BIN山本の『映画にも程がある』

好きな古本との出会いと別れのエピソード、映画やテレビ、社会一般への痛烈なかくかくしかじか・・・

 等

2013年12月13日 | 古本
 遅らばせながら「劒岳<点の記>」を読んだ。で、第四章の頭で驚いた。いきなり
主人公の〔柴崎芳太郎〕が〔柴崎等〕と名前が代わっている。明治後期の頃だから
名を改めることはあるのだろうと読んだ。しかし読み進んでも改名したという説明
が書かれていない。やっとその章の後半になってそれは名前の等(ひとし)ではなく
○○らはとか、などとかという意味だと分かった。
 しかしなんだ、章の頭でいきなり〔柴崎等〕はと書かれると、それが〔など〕と
いう意味にはとれない。(アタシだけ?)まったくもうだが、新田次郎さんは昭和
55年2月に亡くなっている。
 しかし測量の技術的な小説の表現は分かりずらい。よっぽど途中で投げようと思
ったが、寝本として1週間のつきあい。映画を見ていないのが致命的です。テヘッ。
 「劔岳<点の記>」 著者 新田 次郎  文春文庫 定価686円+税
  ( 2008年8月1日 第11刷 )

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