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粗忽な夕べの想い

落語の演目(粗忽長屋)とモーツアルトの歌曲(夕べの想い)を合成しただけで深い意味はありません

旧日本軍に愛された慰安婦、どこが性奴隷?

2015-08-12 20:02:55 | 厄介な隣国

南太平洋ラバウル島で1942年から3年間、旧日本捕虜となった豪州人記者ゴードン・トーマス氏が当時の体験を綴った手記で戦時中の旧日本軍慰安婦の実態が最近明るみになった。手記を入手したポーランドの教授が論文を書いたのだが、ハワイ大学のアキタ教授が講演で戦その論文を紹介している。(本日13日産経ウェブより)

この論文によれば「慰安婦らは派手な着物姿で、笑いながら一団となって船で到着した。同氏(トーマス氏)らが慰安婦の荷物を運ばされてから、群衆のにぎやかな声で見送られるまでのほぼ3年間、慰安婦たちを身近に見ていた。慰安婦は朝鮮半島出身だけでなく日本人女性も多くいた。」という。

そして、慰安婦たちが島を去る際もその様子が詳しく描かれている。

慰安婦たちがラバウルを去る様子を「拍手喝采の中、手を振りつつ通りを歩いていった。暗いグレーと緑の景色と軍服を着た人間たちの中で街に残っていたにぎやかな色合いの最後だった」

この論文が極めて信憑性が高いのは、当時を語った記者が旧日本軍の捕虜の豪州人であることだ。旧日本軍には批判的になることはあっても、進んで好意的でいられることはありえない。その豪州人が慰安婦をこんな「快活」であったと強調しているのはその実態を示している。しかも、軍服を着た旧日本軍人たちから別れ際「拍手喝采」をされている事実を知るにつけ、慰安婦と日本軍が極めて親密な関係だったことを物語っている。

これまで流布している「性奴隷」とは全く真逆な存在といえる。論文では朝鮮半島ばかりでなく、日本人女性も多くいたと書かれている。それも当然で当時は朝鮮半島の人々は日本統治で彼女たちは「日本人」であって、本土の日本人と同じ待遇を受けていたわけである。その実態は、当時の一般日本兵よりも遥かに高額の報酬を受けていた。彼女たちの様子が「にぎやかな色合い」というのは示唆的である。

旧日本軍の慰安婦が決して性奴隷でなく、戦時売春婦である証拠はアメリカ軍が押収したミャンマーの慰安所の報告などいろいろある。米軍が聞き取りしたいた朝鮮人慰安婦たちの生活はかなり自由で報酬も帰国後家を買えるほどであったという。一方慰安婦が奴隷に扱いを受けたいう記録はまず見当たらない。

しかし、産経の記事にある通り、現在米国の高校の世界史教科書では「逃亡を企てたり性病にかかった場合は日本兵に殺された」「終戦にあたり、活動を隠蔽(いんぺい)するために多数の慰安婦が殺された」などととても事実と思えない内容の記述があり、これが公の教育で使用されている。まさに「慰安婦=性奴隷」という旧日本軍を貶めて日本叩きを執拗に繰り返す韓国や中国の戦略に合致したものである。

中韓がユネスコの世界記憶遺産に旧日本軍慰安婦を登録させようと画策しているという。これはどう見ても慰安婦を「性奴隷」さらには「ホロコースト」として定義つけしようと目論んでいることが予想される。こんな陰謀には、豪州人元記者の手記など体験に基づいた事実で対抗するのが効果的であり、強力な武器となりうる。

いまだに、日本は戦後の節目の談話で「侵略」「植民地支配」などを中韓や日本のリベラル左翼から首相が公言するよう圧力を受けている。その延長には旧日本軍は悪逆非道であったという悪質で意図的な糾弾がある。しかし、少なくとも普通の旧日本軍兵士が規律正しく、真面目な一般日本人であったことを現在の子孫が世界に発信し続ける義務があると思う、

 

韓国政府によるいつもの狡猾な日本叩き

2015-07-10 16:31:59 | 厄介な隣国

こんな狡猾な外交工作は今に始まったことではない。明治日本の産業革命遺産をユネスコで世界遺産に登録する際のごたごたぶりにはやりきれない思いがする。あれほど、韓国が日本の登録に反対していたのに、6月の外相会談では韓国外相が「心を入れ替えた」かにみえたのはうかつだった。

これが日本を貶める「罠」であることが土壇場で判明した。ユネスコの会議で韓国代表が戦前に朝鮮人が強制連行され酷い虐待を受けたことを主張して、日本側を驚かせた。酷いのは軍艦島での朝鮮人炭坑夫をまるでアウシュビッツのユダヤ人にになぞられる文言があったというから呆れる他ない。

結局、これに日本側はビビったのか、表現は薄まったとは言うものの登録にあたり韓国側の意に添った趣旨の発言をしてしまった。

Koreans and others who were brought against their will and forced to work (朝鮮人その他の人々が彼らの意志に反して連れて行かれ仕事を強いられた。)

これではどうしても強制連行や強制労働を日本が認めたと韓国側につけ込まれても仕方がない。6月の外相会談ではあれほど恐縮していた韓国外相も舌の根も乾かぬうちに「日本が強制労役を認めた」と、このはしゃぎぶりだ。韓国のメディアに至っては、韓国政府の「逆転勝利」といった騒ぎようだ。この隣国の脅しと裏切りなど手段を選ばない狡猾さには憤慨するが、日本政府の失態特に外務省のお人好しとふがいなさには酷く失望する。

今や、20年以上前に出されたあの河野談話に匹敵する日本政府の汚点とする見方が保守側の論壇に広がっている。自分もかつての慰安婦問題のように世界で日本を貶める材料にされないか心配だ。しかし、こうした懸念を日本の左翼メディアは完全にスルーしている。むしろ、この強制性を評価して、日本は真摯に韓国側の意向に応えよ、と相変わらず的外れの主張をしている。

そもそも、戦時中に朝鮮人が日本へ徴用されたのは当時発令された国民徴用令の一環であり、普通の日本人も同様の徴用を受けている。むしろ日本人が圧倒的多く、これは法律に基づいたもので決して人権侵害ではない。まして朝鮮人を強制連行したという確かな話もない。むしろ出稼ぎのために自主的に日本へやってきた朝鮮人がほとんどである。確かに一部労働環境が劣悪な場所はあったが、、相応の収入を得ていたと言われている。そして、その賠償は1965年の日韓基本条約ですでに解決済みである。

しかし、韓国側がこうした歴史的事実を無視して新たな日本叩きに走らないとも限らない。日本の世界遺産の地が韓国人観光客によって日本攻撃の格好の場所になりかねない。遺産物に落書きされるのも容易に想像される。あるいは、韓国の日本大使館前に新たに「強制労働者像」なるものがつくられかねない。そして戦時補償を求めて韓国や米国でデモ行進することも考えられる。

様々によからぬ想像をしてしまうが、これが杞憂に終わることを願うばかりである。確かに日本人はあの忌まわしい河野談話が出された20年前とは格段に意識の差があり、左翼メディアの喧伝には容易にには踊らされないとは思う。単なる嫌韓ではない本当の歴史を直視した日本人の覚醒を信じたい。それを堂々と日本人が世界に発信していけばいい。

 

朴槿恵政権の白旗

2015-06-22 20:10:50 | 厄介な隣国

自分の以前のブログで日本の明治の産業革命遺産が世界文化遺産に登録されるか、韓国の妨害活動が功を奏するかは日韓歴史認識問題の今後の動向を大きく左右することを記事にした。その点で7月のユネスコの決定に注目していたのだが、意外なことに日本の「不戦勝」になってしまった。

あれほど、朴槿恵大統領や韓国外相が登録阻止に向けて関係国にロビー活動をしていたのに、日韓国交正常化50周年にあたる本日22日直前になって韓国側が立場を一変させて日本側の登録を容認する態度を見せた。今月12日には韓国外相がドイツ外相に日本の世界遺産登録反対に協力を求めて10日も経っていないのにこの豹変だ。

本日テレビの報道番組では、この軟化をいろろと分析していた。韓国が頼りにする中国経済の失速や国内財閥企業の不振、Mersの感染拡大などで経済が危機的な状況に陥いりつつあること、反日に固執するあまり北朝鮮への対応が疎かになりこれを米国から厳しく叱責されたこと、日中がすでに首脳会談を2度も行いその関係修復が見られ、逆に韓国が孤立感を深め始めていること、など色々と背景があり、日本との関係改善が急務となったと指摘していた。

しかし、自分には他の理由もあるように思える。というのも先に挙げた背景はすでに1ヶ月以上も前から指摘されていたことだからだ。先のブログでも言及したのだが、韓国の反対ロビー活動がはかばかしくないことが原因しているのではないかと見ている。つまり、実際はユネスコの関係国が韓国側の阻止活動に同調せず、登録が韓国の意に反して決定しそうな雲行きだということだ。そうなると、韓国政府の重大な外交的敗北となり、ただでさえ支持率が下がっている朴槿恵政権にとって致命的な事態になる。おそらく、あれだけ登録阻止に奔走していた外相の辞任は避けられなかっただろう。

最悪の事態を避けるべく韓国側の方から日本政府にすり寄ってきたと考えられる。ただ、日本政府も「武士の情け」で「徴用工」について理解を示したようだ。自分としては、日本政府がわざわざ同調する必要があったのかと思うが、これに「強制」が付かないところが救いか。日韓政府の間でどんな取引があったかわからないが、その真相を知りたいところだ。

今後少しづつ日韓関係は改善が進んでいくとは思う。しかし、朴槿恵大統領の歴史認識からくる反日は、政策というよりも情念に近いものだから簡単には収束しないだろう。実際、慰安婦問題では少しも韓国が歩み寄ったという話は聞いていない。韓国経済が行き詰まって一層日本を頼ってくるのを気長に待つしかない?

 

日韓「歴史認識」最終戦争

2015-05-23 22:53:59 | 厄介な隣国

今、韓国では政府を挙げて、明治日本の産業革命遺産」の世界遺産登録阻止にむけて決死のロビー活動を続けているようだ。韓国に訪問中のユネスコのボコダ事務局長に対して、朴槿恵大統領、尹炳世外相、さらには国会外交委員長までが対談を申し出て、世界遺産登録を見送るよう要請したという。

韓国国内の世界遺産登録をユネスコ議長に要請したのならわかるが、他国のことをいわれても議長は面くらったことだろう。議長の立場としては中立を通さねばならず、韓国に理解を示すことはあっても相反する二国の一方を肩入れすることはできない。それを無理強いする韓国の異常さが際立っている。

これほどに自国のことではなく隣国の成功を拒む韓国政府の真意はどこになるのだろうか。日本の世界遺産が登録されないことで韓国側が特別経済的利益を得ることはない。単なる「気休め」に過ぎない。むしろ、これによって日本人の反韓感情をますだけで却ってマイナスでしかない。

しかし、韓国では歴史認識という魔物が朴槿恵大統領を中心に支配して国政を動かしている。朴槿恵大統領は就任以来、この歴史認識を重要なスローガンとして日本に強硬な姿勢を国民に示すことで、ある意味政権を維持してきたといえる。

特に慰安婦問題では日本政府に謝罪と補償を求めて、安倍政権に対して強硬な態度を取り続けてきた。しかし、安倍首相はこの韓国の要求に応じることもなく、歴史認識で一歩も譲歩する姿勢をみせていない。それが結果的に奏功して米国を始めとして世界的に安倍政権を好意的に評価する流れが出てきている。

韓国が歴史認識で日本を貶めようとしたが、逆に韓国に対して疑問を示すようになってきた。たとえば、安倍首相が米国の上下合同総会の演説を韓国は阻止しようとしたが、それも失敗に終わった。安倍政権をこの演説で米国政府の支持を取り付け、韓国の主張する歴史認識は完全に米国ではかすんでしまった。

これは、韓国にとって大敗北であるが、この失態をカバーする最後の対象がこの日本の世界遺産登録阻止である。韓国政府はこれを死に物狂いで動くであろう。もし阻止できず登録がされれば、それこそ韓国政府の致命的敗北になる。最低限、外相の引責辞任は間違いないが、この時点で朴槿恵大統領の政治基盤は完全に崩れてそれこそレイムダックになってしまう。

だから、世界遺産登録が決定する7月上旬が日韓歴史認識最終戦争になると思う。この戦争に向けて安倍政権は危機感をもってロビー活動を行っているようだ。しかし、油断は禁物だ。韓国のなりふり構わない妨害活動に注視してあらゆる防護策を講じる必要がある。仮に韓国の妨害活動が失敗に終われば、日韓関係は新たな局面を迎えることになる。もはや韓国は歴史認識を持ち出すことも出きなくなるかもしれない。その分水嶺がこの世界遺産登録を巡る攻防といえる。

 

日本の世界遺産登録に韓国が難癖

2015-05-08 20:56:07 | 厄介な隣国

ユネスコの諮問機関が世界遺産への登録を勧告した「明治日本の産業革命遺産」に韓国が反発している。すでに日本が申請した時点から韓国はユネススコに対して阻止活動を展開している。勧告が出されたことでさらに韓国の攻勢は激しさを増すものと見られる。

こうした隣国の理不尽ともいえる反日ぶりには多くの日本国民はやり切れなさを持つに違いない。菅官房長官も「専門機関が世界文化遺産にふさわしいと認めたもので、政治的主張を持ち込むべきではない」も不快感を示し、冷静な対応を求めた、ようだ。(朝日新聞デジタル5月8日)

韓国が問題にしているのは「日本の植民地時代に朝鮮半島出身者が強制労働を強いられた施設が含まれている」という点のようだ。しかし、実際強制労働の定義が曖昧だ。戦前、戦中に日本を渡航した朝鮮人は、仕事を求めて自主的に来たものが圧倒的に多かった。徴用として強制性が伴ったのは戦時4944年9月から45年8月の11ヶ月に過ぎない。

確かに自主的に訪れたにしても厳しい労働環境で酷使されたケースはあるようだ。炭坑などの鉱山、造船、鉄鋼などの工場などだ。朝鮮人への差別もあったかもしれない。しかし、これも世界的に移民ではあればよくある実態である。ただし負の側面に対しては1965年の日韓基本条約ではその最終的解決が図られたはずだ。それを今になって強制労働を持ち出して、日本の世界遺産登録に難癖をつける神経がわからない。韓国にはこうした国際常識というものがないのだろうか。

また、こうした明治日本の産業革命遺産とされる鉱山や工場が朝鮮人の雇用を提供したというプラスの側面も理解すべきである。日韓併合されたとはいっても、朝鮮半島は封建時代の旧弊が依然根強く残っており、一般朝鮮人は貧困に喘いでいた。そんな貧困からの脱出手段が日本渡航といえる。

また、日本は朝鮮統治時代に、産業の育成や鉄道の開設、森林事業の拡大、何よりも教育を推進して、朝鮮の近代化に努めたことは紛れのない事実だ。これは、明治日本産業革命の朝鮮への波及と考えていいのではないか。

明治日本産業革命遺産の登録を巡り、韓国のネットでは様々な声が飛び交っている。日本を非難しているものが多いが、韓国政府の姿勢を揶揄するおもしろいコメントがあった。

朝鮮時代、われわれの国も民を奴隷として使い、自国民から多くのものを奪っていたしていた。一時期の日本統治時代がなかったら、完全に後進国だったよ」

これってとても「まとも」な意見だと思うが、おそらく少数派で韓国国内では反発が強いことだろう。

それにしても世界遺産といわれるものは、歴史的に輝かしい側面もあるが、同時に影の部分もあることは古今東西どこも同じだと思う。エジプトのピラミッドや中国の万里の長城などは、歴史的価値はいうまでもないが、古代民衆の苦役が伴っていたことは確かだろう。韓国で登録されている10の文化遺産、朝鮮王陵、宗廟、華城…文化的価値は高いだろうが、こうしたものに苦役や強制労働はなかったと韓国民は胸を張っていえるのだろうか。