べるぎぃ*さばく

兵庫→京都→兵庫→東京→ベルギーへお引越ししました。
日々のちょっとした出来事をつづってます*

アントワープのぱん *Toonje*

2010年06月23日 | * ぱん *




アントワープ散策の際、Goossens(ゴーセンス)という
アントワープでもっとも古いといわれている、老舗のパン屋さん(創業1884年)
購入したToonje(トーンチェ



スライスせずに丸々1個でお持ち帰りしました*



入っていた袋もかわいい*


パンの前にあったカードにはAntwerpen Brood(アントワープのパン)
と書いてありましたが・・・
さて、何がアントワープのパンなのでしょうか?




奥に写っているのは1561年から64年にかけて建立された
ルネサンス様式の市庁舎です。
この市庁舎は『フランダースの犬』の中でネロが最後の望みをかけた
絵画コンクールの発表があった場所です。

手前に写っているのが英雄シルヴィウス・ブラボーの像
アントワープの芸術家ジェフ・ランボーによる1887年の作品です。


「ブラボー物語」

二千年程前、シュケルデ川沿いの要塞にDruon Antigoon(アンティゴーン)という巨人がいました。
その巨人は人々がシュケルデ川を通る時に重い税を課していて、もし税を払わない人がいると
その人の手を手首から切り取って投げ捨てていたそうです。

その話を聞いたSilvius Brabo(シルヴィウス・ブラボー)がアンティゴーン征伐にやって来ました。

征伐っていうとももたろうを思い浮かべるのは私だけ?(笑)

アンティゴーンに勝ったブラボーは巨人の右手を切り取り、右手をシュケルデ川へと投げ捨てました。


それ以来 この町は
hant(手)+werpen(投げ捨てる)=(h)antwerpen呼ばれる様になりました。


そして ブラボーによってアンティゴーンの圧制から開放された地域が
彼の名前を取って 「ブラバントBrabant地方」と呼ばれるようになったとさ。


というのは15世紀に作られた作り話です(いろいろと説があるようですが)

実際のところ町の名は、巨人の物語ではなく「aanwerp」=「土手」という言葉から来ているという説が
現在は最有力みたいです。スへルデ川にできた土手を表していたものだとか。



ブラボーがアンティゴーンとの戦いの際にこのボールのような
Toonjeを投げて戦ったのかな?

そもそもToonjeっていうのはどういう意味なのでしょうか?


謎は深まるばかりですが、パン自体はナッツなどのつぶつぶが入っていて
外はパリッとしつつも中はしっとりしていてとても美味しかったです♪



*お店情報*

"Bakkerij"GOOSSENS"
Korte Gasthuisstraat 31
2000 Antwerpen
07:00-19:00





散策さんからアントワープのお土産をいただきました。




老舗のビスケット屋さんPHILIP'S BISCUITS(フィリップスビスケット)
ソフトスペキュロス


このお店の有名なAntwerp Handje(アントワープの小さな手)という
名前のビスケットは食べたことがあったのですが、このスペキュロスは初めて♪


スペキュロス=カリッとした触感(ロータスのスペキュロスのような感じ)のイメージでしたが
こちらはさっくりとしていてスパイスの中につぶつぶも発見!


散策さん、素敵なおみやげをありがとうございました*



*お店情報*

"PHILIP'S BISCUIT"
Korte Gasthuisstraat 11, 2000 Antwerp
Tel: +32(0)32 31 26 60

Fax: +32(0)38 77 27 26





※現在コメント欄を閉じさせていただいています。


アントワープ散策♪

2010年06月23日 | * たび(ベルギー) *


今日は「ベルギー散策」のブロガーの散策さんと
お友達のKayayaさん、
そして「ルーベンスの庭で~ベルギー生活日記」のブロガーのJJさんと
アントワープ散策をさせていただけることになりました*


アントワープへはルーヴェンから電車で約1時間

英:Antwerp(アントワープ)
蘭:
Antwerpen(アントウェルペン)
仏:Anvers(アンヴェルス)

ベルギーのフランダース地方、アントワープ州の州都となります。

こちらもルーヴェンと同じくフラマン語(オランダ語)圏です*



ちなみに、ベルギーのフランダース(フランデレン)地方は
*アントウェルペン州
*ウェスト・フラーンデーレン州
*オースト・フラーンデーレン州
*フラームス・ブラバント州
・リンブルグ州

5つの州から成り立っています。



アントワープ中央駅でみなさんと「はじめまして」の挨拶を
交わした後、さっそくアントワープ散策のはじまりです*


散策さんとJJさんのブログを読んでいるので、「はじめまして」なのですが
全然はじめましての感覚がありません(笑)

さらにKayayaさんも散策さんのブログで何度か登場されているので
お顔は知らないけれど会ったことのある方のような気がしてしまいます。





ルーヴェンより2倍か3倍ほどの広さを持つBio shop(オーガニックのお店)に
連れて行っていただいた後はCafe Nationでお茶タイム*


暑い~!
ということで散策さんオススメの冷たい飲み物:アイスモカチーノを♪



店の奥にテラス席があり、(たぶん)学生の団体が
席を陣取っていて太陽の光をめいいっぱい浴びながらお茶していました*



お茶の後はさらに散策が続きます。



チョコレートショップのSweertvaegher
 


店内に入るとチョコレートのあまぁ~い香りが鼻をくすぐり
さっきお茶したばかりなのにチョコが無性に食べたくなります。



ここのマダムに日本の雑誌にこのお店が取り上げられたのよ。
と見せていただきました(雑誌名は忘れちゃいましたが・・・)

※画像はHPから借りています。

そして散策さんオススメのチョコ「Galet」またの名を
「ハンバーグチョコ」(笑)
せっかく旦那さまのお土産にと買って帰ったのに
残念ながら溶けてしまっていました。。。



お次はGoossens(ゴーセンス)というパン屋さん
 


店内はとても狭く、お客さんが1列にレジに並び
お店の人に「○○ひとつと○○ひとつと・・・」と注文して買う感じです。


普段はお客さんがお店の外まで並んでいるということでしたが
ちょうどタイミングよく店内に入ることができました。


こちらではToontje(トーンチェ)というアントワープのパンを購入!


えっと、購入したのはtomiですが、お店の人にオランダ語で注文をしてくれたのは
オランダ語が堪能なJJさんです。ありがとうございます*



そしてKayayaさんのお子様2人と合流してランチタイムです*

実はこのお店に到着するまでに「このお店は行った事があるんです」と
みなさんをグルグル歩かせてしまいました。

本当にごめんなさい。




De Groote Witte Arendという少し奥に入ったお店


このお店はビールしか飲んだことがなく
ランチは初めてだったのでワクワクします*



テラス席もたくさんありますが、もちろん日本人なので店内へ(笑)



土曜日の夜から体調が悪く何も食べれなかったtomiのために
みんなでシェア出来るものを頼んでくださいました。


どうしても飲みたかったArend Kreik(前回飲んだとき本当に美味しかったので)
病み上がりのtomiにはやはり身体が受け付けなかったようで半分で断念。





温かいおつまみGehaktballetjes・Kaasballetjesの盛り合わせ


メニューにない「盛り合わせ」をオーダー!ビックリしました!

さすが常連さんです。



こちらはベルギー郷土料理のストンプ

こちらのはお酢が入っているのでさっぱり食べられました。

ベースがじゃがいもなので3日間ほとんど何も食べれなかった
tomiにはかなり食べやすい1品でありがたかったです♪



他にもアントワープのビールDe Koninck(デ・コニンク)を使った
牛肉のビール煮やパスタなどなどをシェアさせていただきました*


ここのCafe?レストランは昔修道院だったらしく
小さな祭壇が併設されておりガラス越しですが
内部を見ることができました。




ランチの後はKayayaさん+お子様達とはお別れし
散策さんとJJさんと3人で散策の続きを*



こちらはVlaeykensgang(中世の小道と呼ばれているそうです)
  


入口を入り石畳の狭い路地を歩いていくと
タイムスリップをしたかのような不思議な錯覚におちいります。





前回こちらのレストランでYさんとランチをいただきました♪



今も住んでいる住居やレストランなどがある素敵な小道



出口にはこんな看板が*




アントワープ市庁舎(Antwerp City Hall)と勇者ブラボーの像

前にも書きましたが、
この市庁舎は「フランダースの犬」の中でネロが受賞したら絵の学校に行けるという
「絵のコンクール」に応募し、その結果が発表された場所とされているところです。



その後、雑貨屋さんをちょこっとのぞき、



アンティーク通りを折り返し
どうしても行きたかったQuinten Matsijs(クィンテン マセイス)へ
連れて行っていただきました。



店内はとてもクラシカルな雰囲気

それもそのはず1565年から続いているアントワープで一番古いカフェで
建物が文化財になっているそうです。


詳しいお店の情報はご一緒したJJさんがブログにとても詳しく
書かれているのでこちらをどうぞ→☆



病み上がりのtomiはアイスティーをオーダー


しばらくすると、オーナーの奥様マダムQさん登場です。

マダムQさんのブログ「アントワープで一番古いカフェ・Cafe Quinten Matsijs」
大好きで熟読しているtomi、テンションがあがります(笑)


本当に知識が豊富なマダムQさん
食に関していろいろためになるお話を聞かせていただき
もっともっと話していたくなりました。

実はtomiのブログも知っていてくださったようで
「今日は朝から
東京砂漠を歌いながら待っていたよ」なんて
嬉しいことをおっしゃってくださいました。が、昔のブログって
なんだか恥ずかしいですね(笑)





お店の外に出ると観光客の団体さんがガイドさんに
Quinten Matsijsの説明を受けているようでした。

そういえば、tomi達が店内にいるときも20人くらいの団体客が
ガイドさんに連れられてビールを飲んでいました。

本当に有名なビアカフェなんだなぁ~と改めて実感。


しかし、観光客だけでなく地元の常連客の方々もいらっしゃって
常連の散策さんは顔なじみらしく会釈をされていました。

なんだかいいなぁ~*



帰りの電車の時間が迫ってきたのでトラムに乗ってアントワープ中央駅をめざします。



結局駅まで着いてきてくださった散策さん。
最後の最後までお世話になってしまいました。


今日は1日ありがとうございました。


はじめましてにもかかわらず、病み上がりで本調子でなく申し訳なかったです。
それなのに、色々気遣ってくださりとても嬉しかったです。


次回は秋にお会いできるのを楽しみにしています*



今日のアントワープ散策は散策さんのブログにとても詳しく書かれています。
記事はこちらからどうぞ→☆





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