eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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ジュール熱の定数をAI.ChatGPTに聞いてみた...レベルは中学生か。

2024年03月10日 | eつれづれ

 

先のIV100sq電線ビニル被覆が燃えだした時のジュール熱は幾らになるのか。

H=0.24×I^×R×t(cal)

     0.24×130^A×0.1Ω×600s

    243,360

実際の5ノッチでのグリッド合成抵抗は0.12009Ωである。

10分の600s、抵抗は0.1Ωとしたが、抵抗を1Ωとした場合は

2,433,600calとなり、この電力発熱エネルギーで10分流した時は短絡状態が想定される...本当か判らないが。

1カロリーは約4,184ジュールなので換算すると2,433,000×4,184=

10,177,239㌔ジュールのとんでも無い熱量となるのか。

因みに100sqの電線抵抗5mの場合、0.000850Ω、0.850㍉Ωと計算される。

ハンディミリオームテスター測定値の桁が1つ違う。

当然、材質が悪い△◯製などのコード類は電流を通電していると抵抗で過熱、ショートする、結果は火災となる。

ビニルも粗悪なものもあり直ぐ亀裂が入るので安物は見かけだけは本物らしく...管理徹底している?日本製を買うことだ。

 


これで納得、ゴミ処分...グリッド抵抗接続線の電線焼損事故原因。

2024年03月10日 | eつれづれ

過電流で焼損したグリッド抵抗接続IV100sq線全景。

3kV、8P.190kW巻線形誘導電動機二次側に接続。

参考のため、撤去してきたもの電線。

3kV巻線形誘導電動機二次グリッド抵抗回路に、こんな感じで挟み込み。

赤キャップは250sqで電動機二次側からグリッド抵抗へ。

ボルト締めしてハンディミリオームテスターSK-3800で電線抵抗を測定する。

2.15㍉Ω→0.00215Ωの表示で、端子部の接触抵抗は高いのか?。

次のブログupでIV100sq×5mの導体抵抗値あり。

100sqなので13φの直径、素線径2.6㍉×素線数19本。

ビニル厚さ2㍉、電線許容電流298Aの仕様。

昨日、届いた電気協会報に暮らしの電気安全、火災の話があり、ジュール熱の

ノーガキがあったので、これも確認してみようかと!。

グリッド抵抗ノッチ5では合成抵抗は0.12009Ωが入っている事になる。

130A×0.12009=15.6 Vの電圧.電力P=√3×130×15.6=3.5kW

3kV巻線形誘導電動機二次グリッド抵抗回路には、速度制御で常にIV線には

低電圧、大電流130A程度(電動カムコントローラ5ノッチ)、流れている。

IV定格電流は300Aなので、電流は多く見積もっても50%程度。

何故、ビニル被覆燃えだし焼損したのか...結論は

① 電線端子同士の締め付け緩く、結果電流熱で鈍り、接触不良で過熱して行

  きジュール熱で燃えて焼損した。

② グリッド抵抗接続部との端子取り付けが狭く、締め付け強度が足りなかっ

  た。(メーカー設計ミス、業者の施工不良)

③ その他