グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

家庭菜園と、農業のちがいは。

2013-03-04 10:22:29 | Weblog
家庭菜園と、農業のちがいは。

農作物を育て収穫するという、家庭菜園と農業。いっけん同じにおも
えてしまいすが、じつは大きくちがいます。その違いとは、どこにあ
るのでしょう。

それは・・・ 消費者の存在 です。

育てた農作物を自家用で食べたり、人にあげたりするのが家庭菜園で
あるのに対して、育てた農作物を消費者に販売して、その販売して得
たお金で生計を立てていかねばならないのが農業なのです。

そう、農業は〔消費者に〕 買ってもらってなんぼ なのです。

消費者が農産物に望むリクエストは、さまざまなものがあります。
「おいしさ」「新鮮さ」をはじめとして、「旬」や「希少性」あるい
は「安さ」などのいろいろなリクエストがあり、そのリクエストの基
準にみあったと判断された農産物が、消費者に購入されていくのです。

そのような消費者が望む商品を、消費者の要望に応じて、なんでも作
り・売るのが農家・農業の真骨頂であり、それはまた消費者に対する
農家としての義務だもといえるでしょう。

たとえば 現在です。

この寒い冬の季節であっても、暖かいシーズンのキュウリやピーマン
やナス、ときには南国の果実であるマンゴーなどの農産物についての
消費者の要望があるならば、〔工夫と技術をもって採算が取れる状
で、つくってしまうのが農業
なのです。

ということで、今回は、家庭菜園と農業のちがいについてのおはなし
でした。


◎ まあ、しかしです。消費者のリクエストに答えていく という
  作業は、農家の側からみれば、やりがいのある作業となります。
  生産する農産物に「リクエストに見合った価値」をもたせる
  ためには、工夫 とそして やる気 が必要となる
 わけです
  から。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜