eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

電気の出来事を技術者向けに適宜up中。
質問等はコメント欄にて。

B種接地線、接地工事、大地抵抗率...キリが無い。

2023年09月17日 | eつれづれ

接地線の太さの算定

 接地線太さの計算式 A=0.052In A=銅線の断面積、In=過電流遮断器の定格電流。

変圧器S相からのB種接地線は100sqでキュービクルの接地極に接続→接地棒(銅板)までの埋める緑線は

ブレーカの定格電流によって決まるとあるので、複数の一番大きいA容量を600Aとした場合、

600A×0.052=31.2 となるので上位sq線の38sqを使い接地棒とつなく。

この土地に接地棒(銅板、メッシュ)を何本打ちこめば規定値Ωを確保出来るか。

工事業者は、マップをみて大凡の本数を打ちこむが、高い場合は追加で更に打ちこむ。

大きな現場は接地メーカーに依頼して種々のデータを作成してもらい、打ちこむ場所も決めてもらう。

まずは大地の抵抗率の測定から始める。

グラフは1m間隔でΩを測定...20Ωの抵抗率なので、計算し棒φ幾ら、直列何本、並列何本と出る。

実際、後で工事業者から聞いたが、ほぼ計算通りの本数等だった。他多数の接地方式での計算があるが

キリがない。

例の場合、棒1本では10Ωはキープ出来ないことが判る。

棒径そのままで2本直列、径太くする、埋設深さを2mにするとか選択肢は幾らでも出てくる。

業者は、この土地は棒何本は経験で、ダメなら更に打ちこむ作業をする。

事前に計算値でΩ値を出すなら大地抵抗率Ω.mを大地抵抗計で測定する。

接地測定棒4本で大地抵抗を計る4電極法...これは既に廃versionか。

変圧器のB種接地線径100sqが、そのまま接地棒まで行く訳でも無い...高低圧混触しても地絡電流は多くは流れないのもある。

遮断時間は電路より0.1秒もかからず開放する。

保護ブレーカの電流容量で決定している...勘違いしている人も。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿