個展の作品から。
「祈りのかたちNo.8 いのちの個性に気づけたら」
アウトサイダーアートというのがあって。
以前から大好きな世界。
それを意識したわけではないけれど、長年の作品テーマのひとつでもある
「只在~ただある」もどこかに思いつつ描いた作品。
どこかすっとぼけた表情は、たとえば弱さを隠すのではなく
弱さを弱さのままさらけ出せたら、それも個性のひとつに見えてこないかなぁと
世間、特に日本では「他人となるべく同じ」を好み、人と違うと排除というと
言い過ぎだけど、どうにか矯正しようとするところがあるような
小学校の頃から、学年に一人や二人はいた変わり者や嫌われ者に
私はどうも魅かれていて、交換日記をやったり一緒に遊んだり。
それが原因で同じように、男子から頭を蹴られたりしたこともあったっけと
ふと、さっき思い出したのだけど。
高校の頃は、仲のいい友人に「あれ~?〇〇と友達なの?」と言われた時の
何とも言えない心の痛みは今でも覚えていて
それでも今も変わらず「あの人、変」と言われている人に声をかけたくなるのは、
もしかしたら実は私も「変」なのかもしれないけれど
そんなこんなも全部ひっくるめて、私はここにいるのでして。
でもって、たまたま何かを表現することが楽しくて。
表現していくことで、私は私でいいのであ~ると、微笑みを持って
それぞれのいのちの個性を讃えいけたらと思っています
そうそう、個展期間中に、ギャラリーオーナーの明子さん夫妻に誘われて
近所にできた、新しいかたちの障害者支援をしていく空間にお邪魔しました。
芝浦工大の建築科の学生さんたちが中心となって、民家を改修、
そこを拠点に、地域住民との交流も踏まえつつ活動をしていこうという
代表者の方の熱い思いを伺いました。
私も何かのかたちでお手伝いできたらと思っています