eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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電力VCT交換工事VS真空遮断器(VCB)交換工事バージョン3...過電流継電器試験。

2024年03月19日 | eつれづれ

(株)双興電機製作所OCR-50CK使用。

左はVTT端子、右はCTT試験用端子。

過電流継電器試験実施前にVTTより100Vを端子のどちらかに入れて真空遮断器(VCB)入.切の表示配線ミスが無いかを受電前に確認する。

この場合はT/Sより供給している。これで事前に真空遮断器オン.オフで表示灯の点灯が判る。

変圧器油採取500mLと絶縁油酸価度試験。

真空遮断器(VCB)交換工事は9時00分~12時30分受電となった。

事業所停電案内の予定時間30分前に完璧に終了する。

過電流継電器試験自体はツマラナイ試験だが...。

 


電力VCT交換工事VS真空遮断器(VCB)交換工事バージョン2...アテにならない高圧絶縁抵抗測定。

2024年03月19日 | eつれづれ

全停電直前に高圧絶縁抵抗測定...午前9時。

1,000Vメガー値74.6MΩ。

復電直前に直流絶縁診断1,000V.10分間印加。

直流検電器にて印加電圧確認。

直流絶縁診断風景。

絶縁抵抗値は1,000MΩ程度で推移。

印加電圧10分間グラフ。

同じく漏洩電流グラフ。

この直流絶縁診断結果で判ることは、同じ1kV印加で測定値は大きく変わっている。

9時の気温4℃.湿度65%、復電前では15℃.41%。

途中、変わったものは真空遮断器(VCB)交換と電力VCT交換。

以上、高圧絶縁抵抗測定値は常に気候条件によって変わると推測される。

余程、絶縁抵抗値が低い場合は例外だが、アテにしない事。