eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

電気の出来事を技術者向けに適宜up中。
質問等はコメント欄にて。

乱入騒ぎの原発反対

2012年01月18日 | eつれづれ
18日夕方、経産省の原子力安全・保安院の協議に反原発派の団体が乱入し警察が出動する騒ぎとなっている。保安院は18日、大飯原発(福井・おおい町)3・4号機の運転再開の判断の前提となるストレステストの妥当性について話し合い全国で初めて「妥当」とする判断を示す予定だった。しかし反原発を掲げる市民団体らが別室に設けられた傍聴席から会議室になだれ込んで協議を妨害したことから経産省は警察の出動を要請したという。
警視庁によると、市民団体らは建物内で座り込みを続けている。

コメント:
原発使用60年まで延長の話しも有り...現実は電力会社の救済、負担軽減とも盗れる落としどころなのか。原発反対団体、なし崩し的に再稼働...危機感の表れか。
幾ら反対しても電力は、お国の根幹エネルギー、会社、国民、電気料金UPしても何時まで我慢出来ますかと...何せ資源無しの我が国、他国に原油輸入を頼るだけ理想論、綺麗事だけでは世の中、動かない様だ。アバウトな政府も原発の最新技術どんどん売り込め...これも国益か。
下記は当然の如く、家庭用電力もUPとなるのも判りきった事。
漸く原発稼働無しでは、どうにもならない現実が見えて来た様だが、1年も経つと経済持たず次々と再稼働のパターンか。政府のコメントは単なるパフォーマンスです...沖縄のウソ鳩、ワケのわからない政治主導を唱えたスッカラ管、これでは皆、誰も信用しません。

政府と東京電力は、家庭向け電気料金の値上げについて調整に入った。原発に代わる火力発電の燃料費が収益を圧迫するなか、企業向けの値上げだけでは東電存続の青写真を描けず、政府も家庭向けの値上げが避けられないとの判断に傾いた。上げ幅は5~15%の間で調整が進むとみられる。東電の今年3月期の連結業績は、純損益が6千億円の赤字になる見通し。原発が再稼働しないと、毎年8千億~9千億円規模の赤字が続き、電気事業が成り立たなくなる。値上げには経済産業相の認可が必要になる。枝野幸男経産相は昨年暮れ、「値上げは電力事業者の権利という考えを改めてもらいたい」と述べ、値上げに厳しい姿勢を示していた。






現場へ行き零相変流器(ZCT)取付

2012年01月18日 | eつれづれ
オムロンM2M絶縁監視装置(SW150LF8)用、零相変流器(ZCT)を取付して来る。後は漏電警報器の零相変流器(ZCT)配線と並行して業者にやってもらう。

オムロンM2M絶縁監視装置(SW150LF8)本体はマグネットでピタンと仮取付。

変流器は富士電機のものだがメイドイン中国で製造したもの。

計器用変圧器PTも富士電機だが、これは日本製。PT二次側の接続はこれから。

零相変流器(ZCT)を合計6個取付てくる。

電力モニタを取付るためCT.PT線の取り出し図面を作成する。受電したらパソコンにて電力データを採取する予定...既存CT回路より5A分割型CTをクランプしPTの三相110V回路は端子台より分岐する。電力モニタ→RS485/USB変換器→パソコン。先のデマンドコントロールデモ機で、この辺のノウハウ??は習得したのでバッチリ。


電気料金の値上げ発表

2012年01月17日 | eつれづれ
東京電力は17日、企業向け電気料金を4月1日から平均で約17%値上げすると発表した。特に特別高圧の百貨店や大規模事業所に対しては18・1%引き上げる。対するスーパーや中小規模の事業者には13・4%の値上げにとどめる。
東電は今回の料金値上げについて、福島第1原発事故の賠償や廃炉の費用は含んでいないとしており、燃料費の増加に伴うものであるという。
顧客の理解を得ていきたい」東京電力の西沢俊夫社長は会見で、こう値上げへの協力を求めた。自由化対象の利用者は新規参入事業者から購入することも可能だが、供給力には限りがあり、顧客に選択肢はなく値上げ要求をのむしかないのが実情だ。枝野幸男経済産業相の厳しい値上げ批判もポーズにすぎず、「自由化」を理由に黙認する構えだ。円高などに苦しむ企業の業績をさらに圧迫するのは必至だ。
西沢社長は「厳しい経済状況の中でのお願い。多様な料金メニューも用意していく」とし、節電に応じた割引制度などを導入する考えを示したが、詳細は未定だ。顧客に配慮しすぎると、値上げ効果が小さくなるジレンマも抱える。
西沢社長は料金値上げが顧客離れに「影響する」との認識を示した。だが、電力供給全体に占める新規事業者の割合はわずか2%程度にすぎず乗り換えは困難だ。自家発電設備を持つ企業も「燃料高騰でコストが上昇している」(大手化学メーカー)としており、増強には慎重だ。

コメント:
前から判りきっている事だったが火力発電所の燃料費がかさんでの電気料金値上げだ。殆どの電力会社は追従するだろう。電力小売りしている会社は、損得どうなるのか...。
この値上げの波及は、日本の産業界、国民大きなダメージとなるのは必定。30%自然エネルギーで賄う、バカな...自然エネルギー買い取り単価も大きく下がれば、どうにもならない現実だ。余りにもドップリと電気がいる生活に慣れてしまった。
何時まで続くか理想論、そろそろ落としどころは...国民餓死しますよ。
電力は新規事業者など相手にもならず結局は、電力必要なら言い値で買って下さい...高いので他に乗り換えマスなら勝手にドウゾ的、選択の自由など無い現実だ。どの道新規事業の発電も電力の設備を使用しているのだから、正に他人のフンドシで相撲をとっている様なもの。中国、EU危機で減速し始めた...日本の影響計り知れず電力の再編、自由化、規制緩和もパー、そんな所で無い状況が見えて来たか。以前からの国策?!で電力料金、高いが安定供給か。
某、保安協会は規定料金...我々ボランティアは値引き合戦、こんな高い??規定料金は、役所より見直しの対象テーブルに上がるだろう。当、針金電気ヤは役所からなど、個人と言う事でお声もかからないが面倒なのでイリマセン。学校関係ほか、公共施設は一括、受注出来なければNG、市税も納めているが毎年、変わらない高値安定、言い値の随意契約だろうか...。



零相変流器(ZCT)コードの延長

2012年01月17日 | eつれづれ
多忙な針金電気ヤだが、開放形電気室に設置するオムロンM2M絶縁監視装置(SW150LF8)の零相変流器(ZCT)コード長さ不足のため6本分の延長コード(MVVS線)を作成した。芯線を熱収縮チューブで絶縁。

本体はコネクタとなっているので2ヶ所切断し延長したもの。余裕をみて最長で15mの長さで作成。最後に外被を黒の熱収縮チューブで絶縁して終了。

ボランティア保安管理の投資も結構あるが、これもショウガナイ世の中だ。

電気室内、高圧側の配線も後少しで完了だが高圧ケーブル2回線布設がまだ有る。

24時間絶縁監視装置用の零相変流器(ZCT)コードを持参し長さを確認して来た。

漏電メール着信

2012年01月16日 | eつれづれ
某、受託先のキュービクルより電灯漏電メール着信。1208mAのメールだった...先方よりも直ぐ電話連絡があったので急きょ応動した。

キュービクルの当該、主配線用ブレーカ負荷側より大口径クランプで測定し(1.533A)現場盤へ、さらに調査。

24時間絶縁監視装置の数値とクランプリーカーの数値は、ほぼ合っている様だが、もっと大きな漏電例(3A..)となると零相変流器(ZCT)が飽和してマトモナ数値のメールは来なくなる。よって1000mA以上の漏電メール着信は直ぐ応動した方が無難だ。