ふくろう日記・別室

日々の備忘録です。

放浪の画家 ピロスマニ

2015-12-14 21:40:23 | Movie
映画『放浪の画家 ピロスマニ』予告編



ピロスマニ Niko Pirosmani




ニコ・ピロスマニ(1862年~1918年)は19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍したグルジアの画家。
彼はグルジア東部のミルザーニの村で生まれ、後にトビリシに出て、グルジア鉄道などで働いたが、
その後、独学で習得した絵を描くようになる。
彼はプリミティヴィズム(原始主義)あるいは素朴派(ナイーブ・アート)の画家に分類されているが、
当人にはいかがなものであったのか?
彼はグルジアを流浪しながら絵を描いてその日暮らしを続けた。
一旦はロシア美術界から注目され名が知られるようになったが、そのプリミティヴな画風ゆえに非難もあった。
失意の彼は1918年、貧困のうちに死去したが、死後グルジアでは国民的画家として愛されるようになり、
ふたたびロシアをはじめとした各国で注目されることになる。

彼の描いた絵は、殆どが故郷の人々の暮らしや、様々な行事や、動物たちだった。

「百万本の薔薇」という歌をご存知の方も多いことでしょう。このモデルとなった画家が「ニコ・ピロスマニ」であり、
フランスの女優「マルガリータ」が彼の町を訪れた時に、彼女を深く愛したピロスマニは、
その愛を示すために彼女の泊まるホテルの前の広場を花で埋め尽くしたという。
この実話はロシアの詩人アンドレイ・ヴォズネセンスキーの詩によって有名になり、ラトビアの作曲家が曲をつけ、
モスクワ生まれの美人歌手が歌い、世界的にヒットした悲恋の歌です。日本では「加藤登紀子」によって歌い継がれています。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。