eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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キュービクル内にPAS取付他の工事

2013年12月21日 | eつれづれ
キュービクル内に分岐用DGR、LBSを撤去し方向性SOG制御装置付PASを設置する。

撤去したDGRスペースにSOG制御装置と24時間絶縁監視装置のパネルを取り付ける。

これで第1柱高圧気中負荷開閉器(Vo=5%.Io=0.2A.To=0.2)との時間差、新規分岐PAS(Vo=2%.Io=0.2A.To=0.1)で選択開放となるのか。何れにしても幾度となく再現性の無い晴天時のPAS開放は難題である...理論、教科書レベル通りにならず、そう簡単には逝かない。

今回、零相電圧検出器(ZPC)、零相変流器(ZCT)のDGR関連装置は全てゴミ処分となった。降雪となったが工事終了後の3kV直流絶縁診断での全回路一括最終値は14MΩで電力指令に電話連絡、監視を受けて投入...9時~停電し終了は16時過ぎの1日だった。

零相変流器(ZCT)はKIP線3本を貫通し零相電流を検知している...考えてみると電線離隔、云々と言うが、ここでは3線の離隔も何も無しピッタリ状態、ただゴムのセパレータが有るのみ。

零相電圧を検知する零相電圧検出器(ZPC)、形は高圧進相コンデンサの様だが異なる。継電器始め全てゴミ処分とした。