決算委員会10日目・教育のこりと歳入(委員会中の私のメモをご紹介します)
教育費
社民(質問要旨のみ)
生涯学習施設について
科学館/富沢遺跡保存館/向田文化財整理収蔵室についての施設環境、展示の工夫、維持管理等?
郡山遺跡について
重要性、資料室の開設、PRの取り組み?
学校運営経費について
備品整備の要望と対応、学校現場での修繕状況の把握、支援等?
・さまざまな観点から指摘いただいたが生涯学習施設の一層の充実に、現場の実情と課題を的確に把握しながら更なる向上に努めていきたい。(教育長答弁)
以上、教育費了
歳入我が会派は残り時間が4分となっているため最終日の総括質疑のみに
改革ネット
財政状況について説明を?
・一般財源の減少と義務的経費の増加により財政運営環境は一段と厳しく推移している。
収入実績について、収納率の目標に対して達成度は?
・昨今の景気低迷や高額滞納の発生などにより、目標達成にならなかった。口座振替納付への切り替え促進にも努めているが、景気環境等により進まなかった。滞納整理への速やかな着手を行なっていきたい。長期滞納者の整理が進みにくい状況にある。緊急雇用創出事業により嘱託納付員も手配している。市営住宅の滞納者には滞納退去者が増えているが民間の債権回収会社への委託も検討している。平成19年から納税推進センターも開設し滞納整理を進めている。
(税務部長、健康福祉局長、子供未来局長、都市整備局長からそれぞれ答弁が繰り返される)
不用額の発生について、一般会計で約180億円発生している。予定額とのギャップが大きい結果でないか。低入札契約も原因のひとつとするなら、地域経済に影響していることになっているが? 不要額発生による地域経済への影響は?
・物品購入等では予定額に対して85%の契約結果となっており、80億円超の不用額が発生している現状。
人件費は668億円で前年比2億円の減額になっている。中は、給与が4億円以上減となっているが?
・職員数の減により(100名以上)給与総額は減っているが、しかし退職者増により退職金の手当て等が発生している。
使用料、手数料は前年比10億円増となっているが、家庭ごみ有料化によるものだった。施設管理費と使用料収入を比較すれば、10%以下のものが多数ある。
社会教育施設では収入増への努力はなされているか?
・これまで以上に、展示方法の工夫など努力していくべき課題はあり、指摘を踏まえてもうひと工夫の努力を各所でやっていきたい(副市長答弁)
・公共施設の適正な負担水準については論あるところだが、慎重を期しつつ一定の見直しについて検討せさせるえない時期にも来ていると考える(同答弁)
決算審査意見書について
だいたいいつも同じ文言となっているが、監査委員としての所見を?
・大幅な基金の取り崩しにより、やり繰りでの黒字数字を出している。財政健全化指標の数字には危機意識をもって監査していきたい。決算年度は借入金を減らす努力の跡は見られている。
黒字の数字となっているが、各基金等からの繰り入れ操作によって、数字上黒となっているもの。市長として決算の実情をどう受け止めて、次年度に生かすか所見を伺う?
・認識は実質・単年度収支の黒字は取り崩しによるものであり、厳しい側面を抱えている。収入増の努力を厳しくおこない、同時に歳出の削減に知恵と努力を傾けていきたい。前例にとらわれずに不断の覚悟で新年度予算編成に取り組んでいきたい。(市長答弁)新規の行革プランを確定していきたい。
公明(質問要旨のみ)
本市の財政状況を家計に置き換えたならどうなっているか?
宮城県の財政、破綻した夕張市との財政の比較を当局に求める?
収納率の向上に、休日や夜間も収納対策を強化すべし?
国の補正予算が政府によって停止されたらどうなるんだぁ問題だぁ?
この決算審査特別委員会も明日が審査最終日で各会派から「総括質疑」が残り時間の中で行われることになる。毎年9月は、前年度の決算審査委員会が同様に開催され、次年度予算編成作業に反映される仕組みとなっている。
決算委員会にて徹底して審査することに過ぎることが無いのは当然だが、問題は委員会審査の中身であると思う。10日間以上400時間以上の間、議員全員と市長以下全局長、事業管理者、区長そして質問項目ごとに、各局全課長が答弁者として出席して行う「仙台方式」。きわめて貴重な人員と時間と労力を傾注して開催される委員会である。
さて審査の具体的中身は議会ホームページで全て動画でご覧いただけるので、市民の皆さんからご意見をいただきたい。私は、これまでの全員全時間出席方式から、各常任委員会所管ごとの分科会方式に切り換える時期に来ていると考えています。