「心静興長」こころしずかなればきょうながし。
心が静かであれば日もまた長く興趣も深いものである、という意味。
社会にいれば、いろんな人と交わることになる。
気の合う人とばかりとはなかなかいかず、苦手な人、どうも相性の
悪い人もいたり。
同じことを言われても、ありがとうって思える人と、そう思えない人とか
そんな時、ふと自分のことも考えてみると、消したくても消せない自分の
キライなところも見えてきて、人のこと言えないなぁって落ち込むこともある。
だから時々、心静興長・・・と、ことばに出して確認する。
どうも気が合わないっていう相手と、無理に交わろうとしないで、
適当な距離を保ちつつ、キライな自分とも折り合いをつけつつ、心静かに。
どちらにも思いを強くせず、こだわらないように、こだわらないように。。。
本来人は皆、気持ちよく、仲良くしたいと思っているんだと思う。
だから、何事もなるべくなら、良い方に良い方に捕らえていきたいものです。
「キライ」も、「苦手」も余計なエネルギー使うから。
心静興長・・と念じつつ。
苦手な人・・私ももちろんいます。
そして私のことが苦手な人も、もちろんいるわけだから。
苦手もキライもお互いさま。
そう思えば、少しは楽になれるかな・・と
その頃は何となくあまり実感がなかったのですが、年を重ねた今、改めて読んでみて、すっ~と気持ちにしみこんで来ました。
やっぱり若い時って、時間はいくらでもあるって思ってしまうんですかね。。。
年を重ねるごとに、青春が戻ってくるような生き方ができるといいなあって思いました。
お礼にというと変ですが、ご存知とは思いますが、サムエルソンの詩、青春.を贈ります。
経営の神様松下幸之助翁は、
「人間というものは、強くも弱くもなれる。強くなるには素直な心を持つことだよ。」
と常々言っていたそうですが、その幸之助さんが愛唱していた詩として知られています。
私も大好きな詩の一つです。
青春とは人生のある時期を言うのではなく、心の様相をいうのだ。
すぐれた創造力 燃ゆる情熱
怯だ( 臆病 )をしりぞける勇猛心
安易を振り捨てる冒険心 こういう様相を青春というのだ。
年を重ねただけで人は老いない
理想を失う時にはじめて老いがくる。
イギリスの詩人、サムエルソン 「青春」より