心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

いのちの個性

2015-07-04 | 個展 祈りのかたち

個展の作品から。
「祈りのかたちNo.8 いのちの個性に気づけたら」

アウトサイダーアートというのがあって。
以前から大好きな世界。

それを意識したわけではないけれど、長年の作品テーマのひとつでもある
「只在~ただある」もどこかに思いつつ描いた作品。

どこかすっとぼけた表情は、たとえば弱さを隠すのではなく
弱さを弱さのままさらけ出せたら、それも個性のひとつに見えてこないかなぁと 


世間、特に日本では「他人となるべく同じ」を好み、人と違うと排除というと
言い過ぎだけど、どうにか矯正しようとするところがあるような 

小学校の頃から、学年に一人や二人はいた変わり者や嫌われ者に
私はどうも魅かれていて、交換日記をやったり一緒に遊んだり。

それが原因で同じように、男子から頭を蹴られたりしたこともあったっけと
ふと、さっき思い出したのだけど。

高校の頃は、仲のいい友人に「あれ~?〇〇と友達なの?」と言われた時の
何とも言えない心の痛みは今でも覚えていて 

それでも今も変わらず「あの人、変」と言われている人に声をかけたくなるのは、
もしかしたら実は私も「変」なのかもしれないけれど 

そんなこんなも全部ひっくるめて、私はここにいるのでして。
でもって、たまたま何かを表現することが楽しくて。

表現していくことで、私は私でいいのであ~ると、微笑みを持って
それぞれのいのちの個性を讃えいけたらと思っています  

そうそう、個展期間中に、ギャラリーオーナーの明子さん夫妻に誘われて
近所にできた、新しいかたちの障害者支援をしていく空間にお邪魔しました。



芝浦工大の建築科の学生さんたちが中心となって、民家を改修、
そこを拠点に、地域住民との交流も踏まえつつ活動をしていこうという
代表者の方の熱い思いを伺いました。
私も何かのかたちでお手伝いできたらと思っています 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする