脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

すぐ症状が出るとは限らない病

2020年07月19日 | 2020年、症状の説明再び

ヤンキースの田中将大投手がマウンドで実戦形式の練習をしていた時、頭部に時速112マイル(約180キロメートル)のライナー(直線的な打球)を受け、倒れ込んだ。

とのニュースを見た。


ヤフーニュースによると、

田中選手は病院で精密検査を受け軽度の脳震盪(のうしんとう)と診断されたが、意識ははっきりしており大きな後遺症も見られず、入院せず帰宅したという。」

これを読んで私が考えた事、

それは、


脳脊髄液減少症は、身体に強い衝撃を受けてすぐ、
症状が出るとは限らないのに、医師はそう言う事疑わないのかな?って事。

その時、頭や体を検査しても、目に見える異常がなにも映らなくても、
脳脊髄液減漏れが、少しずつ始まっている事があります。

でも、症状がすぐ出ない事があります。

髄液漏れが続けば、だんだんといろいろな症状が出てきます。

その期間は人それぞれ。
症状も人それぞれ。

受けた衝撃の強さ、ダメージを受けた体の場所、その人の体の組織の丈夫さ、年齢、など、いろいろな条件で
出る症状が変わるのかもしれないと私は思っています。

でも、そんな事考える研究者も医師も少ないでしょう。

症状がすぐ出ないコロナ患者の存在は想像できても、
症状がすぐ出ない脳脊髄液減少症患者の存在は想像もしない人がほとんどでしょう。

かくしてさまざまな症状が出た時、脳脊髄液減少症は見逃され、

原因不明の症状とか、精神科の分野の症状とか、

慢性疲労症候群とか、線維筋痛症とか原因不明で治療法もない疾患と、
誤診されかねないと私は思っています。

頭や身体に打球を受けて、その時大丈夫でも1か月単位で経過観察してほしいと思います。
お子さんがスポーツをやっている親御さん、監督、関係者は、脳脊髄液減少症について知っておいてほしいと思います。
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空気を読めない脳

2020年07月19日 | 本のおしらせ
中野信子さんの著書
空気を読めない脳

読んでみたいけど、たぶん集中力が続かず最後まで読めない私。

たぶん、だけど、脳科学者と言われる人たちも知らないだろう。

脳脊髄液減少症になると、
わかりやすい起立性頭痛なんかの症状だけでなく、
「空気が読めない」と言う、わかりにくい、高次脳機能障害的な症状が出ることを。
その他、うつ、双極性障害、パニック障害、社会不安障害、強迫性障害、統合失調症と誤診されてもおかしくないさまざまな精神症状もでる。

脳脊髄液減少症はさまざまな身体症状、精神症状が出るために、そのひとつひとつの、症状だけに患者も医師もとらわれて全体像が見えないから、
見逃されやすい。

脳脊髄液減少症のそうしたわかりにくい症状の存在に気付いているのは、
脳脊髄液減少症の患者を多く見ている、脳脊髄液減少症の専門医だけだろう。

その事自体を、世間の多くの人たちは知らないはず。
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