グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

いま、うちの作物にはどんな肥料を施すのが良いのか。

2022-11-02 22:53:04 | Weblog
いま、うちの作物にはどんな肥料を施すのが良いのか。
肥料価格暴騰の影響で、 例年の作付けとは異なる肥料や有機質肥料を
多投した影響なのか、現時点での作物の生育の様子がいまひとつつかみ
にくい・・・とおっしゃる方からの質問がおおくなっております。と
いうことで、そんな場合の対策例となります。よろしかったらご参考に。


このような時期にあたって

 いま、うちの作物にはどんな肥料を施すのが良いのか

という生産者さんからの質問を多く受けることになります。

それはとりもなおさず

 樹勢を回復させ、その後すぐに収量が多くなる肥料はなに?

という質問ということになります。

そうなんです、なによりこの価格高騰時に収穫量を多くすることは農業
経営的に大事なこと
ですからね。せっかくの追肥ですから、できうるか
ぎりすぐに効果の出る追肥が求められている。

そこでこんな場合には使用する肥料の種類としては、

 ● 液体の形状として市販されている液肥
 ● 粒の形状であっても水によく溶けるタイプの肥料

といった種類の液肥を

 ● まずは葉面散布
 ● あわせて かん水施用

という具合に使用することになります。
そしてたくさんある液肥の選択方法ですが、これは作物の現状をみて

 ● 樹にたくさんの果実がついている
 ● 樹についた果実の大きくなるスピードが遅い
 ● 樹の先端部分の先端で花が咲き、芯が細ってきている
 ● 葉の色が淡い

といった作物の状態であるときには、チッソの割合の多く入った肥料
を定期的に施していきます〔糖分のはいった肥料ならなお良し〕。ま
たそれとは反対に

 ● 花は咲くのだが、花がとまらない〔実にならない
 ● 樹の勢いが強く、先端部分が伸び、花が樹の中段で咲く
 ● 葉が大きく、葉色が濃い〔葉の表面が波うつ状態もあり

といった場合は、リンサンやマグネシウムの多くはいった肥料や場合に
よっては、さらに カリのはいった肥料を加えて施用していくといった
方法をとっております。

というわけで今回は、作物栽培の最大のかきいれどきにおける肥料の選
び方と液肥の使用法に関するおはなしでした。具体的な商品名は こちら 。


晴れ 今回のすぐ効くタイプの肥料を施用する回数ですが、まずは
  1週間のうちに2回ほど施用してみて、作物の様子を観察しま
  す。・・・そして ときには こんな奥の手も。

  51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」 「本当は危ない有機野菜

のの