eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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RDf(87)の不等号>記号

2022年03月02日 | eつれづれ

比率電流比較エクセル計算。

逆電力継電器(RPR)の%動作判定に単相試験時の動作電流A(×0.95)をK38~K43まで入れる。
10%での動作電流は0.411A、試験器より0.4A近傍入力すると継電器は動作する。
当然、比率25%なので逆電力継電器(RPR)は動作の判定となるが比率差動継電器RDf(87)判定では20%は動作、30%では不動作となることが判る。
セル中の1.05は±5%誤差を判定に入れている。

0.431Aのデジタルテスター表示は10%設定(逆電力継電器(RPR)差動動作電流である。
この比率判定エクセルに1.2次電流を例5A-4A入力して逆電力継電器(RPR)では10%でも動作すればOKとなるが、比率を6%程度になる電流を流しても確認出来る。

今回は比率差動継電器RDf(87)の動作、不動作の判定は単純に比率計算結果の表示。
逆電力継電器(RPR)の比率%動作は、不等号>以上の差動電流で動作するが、10%以上の動作は0.411A以上の差動電流となるので判定表示は無いが全部動作となる。
これは比率差動継電器RDf(87)の%より逆電力継電器(RPR)は%少ないので無理な話。
この検証では10%、0.411Aがターニングポイントとなる...理解出来ればGoo。