グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

マダニ被害は 3月うちからのご用心を。

2023-03-25 20:39:47 | Weblog
マダニ被害は 3月うちからのご用心を。
3月20日、熊本県は上益城郡の女性[78]が、マダニを介して発症
する感染症である 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)で死亡
しましたと発表しました。熊本県内での死亡確認は、今年では初め
てとなります。県によると、 女性は家庭菜園で草取りをしており
3月6日に腕のかさぶたに気づいて医療機関を受診し、その後入院。
入院後は症状は落ち着いていたものの16日に発熱し、19日に症
状が急変し、20日に死亡した・・・と報告されています。
マダニが媒介する感染症である重症熱性血小板減少症候群(SFT
S)SFTS。例年では4月後半から水が温んでくる5月に発生の
ピークを迎えるというのが南九州のガーデナーやアウトドア愛好家
のあいだでの認識であったのですが、ここ数年では3月後半からと
いう早ーい時期からの発生も目立つようになってきております。
ということで農作業やレジャーなどで「草むら」や「やぶ」に入る
機会が多くなってくるこれからの時期。肌の露出をなるべく避けた
服装+防虫スプレーといった万全の対策を講じることが大切です。
関連分として 過去分ですがよろしかったら。
 ↓

『マダニ被害を防ぐためにも農作業時の服装はしっかりと。』

県内で シカやイノシシ・サルなどによる鳥獣被害 が 広がって
います。最近では単に農地への侵入などはおさまらず、畜舎などへ
の侵入による家畜飼料の食被害が発生している地区さえあるとの報
告もあるようです。

そのような野生動物の侵入が一般的となった地区において、充分に
注意しておかねばならないこと があります。それが

 「重症熱性血小板減少症候群/SFTS」 

対策です。

ご存知のように、この マダニが媒介するSFTS は、発熱や下
痢などの症状が続き、有効な治療法のないまま最悪の場合は死亡す
ることもある怖い病気です。野生動物を目撃したり、姿が見えなく
ても被害を確認したりした場合は、〔農作業時はもちろんのことと
して
]裏山にいく場合などであっても[マダニ被害に逢わないに]
肌を露出しないような服装をすることをこころがけましょう。 
→ 関連記事は こちら 。

そんなマダニ被害から身を守る服装例ですが、

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   首にはタオルなどをまき、首筋をださない
   シャツのそで口は 手袋の中に入れる
   シャツの裾は ズボンの中に入れる
   ズボンの裾は 長靴の中に入れる

といったようなものになりますよ[図をご参考に]。

ここ 宮崎県が全国でもっともSFTSにかかった患者数が多い県
であるという現実を みなで共有してまいりましょう。


晴れ 健全な農家経営に必要なもの、それはまずはなんといっても
  経営者の健康ですよね。


51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜

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