レメンス音楽院(Lemmensinstituut)のコンサートの次は
バロック音楽のサロンコンサートです。
場所はLeuvenの文化センター
前は何十回も通ったことがあるのですが
中に入ったのは初めてです!
とても小さな会場でしたが、壁には大きな宗教画が
たくさん飾られていて雰囲気があります。
入口でプログラムを頂き、会場へ入るとちょうど調律をされているところでした。
演奏される方々はすべて「先生」だそうです。
演奏がはじまりました。
Antonio Vivaldi(1678-1741),
Concerto in D(RV230), con Violino solo obligato(n゜Ⅸ uit "L'Estro Armonico", opus 3)(1711)
Antonio Vivaldi(1678-1741)
Concerto in C(RV401) voor Violoncello,strijkers en B.c.(1705)
ここで先週ブリュッセルの楽器博物館で見た楽器が登場しました。
ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ(violoncello da spalla)
「肩のチェロ」
「スパッラ(spalla)」は「肩」の意味だそうです。
ギターのように肩からかけるベルトが見えます。
大きさはヴァイオリンより大きく、チェロより小さいとても不思議な楽器です。
演奏者はシギスヴァルト・クイケン(Sigiswald Kuijken)さんという
ルーヴァン市のオーケストラにも所属されている方
この楽器について寺神戸亮さんのblogで
とても詳しく解説されていました。
続いて・・・
Johann Sebastian Bach(1685-1750),
Brandenburgs Concerto nr.6 in Bes, BWV 1051(1721)
Heinrich Ignaz Franz von Biber(1644-1704),
Sonata a 6 in g(1673)
Carolus Hacquart(1640-1701),
Sonata ottava, in e(uit "Harmonia Parnassia",1686)
こちらでまた楽器博物館でみた楽器が登場しました。
ヴィオラ デ ガンバ(viola de gamba)
「足のヴィオラ」
「ガンバ(gamba)」は「足」の意味だそうです。
Dietrich Buxtehude(1637-1707),
Sonata a Viola da Ganba e Violone ,in D(1684)
Antonio Vivaldi(1678-1741),
Concerto in G(RV310), con Violino solo obligato(n゜Ⅲ uit "L'Estro Armonico", opus 3)(1711)
ちなみに真ん中にあるピアノのようなものはチェンバロ(Klavecimbel)です。
チェンバロを改良していくうちにピアノが出来上がったそうですよ。
こちらも楽器博物館でたくさん見ました。
またBlogにUPしますね。
そして、何気に見ていたヴァイオリン
こちらには顎当てがついていません。
顎当てはシュポアーというヴァイオリニストによって1820年頃に
取り付けられたそうです。
それまではこの上の演奏家たちのように顎を直接にヴァイオリンの上に
乗せてはさんで演奏していました。
とても古いヴァイオリンなのですね。
tomiの楽器経験は小学生の頃にピアノをちょっとと
音楽の時間のピアニカ、リコーダー、木琴くらいしか
触ったことがないので、音がどうだったなど
おおそれた感想はいえませんが、
みなさん本当に吸い込まれそうな音を楽しそうに奏でてらっしゃって
ビバルディやバッハもきっと空の上で喜んでるだろうなぁ~
なんて思いながら音楽に身をゆだねて聴いていました。
* * *
レメンス音楽院のコンサートで良い子にしていたまめちゃん。
さすがに続けては無理なようで前半はtomi
後半は旦那さまが会場外の後ろの席&文化センター内の
お散歩で乗り切りました(笑)
このようなクラッシック音楽を気軽に聴ける環境
本当に幸せだと思います。
いろんな情報を教えてくださるみなさんに感謝しています!
※現在コメント欄を閉じさせていただいています。
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5月1日、今日はメーデー
wikiより
ヨーロッパでは春の訪れを祝う日である一方、労働者が統一して権利要求と国際連帯の活動を行なう日でもある。
街中にはスズラン(muguet)を売るお花屋さんがたくさん出ています。
先日、モネ劇場に行った時もたくさんすずらんを売る屋台が出ていました。
「母の日にすずらん?」とトンチンカンなことを思いながら見ていましたが
メーデーだったんですね。すっかり忘れていました(笑)
大切な人に贈るともらった人には幸福が訪れるという言い伝えがあるそうです。
この愛らしいお花の花言葉は「幸福が帰る」「幸福の再来」「意識しない美しさ」「純粋」
しかし、有毒物質を含むお花なんですよ。。。
ご近所では楽器を持った人々が長い長い列で
にぎやかな音楽を奏でながら行進していきます。
途中広場をぐるっと回る集団がいたりで10分ほどとても賑やかになりました。
まめちゃんもあまりの賑やかさに驚いたようで、ご飯中なのに
窓を指差しながら「これ!これ!」と叫びだす始末(笑)
ご飯を食べ終わった後は知り合いの方に教えていただいた
tomi家から徒歩20分ほどにあるレメンス音楽院(Lemmensinstituut)で
毎年メーデーに行われるコンサートに行くことになりました。
この坂をのぼるとレメンス音楽院はすぐそこです。
ぞくぞくと人が集まっています。
駐車場はいっぱいになっていましたが徒歩のtomi達には
残念ながらあまり関係ありません。。。
車がほしいです。
入口をはいると目の前に受付がありました。
こちらでプログラム冊子をもらいコートなどを預けます。
プログラムにコンサート内容と学院内の会場MAPがあるので
それを見ながら自分の興味のあるコンサートの部屋に行きます。
ちょうど日本の学校の文化祭みたいで、自分のすきな部屋やホールに行って
自分の好きなジャンルのコンサートをハシゴできるというのが嬉しいです。
旦那さまと一緒にこちらのサイトで事前にどれを聴きたいのかだいたい考えてきました♪
Opendeurdag in het Lemmensinstituut
14時からConcertzaalホールで30分ほど演奏を聴いた後
カフェテリアで休憩です。
長時間の演奏だとまめちゃんが騒ぎ出すので・・・
自然光がたくさん入ってくる素敵なカフェテリア
もちろんベルギービールのサーバー&各グラスもそろっています。
ちなみにこちらは学校内のカフェテリアです(笑)
さらにちなみにtomiの語学学校のカフェテリアにも
あたりまえのようにビールサーバーがあります。
さっすがビールの国ですね。
受付で買ったチケットをカウンターへ持って行きビールに変えてもらいます。
もちろんソフトドリンクでもOKです。
まめちゃんは旦那さまと一緒にプログラムを見たり
近くのきれいな女性に愛嬌を振りまいています(笑)
チケットでケーキやサンドイッチも引き換えることができます。
12室ある会場ですが、ちょこっとだけどんなところがあるかご紹介
さすが音楽院だけあってどの会場も音響設備が整っています。
16時から別の予定(こちらもクラッシックコンサート)があるので
こちらのオーケストラ演奏を最後に会場をあとにしました。
James Christensen:Rondo and Round
Felix Mendelssofn:Symfonie in D
-Allegro Vivace
-Choral/Allegro
H.G.Williams(arr.St.Bulla):The Chronicles of Narnia
B.Chase:Broadway Tonight
まめちゃんもちゃんとおとなしく聴いていて
演奏が終わるとみんなと一緒に拍手をしていました。
とってもえらかったね*
さて、この後はまた別の方からお誘いをいただいた
サロンコンサートです。
こちらはバロック音楽、とっても楽しみです。
※現在コメント欄を閉じさせていただいています。