eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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薬品会社がLED照明の導入

2010年08月27日 | eつれづれ
△◯薬品は26日、建設中の同社新山形工場をオールLED(発光ダイオード)照明化すると発表した。パナソニック電工のLED照明「エバーレッズ」を5千台以上採用。電気設備の設計・施工を担当するユアテックを加えた3社で今後、クリーンルーム専用のLED照明器具などの開発を進める。
新工場は11年8月に完成し12年3月から生産を開始する予定。総床面積は約4万7800平方メートルで、年間の生産能力は内用剤25億錠・カプセル、注射剤5千万本に上る。総投資額は約200億円と△◯薬品の09年度売上高の約5割に達する。
LED照明器具はクリーンルーム内のほか、大会議室やプレゼンルーム、カフェテリアなどにも設置。オールLED照明化により従来の省エネ型蛍光灯照明器具と比較し、計画段階で約14%の二酸化炭素(CO2)削減を見込む。
同社は新工場のコンセプトを「人・地域・環境と調和する工場」と設定。このためCO2排出量削減と省メンテナンスを追求した結果、オールLED照明化を選択した。
3社は今後、クリーンルーム専用の最適な光色のLED照明や意匠的なLED照明など、長寿命で医薬品生産施設に適したLED照明器具の開発を進める。ユアテックは全館LED照明器具採用に向けた計画を策定し天井の高い製造エリアにおける施工・メンテナンスの省力化を図った。
補足:
昔、競馬場があった広大な土地に今、建設中で近くには現工場が稼働している。




KIP電線を触れば感電

2010年08月26日 | eつれづれ
高電圧発生器(MAX3kV)より高圧ケーブルに3kV印加してみる。対地電圧6600/√3=3810Vより若干低めの電圧だが耐圧試験器をだすのも面倒。

漏電(漏洩電流)リミッターは0.5mAに切替。(0.5mA以上漏れると電源切れる)

中部精機の検電器で高圧レンジにて確認する。芯線に直に接触して初めて発光する。

IG線の絶縁部分に検電しても発光せず。

それでは低圧レンジにして検電確認(80Vより発光)...離隔2センチ程度で発光。

この検電器で確認の状態、0.5mAレンジでのトリップは無いので人体の抵抗と静電容量を経由して大地へ漏れる(発光する)電流は推定何μA程度なのか。mAオーダーだと何の為の検電器なのか訳が判らなくなり感電してOUT??なので...。
高圧絶縁電線と言えどマトモに触れば電圧高く感電でショック危険な状態!!。
高圧線に素手で触るのは論外だが知識無い人は関係無く怖い物シラズなのだが高圧回路の安全距離は2mが基準。
KIPの芯線と絶縁体が持っている静電容量は多分、単位はピコFと思われるが不明。エクセル入力は1000PFとして計算。Igr(対地抵抗分電流)は検電器の内部にある耐圧抵抗+人体抵抗として100MΩ。この入力にするとIc+Igr合成値は0.038mA=38μAとなるがIc(対地静電容量成分電流)はかなり小さくIgrが主で漏れている感じだ。試験器の電流リミッタータップ0.5mAレンジでのトリップ(0.038mA)は、かなり大きな数値となる様だ。
長谷川電機(株)のカタログ等参照したが耐圧抵抗の数値及びIc(対地静電容量成分電流)-浮遊静電容量、具体的数値は記載無し。




こちらもスマート云々...

2010年08月26日 | eつれづれ
松山隆司・京都大学大学院情報学研究科教授を中心とする「エネルギーの情報化ワーキンググループ(WG)」は25日、家庭内のすべての電気機器に電力計測・通信機能を持った「スマートタップ」を取り付け省エネや機器の異常発見につなげるシステムの実証実験を報道陣に公開した。スマートタップは早ければ来年中にも商品化したい考えだ。
実験は京都市内の1LDKマンション(33平方メートル)で6月に開始。「エネルギーの情報化」の有効性を示す第1段階の実証実験と位置づけられ、松山教授の研究グループ、エネゲート、オムロン、住友電気工業、大和ハウス工業、ロームなどが参加している。
当日は、電気機器ごとの消費電力をテレビに表示しゲーム感覚で調節できる機能、仕様の違うスマートタップを統合するシステム、電流波形を計測して家電の種類・使用場所を認識する機能や異常を発見する機能が紹介された。松山教授は「カタログ値とは違う使用状況に応じた実際の消費電力を“見える化”すれば、省エネ行動に結びつきやすいはず」と話す。
「エネルギーの情報化」は、松山教授が日本独自のエネルギーマネジメント方式として数年前から提唱。技術進歩や政策によって電力ネットワークは急速に分散化、双方向化、個人化が進むと予測、情報ネットワークと統合して高度化を図るという概念だ。
IT(情報技術)を駆使する点はいわゆるスマートグリッド(次世代送配電網)と似ているが、需要側で完結したエネルギーマネジメントを行う点が異なる。電力系統側からは「フラットな需要に見える」(松山教授)という。
WGは昨年5月に産官学連携組織として発足。会員企業は関西電力、九州電力、きんでん、大阪ガスのほか、商社、メーカー、建設、通信、海外企業など計60社にのぼる。
補足:
最近はスマートグリッドとか色々スマートの研究テーマが大流行。グリッドの方も太陽光発電の増加で電源系統に及ぼす影響の研究が追いつかない現状だ。
マァ近未来的な実証実験テーマなのか...。

グリッド?こちらは多極真空管のプレートとカソードの間にあるグリッドがピンと来るが...時代が古くなった様だ!!。真空管アンプは6L6GC出力管のPPがあるが、実に良い音を出す。メーカーの既製品を購入したので当然だが...。