べるぎぃ*さばく

兵庫→京都→兵庫→東京→ベルギーへお引越ししました。
日々のちょっとした出来事をつづってます*

日本とベルギーのお薬に対しての考え方の違い

2010年05月17日 | * おべんきょう・おけいこごと *


先週も木曜日の夜のこと・・・
まめちゃんが高熱を出しました。

体温計は40.7℃


慌てて座薬を入れ、冷やしました。





風邪のまめちゃんでも食べれるよう
冷たいミルクゼリーを動物型で作ってみました。



いったん座薬で熱はおさまってもすぐに熱があがりあっという間に
体温は40℃を超えます。


しんどいけれど遊びたいの方が勝つみたいで、ふらふらしながら
おもちゃを持って遊ぼうとするも、思い通りにならず
投げてしまったり、ご機嫌ななめで・・・
 
何もないのにいきなり目から涙がツツーッと流れたりして
なんだか見ていてとてもかわいそうになります。

 
大人みたいに具合が悪いから眠くなくても横になって
身体を休めることがわかっていないので
熱が下がった=治った!と勘違いして動き出すと、熱がぶり返して・・・
その繰り返しです。

 
金曜日、土曜日、日曜日・・・とぅとぅ座薬も効かなくなり、
どうしてよいか分からなくなってしまいました。


月曜日、朝一でまめちゃんを出産した病院の小児科へ予約を入れました。


ベルギーはまずホームドクターに診断してもらった後
専門医に診てもらうのが主流となっていますが
先月、まめちゃんが40℃の高熱が出て保育園に迎えに行き
かかりつけのホームドクターに診てもらうと体温も計らず
(保育園で40℃の熱が出てという私たちの言葉を信じて)
口内と耳の中を見て座薬のみを処方して終わったんです。

ちなみにこの時の診断は風邪で、鼻水で夜寝苦しそうなので
薬を処方してほしいというと断られました。


また同じ診断になると思った旦那さまは今回はホームドクターはやめて
総合病院の小児科の予約をとったみたいです。




診断の結果は中耳炎からくる高熱でした。


原因がわかってヤレヤレです。


しかし、処方されたのはまたもや座薬



上のピンクのパッケージのものは前回風邪のときに処方されたもので
0kg~10kg用になります。

今回は下の水色のパッケージの10kg~15kg用の座薬を処方されました。


しかし、その場でまめちゃんの体重をドクターがはかると9.2kg(オムツ込み)

体重が10kg満たないのに10kg以上用の座薬を使用しなさいというのは
どういうことなのでしょうか・・・?切って使用するとも言われなかったしなぁ。



さらに、点耳薬(左)と点鼻薬(右)も処方されました。



点鼻薬の方は薬局でドクターの処方箋通り調合してもらうため
1時間後の受け渡しとなりました。


日本だと風邪の場合や中耳炎の場合、一般的に飲む抗生物質を処方されますよね。
あと、中耳炎では抗生物質を浸した綿やガーゼなどを耳に詰めたり。

抗生物質を出さない病院もあると思いますが、あくまで一般的にです。

「風邪が治ってももらった抗生物質は全部飲んでください!」
何度も言われた覚えがあります。


しかし、ここベルギーでは一般的に飲む抗生物質は処方しない!となっています。


患者が頼んでも断られます。

さらに、お薬は最小限度です。

少々の風邪くらいでは薬すら処方してもらえません。



お薬に詳しくないtomiにはどちらの考えが正しくて
どちらの考えがダメなのかは分かりませんが、
郷に入れば郷に従えですよね。

ゆっくりですがまめちゃんの自然治癒力に任せてみます。


身体を温める食事、食欲がないとき用ののど越しの良い食べ物
消化の良いものを作り

たくさん汗をかくので水分補給&着替えのパジャマの用意

まめちゃんは横に寝ると耳が痛いようなので
旦那さまやtomi抱っこでネンネする時にくっつく顔が痛くならないよう
私たちのお洋服やパジャマは前ボタンを避けるなどなど出来ることを考えます。


先月の高熱が1歳半にして初めてだったため、どうしてよいのか対応に
困ってしまいましたが、今回は2回目となり少し落ち着いています。
 


ただ、まめちゃんが「耳が痛い」ということに両親の私たちが
気づけなかったことがとても悲しいです。


こんなにも一緒にいるのに、ごめんね。



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