BIN山本の『映画にも程がある』

好きな古本との出会いと別れのエピソード、映画やテレビ、社会一般への痛烈なかくかくしかじか・・・

〔はこび〕

2020年12月01日 | 古本
桜木紫乃さんの小説に読めない字や意味の分からない語彙もない。日常言葉の、要するに話の〔はこび〕が巧いことに驚嘆する。
今作も短編連作だが、その巧さに舌を巻くが、ではそれ以上になるかと気をもむ。そろそろかな紫乃さん、あの「ブルース」の
ような人間の生きる様の厳しさをアタシはつい求めてしまう。あれこそが桜木さんの最高傑作だ。
これは最近に出た〔エッセイ〕以外全部読んでるアタシの意見。

最近読書の量が減っている。日中はなんだか眠いし、頭がさえるのは寝る1時間前くらいだ。あとはぼーっとしている間に夜に
なる。毎日小一時間はするべきことが有るのが幸い。これって老人性の何とかというやつだろうか(笑)
 「家族じまい」 著者 桜木 紫乃  集英社 定価1600円+税
  ( 2020年6月10日 第一刷発行 )

いま直木賞受賞作の「ホテルローヤル」が劇場にて上映中だが、なんだか腰が重い。なぜだろう・・・

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