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ふくろう日記・別室

日々の備忘録です。

グスコーブドリの伝記

2012-07-27 15:02:46 | Movie
『グスコーブドリの伝記』特報


「グスコーブドリの伝記・オフィシャルサイト」

この映画の「監修」に、詩人「天沢退二郎」の名前があった。
驚くことではない。彼は「宮沢賢治」の研究者の1人ですから。
それでも、嬉しい気持になるのは何故か?

アニメそのものは、非常に真面目な展開だった。音楽がいい。
この時期にこの映画をつくることは、おそらく深い思いがあったことだろう。

アラバマ物語 (1962)

2012-05-22 21:42:11 | Movie
To Kill a Mockingbird (1/10) Movie CLIP - What Kind of Man Are You? (1962) HD


グレゴリー・ぺックの黒人の若者側の弁護士。
母親を失った息子と娘のよきパパ。
黒人女性のお手伝いさんに、↑のお行儀の悪い子供たちが叱られている。ほほえましい。

裁判は無罪判決が決まらないままに黒人の若者は死亡。

人種差別、貧富の差が根強い時代、子供の視線から見えた社会をよく描いていた。

『わが母の記』

2012-05-12 22:54:24 | Movie
『わが母の記』予告編


「わが母の記・オフィシャルサイト」

眠いので、詳細は明日に。

………というわけで、以下に追記。


井上靖が68歳の時に出版した自伝的小説。老いた母の80歳から亡くなる89歳までを書いた「花の下」「月の光」「雪の面」の3部作を映画化したものです。

脚本&監督:原田眞人
助監督:谷口正行
制作担当:金子拓也
プロデューサー - 石塚慶生
撮影:芦澤明子
美術:山崎秀満
照明:永田英則
衣装:宮本まさ江
編集:原田遊人
音楽:富貴晴美
録音:松本昇和
整音:矢野正人
音響効果:柴崎憲治
音楽プロデューサー:竹中恵子

配給:松竹


《キャスト》
伊上洪作(伊上家の長男、作家):役所広司
美津(洪作の妻):赤間麻里子

八重(伊上家の母):樹木希林
隼人(伊上家の父):三國連太郎

郁子(洪作の長女):ミムラ
紀子(洪作の次女):菊池亜希子
琴子(洪作の三女):宮あおい

志賀子(伊上家の長女):キムラ緑子
桑子(伊上家の次女、自称古美術商):南果歩
瀬川(編集者):三浦貴大
貞代(女中):真野恵里菜


この映画を観る日の朝のテレビで聞いた、森山良子さんのご子息の直太朗さんがかつて幼稚園に入園した頃に、
母親に言った言葉がなんとも愛おしい。「僕の心は今とっても忙しいんだよ。」
我が子たちのその頃をなつかしく思い出しました。そんな朝でした。
主婦の生涯における大仕事は「子育て」「老親介護」そして「自分と伴走者の老いと死を受け入れる時」の3つでせう。

そして午後には、文豪「井上靖」の認知症の母上との最後の歳月を描いた映画を観ました。
正直に言って、前半は暗澹たる気持に陥って、映画館を出たくなりました。
志賀子(伊上家の長女)の老父の看護と死、老母の認知症の看護の困難に泣き出す姿。
桑子(伊上家の次女、自称古美術商)の物欲。
そこに伊上洪作(伊上家の長男=主人公)が幼い記憶の中の母親と、今ある母親との迷路をさぐるような会話のなかから、
光がさしてきて、絶望から一筋の道が見えてくる展開にやっと救われる。

「子供たちを同じ場所において過ごさせることは、もしもの時にはすべての子供を失う危険がはらむ。
しかし、分散させて生きていれば、誰かは助かる。そして生きていればいつかは会える日が来る。」
老いた母が大事に持っていたものは、息子が少年期に初めて書いた「詩」であった。暗唱すらできる老母であった。


《追記》

樹木希林、認知症の役は「やりたがる役者がいないので私に回ってくる(笑)」

Quill ~ Guide Dog

2012-05-03 16:59:04 | Movie
Quill ~ Guide Dog


本日も犬の映画♪

2004年3月13日に松竹系にて公開された。

監督:崔洋一
脚本:丸山昇一・中村義洋
音楽:栗コーダーカルテット
製作:松竹、テレビ東京、テレビ大阪、衛星劇場、日本出版販売
上映時間:100分

《キャスト》
渡辺満:小林薫
多和田悟:椎名桔平
仁井勇:香川照之
仁井三都子:寺島しのぶ
渡辺祺子:戸田恵子

「盲導犬クイール」

102 Dalmatians

2012-05-02 22:28:02 | Movie
102 Dalmatians


原題の「102 Dalmatians」は、2001年制作のアメリカ映画。『101』の続編。
「101」の時の子犬は親犬になっていた。アニメではなく実写映画である。
これだけでこの映画の成り立ちがいかに素敵なものかわかる。ダルメシアンの子犬102匹が登場するのだ♪
この子犬たちの応援団として、さらに別種の犬たちと鳥たちが参加する。
つまり「101」とは、1961年に製作されたウォルト・ディズニー・カンパニーのアニメ映画「101匹わんちゃん大行進」が母体。

監督:ケヴィン・リマ
原作:ドディー・スミス
原案&脚本:クリステン・バックリー ブライアン・リーガン ボブ・ツディカー ノニ・ホワイト
製作:エドワード・S・フェルドマン
音楽:デヴィッド・ニューマン
編集:グレゴリー・パーラー
配給:ブエナ・ビスタ
公開:アメリカ(2000年) 日本(2001年)


101匹のダルメシアンと毛皮マニアの クルエラ・デ・ヴィルの世紀の対決から3年。
小犬誘拐の罪で服役中だったクルエラが模範囚として出獄した。
刑務所内ですっかり愛犬家になったという彼女は、捨て犬シェルターを支援し、一躍動物愛護のシンボル的な存在となる。
だが、ロンドン塔の鐘の音がきっかけで、再び毛皮に執着する邪悪な欲望を目覚めさせたクルエラは、
フランス人デザイナーで闇毛皮商人のジャン=ピエール・ルペルと手を組み、
究極の毛皮コートを作るため、再びロンドン中のダルメシアンの小犬を狙い始める。
この危機を救えるのは、たった1匹、ブチなしのオッド・ボールだけ。
かくしてオッドは、クルエラに誘拐されパリの毛皮工場へ連れ去られてしまった101匹のダルメシアンを救出するため、列車に飛び乗る。
そして国境を越えた102匹の大脱走が始まる。

ヴィヨンの妻・桜桃とタンポポ

2012-04-09 23:55:56 | Movie
Villon's Wife clip 1


監督:根岸吉太郎
製作:亀山千広、山田美千代、田島一昌、杉田成道
プロデューサー:前田久閑、木幡久美、菊地美世志
エグゼクティブプロデューサー:石原隆、直井里美、酒井彰
アソシエイトプロデューサー:稲葉直人
ライン・プロデューサー:宮崎慎也
原作:太宰治
脚本:田中陽造

《キャスト》
松たか子:佐知
浅野忠信:大谷穣治
室井滋:巳代
伊武雅刀:吉蔵
広末涼子:秋子(大谷の愛人)
妻夫木聡:岡田
堤真一:辻


なんともはや、絶望的な映画物語である。
しかし、観ながらずっと、亡くなったある詩人を思い出していた。
憎めない人だったなぁ。

『戦火の馬』

2012-04-06 20:40:59 | Movie
『戦火の馬』予告編


「戦火の馬・オフィシャルサイト」

製作年:2011年
製作国:アメリカ
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン

監督&製作:スティーヴン・スピルバーグ
原作:マイケル・モーパーゴ
脚本:リー・ホール / リチャード・カーティス
撮影:ヤヌス・カミンスキー
音楽:ジョン・ウィリアムズ


《キャスト》
アルバート:ジェレミー・アーヴァイン
ジョーイ:愛馬の名前

映画の作り方、音楽ともに非常に感動的であった。そしてなによりも美しい馬だ。
しかし、こうした過酷な戦争を背景にしてしか、
この映画が出来ないものであることは悲しいことだった。

第一次世界大戦の戦場の悲惨さ、イギリス農村の貧しくも美しい農村風景。
この対比も哀しい。(後ほど、追記するかもしれません。)


 《追記》

戦場で共に傷ついて、アルバートと愛馬のジョーイが野戦病院にて再会するシーンのなかで、
語られたナレーションは、「旧約聖書・第23編・ダビテの歌」であったと教えていただきました。
どうもありがとうございました。


1 主はわたしの牧者であって、
  わたしには乏しいことがない。
2 主はわたしを緑の牧場に伏させ、
  いこいのみぎわに伴われる。
3 主はわたしの魂をいきかえらせ、
  み名のためにわたしを正しい道に導かれる。
4 たといわたしは死の陰の谷を歩むとも、
  わざわいを恐れません。
  あなたがわたしと共におられるからです。
  あなたのむちと、あなたのつえはわたしを慰めます。
5 あなたはわたしの敵の前で、わたしの前に宴を設け、
  わたしのこうべに油をそそがれる。
  わたしの杯はあふれます。
6 わたしの生きているかぎりは
  必ず恵みといつくしみとが伴うでしょう。
  わたしはとこしえに主の宮に住むでしょう。


その時、アルバートは眼に怪我を負っていて、両眼に包帯を巻いていました。
そこへ連れてこられた、愛馬のジョーイは足に深い傷を負っていて、安楽死の診断を下されるかもしれませんでした。
眼の見えない少年は愛馬の鳴き声を聴きわけ、馬を呼ぶ時のアルバートの口笛をジョーイは覚えていたのでした。
少年と愛馬との感動的な出会いによって、獣医は足の怪我を直すことを約束しました。
少年の眼も治り、終戦とともにアルバートとジョーイは共に故郷に帰りました。 

デンデラ

2012-02-23 21:14:33 | Movie
映画『デンデラ』


監督:天願大介
脚本:天願大介
原作:佐藤友哉
制作年:2011年

《出演女優陣…美人女優揃い♪》
浅丘ルリ子
倍賞美津子
山本陽子
草笛光子
山口果林
白川和子
山口美也子
角替和枝
田根楽子
赤座美代子