グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

消費者のリクエストに答えるための、その工夫が楽しい。

2011-12-15 17:58:09 | Weblog
消費者のリクエストに答えるための、その工夫が楽しい。

まあ、しかしです。 消費者のリクエストに答えていくという作業は、〔や
る気のある〕農家の側からみれば、やりがいのある作業となります。
前回は こちら 。

生産する農産物に「おいしさ」「新鮮さ」、さらには「旬」や「安さ」
「希少性」をもたせるためには、工夫が必要になるわけですから。

たとえば今年、天候不良の影響でレタスが高騰しましたよね。9月
や10月は、秋の長雨や台風の季節ですから。そこで、あえてこの時期
を狙って、レタスを出荷するという作型もある
わけです。 

綿密な計画と栽培の工夫があれば、それも可能になる。

このように消費者が望む商品であれば、消費者の要望に応じて、なん
でも作り・売るのが農家・農業の真骨頂だといえるでしょう。
またそれは消費者に対する農家としての義務でもありますよね。

▼ 個人的には、共同作業を伴う経営体よりも、やはり個人経営の農業  
  のほうに魅力を感じます。中国だって、ロシアだって、自作地の割合
  が増えたからこそ農業が回復してきた と思うからです。  

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」 「里地里山複合大汚染





「43の国と地域で日本産食品の輸入規制」の、いま。

2011-12-15 11:34:50 | Weblog
「43の国と地域で日本産食品の輸入規制」の、いま。農業論み

9月23日分ですが、さほど状況は変わっていないということで
参考までに、よろしかったら。

 ↓

43の国と地域で日本産食品の輸入規制がつづいているというニュース
です。 こちら 。

そしてこちらは、問題の解決には時間がかかるとした、食の流通に関す
るウォールストリートジャナルの ニュース。 こちら 。

こちらは、福島第1原発に対する日本政府のとった危険想定が「甘すぎ
た」
とする国連包括報告もありました。


といった3つのニュースをお知らせしたうえでの話ですが・・・

このように状況下にあって、それでもなお TPP を農業問題だけだ
と捉え、そのうえ「輸出を振興しなければ、日本農業は衰退するしかな
い。農業にとってもTPPは効果的である」とする意見を唱えられる論者
の方もいらっゃるようなのです。

意見には多様性があってしかるべき、とは思います。しかし、こういっ
た説を唱えるのであれば、せめて「〔TPP推進論と同時に〕43の国
と地域で日本産食品の輸入規制を解除する方法」を明示される必要

あると考えるのですが、いかがなものでしょうか。

なんといっても、農業は買ってもらってなんぼ の 買い手市場の世界
であるのは、農業関係者であれば誰しもが身に沁みて感じている
現実
であるのですから。

▼  締結したあとになって、“ごめんね~、輸入してくれないって
  いわれちゃってぇ
” なんて話しになっちゃったりすることを、心配せず
  には おられないんですよね。生産現場にいるものとしては。。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染