eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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続き単三回路の電流バランス

2021年01月04日 | eつれづれ



実際の電流計の指示。

単三電流の読みR/T相を入力してみる。
計算上はN相電流の19Aと同じになるが同じ19の数字が斜めに多くある...これはR/T相の力率の組みあわせで出てくるので実際の負荷の力率を測定してみないと判らない事になる。


今度はR/T相とも同じ30Aとして入力してみる。




単相3線式のN相バランス電流

2021年01月04日 | eつれづれ

①単相3線式R=30A.T=30Aのバランスがとれている回路でN相電流は30A-30A=0Aグラフ。

②単相3線式R=30A.T=20Aのバランスがとれている回路でN相電流は30A-20A=10Aグラフ。

③単相3線式R=20A.T=30Aのバランスがとれている回路でN相電流は30A-20A=10Aグラフ。

④単相3線式R=30A.T=30Aのバランスがとれている回路でT相電流を進み30°にした場合、N相電流は15.53Aとなるグラフ。

⑤単相3線式R=30A.T=30Aのバランスがとれている回路でT相電流を遅れ30°にした場合、N相電流は15.53Aとなるグラフ。

単相3線式N相電流はR/T相の電流が均等に流れている場合(現実的には無理)、相殺で0Aとなるが負荷の力率でN相電流が流れてくる事が判る。
R/T相電流の力率が100%時はR/T相の差分だけN相に流れている事がわかる。
次は、実際の単相3線式電流計よりN相電流の数値を見て力率が何%の負荷なのか検証してみる。