プロゴルファーの松山英樹が米ツアーで初優勝した。日本人では最年少22歳での優勝、プロになってわずか2年目での快進撃だ。
その陰で同じ22歳の石川遼はこの試合で47位、最終ホールはダブルボギで終わった。松山が最終でバーディーを決めプレーオフで勝利をもぎ取ったのとは対照的だ。もはやライバルというのもおこがましいくらいに差がついてしまった。
わずかに石川がリードしているのはテレビCMの露湿度だけか。それもあの英会話では英語の習熟よりゴルフの上達の方が先だと陰口を叩かれそうだ。
温室育ちの石川と雑草育ちの松山というイメージが余計ついていしまう。石川の場合3日目まで好調でも最終日に大きく崩れるパターンが多い。それに引き換え松山は終盤で追い上げてまさに勝利を切り開くようなパワーがみなぎってる。
以前、自分のブログで「石川遼君失速の原因」なる記事を不躾ながらも書いた。失速は既に3年前から始まり残念ながら今だ浮上の気配がみえない。同県人(埼玉)なので今後も叱咤激励をしたい。余計な優等生ぶりなどかなぐり捨てて頑張って欲しいと思う。
それはともかく、飛ぶ鳥を落とす勢いの松山だが、現在ライバルは誰になるだろうか。自分が考えるにゴルファーというより別のアスリートを思い浮かべる。松山より2才上のテニスプレイヤー錦織圭だ。既に世界ランクでもトップ10に入ってこれから一層磨きがかかる存在だ。
松山と錦織に寄せる期待はいうまでもなく「メジャータイトル」制覇である。ゴルフでいえば、マスターズ、全米オープン、全英オープン、全米プロでの初勝利。テニスでいえば全英、全米、全仏、全豪オープンの初優勝だ。どれもいまだ日本人が獲得していない悲願のタイトルだ。
松山と錦織、どちらが先に手にするか。二人とも年内に勝ち取ることも決して夢でなくなった。できれば両者が今年中に獲得して欲しい。そうすれば日本のプロスポーツにおいて今年は画期的な年になると思う。今月始まるワールドカップともに期待が大きく膨らむ。
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