アドナイネベル

アドナイネベルとは、ヘブライ語で「神の竪琴」という意味です。

病院でのコンサート 🏥 2016年3月11日

2016年03月13日 | 賛美チーム



しばらく前ですが、昨年の11月18日に亡くなった患者さんについて書いた事がありました。

実は、その病院を後にする時に、音楽ボランティアについて伺って来たのでした。

「私はゴスペルを歌うグループなのですが、こちらではそのようなボランティアが出来るでしょうか?…」と。

病院側では「そのような企画は今までやった事はないけれど、今度スタッフ内で話し合ってみます
…」という返事をして下さいました。

それから新年になり、私も忙しくしていましたが
、それもひと段落ついた2月下旬に連絡が入り「是非お願いしたいと思います」と仰るので「それでは来月に…」という事になり、最終的には3月11日にゴスペルをやる事になったのでした。

病院側としては初めてのゴスペルで「ゴスペルって、いったい何❓…」という感じ。

「でも、楽しみにしています!」と、期待されているようだったので、この病院コンサートについて一緒にチームを組む事になった「The Gate of the Praise」というチームのリーダー、Iさんと何回か準備をして、いよいよ当日になったのでした。

機材も持って行く事になったので、お天気が良ければ良いね~と2人で話していましたが、また暫く寒さ続きの天候になってしまい、前の晩には雪❄️が降るという予報まで出てしまいました。

翌朝(当日)に起きてみると、雪は降っていませんでしたがすごい寒さ。…厳しい冷え込みでした。

この上、雨が降らなくて良かったですが、感謝に感謝ですね~。

今日のデボーション箇所は、ヨハネ20章です。

🌿🌿🌿

イエス様は死んで葬られ、墓の中に。

弟子達はユダヤ人を怖れて隠れ家に。

何も出来ない安息日が過ぎ、そしてマグダラのマリヤが墓に行き、墓石が取り除けられているのを見て、弟子達に伝えに走るのです。

弟子達は墓の中に入り、御身体を包んでいた布が巻かれたままの形に置いてあるのを見、やっとイエス様の甦られた事を、主の復活を信じるのです


しかし、マリヤにはわかりませんでした。
マリヤは悲しみが深くて、主の御身体が見当たらなかった事しか目に入らなかったのです。

それでマリヤが泣いていると、天使がやって来ました。天使が話しかけましたが、それでも彼女の
心の慰めにはなりませんでした。

そして、イエス様ご自身が来られたのです。

けれども不思議な事に、マリヤにはイエス様がイエス様だとは分かりませんでした。

マリヤには、イエス様は死んでしまった…と、その意識が強くあったと思いますし、それに加えて
、甦られたイエス様が甦りの身体に変わっておられたから、生前の御姿とは少し違って見えたのかも知れません。

でも彼女は、イエス様の声や、イエス様の優しい心を知っていました。

イエス様に名前を呼ばれたマリヤは、この方がイエス様であると理解したのです。

その後、マリヤはイエス様が言われたように、弟子達に主が生きておられる事を伝えに行きました


そして、弟子達が隠れ潜んでいたその家のただ中に、イエス様ご自身が現われ、言われたのです。

「平安があなたがたにあるように。父がわたしを遣わしたように、わたしもあなたがたを遣わします。」…❗️

🌿🌿🌿

「平安があなたがたにあるように…」というこの御言葉により、風のひびき歌集では「Peace be with you」が作曲されました。



時間の都合により、今日の予定曲には入っていませんでしたが、この御言葉を頂いて今日のコンサートに向かいます!



少し早めにIさんとの待ち合わせ場所に到着しました。私はこれからコンタクトを装着したり、個人的に色々と準備があるのです。…

入り口のフラワーショップが、とっても綺麗!





写真を撮っても良いですか?と聞いて、パシャパシャしましたから、大丈夫。



音符が沢山あるアートを発見!…幸先良い⁈



でも時間なんて、あっと言う間に過ぎてしまい…

もう待ち合わせの時間に近いから、改札まで迎えに行かないと。

Iさんが来るのが少し遅いから、どうしたのかと思いましたが、来ました、来ました。…あちらも私の写真を撮ろうとしています。



無事に改札を通過しました。



開口一番、私のブログアップが出ていないので、どうしたの?…と言われて、焦りました。

今日のコンサートは、教会ブログに掲載するという事で、逐一アップする予定なのです。

だから、早くランチのお店を見つけて座りたい…



あちこち見て回って、まぁ、ここで良いか?…と入ったお店は、ラケルというオムレツ屋さん。

どういう訳か、ウェイトレスさん達の頭はバニーちゃんになっています。…一体いつからこうなのよ?…とか、2人でヒソヒソ話。

ついでに、Iさんが言うには、クリスマスコンサートの時にはトナカイのヘアバンドを付けたけど
、それがだんだんズレてしまってね…云々。(爆笑)



注文したのは、えーと、山芋オクラの醤油ソースオムレツとかいうオムレツでした。

私はひたすらブログアップのやり直しをしていましたが、ランチが運ばれて来たのを見ると…あら
、美味しそう!

何か長~い植物が乗っていますが?…🌿

「クレソンじゃない?」とIさん。

野菜は大切にしましょう、私は頂きますよ…あら
、美味しい!

コンサート前に甘いもの(タマゴ料理)を食べられて、良かったです。







電車内で、昨夜挟んでおいた栞をもう一度見ました。…写真も撮ります。パチリ!

「恐れるな!わたしはあなたと共にいる!」(イザヤ41:10)



目的地の駅に到着。エレベーターで降り、病院に向かって行きます。

そこの角を曲がると、突き当たりがもう病院です
。とても近いでしょ。

スロープを上がって行くIさん…いよいよです!



一階奥のデイサービスのお部屋が今日のコンサート会場です。

電話でお伝えしてありましたが、今日のグループ名「ザ ゲイト オブ プレイズ & アドナイ ネベル」
と横断幕が掲げられていたのには、少しビックリしました。



さあ、30分以内で機材を準備しなければいけません。間に合いますように!



ひたすら準備中です。



私も楽譜をセットし、アップライトピアノの点検を…端から端まで、ポン、ポン、ポ~ン。

はい、こんな感じかな~…



えーと、皆さんは何をやっているかと言うと、スタッフの皆さんと共に体操していらっしゃる。

私も一緒に体操したら、もっと声が出るようになるかも!…と思いついて、立ち上がって両手を上に伸ばしたりしていたら、それがIさんにウケた様子。(笑)



ところで、今日の私の服装ですが、ピンクのブラウスは父の(多分)好きな色だから。

そして、このスカーフを使用するのは今日が初めて。実は、Aさんに頂いたものなのです。

春に向かう今頃には明るくて良いかな?…と思いました。

さあ、始まります! …2人揃って、皆さんにご挨拶。

この時、グループ名についてはっきり聞かれたので、こちら側もある程度はっきり答えるしかありませんでしたが、司会のIさんが何と言うか、内心ドキドキしました…

初めてお会いするデイサービスの皆さんに、好意を持って頂く話し方が出来るから、Iさんはすごいな…と、いつも思います。

そして、歌ももちろんお上手なのです。



最初は「Amazing Grace」

私のソロから始まりますが、いつも少し緊張してしまいます。…マイクが好調だから、今日は大丈夫でしょう。

そしてIさんも一緒に。



最初の曲で皆さんから拍手を頂きました。感謝します!

3曲目は私のソロ。声が出ますように!



この曲も拍手を頂き、感謝します!

次の曲については簡単に曲の解説をし、賛美します。



中盤で皆さんとご一緒に歌ったのは、よく知られているポピュラー曲でしたが、皆さん、喜んで歌われていたようでした。



ポピュラー曲最後の「花は咲く」の前に少し休憩が入り、その間に私は父の好きだった「浜辺の歌
」を弾き流ししましたが、ご存知の方がいらしたようで、一緒に口ずさんでいらっしゃるのが聞こえました。

休憩が終わって「花は咲く」🌸

今日は5年前に東日本の大震災があった日なので、この曲を選曲に入れさせて頂きました。

少し長めの曲ですが、Iさんは絶唱されていました。

私も折り返しから一緒に歌って、ハーモニー~🎵



その後はクラシックのピアノソロを1曲入れて、
次は私も楽しみにしていたカラオケ伴奏の曲です


実は、この曲は2人でハーモニー合わせをした事がなかったのですが、結構良かったと思います。感謝します!



とうとう最後の曲になりました。

「大きな愛」はゴスペルですが、皆さんもご一緒に…の曲です。

始めは私達だけで歌い、それから皆さんにも…



歌えますか?…マイクも使ってみましょう。



皆さんとご一緒しながらも、繰り返し折り返しの指示を忘れないIさん…感謝します!



「大きな愛」を歌ったら、ちょうど時間切れ。

残念ですが、今日はここで終了させて頂きます。
皆さん、本当に有難うございました~~!



今日は1曲ごとに拍手を頂き、良い聴き手に恵まれて、私達もやりやすかったですが、デイサービスの方々からも色々と感想を頂きました。

「綺麗な歌声に鳥肌が立ちました…」とか、

「いつもは反応しない人が始めから終わりまで目をパッチリ開けて、聴いていました…」

「涙を流して聴いている人がいました…」云々。

私は奏楽(ピアノ)だったので、皆さんの様子を見られなくて残念でしたが、熱心に聴いて頂いていたようで、とても嬉しく思いました。…

片付けが終わると、担当者がいらして、お茶とお菓子を勧めて下さいました。感謝します!



皆さんが作られた壁飾り。可愛いですね!



病院ですから、あまり長居をせずに会場を出て、ロビーへ。

Iさんがブログアップしている間に、私はちょっと2階に。…患者さんが入院していた部屋を見に行きたかったのです。



ここに来れば患者さんにまた会える…みたいな感じが、私の頭の中にあったのでした。

患者さんが居た部屋のカーテンは、それぞれ閉まっていて、皆さん、お休み中のようでした。



この階に流れている空気はあの時と同じなのに、患者さんはもうここにはいないのです。

その事はもちろん、解っている筈なのに…



患者さんの担当医師だった方にはお会い出来ませんでしたが、お世話になった看護婦さんの1人にバッタリ出会って、少しお話出来ました。



病院ロビーの絵の前で、Iさんとパチリ!

今日は遠い所をお疲れ様でした! 感謝します!



帰り道で撮った花々。冬の寒さの中でも元気に咲いています。



実は「患者さん」とは、私の父の事でした。

家族内の様々な問題の中で、理解し難い事も沢山ありましたが、それでも私の父です。

今はただ、父の優しさや良い性質だけが思い出され、神様は残された者達に対して、確かに最善を成して下さっていると思うのです。



父の容態が急変したと連絡が来た朝、まだ暗い中でしたが、私の心には平安がありました。

Tさんご夫妻を通して御言葉を伝えてありました
し、私は父の病床でいつも、父の好きな「浜辺の歌」や「故郷」を歌い、風のひびき曲を沢山賛美して来ました。

そして教会の皆さんの祈りや、私個人の癒しの祈りも。

それなのに何故…?…と思う時もありましたが、神様が全てを最善に、益に変えて下さるという事、
今は昔より解るようになりました。



父の臨終を確認して病院を出たあの朝、私に語りかける声を聞きました。

「全てを赦しているよ…!」と。

今までのギクシャクした人間関係の中でも、神様は最善を成して下さったし、死によって更にきよめられた良いものへと変えて下さったのです。

神様の愛と恵みは今日もいつまでも、永遠に信じる者と共にあるという事を、私は感謝します。

そして、父が最後にお世話になった病院でのコンサートをお許し下さった神様に、心から感謝致します。






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