日午後、衆院本会議で審議入りしたというニュースを
受けて・・・特別措置法関連ということで新型インフルエンザ対策
措置法が取りざたされていた2012年1月19日分の当ブログ記
事です。
鳥インフルエンザと口蹄疫ウイルスの伝搬力のスピードと影響の恐
ろしさ[防げなさ]を当時現地で実感していただけに、交雑して変化
していくウイルス病に対する対策はスピードがいちばんだとの思い
[こちら]を強く抱かずにはおられなかったことをことのほか強く記
憶しております。
ということで、2012年分ですが、ご参考までによろしかったら。
 ↓

『新型インフルエンザの特別措置法には大賛成/2012.01.19

政府は、強い病原性と感染力を持つ「新型インフルエンザ」が流
 行した際に緊急事態を宣言し、国民に対して強制力を持った措置
 を取れる特別措置法案を通常国会に提出することを決めました。


という本日のニュースです。 こちら 。

この特別措置法案は強い病原性と感染力を持つH5N1などの新型
インフルエンザの流行が確認された場合、政府は「緊急事態」を宣
言し都道府県知事が強制力を持った「指示」を出せる
ことが大きな
特徴となっているようです。

良いことだと考えます。

しかし この法案に対して、

ウイルスの性質を短期間で把握するのは難しく、どのようなケー
 スで緊急事態宣言が出されるかはっきりしていない。政府は、イ
 ンフルエンザ以外の強毒性の新たな感染症にも同法を適用すると
 しており、安易な権利制限につながるとの声も上がっている。


との見解も一部あるようです。しかしですね、鳥インフルエンザや
口蹄疫の惨禍を現場で経験したわたくしは、強くおもうんですよ。

 強毒性の新たな感染症に対するには、とにもかくにもスピード

をもった対策をとることがなにより肝要であると〔日本の農業は
産業が主体
でありますから
〕。

ちなみに2009年の新型インフルエンザですが、つぎのような
経過をたどりました。

 2009年4月に豚のあいだで流行していたウイルスが、農場な
 どで豚から人に直接感染し、それから人の間で広まったとされて
 いる。その後6月には、世界保健機関(WHO)は、世界的流行病
 (パンデミック)であることを宣言し警戒水準をフェーズ6に引
 き上げた。


そういうわけで、2009年春頃から2010年3月にかけて世界
的に流行した新型インフルエンザについての当ブログの当時の記事
のご紹介
です。よろしかったら、ご参考に。

■ 2010.02.14 これだけ肺炎が多いインフルエンザははじめてだ
■ 2010.02.01 タミフルが効かない耐性ウイルス増加中
■ 2010.01.21 交雑をふせぐことが肝要


▼ そして迅速な対応が功を奏した「ウイルス対策にはスピードが命」
の回は こちら です。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」​