粗忽な夕べの想い

落語の演目(粗忽長屋)とモーツアルトの歌曲(夕べの想い)を合成しただけで深い意味はありません

恒産なくして恒心なし

2012-06-27 23:23:33 | 一般
中国の古代思想家 、孟子の有名な言葉だ。(自分はこれしか知らない)これは決まった職業がなければ心の安定は望めないということだ。確かに古今東西、この格言は当てはまるだろう。今の日本でも、いや日本こそビッタリかも知れない。
P ただ仕事といっても、いつ無くなるかわからない仕事では恒産にならない。安定した仕事、将来設計ができるような仕事だ。思うに今の日本の混迷の主因はこれに尽きると思う。したがって国の政策も、まずしっかりとした雇用を確保することだと考える。
デフレで物が売れないのも、多くの人が将来の展望が開けないからだ。暴力事件が多発して治安の乱れが心配されるのも、雇用不安から人心が乱れることが根本にあるからだ。
消費税が値上がりして、年金生活者に打撃を与えると指摘する人もいるが、今の老人は元気な人はいっぱいいる。こんな元気な老人にも雇用の機会を増せば一石二鳥だ。福祉は体が不自由で働けない人に限って手当をすべきだと思う。
福祉も必要だが、政府がまず優先すべきは雇用対策だろう。景気対策も、如何に雇用が充実できるかという視点で考えるべきだ。一部建設業者や投資家が儲けるような従来型では意味がない。 一に雇用、二に雇用、三四がなくて、五に雇用だ。

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