eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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続き零相電圧検出器(ZPD)にT端子より入力

2021年01月02日 | eつれづれ

通常の方向性SOG制御装置試験でT端子に5%設定、190V印加してみる。

電圧発生器より190V印加。


回路図のT端子入力はコンデンサ容量が高圧側の二次側と同じ容量がミソとなる。
分電圧のトランス入力には1.16Vが発生する計算。

この時に発生電圧は1.07Vで、ほぼ一致している。

Y1-Y2間に発生したmVは57.1。

我々が定期点検等でPAS方向性SOG制御装置試験をやっているが当然、中身など柱上、6kV印加されているのでSOG制御BOXのT端子入力でしかVoの動作確認は出来ない。
(1.07V/20)=0.058*1,000=58mV。
高圧受電盤にある方向性地絡継電器(DGR)の入力も同じである。
自社の地絡なのか他社なのかAND条件の1つであるVo電圧、Ioの零相電流が来れば自社の地絡事故との判断にてPASは自動開放する事になる...これで方向性の原理が判ったか?。
これとは別の過電流ロック機能は電流検知用CTが機械式と電子式(通常のCT)の二種類がある。以上、素人向け電気技術者向けの考察デシタおそまつ。