「愚如」(ぐのごとく)
1階入口ロビーに展示している「愚如」。 京都の二人展 に出品していた作品ですが、展示方法が違うとまた印象も違うような。 やっぱり書は空間が大事なんだなぁとつくづく
この反対側には、おとといのブログにある「それぞれの龍」がありますので そちらも是非ご覧くださいませ~。
昨日午後からは、「脳が若返る楷書の勉強法」と題して、母のギャラリートーク。 今回の母のイベントに、逆に私の方が緊張してしまい。 一方母は、そんなのお構いなしな感じでしたけど。
えっと、内容はというと。 お習字というのは、先生の書いたものを右から左へただ書き写していれば 上手になると思っている方もいらはるようですが、それは大きな勘違いですよ~って。
たった1本の縦線にしても、ちゃんと自分の脳を使って、 たとえば入筆、終筆にも集中して書くことが大事、と。 ・・ってことで、皆さまにも書いて見て頂いたり。
教室では、今日は5枚も書きました~なんて声も聞こえたりしますが 相当脳も集中しての5枚と、形を引き写しただけの5枚とでは 見た人が感じるものは違ってくるというか
要は、漫然と部分部分の形だけを追って書いていちゃいかんぜよ、 もっと脳と感性をフル回転させながら書するかということが大事、とな
私からも~もっと文字を愛して、文字を理解しようと心を震わせながら、 書と向き合ってほしいなぁ・・ってね。
ご参加下さった皆さま、ありがとうございました
↓こちらはM敏子さんが 4年前に書き上げられた 趙子昂の行書千字文や 楷書、隷書の習作をまとめられたものも展示しています。
この集中力や持続力への敬意と、一字一字の話を大事に聞いて、 理解して尊重するという愛情を感じる作品です。
そう、つまりは書も愛がないと、上達もしないし、誰かの心に響くものも 書けないんじゃないかなと思うのです。
書は人なり、書は愛なり
早くも今日は最終日となりました。 午後2時から、わたくしめが席上揮毫・・なんて大げさなものでもないのですが 筆遣いやらを見てみたいというリクエストにお応えしてって感じです。
明日はあまりお天気がよくないようですが、お時間ありましたら のぞいてやって頂ければ幸いです
これって、楷書だけの話じゃないんですよね、きっと。
まずは感じること、そして技術の鍛錬、なんじゃないかなって思いました
書を書く上で一番重要なことですね。
わかっていたつもりでも、集中力が持続せず、気がつけば作意見え見えのいやらしい書になりがちだった気がします
改めて、ちゃんと書と向き合わなければと思いました
ichiiさんは、声のイメージからすると、私よりもずっと実直な線書かれるんじゃないかなぁって気がしてます
線にも性格がでますね、きっと。
この10文字の中には、あらゆる文字の学ぶべき筆跡があるということで、一生懸命書きました。
が、1番難しかったのは、真っ直ぐ縦直線を引くことだった気がします。
沙於里さんのように勢いよく実直な縦棒が引けなかったです。今なら、少しは…。
(性格が出るなあ、これは。)